菅政権への打撃必至 吉川元農相の現金授受疑惑 野党「私物化政治の極み」と批判
自民党の吉川貴盛元農相(70)=衆院北海道2区=に大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」の元代表から現金500万円の提供があったとされる問題で、政府・与党は揺れている。吉川氏は菅義偉首相や二階俊博幹事長に近く、事件性が明らかになった場合、政権への打撃は必至だ。河井克行被告(元法相)夫妻の大規模買収事件や安倍晋三前首相の「桜を見る会」前夜祭問題に続き、東京地検特捜部が関わる新たな火種の行方を注視している。
吉川氏は2日、不整脈で入院中で「しばらく検査の上、治療に専念しなければならない」とのコメントを発表し、報道陣の前に姿を見せることはなかった。二階氏宛てに選対委員長代行など全ての党の役職を辞すると伝えたことを明らかにした。党本部などは同日付で選対委員長代行と二階派事務総長の辞任を受理した。
コメントの発表に先立ち、森山裕国対委員長は記者団に「本人は否定しているのではないか」と語った。しかし、コメントに金銭授受を否定する文面はなく、「当局に誠実に対応する」と書かれているだけだ。
吉川氏は農政に影響力を持つ農林族の一…
この記事は有料記事です。
残り600文字(全文1060文字)
あわせて読みたい
アクセスランキング
現在
昨日
SNS
スポニチのアクセスランキング
現在
昨日
1カ月
' +
'
' +
'' + csvData[i][2] + '
' + '' +
'' + listDate + '' +
'
' +
'