2016年02月 - この先結婚するつもりもないのでセミリタイアした
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ビジュアルが少ない方が良いこともある>昆虫食本

こんにちは、槙です。

何かを人に理解してもらうのに、文字だけより写真などのビジュアルがあった方がわかりやすいですよね。
このブログも読みやすくなるようできるだけ写真を載せるようにしています。

ただこの前読んだこの本の場合は写真を抑えた方が効果的だったように思います。


ちなみに私、昆虫食に関しては父が信州出身なのもありそんなに抵抗はありません。父の実家に行くとイナゴの佃煮とか普通に出てきてよく食べました。(最近はとんとご無沙汰ですが)
またちょっと前に国連が、今後予想される食糧危機への対策として昆虫食をあげた報告書が話題になりました。

そんなわけで「今後、田舎暮らしで昆虫を食べる機会があるかもしれないし〜」なんて感じで図書館で借りてきたのがこの本です。

著者は立教大学教授の方で、内容もいかにも大学の先生っぽく(?)たんたんと各地の昆虫食の状況が、その地に暮らし昆虫を食べてきた人々のコメントと共にまとめられています。
章立ても、高級/珍味なイメージのあるハチの子から入り、最も一般的に食べられていたイナゴ、そしてカミキリムシ → カイコ → セミ みたいな感じでだんだんとディープな昆虫の話になっていきます。

そしてビジュアルはかなり抑えられています。比較的小さい写真がモノクロで各章で数枚あるくらいでしょうか?

でもそれが私にとっては正解でした。

実際カミキリムシの幼虫(=イモムシ)を食べるところをカラーの鮮明な写真で見せられたら、本文を読む前に「ノーサンキューです」と本を閉じてしまいそうです。
それが「あれはうまかったなぁ」「油揚げのようだった」「あぶらがのってどえらぁうまかった」「甘くて美味しかった」といった地元民、「舌の上で、まるでゼリーがとろけるような感触の美味」by探検家の西丸震哉、「汁気が多く、柔らかで、よい味を持っている。何かヴァニラみたいな香りを持つ焼き杏の風味が認められた」byファーブル、などのコメントを読むと、「自分も一度は味わってみたい!多少の見た目は我慢しようじゃないか」という風になりました。
ゲテモノへのハードルが下がるという感じかな?

そのうち「(東南アジアで売られているゲンゴロウの硬い羽根について)こんな硬いものをどうやって食べるのだといぶかしむ人もいるが、地元の人は鞘翅を頭を手でむしり取って食べる。私たちが、揚げそら豆の皮を剥いて食べたり、海老の頭を取り、殻を剥いて食べるのと同じことだ。はじめから鞘翅がむしられて店に並んでいたら、見た目も悪く購買意欲もそそられないだろう。」という記述に「そりゃそうだ」という感想を抱く始末。

著者は最終章で異文化理解について述べているのですが、昆虫食だって立派な文化、食べる人を忌避することは差別と同じ。また食べることで同じように昆虫食文化のある東南アジアなどに共感が生じる、ということでした。

どローカルな日本の昆虫食を述べつつグローバル社会について言及するとは、なるほど大学の先生ですね。


私も何かの機会(ワークショップとか)があればチャレンジしてみようかなぁ、イモムシとセミ………
(さすがに一人じゃ無理です)

空き家再生ワークショップに参加しました(冬)

こんにちは、槙です。

実はまたまた空き家ワークショップに参加してきました。
例によっていつものところです。

しかしここの物件とも長い付き合いだなぁ〜、もう1年近くになりますよ(^^;)
ここは地域おこし協力隊が、普段の業務の空き時間にやっているところなので仕方のないことかもしれませんが…

今回も泊まりで行ってきたのですが、1日目は漆喰塗りをこれでもか!というほどやりました‼︎
職業訓練の左官実習で鍛えた腕がなるぜぇー、と意気揚々と立ち向かったわけですが、やっぱり実習とは違いますね orz
足元とか天井とか塗りにくい場所もあることをすっかりと失念しておりました。

だってねぇ、実習では普通に立った位置で塗りやすい実習用の壁だけに塗ってましたから…

それでもけっこう頑張ったんじゃないかな?
IMG_2346.jpg
これは男子トイレを塗ったあとの写真です。多少のムラはあるもののまぁこんなもんでしょう。
左官作業はきれいな平面に仕上げようとするとキリがないんですよね。素人がいくらコテを滑らせてもそのコテあとが残っちゃいますから。
そんな感じでちらっと他のワークショップ参加者の出来を見たら、私よりもずっと味のある風合い(凸凹)だった(笑)

そして2日目はなんと主催者から「槙さんはベッドを作ってください」という無茶振り。
何度も来ている参加者には容赦がないね!(褒め言葉)

