エッチ
エイチ【H/h】
読み方:えいち
⇒エッチ
エッチ【H/h】
読み方:えっち
《「エイチ」とも》
1 英語のアルファベットの第8字。
3 〈H〉《hard》鉛筆の芯(しん)の硬度を表す記号の一。1Hから9Hまであり、数が大きいほど硬い。→B →F
5 〈h〉《henry》インダクタンスの単位、ヘンリーの記号。
9 〈H〉《heliport》ヘリポートの場所を表す記号。→R13
11 〈H〉《「平成」のローマ字書きheiseiの頭文字から》元号の平成を表す記号。
12 ⇒エッチ
ハー【(ドイツ)H/h】
水素
水素イオン
ヒスチジン
タンパク質を構成すルアミノ酸の一種で、側鎖にイミダゾール環をもつ塩基性で芳香族的性質を持つアミノ酸。略号はHis, H
プランク定数
プロトンカリウムATPアーゼ
英訳・(英)同義/類義語:H+, K+-ATPase, H(+)K(+)ATPase
膜に存在するポンプ(輸送体)で、ATPのエネルギーを使って濃度勾配に逆らい、細胞外のカリウムイオンを細胞内に輸送する。輸送するカリウムイオンと逆向きに、水素イオンを細胞外に同時に搬出し、電気的中性を保つ。
水素イオン
英訳・(英)同義/類義語:hydrogenion, protonium ion
水素原子が電子1個を失ってできる陽イオン。原子核の陽子1個を持つことになる。水溶液を酸性にする。
重(H)鎖
H
H → (塩基表記) グアニン以外の塩基 (A/C/T)
H → (アミノ酸) ヒスチジン, His
- ヒスチジン
ヒスチジン
Histidine, His, H
側鎖にイミダゾール基を持つ塩基性アミノ酸。必須アミノ酸。イミダゾール基は酵素反応において基質の中間体を安定化させたり、金属イオンの配位子となって酵素の活性部位で重要な役割を果たすことが多い。ヒスタミンの前駆体である。
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
H
H
H
- 女学生間にて夫のことをいふ。英語のHusband(ハズバンド)「良人」の頭字H(エイチ)を取つたものである。Hus(ハズ)ともいふ。〔情事語〕
- 女学生間で使ふ夫の意。即ちHusband(良人)の頭字Hを取つたもの。〔学生〕
- 〔学〕女学生間などにて云ふ言葉、英語の「ハスバンド」の頭文字にして、夫のことをいふ。
- 英語Husbandの頭文字で夫の事。〔女学生用語〕
- 女学生間にて夫のことをいふ。英語のHusband「良人」の頭字「H」を取つたものである。Husともいふ。
- 〔隠〕英語のhusband(夫)の略称。女学生間の語。
- 英語Husband(夫)の頭文字を採つた語、「あなた○○さんのH御覧になつて?」などと。
- (Husband)の略にて夫を云ふ。「ハズ」とも云ふ。
- Husband(夫)の頭文字にて夫を云ふ。
- 夫。(husband夫)の頭文字より女学生間に用ゆ。
- 夫。(husband夫)の頭文字より。〔女学生語〕
- ハズバンド、(Husband)の略称。ハズバンドの頭子を取りたるものにして、専ら女学生間の用語なり。例、「今日はうちのハズが留守なのよ」と言ふ時は夫が不在の意味。「あれが私のハズよ」といへば、「あれが私の夫です」の意味。
- 夫の意、即ちHusband(良人)の頭文字のHを取つたものである。「貴方の理想のエツチは?」など。
H.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 08:21 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動H.(エイチ)は、セガ分社時の株式会社ヒットメーカーのサウンドチームにおいて、セガのゲームミュージックをアレンジし演奏することを目的として2001年に結成されたゲームミュージック関連のサウンドユニットである。公式には[H.]の表記がよく使われている。
概要
前身となるS.S.T.BANDが1993年に解散して以来、セガとしては約8年ぶりに結成したサウンドチームによるユニットである。元S.S.T.のメンバーであったHiroおよび光吉猛修も参加している。
ユニットとしての初ライブは2001年8月4日の東京ジョイポリスでのイベント「CRACKIN'DJ PART2スーパーライブ in 東京ジョイポリス」が最初であるがその時点ではまだH.(エイチ)というユニット名称は決まっていなかった。[1] 2001年9月20日のヒットメーカーホームページ内の「CRACKIN'DJ PART2 第16回更新」にてヒットメーカーサウンドチームユニットとしてH.(エイチ)の名称決定が発表(グループ名のH.の由来はHiroのH、HitmakerのH、当時Hitmakerの社長であった小口「久雄」のH、光吉がエッチだから等いろいろ集まっているとのこと)[2]、H.(エイチ)としての正式デビューライブは2001年9月22日の「第39回アミューズメントマシンショー(AMショー)」でのクラッキンDJ(CRACKIN'DJ PART2)ライブイベントがデビューとなる、ユニット立ち上げ時のメンバーはHiro師匠、カリスマン光吉、ふっく福山の3名であった。
