森功のブログ 2016年08月24日

千葉県議の922万円と「ともみ組」の520万円

　毎日新聞が報じた千葉県議の海外視察問題。昨年度、24人の県議が海外視察したが、報告書はみな同じものでコピーされていたそうです。その金額が「922万円」。また14日のしんぶん赤旗日曜日版が報じたのは「稲田防衛大臣の疑惑の領収書」。政治資金団体の「ともみ組」で買ったパーティ券などが３年間で「520万円」也。こちらはみな筆跡が同じで、白紙の領収書に記入していたことを事務所側が認めたそうです。
　いずれも形さえ整えておけばいいという発想。どちらが悪質かどうかは判断に迷うところですが、どちらも法的には問題ないそうですから、そちらのほうが問題かも。

| 2016-08-24 | 未分類 | コメント : 0 | トラックバック : 0 |

« | HOME | »

プロフィール

Author:森功
福岡県出身のノンフィクション作家。08年「ヤメ検」09年「同和と銀行」（ともに月刊現代）の両記事で２年連続「雑誌ジャーナリズム賞作品賞」。18年「悪だくみ　『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」（文藝春秋）が大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な著作は「サラリーマン政商」（講談社）、「黒い看護婦」「ヤメ検」（ともに新潮文庫）、「許永中」「同和と銀行」(講談＋α文庫）、「血税空港」「腐った翼」（幻冬舎）、「泥のカネ」（文藝春秋社）、「狡猾の人――防衛省を食い物にした小物高級官僚の大罪」（幻冬舎）、「なぜ院長は『逃亡犯』にされたのか――見捨てられた原発直下『双葉病院』恐怖の７日間」、「大阪府警暴力団刑事『祝井十吾』の事件簿」（講談社）、「平成経済事件の怪物たち」（文春新書）、「紛争解決人　世界の果てでテロリストと闘う」（幻冬舎）、「現代日本９の暗闇」（廣済堂出版）、「日本を壊す政商　パソナ南部靖之の政・官・芸能人脈」（文藝春秋）、「総理の影　菅義偉の正体」（小学館）、「日本の暗黒事件」（新潮新書）「高倉健　七つの顔を隠し続けた男」（講談社）、「悪だくみ　『加計学園』の悲願を叶えた総理の欺瞞」（文藝春秋）、「地面師　他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団」（講談社）、「官邸官僚　安倍一強を支えた側近政治の罪」（文藝春秋）、「ならずもの井上雅博伝　ヤフーを作った男」（講談社）、「鬼才　伝説の編集人齋藤十一」など。最新刊「バブルの王様森下安道　日本を操った地下金融」（小学館）、「国商　最後のフィクサー葛西敬之」（講談社）

森功のブログ

千葉県議の922万円と「ともみ組」の520万円

プロフィール

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク