東方Project、MTG、電源系ゲーム、自作PC、テレビ番組などについての話題や感想すなわち日記。

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【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX

第39話の感想の付録。
冒頭、アイキャッチ、次回予告、動物写真などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-01

ニコさま(ニコエボリューション)。
ガオウには『ダイヤモンドユニコーン』と呼ばれていましたが、それが正式名称なのでしょうか。

このシーンは、ニコさまがこの姿になったことにより、変化したバンクより。
現状、技の強化が必要があったわけではありませんが、豪華になりましたね。

この感じは、いわゆるゴッドブレスの表現(blessとbreath)でよく見かけるやつでしょうか。
ただ、やはり最終的には水系のエフェクトに感じるので、引き続き見守っていく必要はありそうです。

それににしても、ニコさま、ここへ来てついに真の姿を見せてくれました。
まあ、個人的には姿の方はそこまでではなく、話をしてくれたというのが重要なのですが。

ニコさまが再誕してから、ここまで2か月強(卵の状態を入れるとプラス1か月)。
ずっとその本質を測りかねていましたが、ようやく、もう信用してもよさそうな空気になりました。

話を聞くかぎり、最初の段階では、やはりニコさまも典型的な異種族だったことがうかがえます。
価値観が異なるので、罪のない動物たちは助けてくれても、人間には無関心だったと思われます。

プリキュアの活躍でニコガーデンが復活し、ニコさまも蘇ったわけなので、その恩はあります。
ただ、それを笠に着て協力を取り付けるというのも、別の歪みを生むきっかけになりかねません。

そういう意味で、舞台がアニマルタウンだったことは幸運だったといえます。
ただ、そこに鏡石がある(第30話)ということからも、これは偶然ではなく必然だったのかもしれませんが。

何にせよ、ここからは、アニマルタウンを始めとした人間界の危機の始まりです。
いままでは怪物が暴走していただけだったわけですが、『世界が終わる』とまで言いましたからね。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【アイキャッチ】

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-03

前回リニューアルされたアイキャッチが継続。
限定の特別版くらいはあるかもしれませんが、このまま最後まで行きそうな雰囲気です。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-04

まず、次の日曜日である11月3日の放送はお休み。
『全日本大学駅伝』によるもので、いわゆるニチアサは全滅のようです。

したがって、次回放送はその次の日曜日、11月10日。
なかなかいいところで、1週間焦らしてくれますね……。

また、お休みといえば、年末年始の放送予定も気になるところ。
最後の日曜日が12月29日で、最初の日曜日が1月5日なので、なかなかにもどかしいです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-05

そんなわけで(?)、次回は第40話「ワンニャン大事件」。
人間の方が、犬や猫になる大事件が起きるようです。

今作の設定を聞いたとき、やはり、まず最初に考えるのは逆パターン。
いずれ必ず来るとは思っていましたが、結構後半になってからというのが驚きです。

予告を見るかぎり、いろはが犬に、まゆが猫になるようです。
悟くんがどうなるかは不明ですが、雰囲気的には、おそらくそこには無関係でしょう。

いろは犬は、カラーリングがいろはっぽいところ以外は、こむぎとそっくり。
そもそもこのペアは性格から似ているので、いい感じの2匹となることは請け合いです。

気になるのは、この状態のいろはを、悟くんがナデナデすることができるのかというところ。
なんやかんやいろいろ考えてしまって、真っ赤になって躊躇う姿が、容易に想像できますが……。

そして、予告でも映っているように、まゆ猫がユキに猫吸いされています。
これに関しては、本当に初期から方々で期待されてきたことなので、いまこそ報いを受けるとき……!

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-06

【エンドカード】

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話:APPENDIX-07

今回のラストは、リリアンのバースデーカードでした。
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2024/10/28 17:04|TV・CD・本TB:0CM:10

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」

ニコエボリューション!
いったい何が始まるんだ……実際、いよいよ終盤の始まりという雰囲気ではあります。

さて本編。

いつの間にか、町はすっかりハロウィン一色。
この世界でも例に漏れず、ハロウィンはしっかりとお祭り騒ぎをする町のようです。

いろはの家でも、仮装をしてお客さんをお出迎えです。
最近よく登場している(第37話)、えまちゃん&ポンちゃんのペアも、仮装をしてご来店。

「トリック・オア・トリート!」
「はーい、お菓子あげまーす」「あげまーす」
「それと、こっちは、ワンちゃん用のクッキーだよ」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」01

基本的に、道行く人々は誰も彼もペット連れ。
これだけ動物好きが多いと、ハロウィンとの親和性も高そうです。

そうこうしていると、まゆとユキがやってきます。
猫組らしく、ふたりはお揃いの猫メイド衣装。

「まゆちゃん、ユキちゃん、いらっしゃい! お菓子あげまーす」
「ありがとう」
「ふたりはウサギの仮装だね。似合ってる、お似合い」
「へへー」

期待を裏切らず、冷やかす猫屋敷。
悟くんは顔を真っ赤にして絶句ですが、いろははもう少し余裕がありそうな表情。

実際、猫組はちゃんと猫で揃えているのに、犬組はいろはがウサギ。
お約束をも凌駕する浮かれポンチは、大変いいものだと思います。

「見て見て。こむぎの仮装、なーんだ?」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」02

「えっ? 犬……かな?」
「どう見ても犬でしょ」
「違うよ違うよ! ワオーン! 狼だよ!」

そもそもこむぎが犬であり、さらに犬と狼は似ているので、間違われるのもやむなし……。
よくよく見れば、爪などちょっと野性味が盛られている感じなので、狼かなともわかるところですが。

そんな感じで談笑していると、今度はクラスメイトが登場。
いつもの蟹江さんと大熊さんのペアですね……ありがたい。

このふたりにも、同じ調子でお菓子を進呈するいろは。
それを畏まって受け取るふたり……ですが、蟹江さんのを猿渡くんが強奪。

やはり、猿蟹合戦のペア……なのでしょうか。
個人的には、ちょっと思うところもあったりなかったりしますが……。

それを草葉の陰から見守るメエメエ。
ニコガーデンにはない世界観なのか、ハロウィンに興味津々の様子。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」03

それを、蟹江さんたちに見つかってしまいます。
しかし、この日はハロウィン……ニコアニマルも、仮装として認識されます。

「あっ、羊!」
「すっごいリアル」
「ねぇ。本物みたい」

まあ、メエメエは牧場で羊に擬態できる(第28話)くらいには羊らしいので……。
おそらく作中では、羊そのものが二本足で立って、喋っているように見えるのでしょう。

「もう、メエメエったら、全然内緒にできないんだから」
「大丈夫ですよ、今日はハロウィーン。アニマルタウンの人たちはみんな、動物に仮装してますから」

小言を呟くニコさまに、悟くんがフォロー。
呆れてはいるものの、全然焦ったり怒ったりしていないあたり、そこまで重要ではないのかも……?