かつては株式会社ヒットメーカーサウンドチームの「ヒットメーカーサウンドチームユニットH.」であったが、2004年に分社化していたヒットメーカーを含めた開発子会社各社の株式会社セガへの統合に伴い、「セガサウンドユニットH.」となった。
2011年より不定期ながらUstreamにて「[H.]な夜」という生放送番組の配信も行っている。
2012年初冬には前身のS.S.T.BANDのライバルとも言えるZUNTATA(タイトー)のメンバーが不定期的に配信しているUstream生放送番組「ZUNTATA NIGHT」と「[H.]な夜」の合同特番「ゲームミュージックナイト ~[H.] VS ZUNTATA~」に出演し、タイトーの楽曲をH.が演奏し、逆にセガの楽曲をZUNTATAが演奏すると言うコラボレーションが実現した。[3]
更に翌年2013年にはタイトーのiPhone向けゲーム『グルーヴコースターゼロ』およびセガ(後のセガ・インタラクティブ)のアーケードゲーム『maimai』へZUNTATAメンバーCOSIOによるセガ(後のセガ・インタラクティブ)のアーケードゲーム『カルテット』のアレンジ曲「Quartet Theme [Reborn]」が提供され、続いてH.よりタイトーのアーケードゲーム『ニンジャウォーリアーズ』のアレンジ曲「DADDY MULK -Groove remix-」がアーケードゲーム版『グルーヴコースター』と『maimai』に提供するという形で、さらなる相互コラボレーションも実現した。
2015年4月のセガグループ再編に伴い、メンバーの所属会社がセガゲームスとセガから新設分割で設立された新会社であるセガ・インタラクティブに分かれることになり、メンバーの内、Hiroおよび光吉猛修はセガ・インタラクティブへ移籍することになった。
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メンバー
- 川口博史(Hiro師匠):バンドリーダー、キーボードを担当
- 光吉猛修(カリスマン光吉) :ボーカル、ベースを担当
- 庄司英徳(マルショウ) :ギターを担当
- 福山光晴(ふっく福山) :トランペット、キーボードを担当
- 甲斐孝博(カイ) :ギターを担当
- 工藤詠世(えいちゃん) :ドラム担当、ゲストドラマーとして中学生の頃よりH.に参加、2017年にノイジークロークへ入社。
- 西村ケンサク :演奏メンバーではないが、H.メンバーとしてライブの前説等を担当
旧メンバー
小山健太郎 :セガ退社に伴い脱退。
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ディスコグラフィ
No. | タイトル | 発売日 | レーベル | 規格 | 規格品番 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | SEGA Sound Unit [H.] 1st Album | 2011年12月21日 | WAVE MASTER | CD | WM-0669 | [H.]結成10周年を記念して作成されたファーストアルバム |
関連項目
- ゲーム音楽の作曲家一覧
- セガホールディングス
- ヒットメーカー - かつてH.が所属していた会社、セガ分社統合に伴い消滅
- さんぺー - かつてヒットメーカーのホームページ内にあったH.公式ホームページ
- S.S.T.BAND - 事実上の前身。
- ZUNTATA - タイトーのサウンドチームの総称
- コナミ矩形波倶楽部 - コナミ(後のコナミホールディングス)のサウンドチームの総称
- GAMADELIC - データイーストのサウンドチームおよびバンド
- ALPH LYLA(旧名はアルフ・ライラ・ワ・ライラ) - カプコンの楽曲を演奏するガールズバンド
- J.D.K.BAND - 日本ファルコムの楽曲を演奏するバンド
- SNK新世界楽曲雑技団 - SNKのサウンドチームおよびバンド
- WAVE MASTER - セガデジタルメディア制作部が独立して設立、H.のファーストアルバム等、セガグループのゲーム音楽の多くを扱っている
脚注
- ^ 2003年6月30日の「ラジオDCストロング!炎の6週連続キャンペーン第三弾!ヒットメーカーPresents“H.”特集」内等での発言より。
- ^ 2009年3月の「GA-COREスペシャルインタビュー Hiro師匠&光吉猛修 第4回その後の活躍や[H.]のエピソード」内等での発言より。
- ^ 番組前後のZUNTATA公式ツイッターの発言より[1][2]
外部リンク
H
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H+
