2017年06月 - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした
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楡周平の「プラチナタウン」、時代を先取りしすぎてビックリ!

こんにちは、槙です。

今日はお隣の湯梨浜町をドライブした後、馬ノ山展望台にクルマを停めて読書してました。
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こんな感じに東郷池を見下ろすスポットで、しかも人がほとんどいないのでお気に入りの場所の一つです。

そして読んでいたのがタイトルにもある通り、楡周平著「プラチナタウン」です。


きっかけはこの前読んだ「日本列島創生論」で紹介されていたからです。


私にとって楡周平といえばパソコン通信を利用した麻薬密輸を取り扱った「Cの福音」が思い浮かびます。

その後、続く朝倉恭介シリーズを一通り読んだのですが、途中から主人公がありえないほど強くなってしまい興が冷めてしまいました。

その後、氏の作品は読んでなかったのですが、まさか地方創生がらみの本で紹介されるとは…
てっきりクライム小説でいくのかと思ってました。

それで15年ぶりくらいに楡小説を読んでみたのですが、これがビックリするくらいエンターテインメントな作品で、かつ現在の社会問題に取り組んだ意欲作でした。
調べると大泉洋主演でドラマ化もされているようです。

《あらすじ》
総合商社部長の山崎鉄郎は、一寸したつまずきから出世街道から外された上、150億もの負債を抱えて平成の大合併からも爪弾きされた故郷・緑原町の町長を引き受ける羽目に陥ってしまう。鉄郎のビジネススキルを当てにする故郷の人々。しかし、町長に就任してわかったことは、財政再建団体入りは不可避といえるような、想像以上にひどい現実だった。
そんな中でさえ、事態の厳しさが認識できない人々、相も変わらず私腹を肥やそうとする町議会のドンなど、鉄郎の前に田舎ゆえにまかり通る非常識が立ちはだかる。そんな困難に挫けず、鉄郎が採った目からウロコの財政再建策とは?一発逆転の大勝負ははたして成功するのか?
核家族というライフスタイルを造った八百万団塊世代の定年で本格化する「老人問題」、地方交付税や国県補助金の減額でますます強まる「地方の疲弊」、大型団地だけでなく都市部の私鉄沿線でも始まった「町の虫食い化」など、現代が抱えるビビッドな社会問題を、追いつめられた男・山崎鉄郎と周りに集まったユニークな人々が、様々な困難を乗り越え痛快に解決していく、著者の新境地を示す新社会派小説、ここに誕生!

(Amazonより)

この舞台となる緑原町、使う人がいないのにいろんな施設を作ってきた典型的なハコモノ行政として描かれています。そして入居も決まっていないのに工場誘致用に3万坪もの町有地を整地するありさま。もちろん誘致は成功せずその土地は塩漬けされたままです。

そして目からウロコの財政再建策というのが、その土地を元在籍していた商社に「巨大永住型老人介護施設」用として無償貸与するというものです。
巨大というだけあって提供部屋数は介護型、非介護型合わせて4,250室。対応する介護職含めた運営スタッフが690人というコンセプト。

土地を無償貸与するので、緑原町の主な税収アップは施設の固定資産税と、老人移住者のサービス利用や購入品の売り上げと介護スタッフの給料からの税収などになります。
介護職についても田舎だから安く生活できる、要介護者がまとまっているので効率よく介護ができ、報酬が上がりやすいなどのメリットがあるため、ずっと介護職を続けられるようになる。

などなど説得力のある内容でした。


でも何より驚いたのは、これが刊行されたのが9年も前だってことです!

連載開始は2006年11月号からとありますが、その前には取材期間だって必要だったでしょう。そう考えるとこのアイディアを思いついたのは、タイミングからしても夕張市の財政破綻がきっかけだったんでしょうね。

そしてそれと今もなお深刻な老人問題をうまく組み合わせた解決策を提示し、あまつさえエンターテインメント作品として仕上げる楡氏の手腕には脱帽です。

正直なところ、娯楽小説としては悪役がちょっと小物だったかな?
あとは移住してくる老人は基本的に都会で持ち家を持てるほどに成功した層がターゲットとなっているため、もともといる住人との摩擦みたいなものが描かれるとよりリアルで楽しめたと思います。

でも後者に関しては次作がすでに出版されているようなのでそちらを読んでみたいですね。

ちなみに日本創成会議が高齢者に地方移住を促した、いわゆる増田レポート第2弾が出たのがちょうど2年前です。
参考:東京圏の高齢者、地方移住を 創成会議が41地域提言