「みんなニッコニコだね。ニコ、ニッコリしちゃう」
「ニコさま、ダイヤが光ってる!」

「ニコのダイヤはみんなの笑顔、ニコニコパワーで光るんだよ」
「ニコガーデンが襲われたとき、ダメージを負ったんだけど」
「アニマルタウンでみんなのニコニコパワーをもらって、元気になっちゃった」

「じゃあ、これからもっともっと元気になるよ」
「アニマルタウンは、わんだふるがいっぱいだからね」
「そうだね」

こちらの世界で『ニコニコパワー』なるものが充填され、回復してきているようです。
それが徐々に溜まってきて、前回ラストには人型になれた感じなのでしょう。

ここで突然出てきた『ニコニコパワー』ですが、おそらくプリキュア恒例のパワーでしょう。
作品ごとに毎回名前が変わるものの、本質的には同じ、世界観の根幹を担うものだと思われます。

そしてハロウィンイベントの締めは、鶴亀鹿のおばさんトリオ。
仮装したメンツが大勢揃っているということで、記念撮影タイムです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」04

このトリオ、出てくるたびにいいことしかしないですね。
非日常には関わってきませんが、日常イベントではすごくポイント高いです。

その後、猫屋敷がカップルで遊んでいると、こむぎが狼の仮装者(?)を発見。
自分も狼の仮装とあって、単独、その狼を追いかけます。

すぐに察せられるとおり、その狼の正体はガオウさま。
ニコさまと同様、動ける程度には回復したので、ハロウィンの騒ぎを偵察に来たようです。

動物の仮装をした人間と、動物とがなかよくしている風景を見て、何か思うところがある様子。
ガオウからすると、人間ではなく動物の方に主眼がありそうですね。

さて、そうとも知らず、ガオウに駆け寄るこむぎ。
最初から距離があったのか、人混みを抜けるのが大変だったのか、結構苦戦した雰囲気。

「おーい、狼さーん! 見て見て、私も狼だよ! お揃いだね」

意外にも、呼び止められて振り返るガオウ。
しかし、結局は興味なさそうに踵を返し、歩き出します。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」05

「えっ? あれれ? それなら……ワオオーン! デヘッ!……って、狼は鳴くんだよね」

下手な遠吠えを披露するこむぎ。
しかしまたもや、この遠吠えに足を止めるガオウ。

「えっと、こういうの、何ていうんだっけ?」
「遠吠えだ」
「そうそう、遠吠え。遠くにいる友達への、呼びかけなんだよね。だから私、狼になったんだ」

無邪気な遠吠えと、それに足を止めたガオウ。
その遠吠えの意味を考えると、個人的には、ちょっと切なさを覚えます。

「狼は……仲間はもういない……」
「あっ、待って、ねぇ、どこ行くの?」

悲しい言葉を残し、去ろうとするガオウ。
そんなガオウと、再び走って追いかけるこむぎですが……喉が渇いたらしく、ダウンしてしまいます。

それにより、こむぎは犬の姿に戻ってしまいます。
これには相当気をつけていたはずなので、今回、かなり周りが見えなくなっていることがわかります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」06

その後、橋の下の川で、こむぎに水分を摂らせるガオウ。
こむぎが落ちないように手を添えるのも、抱き上げるのも、降ろすのも、とてもお優しい。

やはりというか、動物には優しいようです。
人間への憎しみが支配しているだけで、精神としてはニコさまに近い存在なのかもしれません。

「ブルルルル……ありがとうワン! うん? いろはと同じワン」
「いろは?」
「いろはも動物に好かれるワン。こむぎも大好きワン!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」07

「お前、犬なのになぜ人間の姿に?」
「いろはとお喋りしたかったから、鏡石にお願いしたんだワン」
「鏡石……」
「狼さんもお願いがあったら、鏡石にするといいよ」
「オレの願いは……」

まだわかりませんが、『願い』も『鏡石』も、もしかしたら地雷になりかねないワード。
そのあたりを話せてしまうのは、まだ何も知らないから、あるいはこむぎだからかもしれません。

そんな会話をしていると、こむぎがいないことに気付いたいろはが捜しにやってきます。

「こむぎ! 黙っていなくなっちゃ、ダメでしょ!」
「ごめんワン。狼さんとお話してたワン」
「狼?」
「こむぎ、喋っちゃダメでしょ」
「大丈夫ワン。狼さん、いろはみたいに優しいワン」

こむぎがいろはから離れること自体がイレギュラー。
しかし、いろはがそれに気付かないのも、恋愛成就の弊害といえてしまうかもしれませんね。

「なぜ、人間に擦り寄る? 人間は欲深く、冷酷な生き物だ。信じてはならぬ」
「そんなことないワン。いろはは……」
「人間など、信じてはならぬ!」
「これって、ガルガルやガオガオーンが現れるときと同じ……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」08

急に激昂して玉を取り出し、オーラを高めるガオウ。
その気配は、人間であるいろはでさえ、それがどのような性質のものか判断できるほど。

「狼……ニコガーデンを襲ったのは、狼だとニコさまが言っていた」
「まさか……あなたが……」

さすがの悟くんは、目の前のガオウの正体に気付いたようです。
そして、ガオウの放つオーラに気付いた関係者たちも、続々と集合します。

「よかった。こむぎちゃん、見つかったんだね」
「うん。それよりも気をつけて! あの狼がガオウだよ!」
「ニコガーデンを襲撃し、動物たちをガルガルにした。狼のリーダーだ!」

臨戦の雰囲気となる両者。
その中で、こむぎだけが、その雰囲気に馴染めずにいます。

「そうか、お前たちがプリキュアか……我が放った黒き獣を悉く鎮め、邪魔をするものども……」

そう言うガオウに対し、変身パクトを構え、変身しようとする3人。
しかし、ガオウの術によりパクトの力を封じられたのか、変身不能状態に。

「我の邪魔をするものは、許さぬ!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」09

狼のオーラを飛ばし、4人を襲うガオウ。
変身もできない状態で、大ピンチです。

ここで、攻撃対象が4人というのも、ポイントなのではないかと思います。
プリキュアが4人だという先入観で見ると適正なのですが、この場合、違うのではないかと思います。

狙いの感じからしても、おそらく、対象は右からユキ、まゆ、いろは、悟くんに見えます。
先程まで話してていたからか、現状人間の形をしていないからか、こむぎは入れていないのでは?