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プランク定数
(H. から転送)
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プランク定数 Planck constant | |
---|---|
記号 | h |
値 | 6.62607015×10−34 J⋅s(正確に) |
相対標準不確かさ | 定義値 |
語源 | マックス・プランク |
換算プランク定数 ディラック定数 reduced Planck constant Dirac's constant | |
---|---|
記号 | ħ |
値 | 1.054571817...×10−34 J⋅s |
相対標準不確かさ | 定義値 |
語源 | ポール・ディラック |
プランク定数(プランクていすう、プランクじょうすう、英語: Planck constant)は、光子のもつエネルギーと振動数の比例関係をあらわす比例定数のことで、量子論を特徴付ける物理定数である。
量子力学の創始者の一人であるマックス・プランクにちなんで命名された。
SIにおける単位はジュール秒(記号: J⋅s または J s)である。プランク定数は2019年5月に定義定数となり、正確に6.62607015×10−34 J⋅sと定義された。
概要
光子の持つエネルギー(エネルギー量子)ε は振動数 ν に比例し、その比例定数がプランク定数と定義される[1]。
1896年にヴィルヘルム・ヴィーンが黒体放射におけるエネルギー分布に関するヴィーンの放射法則を提案した。この式はそれ以前の実験で得られていた高振動数領域では測定値をよく説明したが、新たに得られた低振動数の領域では合わなかった。1900年にプランクが低振動数領域でも測定値と一致するようにヴィーンの理論式を修正する形でプランクの法則を提案した[7][8][9]。プランクの理論式は、高振動数の領域ではヴィーンの理論式に移行する。レイリー卿は古典的なエネルギー等分配則から低振動数極限における近似式の形を提案し、1905年にジェームズ・ジーンズがその係数を正しく与えた。レイリー・ジーンズの法則と呼ばれるこの式は、プランクの理論式から導かれる低振動数極限の形と係数を含めて一致した。
プランクは彼の公式の理論的な説明を与える過程で、振動数 ν の光のエネルギーの受け渡しは大きさ hν を単位としてのみ起こり得る、という仮定をした[注 1][注 2]。この h が後にプランク定数と呼ばれるようになった普遍定数である[10]。実験結果と彼の理論式を比較してプランクは、
- h = 6.55×10−34 J s
と定めた[7]。
光電効果
アルベルト・アインシュタインはプランクの理論の影響を受け、1905年、光が粒子のような性質を持つという光量子仮説を提唱し光電効果を説明した。光量子仮説では、プランクとは別の方法でエネルギー量子の存在を説明した[11]。アインシュタインの光電効果の考えはともかくとして彼が導いた式の正しさは、ロバート・ミリカンによって10年かけて行われた実験にて確かめられた。1916年にミリカンが報告したプランク定数の値は、
- h = 6.57×10−34 J s
であり、プランクが黒体放射から得た値とよく一致した[12]。
理論
プランク定数は量子論的な不確定性関係と関わる定数であり、h → 0 の極限で量子力学が古典力学に一致するなど、量子論を特徴付ける定数である。
軌道角運動量やスピンは常に換算プランク定数の整数倍か半整数倍になっている。例えば、電子のスピンは ±ħ/2 である。なお、量子力学の分野では ħ = 1 とするプランク単位系や原子単位系を用いる場合が多く、その場合の電子のスピンは ±1/2 となる。
プランク定数は位置と運動量の積の次元を持ち、不確定性関係から位相空間での面積の最小単位であるとも考えられているが、最近では Zurek らの研究で、量子カオス系においてはプランク定数以下のミクロ構造が現れる事がわかった[13]。
キログラムの定義
質量のSI単位であるキログラムは、従来の定義では国際キログラム原器(IPK)が用いられていたが、プランク定数を用いた新しい定義に改定され、2019年5月に発効した。 新しい定義においてプランク定数はSIを定義する定義定数として位置付けられ、SI単位による値は実験的に決定される測定値ではなく、固定された定義値となった。 プランク定数(h = 6.62607015×10−34 J s)とともに値が固定された定数である光速度 c、及びセシウム133の超微細遷移周波数 ΔνCs とを組み合わせることで、キログラムが導かれるという仕組みになっている。
経緯
国際度量衡委員会の下部組織である質量関連量諮問委員会による2013年の勧告では、新たな質量の定義を採用する条件として、
