ミニマリスト的思考の弊害
ミニマリスト的思考の弊害
無断なものは一切もたないシンプルを追求するミニマリストが、一時期もてはやされた。
僕もこの考え方には、賛同していて、実践をしていた部分もある。
特に、服という部分に関しては、かなり処分をして、日常生活においては、日々数枚だけのローテーションでコーディネートをまわしている。
そうすることで、新しい服を購入するコストを抑えられるだけでなく、何を着るか考える思考リソースを省略することができる。
しかし、このミニマリスト的思考には副作用的な弊害があるとも思う。
それは、思考リソースの省略という部分に感じる。
衣食住すべてのステップを固定化し、考えることをやめてしまうことのリスクだ。
固定化というのは、硬直を招く。
つまり、色々なものに触れて興味関心の幅を広げていくという機会がどんどん失われていくことになる。
もちろん、モノを買わずに、外部の経験だけを買うという考え方はあるだろう。
だが。実際に自分の生活に取り入れることで、初めて得られる経験もある。
そう考えると、モノを減らすことも大切だが、少しずつ新しいものを取り入れて、入れ替えていく。考え方が大切になってくると思う。