咄嗟にユキがまゆを、いろはがこむぎを、悟くんがいろはを庇う体勢に。
ただで済むとは思えない大ピンチですが、そこに、最後のひとりが駆けつけます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」10

ニコさまが割って入り、ガオウの攻撃を防御。
そして、光とともに、人間の姿へと変身を遂げます。

「ニコさまが……」「人の姿に……」
「ニコエボリューションだワン!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」11

ここでサブタイトルの『ニコエボリューション』のお目見えです。
まあ、実は『エターナルキズナシャワー』のバンクで毎回出てくる言葉なのですが。

「そこまでです」
「やはり来たか、ダイヤモンドユニコーン」

「ガオウ……あなたともう一度、話したいと思っていました」
「人間は身勝手で残酷な生き物……あなたが言うように、わたくしもそう思っていました」
「でも、このアニマルタウンの人々は違います。動物たちを大切にし、共になかよく暮らしています」

やはり、ここまでのニコさまは人間を見定めようとしていたようです。
その結果、一部だけかもしれませんが、信じるに足ると評価してもらえた様子。

「いまはそうでも……いずれ裏切る。人間はそういう生き物だ」
「あなたが人間を恨む気持ちはわかります。ですが……」
「これ以上、話すことはない」

説得を試みるニコさまの言葉を遮るガオウ。
憎しみに囚われた存在というのは、概ねこういう行動を取ります。

「我が願いは、ただひとつ……仲間の無念を晴らすため、人間たちに報いを与える!」
「それは……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」12

「ニコガーデンを襲撃したとき、お前の力の結晶ニコダイヤの一部を奪い取った」
「ニコダイヤを我らの怒りで染め上げ、その力で動物たちを解放したのだ」
「人間たちに報いを与えるために。そして、人間に尻尾を振る動物たちを、目覚めさせるために……」

ニコさまの力の一部を拝借し、それを変質させ、悪用していたようです。
それだけニコさまがすごいということでもあるのですが、それに対抗できたガオウもなかなか。

そして、おそらくはその説明通りの力が発現。
こともあろうに、こむぎがその犠牲となってしまいます。

おそらくこむぎの内面世界で、いろはとの思い出と、ガオウの力がせめぎ合います。
しかし、しばらくすると……遂には、それらが闇の力に塗りつぶされてしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」13

すると、現実世界のこむぎが豹変。
禍々しいオーラを放ち、瞳には赤い光が宿り、手足に枷と、尻尾には炎が灯ります。

つまり、ガオガオーン化です。
これまでの犠牲者たちも、同じように、楽しい思い出を塗りつぶされていたのでしょうね。

「誇りを取り戻せ。黒き獣となれ」
「うぅ……うぅ……いろ……は……」

肉体がだいぶ変異しても、なおも精神で抗うこむぎ。
そんなこむぎに、一度は悟くんに止められたいろはも、それを振り切って駆け寄ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」14

「目を覚まして、こむぎ!」
「うぅ……いろは……ガルル……」

どんどんガオガオーンと化していき、こむぎの放つオーラはどんどん危険に。
プリキュアでもないいろはですが、そんな危険を顧みず、抱き着いて呼びかけを続けます。

実際、初期はただ抱きしめてガルガルを浄化していたわけです。
ほかならぬいろはが、こむぎにそれができないはずはないと思います。

問題は、もちろんいろはの身が危険であること。
プリキュアでないので、もし怪物状態で一撃貰おうものなら、大怪我は必至ですからね。

「牙を剥け、雄叫びを上げろ!」
「させません!」

そんなこむぎに、最後の一押しとばかりにガオウが力を込めます。
しかし、ニコさまが間に入ってバリアを張り、それを防ぎます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」15

「こむぎ! 飲み込まれてはいけません!」
「無駄だ」

ニコさまが、いま戦える唯一の仲間です。
そう思って見ると、全体的に、プリキュアテイストのある衣装ですね。

援護を受け、呼びかけを続けるいろは。
そんなこむぎの耳には、消え行くいろはの声と……謎の白い狼(イメージ)の遠吠えが。

すると遠吠えが闇を裂き、そこから届いたいろはの声が、こむぎを目覚めさせます。
枷が砕け、仮面が割れ、怪物化しつつあったこむぎが、元のこむぎに戻ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」16

「こむぎ! 大丈夫!?」
「うぅ……いろは……いろはの声、聞こえたよ」
「うん!」

ふたりともボロボロですが、無事に助け出せたようです。
一方のガオウとニコさまも、病み上がりで頑張ったせいか、こちらもボロボロ。

「我が力を撥ね除けるとは……クッ……力を使い過ぎたか……」
「うぅ」

そこに、ガオウ復活を知って駆けつけるザクロ。
ここからは、ザクロとザクロが作り出したコウモリのガオガオーンが相手です。

ガオウが弱まり、パクトの封印が解けたことで、プリキュアへの変身が可能に。
こむぎもいろはも大変だとは思いますが、4人で変身し、対処に当たります。

「ガオウ、こんなことしちゃ、メッ! こんなの、わんだふるじゃないよ!」
「ちょっとあんた! ガオウさまに生意気言うんじゃないよ!」

ワンダフルがガオウに言いますが、ザクロがそれをカット。
そして、ザクロは戦場を闇で覆い、ガオガオーンに有利なフィールドに。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」17

