ヨーロッパ
面積 | 1018万 km2[1] (第6位)[a] |
---|---|
人口 | 745,173,774 (2021年; 3位)[2][3] |
人口密度 | 72.9/km2 (第2位) |
GDP (PPP) | $30.37兆 (2021年推計、第2位)[4] |
GDP (名目上) | $23.05兆 (2021年推計、 第3位)[5] |
GDP per capita | $31,020 (2021年推計、 第3位)[c][6] |
HDI | 0.845[7] |
地域 | |
住民の呼称 | ヨーロッパ人 |
国数 | 50の主権国家 6の一部から承認された国家 |
保護領 | 6の属領 |
言語 | 最も一般的な母国語: |
標準時 | UTC−1 ~ UTC+5 |
使用TLD | .eu (EU) |
最大都市 | 最大都市圏: |
ヨーロッパ[注釈 1](ポルトガル語・オランダ語: Europa ポルトガル語: [ew.ˈɾɔ.pɐ] オランダ語: [øːˈroːpaː, ʏˑˈroːpaˑ])は六大州の一つ。漢字表記は欧羅巴であり欧州(おうしゅう)とも表記される。省略する場合は欧の一字を用いる。
概説
地理的には、ユーラシア大陸北西の半島部を包括し、ウラル山脈及びコーカサス山脈の分水嶺とウラル川・カスピ海・黒海、そして黒海とエーゲ海を繋ぐボスポラス海峡-マルマラ海-ダーダネルス海峡が、アジアと区分される東の境界となる[10][11]。
面積から見るとヨーロッパ州は世界で2番目に小さな大州であり、1018万km2は地球表面積の2%、陸地に限れば6.8%を占める。アジアに跨る領土を持つロシアは、ヨーロッパ50か国の中で面積および人口第1位の国家である。対照的に最も小さな国家はバチカン市国である。総人口はアジア・アフリカに次ぐ7億3300万である。これは地球総人口の11%である[12]。
ヨーロッパ、特に古代ギリシアは西洋文明発祥の地である[13]。これは、16世紀以降の植民地主義の始まりとともに世界中に拡散し、支配的な役割を果たした。16世紀から20世紀の間、ヨーロッパの国々はアメリカ州、アフリカ、オセアニア、中東、アジアの大部分を支配下に置いた。2度の世界大戦はヨーロッパを戦火で覆い、20世紀中頃の西ヨーロッパによる世界への影響力減衰に結びつき、その地位をアメリカ合衆国とソビエト連邦に奪われる結果となった[14](のちに、ソ連崩壊に伴ってアメリカ合衆国がこの地位へ再び戻った状態となり、現在まで唯一の超大国となっている)。
定義
定義史
用語「ヨーロッパ」は、歴史が展開する中で使われ方が様々に発展[15][16]。地理用語としてのEurṓpēの記録に残る最古の使用法は、エーゲ海の南海岸を指したもので、デロス島のアポローンに捧げられたホメーロス風讃歌にある。初めてヨーロッパとアジアを区分した地図はミレトスのヘカタイオスが作成した[17]。ギリシアの歴史家ヘロドトスは著書『歴史』第4章にて[17]、世界がヨーロッパ・アジア・リビアの3箇所に分けられ、その境界はナイル川とリオニ川であることを示唆した。彼はさらに、ヨーロッパとアジアの境界はリオニ川ではなくドン川とする考えもあると述べている[18]。1世紀の地理学者ストラボンも東側の境をドン川と考えた[19]。フラヴィウス家の人物の著述や『ヨベル書』では、各大陸をノアから3人の息子たちへそれぞれ与えられたものと記している。そこでは、ヨーロッパはリビアとの境となるジブラルタル海峡のヘラクレスの柱から、アジアとの境となるドン川まで広がる地域としている[20]。
ヨーロッパの文化に言及すると、まず大きく東西2つに分けられ、「西ヨーロッパ」はラテン語とキリスト教世界が結合し8世紀に形成された地域となり、ゲルマン民族の伝統とラテン系キリスト教文化の合流と表され、「東ヨーロッパ」は「ビザンティン帝国」となる。これらはイスラム圏と対比することもできる。西ヨーロッパ地域はイベリア半島北部、ブリテン諸島、フランス、キリスト教化されたドイツ西部、アルプスそして北および中央イタリアが該当する[21]。この考えはカロリング朝ルネサンスの影響を受け継いだもので、カール大帝の文化相となったアルクィンの手紙の中に、しばしば Europa の単語が見られる[22]。このような文化的また地理的な区分は中世後期まで用いられたが、大航海時代にはそぐわなくなった[23][24]。ヨーロッパの定義問題は最終的に、スウェーデンの地理学者兼地図製作者のフィリップ・ヨハン・フォン・シュトラーレンベルクが提唱した、水域ではなくウラル山脈を最も重要な東の境とする1730年の案がロシア・ツァーリ国を皮切りにヨーロッパ各国の支持を集め、解決を見た[25]。
現代の定義
現代では、ヨーロッパとはユーラシア大陸の北西に位置する半島と認識され、北・西・南が大きな水域で区切られた陸地と認識される。東の境界は通常ウラル山脈からウラル川を経由してカスピ海に接続し、そこから南東にあるコーカサス山脈を通って黒海・ボスポラス海峡そして地中海まで繋がる[26]。
社会政治学的または文化的な側面を考慮すると、ヨーロッパの境界は様々な言及がなされる。例えば、キプロスは小アジアのアナトリア半島に近接しているが、ここはしばしばヨーロッパの一部とみなされ、現在ではEUの一員でもある。逆にマルタは長い間アフリカに属する島と受け止められていた[27]。日本の外務省の公式サイトは、NIS諸国に該当するアルメニア、カザフスタンなどを欧州に含めている[28]。
「ヨーロッパ」という単語は、欧州共同体(European Union, EU)のみを指す地政学的な制限を加えて用いられる事もあり[29]、さらに排他的な用例や文化的な中心地と定義する場合もある。その一方で、欧州評議会には47か国が参加しているのに対し、EU加盟国は27か国に過ぎない[30]。
呼称
語源
単語ヨーロッパの語源にはさまざまな説がある。古代のギリシア神話には、主神ゼウスが白い雄牛に変化して攫ったフェニキアの王女エウローペー(希: Εὐρώπη)が登場する。ゼウスは彼女をクレタ島へ連れ出し、そこでミーノースら3人の子どもを得た[31]。このエウローペーがヨーロッパの語源という説がある[32]。
他に、「広い・幅広い」を意味するギリシア語の εὐρύς[注釈 2][33]に「眼」を意味する ὤψ[注釈 3]、「顔」を意味する ὠπ[注釈 4]、「相貌」を意味する ὀπτ[注釈 5]が付加され[34]、合わせた Eurṓpē は「広く熟視する」や「幅広い方角」という意味を持つという。初期インドヨーロッパ語族の信仰では、broad(広い)とは地球そのものを指す形容詞句であった[35]。
他の説ではセム語派の言語に源流を求め、アッカド語の erebu[注釈 6] (「太陽が沈むところ」) が元だとも言い[36]、フェニキア語の ereb[注釈 7] (「夕方、西」) [17]やアラビア語の Maghreb[注釈 8](マグリブ)やヘブライ語の ma'ariv[注釈 9]と同根語だと言う。ただし、マーチン・リッチフィールド・ウエストは、Europaとセム語の単語との間には、音韻論的に合致する部分がほとんど無いと主張した[37]。
各言語での語形