- 相対標準不確かさが 50×10−9 以下のプランク定数が少なくとも3つ、独立した実験(キブル天秤法とX線結晶密度法[14]を含む)により得られていること、
- その内の少なくとも1つは、相対標準不確かさが 20×10−9 以下であること、
等が要求されていたが、2017年5月の 16th CCM meeting 時点までにこの条件は達成された[15]。
NISTの D. Haddad らは、2015年から2017年にかけて NIST-4 キブル天秤による計測を繰り返した結果として 6.626069934(89)×10−34 J s の値を得ており、相対標準不確かさでは 13×10−9 を達成している[16][17]。その他の実験結果については「モルプランク定数#実験値から定義値へ」を参照のこと。
2018年11月の第26回国際度量衡総会 (CGPM) で決議され、2019年5月20日に施行された新しいSIの定義では、プランク定数は定義定数となった[18]。
脚注
注釈
出典
- ^ 1921年 ノーベル物理学賞(アインシュタイン)
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ The American Heritage® Science Dictionary
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ a b Planck (1900a).
- ^ Planck (1900b).
- ^ Planck (1900c).
- ^ C・ロヴェッリ 『すごい物理学講義』河出文庫、2019年、145頁。
- ^ Einstein (1969), §.輻射の本質と構造に関するわれわれの見解の発展について.
- ^ Millikan (1916), p. 388.
- ^ Zurek (2000).
- ^ 藤井賢一「質量標準の現状とキログラム(kg)の定義改定をめぐる最新動向 (PDF) 」 『計測と制御』第53巻第2号、計測自動制御学会、2013年11月5日、 doi:10.11499/sicejl.53.144、 ISSN 1883-8170、 OCLC 984806670。
- ^ “RECOMMENDATION OF THE CONSULTATIVE COMMITTEE FOR MASS AND RELATED QUANTITIES SUBMITTED TO THE INTERNATIONAL COMMITTEE FOR WEIGHTS AND MEASURES (PDF)”. RECOMMENDATION G 1 (2017) For a new definition of the kilogram in 2018. BIPM. 2018年5月10日閲覧。
- ^ “New Measurement Will Help Redefine International Unit Of Mass”. ScienceBlog.com (2017年7月2日). 2018年5月10日閲覧。
- ^ Haddad, Darine; Seifert, Frank; Chao, Leon; Possolo, Antonio; Newell, David B; Pratt, Jon R; Williams, Carl J; Schlamminger, Stephan (2017). “Measurement of the Planck constant at the National Institute of Standards and Technology from 2015 to 2017”. Metrologia (IOP Publishing) 54 (5). doi:10.1088/1681-7575/aa7bf2. ISSN 0026-1394. LCCN 65-9907. OCLC 48198209.
- ^ A concise summary of the International System of Units, SIBIPM,2019-05-20
参考文献
原論文
- Planck, Max (October 1900). “On the Law of Distribution of Energy in the Normal Spectrum” (English) (PDF). Annalen der Physik (Wiley-VCH Verlag) 4: 553 ff. オリジナルの2011年10月6日時点におけるアーカイブ。 .
- Planck, Max (October 19, 1900). “Ueber das Gesetz der Energieverteilung im Normalspectrum” (German) (PDF). Annalen der Physik (Wiley-VCH Verlag) 309 (3): 553–563 .