「みんな、気をつけて! コウモリは目に頼らず、超音波を発して、ものの位置を知ることができる」
「暗闇を自由に飛び回れるんだ!」

人間には圧倒的に不利な戦場ですが……ここで、ワンダフルとニャミーが前に出ます。
ふたりは、闇の中、的確にガオガオーンを目で追います。

「あぁ! そういえばあんたたち、ワンコとニャンコじゃない!」
「犬も猫も夜目が効く! 暗闇でも見えるんだ!」

あっという間にアドバンテージを半分失ったガオガオーン。
そして、このチームの各ペアはコンビネーションも完璧なので、もはやなんの有利もありません。

「フレンディ、前から来るよ!」「OK!」
「リボンバリア!」
「プニプニバリア!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」18

ふたりがかりのバリアで、ガオガオーンを止めます。
そして今度は、猫組の出番。

「リリアン、上にネットをお願い!」
「うん! リリアンネット!」

ガオガオーンが体勢を立て直す前に、ネットで動きを封じます。
その間に、ニコさまもなんとか立ち上がることができるまで回復した様子。

「わたくしは……人間を信じます。そして、プリキュアと共に、あなたを止める!」

その力は闇を晴らし、プリキュアたちとガオウたちは再び対峙。
お互い……特にガオウには、今回の邂逅には思うところも多いでしょう。

そしてガオガオーンへのフィニッシュは、もちろん全員での『プリキュア・エターナルキズナシャワー』!
ニコエボリューションで、バンクのニコさまも途中から人間形態です。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」19

かくしてガオガオーンは浄化され、コウモリはニコさまの手で癒されました。

「ガオウ……仲間の無念を晴らすためだとしても、罪のない生き物たちを傷つけることは許されません」
「それでも、我はなさねばならぬ。時が満ちたとき、お前たちの世界は終わる……」

各陣営トップの会話ですが、やはり袂は分かたれたまま。
ガオウの機が熟したとき、一体どのように世界が終わるのか……。

また、『それでも』と言ってしまうのは、邪悪なボスには相応しくないといえます。
悲しい想いに縛られているだけなので、なんとか救いを見出してほしいところでもあります。

そしてこの会話を聞いて、何かを言いたそうなワンダフル。
しかし、その言葉が放たれることはなく、ガオウとザクロは撤退してしまいます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第39話「ニコエボリューション!」20

「待って、ガオウ! ガオウ!」

ガオウの去った星空を見上げ、ワンダフルは何を思うのか……。
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2024/10/27 14:17|TV・CD・本TB:2CM:6

視聴番組:2024Q4

今期(2024年秋)視聴のテレビ番組をリストアップしてみました。

視聴番組:2024Q4
曜日開始番組ハッシュタグ原作
8:30EXわんだふるぷりきゅあ!#precureアニメ
17:00Eテレラブライブ!スーパースター!!(第3期)#lovelive #Liellaアニメ
21:30MX〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン#物語omsアニメ
23:00MX神之塔 -Tower of God- 工房戦#神之塔マンガ
22:30MX鴨乃橋ロンの禁断推理 2nd Season#鴨乃橋ロンマンガ
23:30MX/BS日テレ最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える#話術士ノベル
0:00MXありふれた職業で世界最強 season3#ありふれたノベル
23:30MX/BS日テレ嘆きの亡霊は引退したい#嘆きの亡霊ノベル
0:00TX/BS日テレ甘神さんちの縁結び#甘神さんちの縁結びマンガ
0:30MX/BS11歴史に残る悪女になるぞ#歴悪ノベル
22:00MXアクロトリップ#アクロトリップマンガ
23:00MXやり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中#やり竜ノベル
23:30MXRe:ゼロから始める異世界生活 3rd season#rezeroノベル
23:30MX/BS11結婚するって、本当ですか#kekkon_animeマンガ
0:00MXひとりぼっちの異世界攻略#ぼっち攻略ノベル
0:30MXメカウデ#メカウデアニメ
1:00MXハミダシクリエイティブ#ハミクリアニメゲーム
22:30MX2.5次元の誘惑#ririsa_cosplayマンガ
23:00NTV株式会社マジルミエ#マジルミエマンガ
23:40CXドラゴンボールDAIMA#dragonballアニメ
0:00MX/BS11ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインⅡ#ggo_animeノベル
0:30MX/BS11ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 豊穣の女神篇#danmachiノベル
22:30MX魔王様、リトライ!R#魔王様リトライノベル
23:45NHK_Gチ。 ―地球の運動について―#チ球の運動についてマンガ

24番組。
初期リスト(非公開)では34番組で、やはりいつもどおりなペースです。

今期も今期とて、時間の被りがところによっては致命的。
まあ、それが緩和される理由がまったくないので、悪化やすれども解決などするはずもなく。

僕のリストで、今期に特徴的なのは、極端にスカスカな曜日がないことでしょうか。
強いていうなら日曜夜ですが、土日はちょっと特別なので……。

そんな中で、僕が今期開始アニメで僕が特に注目しているのは、『ラブライブ!スーパースター!!(第3期)』『甘神さんちの縁結び』『メカウデ』『魔王様、リトライ!R』『チ。 ―地球の運動について―』あたりでしょうか。

【ラブライブ!スーパースター!!(第3期)】

タイトルのとおり、『ラブライブ!』シリーズ第4作の第3期。
個人的な印象としては、シリーズの中でも『戦って勝ち取る』ことが前面に出ている作品だと思います。
そんな中でも、第2期は比較的穏当だったように思っていたのですが、第3期は再び闘争の中に。
導入はかなり理不尽ですが、それにめげることなく発奮するのは、まさに戦士です。

現状、かつての仲間たちは敵(ライバル)ですが、終盤どういうまとめ方をするのか……。
もちろん典型的なパターンはいくつか思い浮かびますが、それとも……?

