失敗を繰り返す価値
失敗を繰り返す価値
ドラゴンボールやドクタースランプの作者であり、日本を代表する漫画家である鳥山明氏。
そんな鳥山氏の漫画家としての生みの親として知られているのが、元集英社の伝説的編集者である鳥嶋和彦氏だ。
鳥嶋氏は、社内でも鬼の編集担当と呼ばれており、果てしなく「ボツ」を出し続けることで有名だったという。
そんな鳥嶋氏に、鳥山氏は約600回のボツを食らったという。
コスパを追い求める現代であれば、ありえないことかもしれないし、昭和の無意味なスパルタとも捉えることもできる。
一方で、ボツをもらいながらも、手探りで面白いものを探求していくその過程というものは、非常に価値があることだと思うし、失敗を知らずして決して成功はないのだという納得感もある。
まさに急がば回れの典型例と言えるかもしれない。