- Planck, M. (December 14, 1900). “Zur Theorie des Gesetzes der Energieverteilung im Normalspektrum” (German) (PDF). Deutsche Physikalische Gesellschaft 2: 237-245. オリジナルの2015年8月7日時点におけるアーカイブ。 .
- A. Einstein (March 17, 1905). “Über einen die Erzeugung und Verwandlung des Lichtes betreffenden heuristischen Gesichtspunkt [光の発生と変脱とに関するひとつの発見法的観点について]” (German) (PDF). Annalen der Physik. Ser. 4 (Weinheim: Wiley-VCH Verlag) 322 (6): 132–148. Bibcode: 1905AnP...322..132E. doi:10.1002/andp.19053220607. ISSN 0003-3804. LCCN 50-13519. OCLC 5854993 .
- A. Einstein (March 13, 1906). “Zur Theorie der Lichterzeugung und Lichtabsorption [光の発生と光の吸収の理論について]” (German) (PDF). Annalen der Physik. Ser. 4 (Weinheim: Wiley-VCH Verlag) 325 (6): 199–206. Bibcode: 1906AnP...325..199E. doi:10.1002/andp.19063250613. ISSN 0003-3804. LCCN 50-13519. OCLC 5854993 .
- Millikan, R. A. (1916). “A Direct Photoelectric Determination of Planck's h”. Physical Review 7 (3): 355–88. Bibcode: 1916PhRv....7..355M. doi:10.1103/PhysRev.7.355.
- Zurek, Wojciech Hubert (25 September 2000). “Sub-Planck structure in phase space and its relevance for quantum decoherence [位相空間におけるサブ・プランクスケールの構造と量子デコヒーレンスとの関係]” (PDF). Nature (London: Nature Publishing Group) 412: 712-717. ISSN 0028-0836. OCLC 01586310 .
書籍
- 洋書
- “dirac's constant”. The American Heritage® Science Dictionary (1st ed.). Boston: Houghton Mifflin Harcourt. (January 25, 2005). ASIN B001P5HDQI. ISBN 0618455043. NCID BA73925776. OCLC 56356196
- 和書
- 物理学史研究刊行会 編、前川太市・辻哲夫・江渕文昭 訳 『熱輻射と量子』東海大学出版会〈物理学古典論分叢書〉、1970年5月。ASIN 4486001117。ISBN 4486001117。 NCID BN0095811X。OCLC 674052206。全国書誌番号:69001601。
- Einstein, A. 著、高田誠二・広重徹・上川友好 訳、物理学史研究刊行会 編 『光量子論』東海大学出版会〈物理学古典論分叢書〉、1969年4月。ASIN 4486001125。ISBN 4486001125。 NCID BN00957809。OCLC 675079787。全国書誌番号:21579698。
外部リンク
- BIPM
- “Draft Resolution A - 26th meeting of the CGPM (13-16 November 2018) (PDF)”. BIPM (2018年2月6日). 2018年5月9日閲覧。
- “A concise summary of the International System of Units, SI (PDF)”. BIPM (2018年2月6日). 2018年5月9日閲覧。
- CODATA Value
- “Planck constant”. 2015年6月27日閲覧。
- “Planck constant in eV s”. 2015年6月27日閲覧。
- “Planck constant over 2 pi”. 2015年6月27日閲覧。