【甘神さんちの縁結び】

マンガ原作の、ラブコメ作品。
『マガジン』連載で、女の子に囲まれながら受験に挑むというと、『ラブひな』を思い出すところ。

ただし、こちらが目指すのは、東大ではなく京大(医)。
メインの女の子たちも、神社の娘ということで、巫女さんのようです。

ここまで見たかぎりでは、かなりファンタジー要素が散りばめられているので、そちらがメインかも。
そうなると主人公の勉強時間はどんどん削られていきそうですが……まあ、頑張れ。

ヒロイン3姉妹の構成が、おっとり巨乳で何か憑いてそうな長女と、ナマイキロリ気味の三女。
そしておそらく勿体ぶられることになる次女ということで、二次創作の東北三姉妹を思い出します。

【メカウデ】

オリジナルのアニメ作品。
機械のような異次元生命体をその身に生やし、戦ったりする作品です。

スタッフのどこにも名前がないのに、全体からとんでもなく武井宏之先生のオーラを感じます。
あのテイストが嫌いでないのなら、一度見てみて損はないと思います。

そして、いわゆる『わかりきっていること』で引っ張らず、サクサク進むのもポイント。
視聴者のリソースも、比較的重要そうな部分(推定)に集中することができます。

【魔王様、リトライ!R】

2019年に放送された作品の第2期。
破れかぶれのような「続け!」で終わった作品が、本当に続いた希有なパターンと思われます。

第1期は、見てわかるレベルでいろいろ苦しそうでした。
それでも工夫でなんとか面白くしてくれていた作品で、印象に残っています。

第2期は予算が増えたのか、パッと見てわかるほど、パッと見の画面は小綺麗に進化。
あとは、あの面白さを維持することができれば文句はありませんが……はたして?

【チ。 ―地球の運動について―】

NHKの深夜アニメで、原作はマンガ。
地動説とそれを取り巻く世界を描いたアニメ。

もちろんフィクションなのですが、それは主にサイエンス部分ではなくて人間ドラマの部分でしょう。
よくまことしやかに囁かれる、不当に弾圧されていた……という部分がフォーカスされている感じ。

ちなみに、コペルニクスが16世紀、ガリレオとケプラーとニュートンが17世紀。
また、ローマ法王が地動説を認めたのは、21世紀に入ってからだったりします。
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2024/10/25 17:09|TV・CD・本TB:0CM:0

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX

第38話の感想の付録。
冒頭、提供、次回予告、動物写真などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-01

犬飼こむぎ。
後頭部のハートをナデナデされて溶けています。

一般的に、その姿が『溶ける』と表現されるのは、液体であるところの猫。
しかし犬でも猫でも人間でも、溶けるときは溶けるのです。

今回はこむぎがメインの回だったので、いろいろなこむぎを見ることができました。
場面によってサイズすら千差万別で、いつにも増してデフォルメが効いていていることがわかります。

さて今回は、こむぎの元の飼い主という、迷い犬には外せない話題。
意図的に避けるパターンもありますが、それはそれで、不幸な過去だと示唆しているようなものですしね。

迷い犬といえば、そう偽って連れ込んだのが『ヒーリングっど』でした
あのときも、飼い主を捜して返すように言い渡されていたことを思い出します。

このあたりは、犬を拾った際のテンプレなのでしょう。
特にくだんのラテの場合は、どう見ても特別な、かなり小綺麗な犬だったわけですしね。

逆に、捨て犬のように小汚く衰弱していたこむぎは、本当に迷い犬でした(第2話)
最初から首輪がついていたのは理解していますが、正直、捨て犬か虐待から逃げ出したものとばかり。

結局、手段はともかく理由が不明なままではありますが、おそらく栗原さんに会いに行こうとしたのでしょうね。
そこからいろはと出会うまでに、そんな栗原さんとの思い出の記憶すら失う、壮絶なドラマがあったはず。

その結果が、第1話でもあった、極端なまでの分離不安だったのでしょう。
ただ甘えているだけとか、エピローグへの布石かと思われましたが、ここで明かされることとなりました。

ユキの場合(第10話)もあわせて、今作では、明らかにペットから飼い主への感情が重め。
どちらの場合も、それは子供時代に地獄(特に孤独を含む)を見てきたからだったというのがよくわかります。

今回、紆余曲折(気持ち的に)を経て、いろはのところに残ることが決まりました。
本編感想でも触れましたが、個人的には、栗原さんに引き取られることはほぼなかったと思っています。

唯一の例外は、いろはに飼われることでこむぎが不幸になっている場合だけだと思います。
そして、そうではないということは、視聴者はこの話が始まるより前から知っているわけです。

そもそも栗原さんは、飼育継続が困難になったから、マロン(こむぎ)を手放したわけで。
その状況は悪化はすれども改善することはないはずで、今更返せと言ってくるはずもないのです。

いろはは両親との約束で頭がいっぱいで、それ以外のことは考える余裕もなかったのだと思います。
おそらく両親も、そんな状況はほぼほぼないだろうという心境だったのではないでしょうか。

本当に『交渉』なら、子供だけで行かせるはずがないですからね。
今回のいろはが両親に黙って行動していたとしても、その前に一緒に行こうという提案があるはずです。

悟くんにしても、こむぎすら知らなかった約束を知っているはずもなく。
知っていたら、おそらくそこまで考えが及んで、もっといろはを安心させられたのではないでしょうか。

いっぱいいっぱいで、大変で、精神的にはかなり逼迫することにもなりました。
まあ、そのおかげで美しい着地ができたというのは、本編感想にも書いたとおりではありますが。

そして今回、こむぎの特殊な事情の見せ方が、個人的に好みでした。
特殊な事情というのは、いうまでもなく、会話が可能(人間になれる)という部分です。

こむぎに関する栗原さんとのやり取りは、すべていろはが単独で行いました。
すなわち、思い出話の交換から始まり、こむぎへの思いの丈を吐露するところまで。

不躾な中断こそありましたが、そこまでで、もう栗原さんの心は決まったはず。
その後に、普通なら絶対に不可能である、こむぎ本人による会話が来るという流れ。

これが、初めからこむぎの口から語らせたなら、効率的ですが台無しです。
これこそ、今作で一貫している『普通の動物は人間のことがわかるが話せない』の変形演出ではないでしょうか。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【前提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-03

今回も、前提供は独立して存在するパターンでした。

【アイキャッチ】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-04
(画像クリックで高解像度版表示)