ヨーロッパの大半の言語で、発音こそ違えど綴りは Europa であるが、英語・フランス語では末尾音が脱落し、Europe となる。英語での発音は「ˈjʊərəp」「ˈjɜrəp」で、オクスフォード英語辞典オンラインが示す「Europe」の発音記号は、イギリス英語では「ˈjʊərəp」「ˈjɔːrəp」、アメリカ英語では「ˈjərəp」「ˈjurəp」である。
日本語の「ヨーロッパ」は、何らかの外国語の発音を直接に音写したものではない。この語は、戦国時代末~江戸時代初期にポルトガル語の Europa(エウロパ)から借用され、「えうろつは」と表記され、「エウロッパ」と発音された。促音の挿入は、原音を反映したものではなく、当時の日本語では促音・撥音の後にのみ p 音が現れたためである(capa → かっぱ もその例)。その後、「エウ」が拗長音化規則により「ヨー」に遷移し、「ヨーロッパ」となった。
漢語では「欧羅巴(歐羅巴)」と音写されたため、中国語では漢字で「歐洲」と表される。日本語においても「欧州連合」のような漢字表記もあるが、カタカナ「ヨーロッパ」の方が一般的である。ちなみに、「欧(歐)」という漢字は、音を表す「區」と意味を示す「欠」とを組み合わせた形声文字で、もともと「吐く」を意味する単語を表記したが[38]、現在ではもっぱら当て字として「ヨーロッパ」の意味のみに用いられている。
他の語
多くの主要言語では Europa から派生した単語が、大陸(もしくは半島)を指して使われる。しかしトルコ語では、ペルシャ語を語源とする Frangistan (フランク人の土地)という単語が、正式名称の Avrupa や Evropa よりも多用される[39]。
領域
ヨーロッパとは歴史や伝統、文化に共通する地域を類型化してできた地域名であり、地学上はユーラシア大陸西端の半島にすぎない。そのため、領域は観念的なものである。
国際連合による分類
- 上記の国家のアジア部分
- 上記の国家のアジア部分
- 上記の国家のアジア部分
ワールド・ファクトブックによる分類
冷戦時代の分類
- ヨーロッパの衛星写真
- 現在ヨーロッパ各国の地図
- 国旗地図
歴史
地質史
ヨーロッパ大陸の起源は、22億5000万年前のバルト盾状地(フェノスカンディア)とサルマティア・クラトン形成まで遡ることができる。その後、ヴォルガ-ウラリア盾状地も形成され、この3つが合わさり東ヨーロッパ・クラトン(バルティカ大陸)へ発達した。これはさらに集積し、超大陸であるコロンビア大陸の一部となった。約11億年前には、バルティカとローレンシア大陸の一部であったアークティカ大陸が合わさりロディニア大陸となった。約5億5000万年前には孤立しふたたびバルティカ大陸となったが、約4億4000万年頃にまたローレンシア大陸と衝突してユーラメリカ大陸が形成、後にゴンドワナ大陸と合わさりパンゲア大陸へと成長した。1億9000万年前、大西洋へと成長する分断が始まり、パンゲア大陸はゴンドワナ大陸とローラシア大陸に別れ始め、じきにローラシア大陸もローレンシア(北アメリカ)とユーラシアに分裂した。ただしこの2大陸は長い間グリーンランドで繋がっており、動物の行き来があった。これも5000万年前頃から海面の起伏や低下活動を通じて現在に通じるヨーロッパの姿が形成され、アジアなどと接続した。現在のヨーロッパの形は500万年前頃の第三紀遅くに形成された[40]。
先史時代
ヨーロッパに定住した初期のヒト科は、約180万年前にジョージアにいたホモ・ゲオルギクスである[41]。他にも、スペインのアタプエルカからは、約100万年前のヒト科の化石が発見された[42]。ドイツのネアンデル谷を名の由来とするネアンデルタール人がヨーロッパに現れたのは約15万年前であり、紀元前28,000年頃には気候変動などの要因から、ポルトガルに最後の足跡を残し絶滅した。彼らに取って代わったのがクロマニョン人であり、ヨーロッパには4.3万年前から4.0万年前頃に進出した[43]。
新石器時代には、作物の栽培や家畜飼育の開始、定住人口が著しく増え、土器の使用も広範囲に及んだ。これらは紀元前7000頃に、農業の先進地であるアナトリア半島や近東からの影響を受けたギリシアやバルカン半島で始まり、南東ヨーロッパからドナウ川やライン川の渓谷を伝って線形陶器文化を形成し、地中海沿岸経由には紀元前4500年から前3000年頃に伝播した。これら新石器時代の文化は中央ヨーロッパから西や北端まで達し、さらに銅器の製法技術が伝わった。新石器時代の西ヨーロッパは、大規模な農耕集落ではなく土手道付き囲い地やクルガンまたは巨石古墳のような遺跡で特徴づけられる[44]。戦斧文化の隆盛がヨーロッパを石器時代から銅器時代へと転換させた。この期間、マルタの巨石神殿群やストーンヘンジなどの巨石遺跡が西または南ヨーロッパで建設された[45][46]。ヨーロッパの鉄器時代は紀元前800年頃に、ハルシュタット文化が担い始まった[47]。
ヨーロッパ概念の嚆矢
歴史家ヘロドトスは『世界』にて、ヨーロッパが単に「西」の地を指すのみならず、アジアと異なる世界である事を記述した。彼は第7章にて、ペルシア戦争時のクセルクセス1世と亡命スパルタ人デマラトスとの会話を記しているが、ここでクセルクセス1世は統率者不在で自由放任にあるギリシア人がペルシアの大軍に反抗するとは思えないと語る。それに対しデマラトスは、ギリシアの自由民は自ら定めた法に忠実であり、降伏勧告を受諾する事はないであろうと返す[17]。ヘロドトスは、神聖的絶対君主に「隷属」するアジアと、国民たちによる規律ある「自由」のヨーロッパを対比させている[17]。しかし厳密にはヨーロッパではなくギリシャを対比させている。ヨーロッパは比較的自由だがギリシャは自由だ、としている後代のアリストテレスと共に、ヨーロッパと自己を区別したギリシャの自意識がここにある。
このような対比はアイスキュロスの『ペルシア人』にもあり、ペルシア人の合唱隊がクセルクセス1世の母アトッサを神の妃であり母と讃えるのに対し、決戦に向かうギリシア人が「祖国に自由を」と叫ぶ姿を描写した[17]。古代ギリシアでは、このように隷属を特徴とするアジアとは異なる社会形態を持つ地として、自らの社会を区分する概念を持っていた[17]。
以下は
ヨーロッパ文明の系譜
古くからヨーロッパ文明の源泉として、ギリシャ文明とローマ文明の存在が語られ、ヨーロッパ文明は、このいわゆる「地中海文明」の直系の子孫だとされてきた[48]。ギリシャ文明から西ヨーロッパ文明という直線的系譜があると当然のように考えられ、ヨーロッパ文明は、ギリシャ・ローマの地中海文明に、ユダヤ教の子孫であるキリスト教が合体して形成された、「ヘレニズムとヘブライズムの統合としてのヨーロッパ」いうイメージが一般に流布してきた[48]。
しかし、このような「3000年にわたる『ヨーロッパ文明』の連続性のイメージ」は、真実とは言い難く、西ヨーロッパ文明とギリシャ・ローマ文明の直接的連続性は存在しない[49]。ギリシャの地中海文明をそのまま連続的に受け継いだのは、5世紀以降のビザンツ帝国、8世紀以降のイスラーム世界であり、むしろ西ヨーロッパ世界は、イスラーム世界の勃興で地中海文明から切り離されることで成立した[49]。ギリシャ・ローマ文明はイスラーム文明を経由し、そこでの独自の発展を含めて12世紀を中心にヨーロッパにもたらされており、西ヨーロッパ文明が基盤を確立したのは12世紀以降である[49]。「ヨーロッパ文明の源泉としてのイスラーム文明」は長い間無視され、ヨーロッパ中心主義の時代には特に無視・軽視されてきた[49]。近年では(2002年時点)、ヨーロッパがイスラーム文明を取り入れて、それを吸収することでどのように自らの文明を築いていったのか、経緯が明らかになりつつある[48]。
