「発信活動を休む」という選択で感じたこと。
約3か月の空白期間
約2年という期間に週5更新を基本に継続してきたブログ発信ですが、ブログ開設をして以来はじめて約3か月という長期間に渡り記事の執筆をストップしていました。
(ブログに関しては過去のストック記事を予約投稿していたので、見かけ上の更新はさほど止まっていませんでしたが…)
その理由は、本業の仕事において非常に重要なタームが訪れていた為です。
僕の場合、ブログ以外にもSNSや音声配信を同時に行っていましたが、それらを行うことによって1日に使える集中力のかなりのシェアが割かれてしまっていることに薄々危機感を持っていました。
それは元々、本業のキャリアアップやスキルアップの目的で始めた情報発信が、逆に「毎日、何かを発信しなければならない」という自分の生活を縛り付けるジレンマになってしまっていたことも起因しています。
仕事における重要な局面を乗り切る上で、あえて「発信活動は休む」という選択肢は、非常に勇気がいるものでした。
しかし、実際にやめたことで、自分でも驚くほど、仕事に集中でき、そしてその中で大切なものが見えてくる感覚がありました。
発信活動を休んだ2つの理由
1つは、自分はマルチタスクには向いていなかったということ。
だからこそ、やることを1に絞ることで集中力が飛躍的に高まったのだと思います。
もう1つは、これまでの発信活動は確実に身になっているということ。
発信活動の継続はお休みしても、そこで培った物事に対する考え方のフレームや知識というのは、自分のベースに根付いていて、仕事の場面でも生かされているという実感がありました。
そしてその後、仕事における大山は自分なりの最善を尽くし、なんとか乗り越えることができたと思っています。
継続をやめて感じたこと
仕事における山場は乗り切ることができ、今度はまた目の前に新たな空白の期間が訪れました。それは、発信活動も無く、仕事での重要な場面も無い、ただ平坦な日々です。
ある意味、何の目標も無い日々と言っても差し支えがないかもしれません。
深夜までダラダラYouTubeを見ながら酒を飲んで、翌朝は定時ギリギリの出社、生活習慣は明らかに乱れていました。
そんな日々を送るある休日、いつものようにスーパー銭湯のジェットバスでひたすら浴槽から噴射される泡に打たれながら太陽の差し込む浴場の高い天井を見つめていると、自分が思考停止していることを感じました。
発信活動にのめり込んでいる時、仕事にのめり込んでいる時には、もっと常に頭が働いていて、そして気持ちが前向きだったはずでした。
やはり、「考えること」「アウトプットをすること」をやめてはいけない。
その大切さをやめたことで改めて感じることができたのです。
そして、どんな形での発信方法が自分にとってベストか?
そう考えた時に、やはり思い浮かんだのはブログでした。
動画や音声など様々な形のアウトプットの手段がありますが、僕にとって考えをまとめるベストな方法としては文章だと思うからです。
これからの発信スタイルについて
主に3つのことを意識しようと思います。
- 内容の自由度を上げる
- 更新頻度にこだわらない
- 収益やPVを意識しない
これまでは、週5更新で日ごとにテーマを決めていました。
なので、その日に感じたこととその日にアップする内容に乖離がでてしまうことも多々ありました。
そして、ビジネススキルや有益性ということをあまり意識せず、感じたことをもっと気ままに書き綴る場にしたいと思います。
それは、2つ目や3つ目の更新頻度や収益にこだわらないという部分にもつながってきます。この2つは、どちらもGoogleのアルゴリズムや、ユーザーへの利便性を意識したものです。
しかし、この2年ブログをやってみて感じることは、いわゆる「ブログで稼ぐ」ということは当初思っていたよりも、実現可能性は非常に高く、そこに対して割かなければならないリソースは非常に多いということです。
必要以上にそこに傾倒して自分を消耗するよりも、自分の為に…ありのままに…自分の感じたことを書くという方が、「精神的な豊さ」を得ることができるのではないかという思いに至っています。
そして、その豊かさというものは決してお金では買えないものだと…
そんな新しいスタイルで、これからは楽しみながら発信を続けて自分の有形財産を築いていきたいと思います。