1車中泊2日帰省の旅

こんにちは、槙です。

先週2日間かけて鳥取〜愛知を移動したのでまとめておこうと思います。

ちなみにGoogleマップのタイムラインはこんな感じになりました。
IMG_8514.jpg
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かなり正確に道程を記録してくれます。


さて今回は中国自動車道を使わず、山陰海岸ジオパークを下道で移動した訳ですが、正直途中から飽きちゃいました。だってほとんど似たような景色が続く訳ですからね。
あと兵庫入ったあたりから、晴れてるんだけど視界がクリアじゃないという、ちょっと残念な状況になってしまったのも満足度が低かった原因かもしれない…

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ここは兵庫県香美町の大引の鼻展望台から西を眺めたところなんですが、ご覧のように海がどんよりとしたグレーです…

そうそう前後しちゃうけど、このツイートした道はほんと酷かった!


具体的にはこの道になります。
県道260号線__日本_から_余部埼灯台_-_Google_マップ
結果的には通れたけど、もう2度と通らないでしょう。
この日はニホンザルも見かけたし、かなりワイルドでした。

でも夕陽を眺めながらのお弁当と、その後に入ったお風呂はサイコーでした。


IMG_2895.jpg



ちなみに入浴中、えらくガタイのいい若者二人が入っていたので「何者だ?」とそれとなく聞き耳立ててたら、近くの駐屯地に勤務している自衛隊員でした。

その後、真っ暗な道を「道の駅 舟屋の里伊根」まで移動して就寝。鳥取県中部地震以来、通算3日目の車中泊でしたが、それなりに快適に過ごせました。
ただ光対策を一切していないので、本格利用しようと思ったらそのあたりに手を入れないとですね。
翌朝も一度目が覚めると明るくて2度寝もできなかったし…


そんなわけで2日目は5時過ぎから活動を開始、伊根町を散策しました。
IMG_2930.jpg
でも観光するには早過ぎました(笑) どこもお店が開いていない。
次のスポットの天橋立に行ってようやく始発のケーブルカーが動く時間でしたから…

ちなみに2日目のタイムライン詳細はこんな感じです。
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ケーブルカーのあたりはちょっと修正していますが、概ね正しい場所をあげてくれました。
やっぱりGoogleマップのタイムラインは旅の記録にちょうど良い感じです。

2日目で一番印象に残ったのは福井県に入ったあたりで公共施設がいきなり立派になったところ!
これが原発マネーによる効果なんですねー、今回実感を伴って理解できました。

そして長浜で海洋堂フィギュアミュージアムを見学したあとは高速を使ってサクッと実家まで移動したわけですが、やっぱり信号のない下道を時速60kmくらいでドライブするのが一番快適ですね。多分燃費的にもそのあたりが一番でしょうし…

問題は信号の多い下道が一番最悪と言うことですね。
今後は下道と高速をうまく組み合わせてドライブルートを設定しようと思います。

2017トヨタ株主総会

こんにちは、槙です。

昨日はトヨタ自動車株式会社の第113回定期株主総会に出席してきました。



一昨年、昨年と出席しているので、3回目になります。
参考:初めての株主総会@トヨタ
参考:せっかくなので参加しました、トヨタ株主総会

前回は1時間前に会場入りしてかなり前の方に座れたのですが、今回は30分前の会場入りだったためメイン会場である大ホールの後ろから3列目という場所でした。
幸いにしてモニタが近くに設置してあったので、不便はありませんでしたが…

さて今回の株主総会で個人的に注目した質問は以下の3つです。
「15年、20年先のモビリティをどのように考えているか?」
「IT業界から自動車業界への参入が相次いでいるがトヨタもイノベーションが必要では?」
「自動運転の開発競争が全世界で過熱しているがトヨタのポジションは?」

株主質問で指名されたのは10名でしたが、実にそのうち3名が「近い将来クルマ業界は大きく変わる」ことを前提とした質問をしていました。

私もこれらの質問に対する会社側の回答を興味を持って待ち構えたわけなんですが、結論から言うと肩透かしに終わりました。
個人的印象ですが、人工知能がもたらす自動運転社会において、トヨタはリーディングカンパニーたりえないと感じました。

何せ自動運転に関して会社側が紹介したのが、2015年の首都高速における合流・分岐の公開実験ですからっ!
参考:トヨタ自動車、2020年頃の実用化をめざした自動運転実験車を公開