- “Planck constant over 2 pi in eV s”. 2015年6月27日閲覧。
- “The Nobel Prize in Physics 1921”. 2013年12月28日閲覧。
ヘッダファイル
(H. から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 07:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ヘッダファイル(英: Header file)は、特にC言語やC++でのプログラミングで使われるファイルであり、一般にソースコード形式をしていて、コンパイラが別のソースファイルの一部として自動的に展開して使用する。一般にヘッダファイルは、ソースファイルの先頭部分に書かれたディレクティブによってインクルード(その場に内容を展開)される。インクルードファイル(英: Include file)とも。
ヘッダファイルには、サブルーチンや変数やその他の識別子の前方宣言が含まれていることが多い。複数のソースファイルで宣言する必要のある識別子を1つのヘッダファイルに置き、必要に応じて個々のソースファイルがそのヘッダファイルをインクルードする。
C言語やC++では、標準ライブラリ関数はヘッダで宣言されている(ただし、規格上ヘッダは必ずしもファイルであるとは限らない[1])。詳しくは、標準Cライブラリと標準C++ライブラリを参照されたい。
背景
最近の多くのプログラミング言語では、プログラムはサブルーチンなどの小さなコンポーネントに分割されており、各サブルーチンは複数の物理的に分割されたファイルに配置され、個々にコンパイルされる。あるサブルーチンがそのファイル以外で定義された何かを使う場合、前方宣言や関数プロトタイプといった概念を導入する必要が生じる。例えば、あるソースファイルに次のように関数が定義されるとする。
int add(int a, int b)
{
return a + b;
}
この関数を別のソースファイルで参照するには、関数プロトタイプで宣言する必要がある。従って、次のようになる。
extern int add(int, int);
int triple(int x)
{
return add(x, add(x, x));
}
しかし、この単純な手法ではプログラマが add
という関数の宣言を二箇所で管理しなければならなくなる。すなわち、実装が書かれたファイルとそれを使っているファイルである。その関数の定義が変更された場合、プログラマはプログラムのあちこちにある関数プロトタイプも全て更新しなければならない。
ヘッダファイルはこの問題を解決するものである。モジュール化されたヘッダファイルでは、そのモジュールが外部に公開する個々の関数、オブジェクト、データ型などの宣言をする。例えば、上記の例ではヘッダファイルには add
の宣言が含まれるだろう。add
を使っている各ソースファイルでは、そのヘッダファイルを #include
ディレクティブを使って導入する。
#ifndef H_ADD
#define H_ADD
extern int add(int, int);
#endif
#include "add.h"
int triple(int x)
{
return add(x, add(x, x));
}
これにより保守の負担が低減される。定義が変更された場合、ヘッダファイルにある宣言だけを更新すれば済む(変更内容によってはそれだけでは済まないこともある)。ヘッダファイルは、その中で宣言されたものの実体が定義されているソースファイルにもインクルードされることがある。これにより、コンパイラが定義と宣言が一貫しているかをチェックできる。
#include "add.h"
int add(int a, int b)
{
return a + b;
}
一般にヘッダファイルはインタフェースだけを提示するのに使われ、そこで宣言されたコンポーネントの使い方をある程度解説する文書を(コメントなどで)含んでいることが多い。上記の例では、サブルーチンの実装は別のソースファイルにあり、個別にコンパイルされる。C言語やC++における例外としてインライン関数がある。多くの実装ではインライン関数の展開はコンパイル時にその定義がないとできない実装になっていることが多いためである。
代替手法
ヘッダファイル以外にも、他のファイルで定義された識別子の宣言にアクセスする方法はある。ヘッダファイルの場合、実装しているファイルと宣言しているヘッダファイルの2ヶ所の更新を同期させる必要がある。
ヘッダーファイルという方法を用いないプログラミング言語もある。Javaなどの言語では、パッケージにより、コンパイラが把握できるようにしている。モジュールという名称で、同様の機能を有する言語もある。C++においても、モジュールの仕組みが提案されている[2]。
脚注
