「締め切り設定」にまつわる心理作用について
「締め切り設定」にまつわる心理作用について
締め切りが持つ魔力というのは不思議なものだ
多くの場合は、締め切りというのは、ある程度の余裕を持って設定されているのは周知の事実にも関わらず、いわゆる期限ギリギリという状況になると、火事場の馬鹿力の強烈なパワーを与えることもあれば、大きな心理負担を与えることもある。
もちろん、他人や組織、上司などから設定された締め切りであれば、人間関係上の要素も含まれるので、締め切りを守るということに対する意識はより強いものになる。
しかし、これは自分で自身に課した締め切りというものにおいても、その魔力は変わらないような気がしている。
さて、話は少し変わるが、努力をしたが締め切りに間に合わなかったという経験はないだろうか。
・あまりに眠すぎて起きるべき時間に起きられなかった
・全力で走ったが、出社時間に間に合わなかった
・時間制サービスの利用時間を過ぎてしまった
いずれも、これらのことで締め切りを守ることができなかったからといって、誰かに殺されるということはない。
むしろ、締め切りを過ぎてしまうことで、心が軽くなり、背徳感にも近い快楽を感じることはないだろうか。
遅刻確定の際の二度寝などがまさにその典型だろう。
あの感覚はなんだろうか?といつも思う。
そして、僕が意識的に行うようになったのが、疑似的に締め切りを破るということだ。
あらかじめ、厳しめの締め切りを自分に設定しておいて、あえてそれを破る。
そうすると、実際の締め切りとのタイムラグの時間は、とても幸せな時間となる。
ちょっと馬鹿らしい話だが、自分の精神安定につながる些細なライフハックとしてご紹介したい。