低地での36秒台をマークすることは、小平が常々口にしてきた目標だ。今後の人生をも左右しかねないレースでも「『36』という数字が見たい、という気持ちに徹していた」と、信州大時代から指導を続ける結城匡啓コーチは記録への集中力に舌を巻いた。小平本人は金メダルを引き寄せたレースのフィニッシュ後に「すごく冷静な自分がいる」ことに気づいたという。
支えてくれた人を思うと、涙は出る。ただ、自身が成し遂げたことに対しては「これで金じゃなかったら仕方ない」と言えるくらい納得していた。
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