日商簿記2級です。 銀行勘定調整表の企業残高基準法と銀行残高基準法は何のためにあるんですか、修正金額はわかっても修正後の当座預金残高を知るには電卓打たないといけないし、両者区分調整法があればそれで十分なのではと思うのですが。

ゴールがはっきりしており、実務で使いやすいからです。 帳簿の当座預金勘定残高から出発して銀行の通帳残高に合わせていく企業残高基準法は、ゴールが銀行の通帳残高です。銀行の通帳残高から出発して帳簿の当座預金勘定残高に合わせていく銀行残高基準法は、ゴールが帳簿の当座預金勘定残高です。いずれもゴールが明確で、作業的には一直線です。 両者区分調整法ですと、ゴールがあるべき残高です。ゴールが見えない中で試行錯誤する必要があり、やや煩雑です。

口座のお金と元帳の残高を一致させる必要があります。 企業は、決算日に各金融機関へ残高証明書を発行してもらい、その金額をもって貸借対照表の預金残高にします。 そこで差があるのは本来おかしいので、それを解消するために調査して訂正します。