今回、アイキャッチがリニューアル。
今作始まって以来、4つめのアイキャッチとなります。

窓から覗く4人がかわいいですが、アイキャッチのメインはニコさま。
ニコさまはキャッスルの中で何をしているんだろう?……という感じのテーマだと思われます。

そういえば、ここまですべてのアイキャッチが、プリキュア変身前の状態ですね。
アイキャッチは大抵、変身前と後の交互で作られることが多いような気がするのですが。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-05

次回は第39話「ニコエボリューション!」。
季節ネタということで、10月最終週はハロウィンのようです。

そうはいうものの、サブタイトルからするとニコさまに何か重要なことがありそう。
今回は会話に絡んでくることがほぼありませんでしたが、だからこそ余計に意味深な雰囲気でした。

最後にしれっと人型になっていましたが、次回にはきっとその説明もあることでしょう。
プリキュアの活躍でニコガーデンにアニマルが戻ってきて、力が回復してきた……とかですかね。

まあ、「ニコエボリューション!」自体はバンクで毎回言っているのですけれども。
今作で「エボリューション」は、本編内外でよく使われる単語なので、そろそろその意味を知りたいですね。

さて、予告ではハロウィンということで、皆さんトンチキな格好をしていらっしゃる。
よく見ると、猫組は両方猫なのに、いろははウサギで悟くんとお揃いというイチャイチャも感じられます。

そして台詞でもあるように、こむぎはオオカミの仮想。
ハロウィンならむしろ定番なのですが、今作を考えると、何かあるに違いないチョイスです。

その上で最後まで見ると、怪物化しているのは……こむぎでしょうか。
本当にそうなのか、ハロウィンジョークなのかは、見てのお楽しみというところでしょう。

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-06

【後提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話:APPENDIX-07

今回も、後提供も独立に存在するパターンでした。
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2024/10/21 17:08|TV・CD・本TB:0CM:2

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」

記憶を失っているこむぎの、過去へと繋がるお話。
はたして、こむぎはどうなってしまうのでしょうか。

さて本編。

今日も今日とて、楽しく全力で、いろはと遊ぶこむぎ。
その傍らには、大福を抱いた悟くんもいて……仲よきことはいいことですね。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」01

「さすがだね、いろは」
「こむぎちゃん、安心しきってるね」
「フフッ、こむぎのことは、よーく知ってるもん」

そう言って、こむぎの後頭部のハートを撫でるいろは。
実際そこが気持ちのいいポイントらしく、こむぎもメロメロです。

そうしていると、お客さんが登場。
もちろん今回の話の導入を務めるキャラで、『結城』さん(CV=はやみけい)です。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」02

楽しく遊んでいるこむぎたちの騒ぎに引き寄せられるように、ドッグランを訪れる結城さん。
そこでこむぎを目撃したところ、無意識に、『別の名前』でこむぎを呼びます。

「マロンちゃん? そのハートの模様……やっぱりマロンちゃんよね?」

後頭部にハートをつけた犬なんてそうそういないと思われますが、どういうことでしょうか。
こむぎが不思議な顔をしていると、追いかけてきたいろはが合流します。

「あの、どうかされましたか?」
「あぁ、ごめんなさい。この子が、2年前にいなくなったワンちゃんとそっくりで……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」03

懐からスマホを取り出し、いろはたちに写真を見せる結城さん。
確かにハートの模様もあり、どう見ても、こむぎにしか見えませんが……。

それにしても、こむぎといろはの出会い(第2話)は、2年前だったようです。
想像していたよりは短いような……でも、もっと長くすると別の問題も……という数字と思います。

こむぎの前の飼い主(?)が現れたことで、犬飼家勢揃いで、結城さんの話を聞きます。
まあ、当事者ド真ん中とはいえ、子供だけで進めていいようなことではありませんしね。

「先程は、驚かせてしまってごめんなさい。わたくし、こういうものです」
「飼い主の方が、入院などのやむを得ない事情でペットと暮らせなくなった際に、そのあとの世話を引き受けているんです」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」04

「それじゃあ、こむぎの前の家族の方は?」
「2年前に施設に入ることになって、私たちにマロンちゃんを託されました。でも、あの日……」

どうやら、マロン(こむぎ)は自力でケージの鍵を開け、さらには外窓の鍵も開け、脱走したようです。
猫だと結構よく聞く話のように思いますが、犬でそこまでやるのは珍しいと思います。

昔のこむぎは、だいぶ頭がよかったのですね……ちょっと、もしかしたら別人(犬)の可能性も考えてしまいます。
ただまあ、現在のこむぎも頭のいい犬ではあって、発言と行動が直情的すぎるだけではあるのですが。

「警察にも連絡して、必死になって捜しました。けれど、どんなに捜しても見つけることができなかったんです」
「そうだったんですね……」
「私たちも、こむぎの前のご家族のことは気にかけていたんです。ねっ? いろは」
「えっ? うん……」

上の空という風で生返事を返すいろは。
もちろん話は聞いていると思いますが、気持ちがついてきてくれないのでしょう。

個人的に、実はこの段階で、結末への示唆が多分に含まれていたのではないかと思っています。
いろははいっぱいいっぱいで気付きませんし、おそらくは、敏感な視聴者への配慮ではないかと。

そのころ、ドッグランではいつものメンバーが集まり、いろはを待ちます。
当のこむぎも、なぜかこちら側に。

「こむぎちゃんの前の家族か……こむぎちゃんは、いろはちゃんと出会う前のこと、覚えてるの?」
「覚えてないワン」
「なにひとつ?」
「うーん……やっぱり、覚えてないワン」
「そっか、じゃあ、急に前の家族って言われても、わからないよね」
「全然わからないワン」
「仕方ないね」

こういうとき、以前の記憶がないのは、その環境でひどい目に遭っていたに違いないと考えがち。
物語でそういうパターンが多いからですが、ほかにも、例えばその狭間の期間が……とかの可能性もあり得ます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」05

「大丈夫かな、いろはちゃん」
「大丈夫って、何が?」
「いや……前の家族が、こむぎちゃんを引き取りたいって言う可能性もあるわけで……」
「そっか……そうだよね」
「いろはとこむぎは、ずっと一緒だワン!」

聡く優しい悟くんは、その可能性にいち早く辿り着き、いろはを心配します。
もし、悟くんが犬飼家の方の会議に出ることができていれば、今回の展開もずいぶん変わったことでしょう。