ギリシャ・ローマ文明という外部的要因だけでなく、ゲルマン的地盤に注目すべきだと力説する人々もおり、最近ではケルト的地盤が言及されることも増えている[48]。
地理
ヨーロッパは、ユーラシア大陸西の1/5を占める陸地であり[26]、アジアとの地形的に明瞭な区分がない[10]。
ヨーロッパの主軸山系は西からピレネー山脈、アルプス山脈、カルパティア山脈・ディナル・アルプス山脈がある。これらは急峻ではあるが、古代からかなり高地にまで集落がつくられ交易が行われていたように、アジアのヒマラヤ山脈のような人跡未踏の地にはならず、山脈の両側にある程度の分岐を施しながらも断絶させるようなものではなかった[50]。
河川は、ヨーロッパ大陸が小さいため、アジアやアフリカ・アメリカのような大河が無い。アルプス山脈北側は北ヨーロッパ平野などの比較的広い平野をゆるやかな川が流れる。これらの水量は一年を通して変化が少なく、また分水嶺が低い事もあって運河建設が容易な特徴も持っており、水運を発達させやすい性質を持っている。例えば国際河川であるライン川は1000トンクラスの船がスイスまで曳航可能である[51]。これに対し、地中海に注ぐヨーロッパの河川は、源流となる山脈が海に近いため短く、かつ水量がポー川を除きおしなべて少ない[51]。
人文地理的な区分[51]をヨーロッパに施すと、3つの領域に分けることができる[52]。アフリカを含めた地中海沿岸は、ナイル川流域[51]やイベリア半島の一部を除き、およそ内陸と呼べる平野部分が狭い。そのため、各文明は海岸前沿岸部に形成され、そして発展は内陸よりも地中海へ漕ぎ出す志向を強めた[52]。これに対し、アルプス北部の西ヨーロッパには水運に適した河川が多く見られる[53]。そのため、この地域では港湾都市が海岸線よりも河川流域で発達し、ケルン、ブレーメン、ハンブルクそしてロンドンもこの例に当たる。海岸都市はオランダなど16世紀以降にしか見られない[51]。13世紀以降は開墾が盛んになり、河川地域や沼沢地の開墾が盛んになり、海岸線の開拓にも着手されるようになった[53]。残る東ヨーロッパは東ヨーロッパ平原の平坦で単調な地形が広がり、中央アジアの草原地帯へと続いている。そのため東方からの異民族侵入に弱く、結果的に何度も占拠を許した。ヨーロッパの防衛線は、事実上西ヨーロッパの東端となり、東ヨーロッパは都市化が遅れた[54]。
ヨーロッパの国々
国名 | 漢字表記[注釈 10] | 原語(公用語)表記 | 首都 |
---|---|---|---|
アルバニア共和国 | 阿爾巴尼亜 | Shqipëria | ティラナ |
アンドラ公国 | 安道爾 | Andorra | アンドラ・ラ・ベリャ |
オーストリア共和国 | 墺太利/奥地利 | Österreich | ウィーン |
ベラルーシ共和国 | 白露西亜/白俄羅斯 | Беларусь/Белоруссия | ミンスク |
ベルギー王国 | 白耳義/比利時 | België/Belgique/Belgien | ブリュッセル |
ボスニア・ヘルツェゴビナ | 波士尼亜赫塞哥維納 | Bosna i Hercegovina | サラエヴォ |
ブルガリア共和国 | 勃牙利/保加利亜 | България | ソフィア |
クロアチア共和国 | 克羅埃西亜/克羅地亜 | Hrvatska | ザグレブ |
チェコ共和国 | 捷克 | Česká Republika | プラハ |
デンマーク王国 | 丁抹/丹麦 | Danmark | コペンハーゲン |
エストニア共和国 | 愛沙尼亜 | Eesti | タリン |
フィンランド共和国 | 芬蘭 | Suomi/Finland | ヘルシンキ |
フランス共和国 | 仏蘭西/法蘭西 | France | パリ |
ドイツ連邦共和国 | 独逸/徳意志 | Deutschland | ベルリン |
ギリシャ共和国 | 希臘 | Ελλάδα | アテネ |
ハンガリー | 洪牙利/匈牙利 | Magyarország | ブダペスト |
アイスランド | 氷島/氷州/愛斯蘭/氷洲 | Ísland | レイキャヴィーク |
アイルランド | 愛蘭/愛爾蘭 | Éire/Ireland | ダブリン |
イタリア共和国 | 伊太利/伊太利亜/義大利/意大利 | Italia | ローマ |
ラトビア共和国 | 拉脱維亜 | Latvija | リガ |
リヒテンシュタイン公国 | 列支敦士登 | Liechtenstein | ファドゥーツ |
リトアニア共和国 | 立陶宛 | Lietuva | ヴィリニュス |
ルクセンブルク大公国 | 盧森堡 | Luxembourg/Luxemburg/Lëtzebuerg | ルクセンブルク市 |
マルタ共和国 | 馬耳他 | Malta | バレッタ |
モルドバ共和国 | 摩爾多瓦 | Moldova | キシナウ |
モナコ公国 | 摩納哥 | Monaco | モナコ |
モンテネグロ | 黒山国/門的内哥羅 | Црна Гора/Crna Gora | ポドゴリツァ |
オランダ王国 | 和蘭/阿蘭陀/荷蘭/尼德蘭 | Nederland | アムステルダム |
北マケドニア共和国 | 北馬其頓 | Северна Македонија | スコピエ |
ノルウェー王国 | 諾威/挪威 | Norge/Noreg | オスロ |
ポーランド共和国 | 波蘭[注釈 11] | Polska | ワルシャワ |
ポルトガル共和国 | 葡萄牙 | Portugal | リスボン |
ルーマニア | 羅馬尼亜[注釈 12] | România | ブカレスト |
ロシア連邦 | 露西亜/俄羅斯/鄂羅斯/斡羅思 | Россия | モスクワ |
サンマリノ共和国 | 聖馬力諾 | San Marino | サンマリノ市 |
セルビア共和国 | 塞爾維/塞爾維亜 | Србија/Srbija | ベオグラード |
スロバキア共和国 | 斯洛伐克 | Slovensko | ブラチスラヴァ |
スロベニア共和国 | 斯洛文尼亜 | Slovenija | リュブリャナ |
スペイン王国 | 西班牙/日斯巴尼亜 | España | マドリード |
スウェーデン王国 | 瑞典[注釈 13] | Sverige | ストックホルム |
スイス連邦 | 瑞西[注釈 13]/瑞士 | Schweiz/Suisse/Svizzera/Svizra/Helvetia | ベルン |
ウクライナ | 宇克蘭/烏克蘭 | Україна | キーウ(キエフ) |
イギリス[注釈 14] | 英吉利 | United Kingdom | ロンドン |
バチカン市国 | 和地関/梵蒂岡 | Status Civitatis Vaticanae/Stato della Città del Vaticano | バチカン |
以下に、場合によってはヨーロッパに分類されることがある地理的意味でのアジアの国々を示す。
国名 | 漢字表記 | 原語(公用語)表記 | 首都 | 備考 |
