GRD2 ISO400 f8.0 1/800s
今日は、朝方少し日が射しましたが、結局一日雨模様。
朝から日系クリニックの健診をお手伝いした後、午後は夕方まで乳児健診でした。
日曜日の晩から月曜日まで、24時間のロンドン地下鉄のストライキが再び予定されています。
週の頭から交通が麻痺して通勤の足に大きな影響が出てしまうのは、いささか憂鬱に感じます。
英国では、保守党を中心とした連立政権が、大掛かりな財政支出削減政策を実施しており、大学への補助や科学技術研究への国家の投資も大幅に削減される事が予測されています。前労働党政権は、科学技術研究費予算の削減には消極的で、むしろ不景気だからこそ維持しなければならないとの立場でしたが、現政権は小学校までも含む教育への予算までも削ろうと言う動きがあり、教育界からも懸念が広がっています。
そんな中、10月20日には新政府に拠る予算案が発表される予定になっていて、研究者達の間で大きな危機感が生まれており、国会議員へのロビー活動、嘆願書の署名、政治家への嘆願書の送付、研究者の決起集会などを呼びかける動きが加速しています。
Science is Vital日本も研究資金の削減が行われていますが、一人一人の研究者に政府や政治家に教育と科学技術の重要性を説明し訴えることへの参画を呼びかけるような動きがあったでしょうか?学会声明など政府へ働きかけるのは、どこか「えらい人達」がすることで末端の研究者には関係ないと言う気持ちが無かったでしょうか?
女王陛下から称号を頂いている著名研究者から、学術雑誌Natureの協賛まで取り付けてのこのような動きに、一人の末端の科学者として、感動を覚えました。
微力ながら、参画したいと思いました。
テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術
- 2010/10/02(土) 22:32:24|
- 科学技術政策
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Nobel Prize "for the development of in vitro fertilization" |
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霧中>>
インパクトのある写真ですね。
70年代後半のパンクブームを彷彿させます!
私はあんまりパンクは聴きませんでしたが、エルビス・コステロの初期は良かったと思います。
日本は景気低迷、格差社会なんて言われていて、補助金なんかは真っ先に削られる運命になっているように思います。どこかで甘い汁を啜っている輩がいるのでしょう。
私が勤めている業界も本当に厳しくて、アイデアや実行力が問われています。
- 2010/10/03(日) 09:57:38 |
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- TOYO #LkZag.iM
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今日もお仕事お疲れ様です。
またまたストですか・・・大変ですね。
地下鉄のストは困りものですが、日本はストをはじめ
デモも署名も選挙も
「どうせこんな事しても何も変わらない。」とばかりに
他人事で済ませてしまう人が多い気がします。
世界的な大発明をした研究者が結局は思い通りの研究が
続けられない、自分の成果を正当に評価して貰えない等の理由から
海外に拠点を移されている番組を見るにつけ、国内の財産がまた一つ
失われたと哀しく思ってTVを見ています。
イギリスでの研究費の削減、最小限で食い止められるといいですね。
- 2010/10/03(日) 13:25:39 |
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- ★めぐみ★ #mQop/nM.
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ベルリンの壁っぽいですね。昨日のように思い出せますが、壁崩壊からもう21年なんですね。
当時、資本主義の勝利と浮かれてましたが、日本は凋落の一途で、対中外交について
石原都知事が定例会見でコメントしたように、うかうかしていると本当に日本沈没になりかねないです。
絶対メリットの見いだせない喫煙問題に関して、中途半端なタバコの値上げしかできない
日本の意思決定システムにはそこはかとなく不安を覚えます。石原都知事のように
少々ラジカルでもイイから、しがらみやら利権を度外視した意見を声高に言える
政治家がもっと増えてほしいです。
- 2010/10/03(日) 14:46:57 |
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- kk #1jhbtX.k
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Ken先生こんばんは。
私もロンドン滞在中、よくストに悩まされました。
たまたまストが続いた時だったので、路線を変えたりバスを乗り継いだりと憂鬱でした(^-^)
写真懐かしいです。
このようなスプレー(?)イラストはいたるところで見ますよね?
- 2010/10/03(日) 14:58:38 |
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- あき #-
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今回の出張の直前だったので、職場に回覧されてきた資料をよく読まなかったのですが、来年度(平成23年度)の予算編成にあたっては文部科学省がパブリックコメントを募集するとか何とか、そんなお知らせが来てましたね。で、良い機会だから意見の投稿を推奨するような業務連絡でした。
何について意見するか、ですが・・・。個別の研究テーマの重要性と予算配分の訴えか? もっと高いレベルで政策(予算配分)決定の方法論についての提言か? おそらく研究者個々人はまずは前者に声を上げるべきなんでしょうかね? 後者は本来なら政治家を通じて議論するべきことかと思います。本来、役人(官僚)は、政策決定に至るまでの事務取り纏めと、決定後の制度設計・運用が任務だと思うのですが、実態としては政治化との役割の境界が曖昧になっちゃっていて・・・。なかなか変化をもたらすことは難しいと感じています。
- 2010/10/04(月) 00:35:30 |
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- みー太郎 #-
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またもや地下鉄のストでしたか!?