そして、脳天気にいつもどおりのこむぎ。
今回の話は、究極でいうなら、このこむぎの姿勢と言葉がすべてではあります。

ただそれは、あくまでこむぎが特別な存在だからということを忘れてはいけないと思います。
普通の犬であれば、内心がまったく同一だとしても、やはり今回の流れを辿るのが正道でしょう。

そうしていると会議が終わったのか、いろはが登場。
こむぎにまとわりつかれ、いつものように笑顔ですが……まあ、空元気ですよね。

「うん、遊ぼうね。でも、その前にお出かけの準備だね。さっきの人は、ボランティアの方だったの」
「それで、こむぎの前の家族に、会いに行くことにしたよ。こむぎも一緒に行こうね」

これは、いろはから結城さんへの『お願い』ですね。
いわば決着をつけに行こうという意志が見て取れますが、どう見ても思い詰めすぎでもあります。

「でも、もし、こむぎちゃんを返してって言われたら……」
「いろはとこむぎは、ずっと一緒だワン! ねっ? いろは……いろは?」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」06

「大丈夫、心配いらないよ」
「いろは……」

優しく笑顔を見せるいろはですが、いつもの元気のある顔ではありません。
さすがのこむぎも弱気ですし、悟くんたちもそれを汲み取ってしまい、言葉が出ません。

その夜。
いつものように、ふたり同衾するこむぎといろは。

やはり寝つけないのか、いろはは隣で眠るこむぎを見つめます。
そして、こむぎもまた、寝つけないでいるようです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」07

そんなふたりの様子を見て、夜空を見上げるニコさまは何を思うのか。
今回、完全に見守る側に待っていたニコさまが、なかなかに意味深でした。

そして翌日、案の定、ふたりとも一睡もできなかったであろう面持ち。
電車に乗って、こむぎの前の飼い主に会いに出かけます。

側には、悟くんを始めいつもの面々も大集合。
いろはやこむぎの一大事に、じっとしていられるような連中であるはずもないですね。

かくして、前の飼い主の待つ、『施設』に到着。
何の施設かは明言されませんでしたが、普通に考えれば、まあ、養護施設でしょうね。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」08

「じゃあ……行ってくるね」
「うん……うん?」
「いろはちゃん?」
「緊張してる? 深呼吸して」
「う……うん。スゥー……ハァー……ありがとう、少し楽になったよ。受付してくるね」

こういうところでも、いろはをしっかりと支える悟くん。
やはり、流石としかいいようがありません。

意を決して歩み出すいろはについて行く、悟くんとまゆ。
待機のユキは、駆け出すだけの元気がないこむぎを構ってあげます。

「どうしたの? あなたらしくないじゃない。いつもは、ところ構わず走り回って、遊ぼう遊ぼうって迷惑な犬なのに」
「こむぎ、迷惑じゃないワン!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」09

「ひとつ、教えてあげる。こむぎといろはは、強い絆で結ばれている。ふたりの絆が、そう簡単に切れるはずはない」
「私が言うんだから、間違いないニャ」

こむぎ(犬)を抱き上げ、優しくそう語るユキ。
本当に、もう完全に、すっかりお姉さんですね。

「ユキ……ありがとうワン」

そんなふたりのやり取りも、やはり黙して見守るニコさま。
その表情は慈愛という雰囲気で、決して何か悪いものではないと思います。

その後、受付も無事に済ませたのか、いよいよ対面のとき。
こむぎを抱き、前の飼い主『栗原』さん(CV=飛田展男)と、広場にてついに面会です。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」10

「あの……」
「初めまして、栗原です。あなたが犬飼さんかな?」
「はい、犬飼いろはです。それから、こっちが……」

ついに対面となったこむぎですが、それを嫌がったのか、いろはの胸に顔を埋めてしまします。
そうなると、必然的に後頭部か……目印であるハートの模様が、栗原さんの目に入ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」11

「マロン……大きくなったね」

こむぎを、マロンと認める栗原さん。
いろはが名前を言うのを躊躇い、栗原さんに食い気味に言わせる演出が光ります。

「2年前、マロンがいなくなったと知って、胸が張り裂ける思いだった」
「私が施設に入らなければ、離ればなれになることはなかった……本当に、マロンには申し訳ないことをしたね」
「マロンを、抱っこさせてもらってもいいかな?」

自分のことをマロンと呼ぶ栗原さんに、まだしょんぼりしているこむぎ。
そんなこむぎを抱き、後頭部のハートを撫でる栗原さん。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」12

『ワフッ!? この感じ……なんか知ってるワン……』
『優しくて、温かくて……いろはがいちばんなのに……なんで……なんで?』

今回の冒頭で、いろはが『こむぎのことはよく知っている』と撫でていたことが思い出されます。
前の飼い主である栗原さんもちゃんをそこを理解していて、良好な関係だったことがうかがえます。

やがて、栗原さんのマッサージに、こむぎもすっかりリラックス。
栗原さんといろは、それぞれの思い出話にも花が咲きます。

「マロンはこうやって、マッサージされるのが好きだったんだよ。それにマロンはとても小食でね」
「えっ……小食?」
「ああ、すぐに体調を崩すし、臆病で、いつも私の後ろに隠れていたんだ」
「えぇ? 信じられない。こむぎはとっても食いしん坊だし、好奇心旺盛で、ひとりでどこにでも行っちゃうんですよ」
「えぇ!? 本当に? それは驚いた」
「私もびっくりです!」

こむぎとマロンまったく別の性格になっているようです。
記憶もなくし、環境も変わったからでしょうね。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」13

「きっと、君がたくさんの愛情を注いでくれたからだね。いままでマロンを育ててくれて、ありがとう」

和気藹々と話していましたが、この言い方に引っかかりを感じたのか、少し表情が変わるいろは。
いろはの空気が一変し、意を決したように、言葉を紡ぎ始めます。

「今日、栗原さんに会いに来たのは、伝えたいことがあったからなんです」
「私、2年前にこむぎを保護したとき、お母さんと約束したんです」
「もしも、こむぎの前の家族が見つかったら、ちゃんとこむぎとお別れして、前の家族のもとに返してあげるって……」
「だけど……毎日こむぎと過ごして、どんどんなかよくなって、いっぱいケンカして……私、こむぎのことが大好きになって!」
「こむぎと離れるなんて、絶対に嫌! わがまま言ってごめんなさい。でも、私、ずっとずっと、こむぎと一緒にいたいんです」
「だから……お願いします!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」14

最後は涙を流しながら、想いを伝えるいろは。
栗原さんの返事やいかに……というところで、ガオガオーンの気配が!