---|---|---|---|---|
アルメニア共和国 | 亜美尼亜 | Հայաստան | エレバン | コーカサス地方の国。欧州評議会加盟国。ヨーロッパオリンピック委員会・欧州サッカー連盟に所属。 |
アゼルバイジャン共和国 | 阿塞拜疆 | Azərbaycan | バクー | コーカサス地方の国。欧州評議会加盟国。ヨーロッパオリンピック委員会・欧州サッカー連盟に所属。 |
キプロス共和国 | 賽普勒斯/塞浦路斯 | Κύπρος/Kıbrıs | ニコシア | 南部はギリシャ系、北部はトルコ系が実効支配中。ヨーロッパ連合加盟国。国連はキプロスを西アジアに分類[55] |
ジョージア | 具琉耳/喬治亜 | საქართველო | トビリシ | コーカサス地方の国。欧州評議会加盟国。ヨーロッパオリンピック委員会・欧州サッカー連盟に所属。 |
イスラエル国 | 以色列 | מדינת ישראל | エルサレム | ヨーロッパオリンピック委員会・欧州サッカー連盟・欧州野球連盟に所属 |
カザフスタン共和国 | 哈薩克斯坦 | Қазақстан/Казахстан | アスタナ | 国土の西部がヨーロッパに属する。欧州サッカー連盟に所属 |
トルコ共和国 | 土耳古/土耳其 | Türkiye | アンカラ | バルカン半島からアナトリア半島に跨る。北大西洋条約機構加盟国。ヨーロッパオリンピック委員会・欧州サッカー連盟・欧州野球連盟に所属 |
以下に、事実上独立した地域(国家の承認を得る事が少ない、またはない国)を示す。
国名 | 漢字表記 | 原語(公用語)表記 | 首都 | 備考 |
---|---|---|---|---|
コソボ共和国 | 科索沃 | Republika e Kosovës | プリシュティナ | セルビアからの独立を主張 |
沿ドニエストル共和国 | 德涅斯特河沿岸 | Република Молдовеняскэ Нистрянэ | ティラスポリ | モルドバからの独立を主張 |
南オセチア共和国 | 南奥塞梯 | Хуссар Ирыстон | ツヒンヴァリ | ジョージアからの独立を主張 |
アブハジア共和国 | 阿布哈茲 | Аҧсны | スフミ | ジョージアからの独立を主張 |
北キプロス・トルコ共和国 | 北賽普勒斯 | Kuzey Kıbrıs Türk Cumhuriyeti | レフコシャ | キプロスからの独立を主張 |
アルツァフ共和国 | 阿尔扎赫 | Արցախի Հանրապետություն | ステパナケルト | アゼルバイジャンからの独立を主張 |
各国の位置
気候
ヨーロッパは概して偏西風が吹き付け、付近に北大西洋海流が流れるため、温帯気候領域にある。北大西洋海流が影響し、同緯度の他地域よりも温暖である[56]。このような条件が働き、ナポリの年間平均気温は16℃(60.8°F)であり、ほぼ同じ緯度にあるニューヨークの12℃(53.6°F)よりも高い。ドイツのベルリンは、カナダのカルガリーやロシアのアジア大陸部の都市イルクーツクとほぼ同じ緯度にあるが、1月の平均気温はカルガリーより約8℃(15°F)、イルクーツクより22℃(40°F)ちかく高い[56]。
細かな差異では、地中海沿岸は夏に亜熱帯気候的性格を現して雨量が極端に少なくなるのに対し、冬は温暖で雨も多い[52]。西ヨーロッパは海洋性気候の特徴を持ち、夏は涼しく冬は暖かい。季節による雨量の変化も少なくほぼ一定している[53]。これに対し東ヨーロッパは大陸性気候であり、夏は暑く冬は寒い。黒海沿岸を除き雨量は少なく、冬には多くの河川や湖沼が凍結する[54]。
植生
かつて、おそらくヨーロッパの80-90%は森林で覆われていた[57]。その姿は今から1000年ほど前までは維持されていたと考えられる。花粉学研究結果によると、太古にはハシバミ類が主流であったが、時とともにナラ、ニレ、シナノキが繁り、5-6世紀頃にはブナ、ツノギ、モミ、ハリモミ類が優勢になった。10世紀末-11世紀頃にはこれらにシラカバやクリも加わり豊かな樹相を成していた。山岳地帯や北欧ではハリモミ類が、南ヨーロッパではマツ類も見られた[58]。ただし乾燥した地中海沿岸では、古くから森林の発達は限定的であった[53]。東ヨーロッパでは北部こそ針葉樹林が広がっていたが、東南部は乾燥したステップ地帯が広がり木々の生長はあまり見込めなかった。黒海沿岸は肥沃な黒土域であり、古代から豊かな穀物収穫があげられていた[54]。
これらに変化が見られたのは12世紀後半以降、盛んに広まった羊の放牧による森林伐採と牧草地化である[53]。イギリスおよびイベリア半島で盛んになった季節的移動牧畜、そして11-13世紀頃に人口が急激に増えた影響から開墾や住居地化が広がった。樹木の種類にも人間の活動による選別が加わり、ドングリなど家畜飼料に使える種実類をもたらすナラ・ブナ・クリ類は木材用としても珍重されたが、これらに適さないマツは多くが伐採され、南欧のステップ化を促進した[58]。現在ヨーロッパで多く見られるプラタナスやポプラなどは、近年になって人間が植栽したものである[58]。
政治
ヨーロッパの現在の政治は、当該大陸内における歴史的な事案にまで遡ることが出来る面が強い。同様に、当該大陸内の地理や経済、各国の文化も現在のヨーロッパの政治構成に貢献している点が見受けられる[59]。
この節の加筆が望まれています。 |
経済
大陸という単位で見れば、ヨーロッパの経済規模は最も大きく、2008年の資産データでは32.7兆ドルと、北アメリカの27.1兆ドルを上回る[60]。2009年においてもヨーロッパは、経済危機前の水準を上回る総資産総額37.1兆ドルという世界全資産の1/3を確保し、最も豊かな地域であり続けた[61]。
27か国で構成される欧州連合のうち16か国が共通通貨であるユーロに移行し、世界一の単一経済統合地域を創設した。国別GDP (PPP) 比較では、世界の上位10か国中5か国がヨーロッパ諸国で占められた。『ザ・ワールド・ファクトブック』によると、ドイツが5位、イギリスが6位、ロシアが7位、フランスが8位、イタリアが10位にランクインした[62]。
ヨーロッパ内部では、一人あたりの国民所得に大きなばらつきがある。最も高いモナコは172,676USドル(2009年)、最も低いモルドバは1,631USドルに過ぎない[63]。
言語・民族
言語
ヨーロッパの言語はほとんどがインドヨーロッパ語族に属すが、一部はウラル語族やカフカス諸語に属し、バスク語は孤立した言語である。
- インド・ヨーロッパ語族
- ゲルマン語派 :英語、オランダ語、ドイツ語、ルクセンブルク語、ノルウェー語、スウェーデン語、デンマーク語、アイスランド語、フェロー語など
- イタリック語派 :イタリア語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ルーマニア語、カタルーニャ語、ロマンシュ語など
- ケルト語派 :アイルランド語、ウェールズ語、スコットランド・ゲール語、マン島語など
- スラブ語派 :ロシア語、ベラルーシ語、ウクライナ語、チェコ語、スロバキア語、ブルガリア語、マケドニア語、スロベニア語、セルビア語、ボスニア語、クロアチア語、モンテネグロ語、ポーランド語など
- バルト語派 :ラトビア語、リトアニア語
- ギリシャ語派 :ギリシャ語
