2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

小山田圭吾の件について考える

小山田圭吾の件を今さら書く。 ぼくは、フリッパーズ・ギターを友人の影響で聴き始め、中毒になり、デートで車に乗ればいつもかけて、自分としてはそれ以外に買ったことのないクリップビデオまで買い、自分の結婚式(会費制の「結婚を祝う会」)で入場と退場…

党内の自由な議論を根拠に処分されるべきではない

立憲民主党の本多平直議員の問題。 https://digital.asahi.com/articles/ASP7F3JHWP7FUTFK008.html 本多氏は5月、刑法で性行為が一律禁止される年齢(性交同意年齢)を現行の「13歳未満」から引き上げることを議論する党の「性犯罪刑法改正に関するワーキン…

久坂部羊『老乱』

80を超える父母が旅行したいと言い出したので宿の手配などした。ぼくは参加せず、父母だけが行ったのである。 帰る日の前日になって「新幹線の切符が取れないか」と電話で依頼された。 それを受けてぼくがネットで取ったものの、予約した新幹線の時間、号車…

相手の雑な言い回しを心の中で噛みしめる雁須磨子の表現が好き

先日、雁須磨子『ロジックツリー』について感想を書いた。 kamiyakenkyujo.hatenablog.com 朝日新聞で南信長が同作についてレビューを書いていた。 それらを支えるのが圧倒的な会話の質と量だ。予定調和的でなく、現実の会話さながらに話が飛んだり噛み合わ…

松竹伸幸も「渋沢栄一ドラマなのに江戸時代の終わりを延々と描いている」に違和感

松竹伸幸が渋沢栄一を描いた大河ドラマ「青天を衝け」についての感想を書いている。 ameblo.jp 「感想」というか違和感だな、これは。 渋沢は「日本資本主義の父」と言われる。しかし、だ。(強調は引用者) 「青天を衝け」は日本資本主義の父が主人公である…

街づくりの失敗が死傷者を生む可能性

千葉県で酒に酔ったと疑われる運転のトラックが子どもの列につっこんで、死傷者が出たこの事件で、次のようなニュースが出た。 news.yahoo.co.jp この6日付の千葉日報の記事にはこうある。 八街市は、全域が都市計画法による区域区分がされていない、いわゆ…

雁須磨子『ロジックツリー』

8人きょうだいという大家族に育つ大瀬良螢(おおせらけい)が主人公で、高校生女子だった頃から社会人になるまでの時間軸で物語は描かれている。 ロジックツリー(上) (ウィングス・コミックス) 作者:雁須磨子 新書館 Amazon 螢だけでなく、きょうだい、親…

「推古さんは男性の中継ぎではない」記事を読む

「しんぶん赤旗」日曜版7月4日号の義江明子(帝京大名誉教授、古代史)への取材記事を読む。“推古は男性天皇の中つぎで、蘇我馬子と聖徳太子が主に政治を担った。”というイメージを、「女性が徹底して排除された明治時代」をはじめとする「近代以降の偏見」…