助手席側リアの電動スライドドアが特徴のeKワゴン。左右から真横を撮影してみても、パッと見たところで違和感はあるでしょうか。個人的には違和感なし、というかドアノブの位置を見逃すと、スライドドアかどうか区別がつけ辛い感じがします。全車スライドドアならば、このように目立たないのはマイナス評価ですが、一般的なヒンジドアのグレードもあるわけですから、あからさまに違いが目立たない、こうしたデザイン処理は評価したいですね。

ま、こうして並べてみると違いは明らかですが、走っている状態、何気なく停まっているシーンで見ると、意外に気にならないものですよ。


ところでeKシリーズのセールスポイントはスライドドアだけじゃありません
メーカーオプションの「ハイグレードサウンドシステム」も注目を集めているようです。オプション価格4万2000円のハイグレードサウンドシステムを選ぶと、6chの360Wアンプ・6ポジション8スピーカー・ドア内部のデッドニングといったメニューがプラスされるのです。4万2000円という価格ですから、あまり期待しちゃいけないのかもしれませんが、これだけのメニューを実施してくれるのであればリーズナブルなこと間違いなし。

実際、装着車にも乗って音を確かめましたが、たしかに純正オーディオとしては上出来。停止状態で考えられないくらいボリュームを上げていっても音がワレたり、あからさまに歪んだりすることはありません。
またサウンド的にはHi-Fi系ではなく、むしろ低音と高音が強調されたドンシャラ系に近い仕上がりとなっているよう。これは好みが分かれるところかもしれません。

カーオーディオ雑誌でショップデモカーの原稿を書いたことがある、といったレベルの耳での判断ですから、自信を持って○△系のサウンドだっ、と言い切れないのはお恥ずかしい限りです。

それと、せっかくインパネの画像をアップしたので、ついでに書いておくと
インパネシフトのATレバーは、いったんDレンジで止まるようになっています。だから4速ATの場合に、間違って3速で走り続けてしまった……といったミスはなくなりそうです。ただしDから3へシフトするにはノブ部のボタンを押さなきゃいけないので、ノブをポ~ンと叩くようにして3速に落す(エンジンブレーキをかける)といった真似ができないのは、個人的には乗り辛いと感じるところ。そしてボタンを押しながらシフト操作をすれば、一気に2速位置まで落ちやすいのです。
わざわざオートマを操作するようなユーザーはほとんどいない、のでしょうが個人的にはDから3はボタンを押さなくても移動できるようにして欲しいものです。やっぱりとっさにエンジンブレーキをかけやすいですから。