- アルバニア語派 :アルバニア語
- アルメニア語派 :アルメニア語
- インド・イラン語派 :オセット語、ロマ語
- ウラル語族
- コーカサス諸語 :チェチェン語、グルジア語など
- バスク語
- アフロ・アジア語族 :マルタ語
- アルタイ諸語
住民の遺伝子
ヨーロッパ人はコーカソイドに属す。Y染色体ハプログループは、西ヨーロッパを中心にハプログループR1b (Y染色体)が最も高頻度にみられるほか、バルカン半島と北欧でハプログループI (Y染色体)、東欧でハプログループR1a (Y染色体)、北西ヨーロッパでハプログループN (Y染色体)、南ヨーロッパでハプログループE1b1b (Y染色体)が高頻度に見られる。
宗教
歴史的に、ヨーロッパの宗教は西洋美術史、文化、西洋哲学、EU法などに影響を及ぼした。ヨーロッパ主要の宗教は、カトリック、正教会、プロテスタントの3様式に分かれたキリスト教である。これに続き、東南ヨーロッパ(ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、コソボ、カザフスタン、北キプロス・トルコ共和国、トルコ、アゼルバイジャン)で主に信仰されるイスラム教がある。その他、ユダヤ教、ヒンドゥー教、仏教などがあり、ロシアのカルムイク共和国ではチベット系仏教が主流である。一方で、ヨーロッパは比較的世俗的風潮が強いところでもあり、無宗教や不可知論、無神論を標榜する人々も西ヨーロッパを中心に増加傾向にあり、実際にチェコ、エストニア、スウェーデン、ドイツ(特に旧東ドイツ)、フランスなどで無宗教を表明している人の割合が高い[64]。
統合
11世紀以降、ヨーロッパは各都市間および農村との間を繋ぐ交通網と経済交流が盛んに行われ、日用品や生活必需品までもの需要供給関係が確立していた。そして共通のラテン語を基盤とする普遍的文化に覆われていた。この統一的な状態を破壊したものが、近代的な国民国家の成立と言える。それぞれの国が個別の言語や法律などを以って政治的支配を施し、内政的には都市と農村の対立、外交的には分断された主義を原因とする争いが激化し、ヨーロッパの近代を「戦争の世紀」に陥らせた[65]。
欧州統合は通貨・経済から、最終的には政治統合までを目指す活動であり、それは国民国家樹立以前の普遍的なヨーロッパを現代に復活させようという動きでもある。そして現代的視点からすれば、欧州統合は地方主義そして国民国家の緩やかな否定でもある。アメリカ合衆国と比肩する政治・経済共同体として国際的な立場を強化するという点もさる事ながら、思考的にも近代的な政治区画観念から脱却し、大陸主義に立脚したものへの転換を迫る意義を持つ[65]。
科学技術
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メディア
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テレビ
無線
文化
ヨーロッパにおける文化は多様で、数々の伝統をはじめ、料理や文学、哲学、音楽、美術や建築、映画に根ざしている面が多い。また、その範疇はこれらの枠のみに止まらず経済へも深い影響を及ぼしていて、上述の共同体の設立にも関連性を持ち合わせている。
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食文化
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文学
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哲学
美術
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被服・服飾
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映画
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スポーツ
ヨーロッパのスポーツの特徴は、高度に組織化されていて多くの競技がプロフェッショナルリーグを持っているという点である。今日世界的に知られるスポーツの多くはヨーロッパ(特にイギリス)の伝統的なスポーツに起源を持ち、それらが近代に整備されて誕生したもので、その伝統的なスポーツは現代のヨーロッパで盛んとなっている。
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脚注
注釈
- ^ 日本語の「ヨーロッパ」の直接の原語は、『広辞苑』第5版「ヨーロッパ」によるとポルトガル語・オランダ語、『デジタル大辞泉』goo辞書版「ヨーロッパ」によるとポルトガル語。
- ^ ギリシア語ラテン翻字: eurus
- ^ ギリシア語ラテン翻字: ōps
- ^ ギリシア語ラテン翻字: ōp
- ^ ギリシア語ラテン翻字: opt
- ^ アッカド語ラテン翻字
- ^ フェニキア語ラテン翻字
- ^ アラビア語ラテン翻字
- ^ ヘブライ語ラテン翻字
- ^ 現代の日本ではここに記載した表記をそのまま使用することはほとんどないが、強調で示した漢字一字を略称として使用する場合がある。以下の場合には一般的である。
- ^ ペルシアの漢字表記は「波斯」であり、略称は同じ「波」となる。ペルシアは国名としてはイランの古名だが、ペルシア語など、現在でも「ペルシア」の語を用いる名称が存在する。
- ^ 国名の由来でもあるローマの漢字表記は「羅馬」、またラテンの漢字表記は「羅甸」であり、略称は同じ「羅」となる。特に、言語の略称としては「羅」は通常ルーマニア語ではなく、ラテン語を意味する。
- ^ a b 通常、スイスとスウェーデンの略称としてはともに「瑞」を使用する。ただし、重複を避け、スウェーデンの略称として「典」を使用する場合もある。
- ^ 正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」
出典
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関連項目
- 親欧州主義
- 欧州懐疑主義
- 欧州連合 (EU)
- 欧州評議会 (CoE)
- 欧州外交評議会 (ECFR)
- 欧州統合
- 欧州連合の経済通貨統合
- 北欧理事会
- ヨーロッパ世界
- 国際汎欧州連合
- 北大西洋条約機構 (NATO)
- 欧州安全保障協力機構 (OSCE)
- 欧州安全保障協力機構の統計
- 欧州近隣政策 (ENP)
- 欧州自由貿易連合 (EFTA)
- 西欧同盟 (WEU)
- 欧州・大西洋パートナーシップ理事会 (EAPC)
- 欧州民族的少数者保護枠組条約 (FCPNM)
- ヨーロッパにおけるエチケット
- ヨーロッパにおける人種差別
- ヨーロッパにおける環境的人種差別
- ヨーロッパにおける同性婚
- ヨーロッパ青少年フォーラム (YFJ) - 国際非営利団体の一つ。ヨーロッパの各国青少年評議会および国際非政府青少年組織の統括組織および擁護団体として機能している。
- ヨーロッパ青少年の首都 (EYC) - 上の団体が授与する称号であり、ヨーロッパにおける賞の一つでもある。
- 欧州保健消費者指数 (EHCI)
- 欧州文化首都大学ネットワーク(UNeECC)
