「地獄から来た」とトランプ氏が蔑視 おびえるソマリア系米移民の今
毎日新聞
2025/12/10 16:00(最終更新 12/10 16:00)
有料記事
1765文字
トランプ米政権が、米国に住むアフリカ東部ソマリア系移民への非難を強めている。トランプ大統領はソマリア系を「ごみ」と呼び、「米国から出て行くべきだ」などと蔑視する発言を繰り返す。ソマリア系が多く住む中西部ミネソタ州では、不法滞在者の集中的な摘発にも乗り出した。なぜ、ソマリア系が標的になるのか。
11月以降に批判強め
トランプ氏は、11月に首都ワシントンで発生したアフガニスタン出身の男性による州兵への銃撃事件を受け、「第三世界」の国々からの移民の受け入れを恒久的に停止すると表明。これを機に、長らく内戦が続き、世界最貧国の一つで、イスラム教徒が大半のソマリアへの批判も強め始めた。
トランプ氏は「ごみを受け入れれば、米国は間違った方向に向かう」「彼らは地獄から来て、文句ばかり言う」「ソマリア人は我が国を破壊した」などと主張。「ソマリアは人々が歩き回り、互いに殺し合っているだけ(の場所)だ。国家ですらない」とも語った。
米政権は、ソマリアからの移民申請の受け付けを停止。さらに、戦争などの理由による避難民を対象にした「一時保護資格(TPS)」の対象からソマリアを除外すると発表した。
ソマリア系住民の受け止め方は
米政権による締め付けに対して、ソマリア系の住民はどう考えているのだろうか。
…
この記事は有料記事です。
残り1221文字(全文1765文字)
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'