like tears in rain
まあ、それはともかくとして、この映画について語るのであれば、やはりレプリカントたちについて触れずにはいられまい。姿は人間と変わらず、身体能力と知能は人間をしのぐ、遺伝子工学によって作り出された人造人間。そのあまりの出来の良さ故に、最初から4年という限定された時間しか生きられないものたち。これは彼等が自らの感情を持たないように、と設計者によってもうけられた安全装置であったのだ。
だが、生まれ落ちた彼等は、そんな造物主の思惑を超えて生きはじめてしまった。自分たちが何者であるのか、存在しないはずの家族の写真を集めたり、仲間の死に涙を流したり。それは本当は持ってはいけないはずの感情ではなかったのか。
登場するレプリカントのなかでも、やはり最も存在感と魅力にあふれているのは首領格のロイ・バティであろう。この名前は、演じたルトガー・ハウアーの名と共にSFファンの心に深く刻み込まれたのではないだろうか。
このエントリーのタイトルは、そのロイが、酸性雨の中で死んでいくシーンのセリフから。
"I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on
fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain.
Time to die."
これまで仲間を殺してきたデッカードを、墜落死寸前まで追い込みながら、命を救った後に、独白のように語られる。彼は、彼自身として存在していたことを誰かに伝えたかったのだろうか?
(なぜか、碧猫さんのこちらのエントリーを読んでたら、彼のこのセリフが浮かんでしまったので、エントリーにしてみました。)
こちらの1シーン。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%84%E7%AB%9C%E3%81%AE%E6%AE%BA%E3%81%97%E6%96%B9-%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%B4%A5%E5%AE%88-%E6%99%82%E7%94%9F/dp/4047887072
陰界を統べる幻獣王であるドラゴンが、一介の傭兵である人間の友人がつぶやいた言葉『お前は王なんだな』に返した言葉;
『お前はお前自身の王だろう』
でした(^^;
…ブレード・ランナーの話に乗ってない(^^;
2008.03.25 (Tue) | 碧猫 #fYTKg7yE | URL | Edit