- 国際機関への加盟国別のヨーロッパ諸国の一覧
外部リンク
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ヨーロッパ諸国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:10 UTC 版)
ヨーロッパ諸国も建築家は称号として、自国の建築家協会会員になった場合のみ授与されるというようなしくみとなっているが、ポルトガルやフランスについては、所定の実務経験をへて、オーストリアは実務経験と試験とで、イタリアは試験を経てと、会員になるのに各国で多少の相違がある。教育機関からの証書が発行されただちに建築設計に従事することができるしくみのスペインやオランダ、ルーマニアのケースなどや、実務経験を経ることによってみなされるベルギー、ギリシャのようにあくまで経験により、他分野からの参入で従事できるケースの場合もある。ベルギーは国内にある国が認める建築学校での5年間の教育を受けるが、学業期間内に法律で定められた試験と研修義務をクリアーする必要があり、また卒業後も国家試験を受けて資格を得るスタイルではなく、国内の建築家協会に登録されている事務所で2年間の研修が義務付けられ、その研修報告と受け入れ事務所の報告書が国に提出されて審査を受け、建築家として認定される。ヨーロッパは基本的に学校を卒業すれば建築家で、ヨーロッパ内でどの国でも通用する。国家によって与えられた証明証書があり、これにより建築家と称する。ヨーロッパでは特にスペインやイタリアなどでは建築家の資格を取るのが非常に難関で相当の年数と教育や研修を受け、学ぶ科目もかなり広範囲である。EU加盟国にある学校で加盟国建築協会に加入しているならば、その加盟校の卒業生は加盟国内で建築家として活動することができることになっている。 フランスではDPLGというフランス政府公認建築家資格があり、公認される6年制学校を最終試験で卒業すると基本的には建築家の資格が授与される。次にフランス政府公認建築家営業権の収得となるが、年によって試験制度は変化し、大学の教育のほかに自分の責任でまとめたプロジェクトのプレゼンテーションなど、建築理論面が重視されうる。同国では175平方メートルを超えるものをすべて資格をもった建築家が設計することになっているが、それ以下のものは資格がなくても設計できるため、一般の住宅会社については資格のある建築家なしで家をたてることができる。 フランスでは、専門的要件としてプロジェクトマネージャ(フランス語でmaîtred'oeuvre)として活動するには、建築家は建築学の修士号を取得していること、自身の名前でプロジェクト管理のための能力証明書を保持すること、建築家の役職と職業を保護するフランスの機関であるNational Architects Order Boardに登録されていること、職業賠償責任保険に加入している、という要件を満たさなければならない。 フランスでは、職業は1977年の法律によって定義され、規制されている。「建築は文化の表現である。 建築設計、建物の質、周囲の環境への調和のとれた取り込み、自然景観や都市景観の尊重、建築遺産は公共の関心事である。 当局と、アプリケーションの処理中に、この関心の遵守を保証するために細分化する権限から建築許可を発行する責任を負う」 といったこの法文はとりわけ、建築家として実践するための教育上の要件、および建築の専門職を行使するための規則をタイトルIIIおよびIVを設定している。1977年の法律によれば、「建築許可申請の対象となる建設を請け負うことを望む人は誰でも、建築プロジェクトを確立するために建築家に頼らなければならない 」等建築家への必須の頼りを備えられて以降、建築プロジェクト契約面積が170平方メートルを超える場合建築家との契約が必須となる(この値は、農家の建物で800平方メートルまで)。それ故建築の国立学校、そして国立建築家注文委員会もあわせフランスの建築の管轄はフランス政府の文化局に完全に依存されている。教育は公立学校であるフランスの国土全体に広がる20 ENSA(国立建築高等学校)学校の1つによって提供され、授業料は年間約700ユーロ上昇。フランスのEtudes d'Architecture (フランス語)を参照。 フランスでは有資格者で,かつ建築家として登録した人しか設計業務を行うことができないが,有資格者でも職域によっては登録できないことが特徴である。フランスでは建設会社などに所属する建築設計士もおり,これらが第三者性が確保できないという理由からである。 アイルランドの建築の主要機関はアイルランドの王立建築家協会、RIAIである。会員は接尾辞 MRIAIを使用することができ、会社の文房具などにタイトル「Architect」を使用できるように登録されている。なおタイトルは近年制度保障されたばかりである。アイルランドは法律的に名称独占も業務独占もない国の一つである。しかし,これにかわってアイルランドではRIAIの会員制度が機能している。つまり大学で建築教育を受けた者に入会資格が与えられ,倫理規定が課せられる実質的に,外部にわかる形で,建築家の名称保障がなされている。 登録建築家になるのには認識プロフェッショナル・プラクティス資格の一つであるRIAI に許可を得るために通常の経験承認が2年以上で、続いて建築の認定学校で5年間のフルタイムの研究を行うので、全体として登録を取得するには最低7年かかる。この詳細はRIAIのウェブサイトにあるが、登録簿への代替ルートとして、ARAE(Architects Register Admission Examination) を利用できる。これは必要な教育および職業資格を持たない人がアイルランドで登録簿に入る機会を提供、この審査は2009年以来成功裏に実施されている。アイルランドの建築家協会は、2007年建築管理法第3部に対応して設立された老舗の自主建築家のグループである。同法は、アイルランド共和国で「建築家」という用語の使用を統制することを初めて求めている。同グループは、職業における自己訓練建築家の以前の地位を回復するための法律改正のロビー活動もしている。 工学系学部にも建築課程のあるイタリアでは,建築家の名称をシビルエンジニアには与えないが,設計の業務独占は両者に与えるという現実的解決策をとっている。イタリアで建築の職業に就くためには、個人は最初に建築の学位または建築工学の学位を取得し、次に4つのテスト(3つの筆記と1つの口頭)で州試験に合格することによって得られる専門資格を受ける必要がある。実際には建築家はOrdine degli architetti (建築家の順序)に登録する必要があるが、最近の改革後に計画者、造園家、および保全専門家(建築遺産)も含まれる。要件は州ごとにまとめられており、登録は建築家の居住地に基づいている。オーダー内には特定の資格に応じて現在いくつかのクラスとカテゴリがある。なおイタリアの法律は適切な令で登録された建築技術者に対しても同等の権利を認めている。建設業界での他の専門家は建設に特化したジオメトラ ( 測量士 )とペリト産業 (技術エキスパート)がある。これらの専門家は建築家やエンジニアと比較していくつかの制限があるが、彼らは建築作業の基本的かつ補完的な側面を学ぶことを目的とした異なる短期の学習コースで修了しているからである。 