どうやら、その辺で野生オコジョと遊んでいたトラメがそれを見失い、代わりにユキたち(プリキュア)を発見。
ニコオコジョの卵からガオガオーンを生み出し、プリキュアと遊ぼう(戦闘)というつもりのようです。

本当に、今作の幹部たちは目的意識も薄く、迷惑だけは人一倍という困った連中ですね。
アニマルタウンから少し離れたはずの場所で鉢合わせするのは、運命か、それとも必然なのか……。

「いろはちゃん! こむぎちゃん! ここはボクに任せて、行って!」
「いったい何が……」
「すみません。大福のこと、お願いします! ここは危険なので、いったん離れましょう!」
「えぇ?! おぉ……」

緊急事態なので、大事な話の途中ですが中断し、栗原さんは悟くんに任せます。
大福と話の勢いで、なんとなく異論を挟む隙を与えず、避難させる悟くんは本当にやり手。

悟くんのおかげで合流できた4人は、プリキュアに変身。
ニコオコジョのガオガオーンと、戦闘開始です。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」15

さてこのガオガオーン、すばしっこさなら天下一品。
電光石火の早業で、あたかも分身しているような高速移動を見せつけます。

「ヘヘッ、こいつ速ぇだろ! オコジョってすばしっこいんだ!」
「オコジョ?」
「オコジョは、イタチ科のかわいい動物だよ」
「でも意外と凶暴だから、舐めてたら、痛い目に遭うぜ!」

トラメとフレンディの掛け合いで、ガオガオーンの正体と特徴が顕わに。
いろはも、悟くんには劣るものの、動物には詳しいタイプの子です。

怪物化により、プリキュアの目でさえ負えないスピードに到達するガオガオーン。
ニャミーが、そしてリリアンが、その攻撃に倒れます。

お次はワンダフル……ですが、そこにフレンディがインターセプト。
『リボンバリア』で、ワンダフルを守ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」16

リボンバリアは簡単には割れませんが、それに噛み付くガオガオーン。
そんなピンチでも身を挺してくれるフレンディに、ワンダフルは先ほどのいろはを重ねます。

『私だって同じ。ずっとずっと、いろはと一緒にいたい!』

リボンバリアの後方から『プニプニバリア』を重ね、その弾力でガオガオーンを押し返します。
これで直面の危機は脱しましたが、相変わらずガオガオーンは速く、まだ手が出せません。

「あぁ、また! どうしよう、このままじゃ……」
「本物はひとつ。目で見てわからないなら、別のものを使えばいい」
「別? そっか! 私に任せて!」

ニャミーのヒントから、ワンダフルが『フレンドリータクト』を使用。
『ヘルプ・キラリンアニマル:ウサギ』で、聴覚を増強します。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」17

目がダメなら……ということで、ウサギの耳を使い、足音などから本物を探り当てたようです。
目には留まらなくても音速よりは遅いでしょうし、きっとおそらく大丈夫なのでしょう。

そしてチームでガオガオーンの行動を封じ、フィニッシュはもちろん全員での『プリキュア・エターナルキズナシャワー』!
かくしてガオガオーンは浄化され、救出されたニコオコジョは『キラニコトランク』でニコガーデンへと返されました。

また、トラメも撤退。
本当に、迷惑千万ですね……。

日も傾いて来ましたが、栗原さんと再会し、話の続き。
……かと思いきや、こむぎ(人)が栗原さんに抱き着きます。

「あっ! お爺ちゃーん!」
「えぇ!? 君は?」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」18

「こむぎね、ちょっとだけ思い出したんだ。お爺ちゃん、いつもこうやってギューってして、いっぱいなでなでしてくれたよね」
「すごくホッとして、嬉しかった。こむぎね、お爺ちゃんと一緒にいれて、すっごくわんだふるだったよ!」

知らない少女に抱き着かれ、当然困惑する栗原さん。
しかしこれこそ、こむぎの、いちばん現在のこむぎらしい部分といえます。

「ワン……ダフル?」

「いろはが教えてくれたの。元気で、なかよしで、最高!ってこと」
「こむぎ、お爺ちゃんも、いろはも大好き! みんなのことも大好き!」
「みんながわんだふるな世界って、とっても素敵だよ!」

何が何やらという感じで聞いていた栗原さんですが、おそらくこむぎの中にマロンを見たのでしょう。
これもまた、元飼い主の絆のなせる業なのだと思います。

困った状況になったいろはと、いろはに言われて把握したこむぎ。
どうしたものかとアワアワしますが、すべてを察した栗原さんが、話を始めます。

「犬飼さん。さっきのお願いの、返事をしないといけないね」
「マロンを……いや、こむぎを、これからもよろしくお願いします」

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」19

「君たちは、これからもずっと一緒だよ」

そう言って、こむぎといろは、ふたりの手を繋ぐ栗原さん。
本当に、よくできたお爺さんです。

「本当に?」
「ふたりは最高に、ワンダフルだからね」
「はい!」「ワン!」

実際のところ、初めから、こむぎが栗原さんのところに行くルートはなかったように思います。
生きていて幸せに暮らしていることさえ伝われば、栗原さんとしてもそれで御の字だったのではないでしょうか。

今回の話は、空回りとまではいいませんが、思い詰めて余裕がなくなったいろはによるもの。
しかしそれは絆と情の深さの裏返しであり、よりよい着地点に到達できたと思うので、価値あるものだったと思います。

【わんだふるぷりきゅあ!】第38話「こむぎの帰る場所」20

そして、その様子を木陰から見つめる、謎の少女(?)がひとり。
見覚えのある意匠を散りばめて……見覚えのあるシルエット(第30話)で……いったい何者なんだ……。
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2024/10/20 14:27|TV・CD・本TB:2CM:2

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