高倉健が愛した女と男「国民スターの記憶を消す養女」
生前、高倉健(享年83)は、東急田園都市線二子玉川駅から歩いて10分ほどの高台に住んでいた。まさに緑に囲まれた世田谷区の閑静な住宅街だ。敷地面積は、851・56㎡、およそ258坪とかなり広い。かつて江利チエミと同居した家が全焼し、高倉健は1981年10月、敷地内に改めて母屋を含む3軒を新築した。
「3軒は通りから並んで建っていて、おいちゃん(高倉健)は通りに面したL字型の母屋で男性のマネージャーや家政婦さんと住んでいた。真ん中の2番目の棟は倉庫のように使っていて、3軒目は外人さんに貸していました。母屋はけっこう広く、入り口付近に家政婦さんの部屋やシャワールームがあって、そこに結婚されるまでマネージャーの方が住んでいたみたいです」
北九州に住む姪がそう説明してくれた。その高倉健の豪邸の解体工事が始まったのが、今年5月のことだ。3軒のうち外人が間借りしていた1軒を除く2軒が、あっという間に取り壊されて更地になってしまった。7月末、そこを改めて訪ねると、新しい家の建築工事が始まっていた。
5台の愛車やクルーザーの行方は……。