話を聞くと既存の床の間スペースにベッドを設置したいとのこと。普通ならベッドとして狭すぎるけど住人は小柄な女性ということでこの空間でも良いそうです。
いっちょやってやるかっ!と設置スペースの調査、使用できる木材、想定される状況なんかを勘案しながら設計、マッハの勢いで製作したのがコイツです。
IMG_2351.jpg
これはとりあえずフレームだけを組んだ状態です。間柱に使う材料を流用しました。

フレームと脚との接合部分はこんな感じにいろいろと切り欠きを組み合わせて荷重に耐えられるようにしてみました。(写真では分かり難いと思いますが…)
IMG_2352.jpg

その後、フレームにすのこ状の床板を貼りつけ完成です。(写真に写ってるのが私です)
IMGP6187.jpg

この板を取り付けた後に帰宅したわけですが、我ながらここまでの作業を1日でやったのは大したもんだと自負しております。
そしてこの経験でもって「とりあえず用が足りるだけの家具なら自作できるな」との自信を得ることができました。

あと特筆すべきは、この一連の設計から製作のくだり、特に設計するのが楽しかった!
何だろう、与えられた条件から解答を導き出す、例えるならパズルを楽しむ感じ?

前にも似たようなことを感じたことがありました。
そう、フィギュアのコレクションケースを作っていた時ですね。

要するに、私にとって「ものづくり」はとっても面白い娯楽であるようです。

アルファベットトーテムポール(謎)

昨夜はmushoku2006さんのオフ会で記憶がなくなるほど飲んだあげく、帰り道でこけて朝起きたら右肘と腰を痛めていた槙です。
それでも二日酔いになってなかったのは日本酒までに抑えて度数の高いお酒を控えてたからかな?

とまぁそんな感じで軽く自己嫌悪の私は、マーケット情報からの逃避も兼ねて今日はひたすらにオブジェ作りに励んでいました。

ちなみにここ最近の職業訓練では1/10スケールの住宅模型作りをしているのですが、我々のグループのはほぼ完成したので、めいめいが勝手に実習室に転がっている木切れでミニチュア家具なんかを作っています。

で、先日螺旋階段でもできないものか?と検討しているときに突然閃いたのです!アルファベットのZをモチーフに90度ひねりながら重ねるイメージを。
早速端材に墨付けをし、ノコギリでカットしてみたのがこちらです。
IMG_2527.jpg
倒れている画像なのでわかりにくいですね。

思った以上に面白いオブジェになったので、もう少しデザインをブラッシュアップして、重ねる個数も増やしてみました。
IMG_2528.jpg
(左:ver2、右:ver1)
良いですね、私はこいつをアルファベットトーテムポールと名付けました(^^)/

こいつの出来に気をよくした私は、今日いろんなアルファベットでも試してみたのです。
IMG_2550.jpg
左から
 L:あんまり面白くなかった
 E:フィンのような形状でけっこう良いかも…
 C:コーナー部に苦労した割にはイマイチ
 Z:やっぱりこれは良いものだ
 T:つまらん
 E改:Eで面白かった部分のみを抽出

IMG_2551.jpg
やっぱりZとE改がいいですね!線というか面?が連続する感じ。

ただひっくり返すと〜
IMG_2552.jpg
E改はちょっと残念な感じになるのに比べ、Zは後ろから見ても安定してます。

やはりアルファベットトーテムポールはZに限りますな。
(マーケット情報から目を逸らしながら)

塗装したら売り物レベルになった

こんにちは、槙です。

この前の記事で作ったアルファベットトーテムポールですが、せっかくですので塗装してみました。
IMG_2558.jpg
塗料はダイソーで買ったポスターカラーです。

ペイントしただけの状態だとツヤもなくのっぺりとした印象だったのですが、いろいろといじっているうちに手の脂がついてエッジ部分の塗装面が濃く変化していることに気づいたのです。

(・_☆) キュピーン!!

ここでひらめきました!「ワックスを塗ってみたら面白いんじゃね?」と。

早速うっすらとなぞるようにワックスを塗ってみるとこれが大正解!
エッジ部分が強調され、立体感が一気に増したのです。

IMG_2567.jpg
上がペイントしただけ、下がペイント後にワックスを塗ったものです。
下の緑の方がエッジが強調されているのがわかると思います。

IMG_2574.jpg
端材ならではのキズもくっきりと見えるようになったのですが、逆にその方が使用感が出て良い感じになりました♪

IMG_2570.jpg

うむ、2個セットで¥1,000くらいなら売れるんじゃないかな〜

会社を辞めたこと『全然』後悔してません

こんにちは、槙です。

アルファベットトーテムポールが増殖してます(^^)
IMG_2584.jpg
(一部アルファベットじゃないのもありますが)

「こんなに作ってどうするの?」という感じですが、実は先日、会社員時代の同僚達との飲み会があったので、その参加者へのプレゼント用に作りました。
「会社辞めて何やってるの?」という当然来るであろう質問に対する答え代わりでもあります。

実際に渡した時の感触は………、どうだったんだろう?
「えー何コレすごい!」的なコメントはありましたが、私がこれを作っている姿が想像できないのか、他に聞きたいことがあったのか、このオブジェ自体に関する制作秘話は披露されることがありませんでした。ちょっぴり残念。


それはさておき、飲み会では双方の近況なんかを話し、4時間があっという間に過ぎてしまいました。
いろいろと会社の話題が出たので、サラリーマン時代の思考がちょっと思い返されてそれはそれでおもしろかったです。(例:土曜日は電話が来なくて仕事が捗る)

その中で「会社辞めたこと後悔してない?」との質問に、「全然」と間髪入れずに答えたら何か悔しそうな顔してました( ̄ー ̄)ニヤ

せっかくですのでセミリタイアというライフスタイルを説明し、いかに私が気楽に暮らしているかをアピールしてきました♪


会社では相変わらずメンタルになる人が多いみたいです。
私のウワサがそんな人にも届くといいなぁ、自殺した人のことなんかを聞いちゃうとね………(;_;)

天地明察を読んだらセミリタイアレベルがアップした!

こんにちは、槙です。

今更ながら読んでみました、天地明察。


著者の冲方丁さんはアニメファンにはおなじみですね。蒼穹のファフナーとかサイコパス2期とか…

私は上記の作品にそこまで惚れ込んではいませんが、この本は面白かった!
「合戦も剣客もない時代小説
 これが滅法おもしろい!!!」

との帯のコメントに偽りなし、といったところです。

主人公の渋川春海がいくつかの挫折を乗り越えながら「日本独自の暦」を作る偉業を成し遂げるわけですが、こういった私にとって全く未知なフィールドに対して、興味を喚起しつつ物語が進んでいく小説はとっても面白いです。


まぁ普通ならそれで終わりなわけですが私にとってはそれ以外の「気づき」がありました。

それは脇役の一人である「友松勘十郎」の存在がきっかけでした。

読んでる最中に「あれ?最近会津藩の友松に言及しなかったけか?」と思い、振り返ってみると熱田神宮の宝物館で見た書が面白かったとブログの記事にしてました。

その時点では「名字が一緒なだけなのでその家系なんだろうなぁ」と思って読み進めていましたが、読了後、改めて友松氏興をググってみたら、その説明文の中に山崎闇斎とか吉川惟足とか天地明察の登場人物が出てくるではありませんか!

そしてよくよく読み進めると「通称は勘十郎」との言葉!
「同一人物だったんかい!」

この時に私の、それぞれ別ベクトルだった「面白い」と思う感情が「友松氏興」を通じて繋がったのです!

図で示すとこんな感じ。
1D.jpg
こんなんだったのが、

2D.jpg
こんな感じになって「面白い」が1次元から2次元に深化した感じ?

この感情は正直理解してもらい難いとは思いますが、ま、要するにセミリタイアしていろいろと余裕があるからこそ到達できた境地ですかね( ^ω^ )

少なくとも熱田神宮の記事を書いてなかったらこの気づきもなかったわけで「面白い」は思った以上に日常にコロがってたみたいです。

DIY : 針葉樹合板で作った隙間ラック

こんにちは、槙です。

先日母親にちょっとしたスペースにA4版の本を入れるラックが欲しいというので作ってみました。
IMG_2557.jpg

材料はよくある構造用合板、ベニヤ板ですね。これは針葉樹がベースなので木目がとても目立ちます。ラーチ合板とも言うようです。

最近視聴したビフォーアフターでもこの合板を加工してフローリング用のパネルにしている例が紹介されていましたが、ホームセンターで材料を吟味すればそれなりに使えそうです。

今回もいつものワトコオイル(ダークウォールナット)で塗装しました。
IMG_2563.jpg
ふむふむ、こんな感じになるのか〜

ちなみに組み立て方はいたって普通にスリムビスで固定しているだけです。
IMG_2566.jpg
ダボで隠すなどの加工もなし、合板の端面もそのままのお手軽な作りです。

やっぱり合板は端面が出ると一気にお安い感じが出ちゃうな。
木目が連続しないのが丸分かりだし…
これは端面が出ないパネル的な使い方をするのが吉な感じがします。

材料代は1820×910:12mm厚の合板が¥980、カット代¥30×4の〆て¥1100でした。
(塗料代除く)
なおパーツ長手方向はホームセンターのカットサービスを利用しましたが、短手方向は手のこでカットしました。
職業訓練の成果か、誤差1mmもなくほぼ真っ直ぐに切ることができました(*^_^*)
プロフィール

槙

Author:槙
2014末に会社を辞めたセミリタイアおじさん。 2016年に鳥取移住。 属性はフィギュアオタク、ひなビタ♪も応援しています。『限界費用ゼロ社会』到来派。

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