- ^ C11 standard, 7.1.2 Standard headers, p. 181, footnote 182: "A header is not necessarily a source file, nor are the
<
and>
delimited sequences in header names necessarily valid source file names. - ^ “A Module System for C++ (Revision 4) (PDF)” (英語). JTC1/SC22/WG21 - The C++ Standards Committee (2016年2月15日). 2016年6月5日閲覧。
関連項目
外部リンク
有気音
有気音 | |
---|---|
◌ʰ |
無気音 | |
---|---|
◌˭ |
有気音(ゆうきおん)または帯気音(たいきおん)は、破裂音、摩擦音および破擦音において、調音器官の開放より少し遅れて母音の声帯振動が始まる子音。閉鎖の開放後に息の流れる音(破擦音の場合は摩擦音)が聞こえる。対義語は無気音。
表記
国際音声字母では [ʰ] 、X-SAMPAでは [_h] であらわされる。
- 古くは [ʻ] を用いることもあった。
ラテン文字表記では h や '(アポストロフィ)を加えることで表されることがある。
- 例: タイ → Thai、平壌 → P'yŏngyang
また、有声音を音素として持たない言語のラテン文字表記では、有声音の文字で無気音を、無声音の文字で有気音を表すことがある。中国語の漢語拼音、朝鮮語の文化観光部2000年式などを参照。
各言語の例
中国語や朝鮮語などでは、有気音と無気音とが弁別的な対立をなしている。
- 中国語の例
- 有気音: 踏 tà [tʰa]
- 無気音: 大 dà [ta]
タイ語では無声有気音、無声無気音、有声音の3種が弁別的に用いられている。
ヒンディー語、ウルドゥー語など、インド系の多くの言語には、有気音と無気音の対立に加え、有声音と無声音の対立を組み合わせて、同一調音部位で4つの子音を弁別的に用いているが、このうちいわゆる「有声帯気音」は音声学的には息もれ声をともなう有声子音であり、無声の帯気音とは機構が異なる。
- 例: ヒンディー語の軟口蓋音 क [ka], ख [kʰa], ग [ga], घ [gʱa]
古典ギリシア語には破裂音に無声無気音・無声帯気音・有声音の三項対立が存在した。現在では無声帯気音は摩擦音に変化している。
アルメニア語の東部方言には無声無気音・無声帯気音・有声音の三項対立が存在する。西部方言では有声音が無声帯気音に合流し、逆に無声無気音が有声音に変化したため、二項対立になっている。
フランス語には有気音は存在しない。リエゾン、エリジオンを起こさない h aspiré を、「有気(音)の h 」と訳す場合がある(「有音の h 」と呼ぶのが普通)が、音声学でいう有気音とは関係ない。
英語では強勢のある音節頭位の無声破裂音(s に続く場合を除く)が、ドイツ語では無声破裂音すべてが、帯気している。しかし無気音と音韻的に異なる音素ではない。
現代アイスランド語の破裂音には有声音がなく、無声無気音と帯気音の対立がある。母音のあとの位置では前気音(ぜんきおん) [ʰp ʰt ʰk] を有する。
参考文献
- Ladefoged, Peter and Sandra F. Disner (2012) Vowels and Consonants, Wily-Blackwell, 『母音と子音:音声学の世界に踏み出そう』田村幸誠・貞光宮城訳、開拓社、2021年. ISBN 978-4758923514
外部リンク
- 子音
肺臓気流 両唇 唇歯 歯 歯茎 後部歯茎 そり舌 硬口蓋 軟口蓋 口蓋垂 咽頭 声門 破裂 p b (p̪) (b̪) (t̪) (d̪) t d ʈ ɖ c ɟ k ɡ q ɢ ʔ 鼻 (m̥) m ɱ (n̥) n ɳ ɲ ŋ ɴ ふるえ (ʙ̥) ʙ (r̥) r ʀ はじき (ⱱ̟) ⱱ ɾ ɽ (*) (*) 摩擦 ɸ β f v θ ð s z ʃ ʒ ʂ ʐ ç ʝ x ɣ χ ʁ ħ ʕ h ɦ 側面摩擦 ɬ ɮ 接近 (β̞) (ʋ̥) ʋ (ɹ̥) ɹ ɻ j ɰ 側面接近 (l̥) l ɭ ʎ ʟ 非肺臓気流 吸着 ʘ ǀ ǃ ǂ ǁ 入破 ɓ ɗ (ᶑ) ʄ ɠ ʛ 放出 pʼ (t̪ʼ) tʼ kʼ (qʼ) sʼ その他 同時調音 ʍ w ɥ ɕ ʑ ɧ (k͡p) (ɡ͡b) (ŋ͡m) 喉頭蓋音 ʜ ʢ ʡ 舌唇音 (t̼) (d̼) (n̼) (θ̼) (ð̼) その他側面音 ɺ (*) (ɫ) 破擦音 p͡ɸ b͡β p̪͡f b̪͡v t͡θ d͡ð t͡s d͡z t͡ʃ d͡ʒ ʈ͡ʂ ɖ͡ʐ t͡ɕ d͡ʑ c͡ç ɟ͡ʝ k͡x ɡ͡ɣ q͡χ t͡ɬ d͡ɮ ʔ͡h 記号が二つ並んでいるものは、左が無声音、右が有声音。網掛けは調音が不可能と考えられる部分。
丸括弧内はIPA子音表(2005年改訂版)に記載されていないもの。- 国際音声記号 - 子音