無気力症候群に陥ってしまった僕がそれを乗り越えたマインドセット。
無気力症候群に陥ってしまった僕がそれを乗り越えたマインドセット。
僕は、日々の生活の中で以下のことをルーティンにしています。
- 朝五時起き
- 平日毎日ブログ更新
- 会社への勤務
- 毎日1冊以上読書
- 夜10時就寝
同じことを継続していると必ず訪れるのが、「全くやる気がでない期間」です。
僕自身もここ数週間、このような心理状態に陥ってしまい、ブログも読書もほとんど手につかない状態が続いてしまいました。
その期間の中で、自分の心理状態と向き合って感じたことをまとめたいと思います。
原因は自分自身の心のアラート?
心理学的にも、人は同じことばかりをしていると身体がアラートを出すという研究結果もあります。
これは、良くも悪くも心や体がバランスをとる為に理にかなっていることだと思います。好きだからと言って、甘いものばかり食べていたら病気のリスクがありますし、ゲームが1日中やっていたら健康のリスクもあります。
「飽きる」ということで、自分の身体を制御する上で必要なことなのです。
一方で、自分の身体の自然な反応に逆らって習慣化しなければ成果が出ないこともあります。例えば、早寝早起きやブログ執筆や読書も、短期では大きな変化は起こらず、長期的な継続が求められます。
その中で、特にアラートが出やすいタイミングは、成長曲線が伸び悩んだタイミングです。
成長曲線が右肩あがりで伸びている時は、毎日が新しい発見や経験で満ち溢れています。
- 生活習慣⇒目標の時間に起床・就寝できた!
- ブログであれば、1記事書くことができた!
- 読書であれば、1冊読み切ることができた!
こんな達成感を味わうことができます。
ところが、それも続けていくと、その小さな達成感の味わいにも飽きて味気ないものになっていきます。
- 生活習慣の改善でもっと劇的な変化が欲しい!
- ブログのPV数に劇的な変化が欲しい!
- 1冊の本からもっと深い学びが欲しい!
残念ながら、このような変化はすぐには訪れせん。
この成長曲線が伸び悩んだ期間は、先が見えず、毎日が単調に感じてしまいます。
- 本当に続けていて意味があるのか?
- 何か別のことを始めた方が良いのではないか?
こんな心のアラートがガンガン鳴り響きます。
ワーキングメモリーが満タンになる
自分自身からアラートが鳴りまくっていた状態を振り返ると、
自分のワーキングメモリが完全にパンクしていたのだと感じました。
ワーキングメモリとは?
ワーキングメモリ (working memory:作業記憶,作動記憶) とは,短い時間に心の中で情報を保持し,同時に処理する能力のことを指します。会話や読み書き,計算などの基礎となる,私たちの日常生活や学習を支える重要な能力です。
成長曲線が伸びないことの焦りから、あれもやらなければ、これもやらなければと思考が堂々巡りをしてしまい、まるでiPhoneのアプリを複数起動させすぎて全体の動きがもっさりしてしまっているような状態でした。
結果、何にも手を付かず、その絶望感から無気力症候群になってしまうという悪循環に陥ってしまっていたと言えます。
頭を空にして全く新しい経験をする
悪循環から抜け出す為に、振り返って最も大切だと感じたことが「頭をからっぽにする」ということです。
自分が継続しなければと焦りや不安を感じていることは一切考えないようにするのです。そして、何か全く新しい経験をするというのがおすすめです。
- 映画館で映画を観る
- 美術館で名画を観る
- 行ったことない土地に旅行にいく
このような新鮮な経験をすることは、「日常の繰り返しの危険性」を知らせる心のアラートを押さえてくれます。
そして、もっとも大きな効果は、俯瞰的に自分を見ることができるという点です。
自分の目的を明確になる
俯瞰的に自分を見ることで、僕は自分がなぜ生活習慣の改善やブログや読書を続けるのか?という問いに対する目的が明確になりました。
生活習慣⇒人生100年時代において定年後も生き生きと働きたい。
ブログ・読書⇒自分が個人として世の中にできる価値提供の可能性を探る。
こんな自分なりの目的の再確認ができました。
盲目的に手段や短期的な結果にこだわるのではなく、遠くに明確な目標を持ち、俯瞰的にそれを捉えることで、不安や焦りはなくなりました。
この反省を活かし、今後も自分のなりたい姿に適った努力を続けていきたいですね。