「えっ!それ以降成果らしい成果ってないの?」ってなもんです。

他にも豊田章男社長が「イノベーションに至るには3つのIがあります。Imitation(イミテーション;模倣)、Improvement(インプルーブメント:改善)、Inovation(イノベーション:革新)です。」と説明していましたが、これでは新たな価値は生み出せそうにありません。

人工知能研究のためトヨタが鳴り物入りで作ったトヨタリサーチインスティチュート(TRI)についてほとんど説明がなされなかったことも気になります。章男社長が最後にちらっと「トヨタはもっと良いクルマを作るため、TRIはもっと良い未来を作るために頑張っていきます」みたいな感じで触れていたくらい。
TRIがトヨタに対し、きちんと目に見える形で成果を残すことができるのか心配になってきました…

まぁもともとトヨタはクルマの無人運転は目指していない(昨年の株主総会での発言)らしいので、TRIもとりあえず作ってみた、という感じなのでしょうか?

う〜む、この調子だと結局パソコンと同じように頭の部分を押さえられちゃいそうだなぁ(´・_・`)


そうそう今年の記念品はWRCのミニカーでした。
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鳥取に移住して1年が経ちました

こんにちは、槙です。

いや〜、タイトルの通りなんですが、時の流れるのは早いものですね!
そして当初予定していた民泊に向けたセルフリノベーション作業は全く進んでいません><

もう民泊新法が施行される来年1月に目標を先送りしちゃおうかなぁ、なんて考えています。

でもようやく外壁修理の目処がついたので、そちらの工事にモチベーションを刺激されてセルフリノベーションが捗るかもしれません。もしかしたら…


でそのセルフリノベーション熱が低下した分、どこに興味が湧いているかといえば、ズバリ「古い写真や動画のデジタルアーカイブ」です!


鳥取大学の一般公開授業に参加したり、



地元の8mmフィルム鑑賞会に参加して主催者と交流したりと、あちこちに顔を出しては昨年作った名刺を配っています。


一方でGoogleマップをもっとうまく活用できないか?とトライ中。


このマップも今日新たな区間を追加して2区間となりました。
早く全区間の動画を撮影してコンプリートしたいですね!


他にもこのStory Spheresで観光ガイドマップっぽいものも作ってみたいし、


今日たまたま見つけたこの動画みたいにGoogle Earthからのルート表示を真似したい!



鳥取移住して1年、こんな感じにやりたいことが増えていってます(*^_^*)

ビジネスネームでFacebookアカウントを作成しました

こんにちは、槙です。

最近あちこちで名刺を配っていたのですが、名刺の名前はこのブログで使い始めたハンドルネーム「槙」をベースにラブプラスプレイ時に設定した名前「聡一郎」を付与して「槙 聡一郎」としています。
参考:名刺を作ってみた

鳥取に移住してからは基本的にこの「槙(聡一郎)」として活動しています。
ま、主だった活動はひなビタ♪のファン活動くらいなんですけどね(笑)

ところが今後、デジタルアーカイブやファブラボ、フィギュアミュージアムの活動に口を出そうとすると、やっぱりFacebookが必要になってきました。
と言うのも、こういったある程度地域に根ざしたオフィシャルな活動にはTwitterやブログよりもFacebookの繋がりの方が相応しいんですね〜

ちなみに私は退職するのをきっかけにFacebookを始めて、高校・大学・会社時代の知り合いと、鳥取に来てから知り合った移住関係の活動をされている方が友人となっています。
参考:Facebookで友達申請してみた

しかしここで問題が発生するわけです!

名前が違うじゃん…

今まで使ってたFacebookは本名で登録。
一方倉吉での活動は「槙 聡一郎」名義。


今更本名で活動するのもな〜、ということで「槙 聡一郎」名義でもFacebookアカウントを作ってみました。
Facebook.png
Twitterと同じプロフィール/カバー画像にしました。


そうそう昨年移住して驚いたのが、こっちの人はすぐに友達申請するんですね!
それこそ初対面でも直接会う機会があれば「友達申請していいですか?」という感じだったので最初はすごく違和感がありました。
ま、正直今でも違和感があるんですけどね。だって長く付き合ってきた学生時代の友人や会社員時代の知り合いに比べると、全然相手のことを知らないうちに、プライベートな経歴を開示してしまうことになるんですから…

今回はそのあたりも踏まえて学歴や勤務歴なんかは記載しませんでした。
だからもうこれからは気楽にFacebookでも繋がれます(^_^)

使い分けとしてはこれくらいの感覚でしょうか?
(適当→真面目)Twitter>>ブログ>>>Facebook


しかしこの記事を読まないと上記のアカウント開設コメントは意味不明だな…

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プロフィール

槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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