2019年度予算案が年度内に成立する見通しとなり、論戦の主要舞台は参院に移る。国会審議は与党ペースで進んでいるが、野党は引き続き、毎月勤労統計問題で政権を追及し、巻き返しを図る。春の統一地方選や夏の参院選をにらんだ与野党の攻防が続きそうだ。
与党、政権の「緩み」警戒
「年度内成立をしっかりと図り、防災・減災・国土強靱(きょうじん)化を次年度当初から執行する」。自民党の加藤勝信総務会長は1日の記者会見でこう語り、早期の予算執行を目指す姿勢を強調した。
政府・与党にとって予算案の年度内成立は至上命令だ。特に今国会は統一地方選、衆院2補選、参院選と重要選挙が目白押しで、予算案を早期成立させ、「選挙モード」(自民党幹部)に入りたいのが本音だ。政府が提出法案を絞り込んだのも安全運転で乗り切る戦略からだ。
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