ジョージアの国名秘話 元々「ジョージア」だった 大使館職員、100年前の史料発見
毎日新聞
2021/1/4 東京夕刊
有料記事
1241文字

日本政府が旧ソ連の「グルジア」の国名呼称を「ジョージア」に変更してから6年近く。同国出身の力士・栃ノ心の活躍やラグビー代表のワールドカップ(W杯)日本大会(2019年)出場などもあり、ジョージアの国名は広く浸透している。当初、長年親しまれたグルジアの改称に“違和感”を持たれる向きもあったが、100年前に日本が初めて国家承認した当時はジョージアと呼ばれていたことが同国の在日大使館職員の研究で近年明らかになった。つまり、ジョージアは元々の呼称に戻ったことになり、両国間の秘められたエピソードといえそうだ。
在日ジョージア大使館のダビド・ゴギナシュビリ専門分析員(37)は、首都トビリシのアジア・アフリカ大東洋学部で日本語と国際政治を学び、慶応大で博士号を取得。日本とジョージアの関係史を研究する中、外務省外交史料館で19世紀末から20世紀初めの複数の日本側文書に「ジョルジア」または「ヂョルジア」と表記されているのを見つけた。当時は英語由来のジョージアが使われていたことがうかがえる。
この記事は有料記事です。
残り798文字(全文1241文字)
あわせて読みたい
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'