英国では、「建築家」という名前、スタイル、またはタイトルを掲げての活動は建築家登録委員会に登録されているものに法律で制限されている。登録に必要な資格と経験を取得するには、通常最低7年間かかる。登録を希望する者は最初に認定大学レベルの建築学校で勉強する必要がある。大学によっていくつかのバリエーションがあり、基本原則は建築家として資格を得るための候補者は王立英国建築家協会によって管理されるが、候補者は建築学の学位(通常3年または4年、通常はBA、BSc、またはBArch)を取得修了し、建築家の事務所で仕事の経験を積んでRIBA Part Iから免除を受ける、その後候補者は大学院卒業(Dip Arch)、修士(MArch)、またはB(Arch)のいずれかを取得するために、通常2年間の大学院卒業コースを修了する必要がある、そのコースを完了すると候補者はRIBAプロセスのパートIIから免除を受ける、その後候補者は職業実務管理におけるRIBAパートIII試験の受けるが受験を許可される前に、少なくとも1年以上の経験を積む必要がある、という3つの段階を通過しなければならないということになっている。 英国は、英国王立建築家協会:(RIBA)とが推奨する中建築家登録委員会(ARB)に一連の検査を通じて題され、学位を取得する方法は7年間続く。学位習得に3年間の - RIBA試験の最初の部分|インターンシップの1年間 - 2年間の集中コース|RIBA試験の第2部 - インターンシップのもう一年|RIBA試験の第3部、という期間を費やす。前述の試験の第1部と第2部は、「追加資料」を含む候補者が作成した「分析的解説」に基づいており、審査官の審査が続く。修習の最後の1年後、RIBA試験の第3部は、以下のガイドライン:実践の背景|アーキテクチャにおける管理|建設管理|実務管理と経営管理、を考慮して候補者を評価する。 Architectのタイトルは英国で法律で保護されている。建築家1997年の法で上記の修練を規制される。建物の行為の伝統的な発展は、クライアントがプロジェクトを実行する建築家を選択し、それはクライアントの代わりに建物の責任者となる(対照的に工業用建物の役割は、エンジニアまたはプロジェクトを担当するエンジニアリング会社に相当)。前述のケースでは、アーキテクトはエンジニアとコストのエキスパート(数量調査士である積算士)の選択についてクライアントにアドバイスする。後者は、材料のコストを見積もり、文書を準備し、建物の許可を得る責任がある。建築家は、しばしばコストエキスパートと共に建設会社を選択、それによって下請けされる会社も決まる。それが示されているように、このモダリティにおける建築家の中心的役割は、他の専門家によって占有されることがある。特に、建築検査員は、保守またはリハビリプロジェクトで通常この機能を実行する。 ただしイギリスは法律的に建築家の名称独占だけで,業務独占のなされておらず、これは意外と思う人がいるかもしれないがサーベイヤーの伝統からか,建築家のみに設計業務の独占権を与えることに強い反対があったためのようである。実態としては建築家の設計責任が大きいため通常の建築については建築家に設計が依頼されている。 北欧と称される5カ国では、アイスランド以外のスウェーデン、ノルウェー、フィンランドの3カ国には、建築家制度のような試験制度はもとより、登録規定制度などもないことが知られている。各国で所管される建築関連法規にも建築家などについての規定はなく、建築家としての業務は法的な保護はなされてはいない。このため建築設計に従事するにあたって免許等は必要なく、適格な判断は地方自治体などに任されている。デンマークで建築家を目指すのであれば、国内に2つある建築学校どちらかを卒業し、その学校の最終学年の試験が年2回行われ、無事にパスをすると協会への入会資格が与えられる。建物のデザインだけを扱うのではなく、家具や照明器具や食器、あらゆるものの「デザイン」をする職能となっている。建築設備や構造などは建築家教育施設とは別のテクニカルスクールでしか学ぶことができない。ノルディックカントリーであると、資格制度がないため、大学の建築学科学士と修士で5年間の教育を受け、肩書き「sivil architekt」が認定される。 これらの国でアーキテクトという名称は、建築に関する学位取得した者を指している。ただし学位授与自体が法的にも保護されており、建築候補者という卒業生称号が国によって証され、一般に学位取得者が建築の実務を行うに当たる資質を有するとみられているのである。さらに取得者は各国で建築家協会が組織されており、この組織への入会条件ともなっている。協会に入会せずとも民間での実務を行うこと自体はできるが、国や自治体等での業務を委託するには経験や専門性の証明要求がなされる。 たとえばスウェーデンは建築家の称号が守られていない数少ないEU諸国のひとつではあるが同国では建築資格を取得し(EU資格指令に適合する)、少なくとも2年間の実務経験を持つ建築家が保護称号建築家SAR / MSAを使用することが一般的である。建築家SAR / MSAの職業上の称号はSveriges Arkitekterによって発行され、その組合員のことである。それは建築家のための品質保証として役立っている。一方かなり小規模な職業団体であるArkitekter In Swedenは、タイトルアーキテクトAISを発行している。また環境デザイナー/ランドスケープアーキテクトにはLAR / MSA、インテリアアーキテクトにはSIR / MSA、プランニングアーキテクトには FPR / MSAを発行している。 建築教育には、建物や建物の環境の計画、設計、管理、更新に関するコースが含まれている。スウェーデンでは、5つの大学の専門課程( チャルマース工科大学、スウェーデン王立工科大学、ルンド大学(旧ルンド工科大学)、ブレーキンゲ工科大学、ウメオ大学が建築家に就任する権利を有している。同国の建築学位は、学部レベルの学士号および上級レベルの修士号の学位が取得されたときに取得される上級レベルの専門学位である。学士号には180単位、修士号には120単位が必要である。これは5年間のフルタイムの研究に相当している。職業学位と同様に、学部によって学位の専門分野も異なっている。例えば、チャルマース工科大学の建築プログラムでは、理学士号 ( Techn、サマルカンドまたは、学士号 )や科学修士と選出タイトルの科学(修士)がある。 専門資格の認定に関するEU指令2005/36 / EC(資格指令)は、建築トレーニングおよびその他の資格を他のEU諸国またはEFTA国で認定するための要件を定めている。建築の学位は高等教育条例の付録2に規定されており、上記のEU資格指令の品質要件に準拠している。またより上の建築家の学位もまたヨーロッパ建築指令に準拠しているがこれは、スウェーデンの訓練を受けた建築家が他のESS国でも同じ権限を持つことを意味している。このため同国では新しい建築学位プログラムを2007年7月1日以降に教育を始めた者から改めた。ただし2007年7月1日より前にプログラムを始めた者にはそのために古い建築学位270単位(4.5年間の学習)も含められる。建築プログラムの資格を得るためには基本的な資格に加えて数学C、化学A、物理A(あるいは化学および物理の代わりに自然科学A + B)および社会科学Aのような自然科学研究が必要):BI、BII(高等学校の学年単位)、HP(高等教育単位)、AU(建築試験のポイント)が必要で、競争は高い入学要件と毎年数千人の申請者があり激しい。