
かれこれ28年目になるバンコク暮らし。すっかりタイ人化してしまっている自負はあります。でも、この暑い中で見るというか迎えるクリスマスだけは未だに違和感を感じてしまうんだよなぁ。しっくりこないというかワクワク感が湧かないというか……。
いわゆる「三つ子の魂百までも」ってやつなのかな。子供の頃の経験はやっぱり一生引きずるもんですね。なにせ幼少期の頃はクリスマスとお正月というのは一年で一番ワクワクして心待ちにしていたし、楽しかった思いでしかありません。吐く息が白くなり、ほっぺを赤く染めながら外遊びした子供の頃の12月。雪が降ってホワイトクリスマスになった日もありました。コタツに潜って食べたミカンも旨かったなぁ。
あのムードというか雰囲気はこの暑いバンコクでは湧いてこないですね。気温は今日も32度。仏教国というのもあるんだろうなぁ。とりあえずイルミネーションの美しさには癒されてはいますが。
逆にタイ生まれタイ育ちの息子は将来、日本でクリスマスを迎えることがあったら、どう感じるんだろう。そんなしょうもないことを考えながら雑踏に続くバンコクの人並みにもまれた師走の午後でした。
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