判断を下すことができない優柔不断すぎる上司を持った場合の対処法。
判断を下すことができない優柔不断すぎる上司を持った場合の対処法。
「決めてくれない上司」
あなたのまわりにもいませんか?
「その件は、一回預かるよ。」
と言われ、一向に返事を返してくれない人って結構いますよね。
僕の過去にも、決めてくれない典型的な優柔不断な上司と仕事をしたことがあります。
すぐに決められないことで、
後になってとんでもなくあわただしい対応に追われることになったり、
一年後、気付いたら何もやってなかったね。なんて重要な問題が放置されていたり。
多くの損失が発生しているように思います。
ではなぜ、彼らは決めてくれないのか?
僕は、色々と考えたのですが、
そこでたどり着いた個人的な結論としては、
判断材料としての情報不足という点です。
つまり、
判断できない=情報をもっていないから。
ではないか?と思うのです。
ただ一口に情報と言ってもビジネスにおいては、
様々なものがあります。
今回の記事では、大きく3つのパターンに切り分けて考えていきたいと思います。
- 判断を下すことができない優柔不断すぎる上司を持った場合の対処法。
- 1.部下の方が判断材料を持っている場合。
- 2.上司しか判断材料を持っていない場合。
- 3.上司も部下も判断材料を持っていない場合。
- まとめ
1.部下の方が判断材料を持っている場合。
上司は、新入社員の頃の自分たちが思っているほど、万能ではありません。
一人で多くの部下を持ち、様々な業務に横断的に関わってます。
その情報量は、とても一個人で処理できる量ではないと思います。
つまり、上司は大枠では押さえているけれども、内容が具体的になればなるほど、
より部下の方がその内容については精通しています。
なので、上司が決められないあるあるのパターンとしては、
求められている判断が具体的すぎるという場合です。
その場合は、部下があらかじめ情報をそろえて整理した上で、
判断を仰ぐというアクションが必要になると思います。
2.上司しか判断材料を持っていない場合。
上司であるマネジメントレベルの決定事項が、
なかなか下に降りてこない。というケースもあります。
例えば、全社方針に対して他のチームは上司から既に指示が出ているけど、
自分のチームは何も降りてこない。等です。
この場合は、社内の横のつながりを活かすことが必要だと思います。
なぜなら、多くの場合、決められない上司というのは、トップダウンの縦の意見に圧倒されて、横の動きがあまり捉えられていないことがあるように思えます。
そのような狭くなった視野を広げるために、
他のチームや部署はどのような意思決定をしているか?
という情報を仕入れて助言することで、大きな判断材料になる場合があります。
3.上司も部下も判断材料を持っていない場合。
コロナウィルスに代表されるような未知の状況との遭遇。
また、そこまでいかなくても、まだ誰も答えを持っておらず、正確がわからない状況というのは、ビジネスの中で訪れます。
そのような状況において、部下の立場で必要になってくるのは、
「リスク許容度」だと思います。
上司がよほどとんでもない提案をしない限りは、
考えらえるリスクも受け入れていくという姿勢です。
決められない上司ほど、部下に「どう思う?大丈夫かな?」と意見を求めがちですが、
そこで決して否定的にならず、受け入れる姿勢を持つことが大切ではないかと思います。
まとめ
職場においては、どうしても「判断」は上司の仕事、「実行」は部下の仕事という線引きに固執しすぎて、判断をしてくれない上司に否定的になりがちですが、一方で「自分が判断をしてもらえない部下」になっていないか?という目線も必要だと思います。
「言われたことをやればよい」という指示待ちではなく、
主体的に「こうしたほうがよい。それはこうだから。」という主張と根拠を持つことが、どんな上司と仕事をするのであっても必要なことなのかなと思います。