2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

行政職員は行政への請願を知らない

娘が保育園を卒園し、そこの保育園の存続が問題となっていることは前回のエントリで書いた。文書にして出すということ - 紙屋研究所 今回はもう一点、そこに関連して雑感で思ったことを。 結論から書いておくと、行政に要望を文書で出す、一番簡単で一番普遍…

文書にして出すということ

娘が保育園を卒園した。 0歳児から6年間預けた。子どもは一人しかいないので、おそらくこれで保育園とはおさらばだろう。 保護者会の会長を最後の1年間つとめた。 園の存続が大問題になり、ぼくとしてはこれに明け暮れた1年だった。いったい保育園が消え…

山田ズーニー『働くためのコミュニケーション力』

理想的な風景としての「擦り合わせ」 保育園のパパ友は、よく転職している。 仕事が長続きしないというのではなく、ヘッドハンティングに近い状態で「辣腕営業」としてときどき会社を移っているのである。 そのとき、転職先と労働条件をかなりすりあわせてい…

『クラルテ』第5号、『人間と教育』81号

日本民主主義文学会の支部同人誌である『クラルテ』第5号をご恵投いただいた。感謝したい。 さて、ページを繰っていくと、谷本諭「『連帯』の希求と『パワー崇拝』の危うさ 『ONE PIECE』の魅力と人気を考える(上)」とあるではないか。 冒頭の章が「国民…

阿部彩『子どもの貧困II 解決策を考える』

この本は次のような動機で書かれている。 筆者には苦い経験がある。財務省のおエラい方々を前に、「子どもの貧困」についての講演をさせていただく機会があった。私は切々と、いかに子どもの貧困が広がっており、いかに貧困の子どもがたいへんな状況にあるか…