私達が訪れた時もでしたものね。
せっかくご紹介くださったサイトがネットが使えなくなったので見れず
でも、お話をうかがっていたので
ホテルで調べてもらってから出かけることができました。
- 2010/10/04(月) 13:42:39 |
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- 金田 #.gUhmmJ6
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デスメタルのジャケット風ですね。メタルと言えば「メタル印度カレー」を
思い浮かべる世代です。(^^
優秀な民間企業は苦しい時ほど詳細な長期ビジョンを立て目先の採算に
捉われないようにしますが、政治家達はいったいどこに着眼しているのやら・・・
そんなお上のお達しに付和雷同することは危険ですよね。
- 2010/10/04(月) 15:02:49 |
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- satothing #7UVZ4oV6
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TOYOさん
僕もパンクは聞かないですね~
日本は長期的視点から大事かどうかよりも、「手続きが簡単」もしくは「ややこしくない(妖怪みたいにあちこちに手を回して抵抗するような事が無い」ところから切っていくように見えてならないです。
- 2010/10/04(月) 19:06:46 |
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- Dr Ken #-
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★めぐみ★さん
日本では労使の関係まで馴れ合ってしまって、ストすら無いですよね最近は。
市民の間に「誰がやってもどうせかわらんやろ」という虚無感が強いのは、もはや民主主義とは言えないですよね。
市民がそうなると、一番得をするのはいまおいしい汁を吸っている連中なんですけどね。
僕も国益を損なっていると思いますが、例えば、仮に僕が海外で目覚ましい成果を上げても、却って帰国して日本にポジションを見つけるのが難しくなってしまったりするんですよ。
それが日本の今の姿です。
若くて才能のある人が海外に流出するのは、自然の成り行きかもしれません(海外の方がチャンスが多いのですから)。
英国の科学技術政策がどうなるのか、見守りたいです。
ちなみに、署名運動に参加して署名もしました!
- 2010/10/04(月) 19:10:57 |
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- Dr Ken #-
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kkさん
もうそんなになるのですね。
レーガンの名演説と言われる"Mr.Gorbachev, tear down this wall !"の台詞は、つい最近のような気がしてしまいます。
おっしゃるとおり、日本の意思決定システムは、緊急事態には何の役にも立ちそうにないですね。
為政者、政治家、官僚が「いかにして個人が責任を取らなくていいように、責任の所在が雲散霧消するか」に特化した、実に「よくできた」システムと思います。
- 2010/10/04(月) 19:14:34 |
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- Dr Ken #-
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あきさん
こういうイラスト、確かにあちこちにありますね。
でも、歴史的に価値のあるモノには見ないので、書いている連中ももしかすると最低限のモラルはあるのかもしれません。
もっとも、この国でそんな事をしようものなら、絶対に許してはくれないですけどね。
- 2010/10/04(月) 19:15:54 |
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- Dr Ken #-
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みー太郎さん
なるほど、パブコメというの、ありましたね。
でも、研究者に直接個人が議員に手紙を書くように呼びかけたり、皆で国会へ陳情へ行きましょうなんて呼びかけは、日本のアカデミックでは聞いた事が無いです。
意見については、おっしゃる通り、まずは政治家に働きかけるべきですよね。
英国でも、政治家へ呼びかけようという動きです。
何について説くかですが、さすがにあまりに各論すぎるとだめなので、科学技術が大きな利益を生んでいる例をわかりやすく引きながら、総論的な話をするのが筋なきがします。
どういう分野を重点化するのかは、官僚の仕事かもしれません。
- 2010/10/04(月) 19:19:36 |
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- Dr Ken #-
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金田さん
金田さんがいらっしゃったときの地下鉄の運休は、ストライキではなくて「整備のため」の運休で、ちょっと違うんですね。
今やっているのは、いわゆる労使の交渉です。
毎年のようにストをやるのでうんざりですが、一ヶ月間隔で今年は二回もしたので、ロンドン市長は憤ってますよ!
- 2010/10/04(月) 19:21:17 |
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- Dr Ken #-
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satothingさん
今の日本には、長期的視点を持って、信念を持って事に当たっている人、いったい政治家に南院いるでしょうかね。
財政支出削減も、外交も、なんだか素人が出たとこ勝負で行っているような危うさを感じます。
自民党は決して良くはなかったのですが、民主党の今の政治に、ブレインとしてのプロ達の存在があまり感じられないのは、どうしてなんでしょうね?
メタル印度カレー、懐かしいですね。知りませんでしたが、2008年に倒産しているんですね。
- 2010/10/04(月) 19:25:52 |
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- Dr Ken #-
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