へんせい‐ふう【偏西風】
【偏西風】(へんせいふう)
北半球中緯度地域上空の西向きの風。大気大循環による風の一種。
太陽によって赤道側は熱せられ極側は冷え込むため、低緯度から高緯度への風が生じる。この風が地球自転により見かけ上西向きの風となったもの(転向力:コリオリの力)。
年中一定方向に吹いている恒常風であり、特に冬場に強くなる。
天気の観点から見ると、極地域付近の寒気と赤道付近の暖気を分ける壁となっている。そのため、偏西風がコースを変えると暖冬や寒波の原因となる。
特に中心付近(北緯30~35度)の対流圏上層(高度10~16km)に吹く強い風は「ジェット気流」と呼ばれ、夏場は100km/h、冬には300~400km/hにも達することがある。そのため、航空機の運行に多大な影響を及ぼす。
偏西風
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