中国のマスク業者「在庫100万枚以上…」 9割超が倒産危機 感染収束で大暴落

北京市内のスーパーでもマスクが大量に出回るようになった=2020年7月30日午後、赤間清広撮影
北京市内のスーパーでもマスクが大量に出回るようになった=2020年7月30日午後、赤間清広撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクの大量生産に突き進んできた中国で、製造業者の多くが経営危機に陥っている。国内での感染の収束傾向を受け、マスクの価格が大暴落しているためだ。製造業者の9割超が倒産しかねない――。専門家はこんな厳しい見方を示している。

 元々、世界一のマスク生産国だった中国だが、新型コロナの感染拡大で国内の消費量が急増。店先から一斉にマスクが消え、国外から緊急輸入するほどのマスク不足に陥った。

 危機感を抱いた当局の大号令を受け、自動車メーカーなど他業種も相次ぎマスク生産に参入。1月下旬に日産800万枚程度だった国内のマスク生産能力は、わずか1カ月で日産1億枚超に拡大。世界がマスクの品不足に苦しむ中、マスクを中心とする医療物資の国外輸出は、中国外交の武器ともなっていた。

 しかし、風向きが変わりつつある。…

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