高等学校の成績と大学のテストからの入学ポイントではそれぞれ約22と1.9ポイントである。入学ポイントは年によってそして学校によって異なるが、一般にこれらのレベルにある。 スウェーデンで最初に認定された女性建築家スネルマン(Brita Snellman)の場合、1920年に工科大学の建築学部に属する余剰学生であった。翌年、法律の女性が正規学生にならなければならないという規定によりヘデモラで1922年に石工としても修業し、1924年に建築を卒業。同年の8月にHjortの建築事務所に雇用された。 スウェーデンでは19世紀以降、「芸術的な」建築家と、その後「要塞技術者」と呼ばれていた建築家を区別することがある。この違いは、ストックホルムには実際には2つの建築学校があるという事実にも見ることができる。 スウェーデン王立工科大学|KTHの建築学部では、修士号プログラムDesign and Constructionが2002年に60ポイントで設立された。プログラムを申請するには建築工学または建築教育から120単位の学士号を取得する必要があった。設計と建設の修士課程は、建築家やエンジニアとして働く機会を持つ180クレジットを含んでいた。ルレオ工科大学では、建築系の工学学位が2005年に設置された。ただし、このトレーニングには少数の建築課程が含まれているのみのため、伝統的な意味での建築家学校とは見なされない。この教育は建築学の学位ではなく別の修士号につながっている。2006年秋からチャルマースでは建築家としても土木技師としてもダブルディグリーの機会を提供する新しい教育制度がある。このカリキュラムは建築と技術という名称で、300から360クレジットである。 ドイツの場合も、修了証書が国によって保証されており、学位を取得し2年間の実務を経て、建築家会議所アルキテクテンカルマに入会許可を得ることができる。建築家の称号はこの州ごとの建築家会議所(Architektenkammer http://www.architektenkammern.net/ )に登録されているものに法的に制限されている。建築家になるにはドイツの建築家会議所への入会が必要である。会議所はインテリアデザイナー、ランドスケープアーキテクト、そして都市計画従事者も登録している( http://www.architekten-thueringen.de/english/ )。登録には部門ごとに異なるが3つの一般的な要件がある。4年間の建築プログラムの修了、継続的な専門教育、および登録建築家のもとでの数年間の実務経験が必要である。建築家会議への登録は建築家の居住地または職場に基づいている。そしてすべての州建築家会議所は、ベルリンにある連邦建築家会議所(BAK - Bundesarchitektenkammer)のメンバーである。ただし連邦所は職業上の登録提供はしていない。 なお、連邦制を採用しているドイツでは州によって技術者にも建築家と同じ業務独占を与えており,混在した制度となっている。 スペイン(LOEによって設立された)では、プロジェクト起草や建築物の建築管理はその用途にかかわらず、建築家が行うことができる。さらに、特定の用途(住宅、教育、行政、文化、宗教、健康)の建設作業は、建築家によってのみ設計され、示される。したがって、この資格は、都市の問題だけでなく、建築の分野でも最も幅広い能力を備えている。建築家によって設計された作品の重要な執行の方向性は、建築家と一緒に仕事のプロジェクト管理を行う技術アーキテクトのみ対応。法律が技術アーキテクトに付与する帰属は、数量検査員、技術アーキテクト、建築技術者、および2010年7月8日付最高裁判所の判決の適用から得られたその他の資格によってテクニカルアーキテクトの職業遂行のために実行されている。同国でArchitectの職業は、建築家としての練習を希望する人が公式の建築大学に登録されていることが法的に義務付けられているため、いわゆる強制的なライセンスの一つである。これらの組織が公的ビザを通じて建築家の法的訓練を証明し、法律に基づく能力の範囲内で行使し、職業の組織と利益の保護の手段として機能している。さらに、スペインでは、建築家の学問的トレーニングは都市計画家のものと密接に結びついているため、建築家はその人数などにかかわらずあらゆる市町村のあらゆる規模の計画、基準または都市計画を作成する能力があるとされ、建設セクターの異なる専門家の帰属が混乱することがあって有能な専門家は次のようになる。建築家に対応し橋、ダム、ドック、道路などのプロジェクトを立案課題とする運河や港の土木技師や道路エンジニアなどや、住宅、行政、宗教、健康、教育、文化に関した建物の計画担当する者を建築家、残りの建造物は建築家またはその専門エンジニアなどが、例としてあげられる。 スペインの建築家を希望する個人は、文部科学省の認定を受けた大学から建築学位を取得する必要がある。実践的な経験を認識させるので、これで十分な状況である。世界の他の国々(メキシコなど)と同様に、スペインでは、建築家は建築家自身の専門分野を背景にしているだけでなく、土木工学、構造計算、設備の更新、不動産管理、プロジェクトの実現可能性調査、開発の促進、建物の検査などが含まれる。そのため、建築家の活動は基本プロジェクトだけでなく、実行プロジェクト(他の国のエンジニアも想定している)と作品監督のプロジェクトにも還元される。スペインの建築家の称号はその能力によって、イタリアに存在する建築家建築技術者の称号と同化することができる。このingegneria edile-architetturaその属性は建築家と土木技術者二重に対応している。 スペインでは他の国の建築家も、州協定によって合法的に認められている場合、その職業を実施することができる。ただしスペインの建築家の称号は、スペイン外の外国人の公認時、スペインでの称号は公認は直接的にはなされない。エンジニアリングの能力を持たない建築家の学位で権能を持つと理解するような建築家の称号は、スペインには存在しないと付け加えられる。称号が取得されたら、建築家は自治体の建築家協会に登録することによって認定されなければならない。この査証によってあらゆる専門的活動が建設の計画、設計、方向性の範囲内で行使することができる。免許を持つ建築家は、独立した専門家として、民間の建築会社のメンバーとして、または民間の建設会社のメンバーとして業を実施することができる。行政(中央政府、自治政府または市議会)でも同様である。
※この「ヨーロッパ諸国」の解説は、「建築家」の解説の一部です。
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「ヨーロッパ諸国」の例文・使い方・用例・文例
- 政府はこれらの規則を他のヨーロッパ諸国のものと一致させなければならないだろう
- 彼は今年の夏ヨーロッパ諸国を旅行した
- ヨーロッパ諸国,アメリカ大陸諸国
- 教授によると職権主義はヨーロッパ諸国に根付いてるとのことだ。
- ヨーロッパ諸国で.
- ヨーロッパ諸国家間の相互依存.
- 英国とヨーロッパ諸国は運命共同体だ.
- 天皇皇后両陛下はいまヨーロッパ諸国をご訪問中です.
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