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碧血剣 第二十九集

 さあ、いよいよ大詰め。

・何紅薬
 というわけでまずは前半の主役のこの人(^^; いやぁ、まさかここに来てあんなドロドロの愛憎劇を見せられるとは思いませんでしたよ(^^; じゃまな温家のじい様たちさくさくさくっと殺ってしまった後は、まさに独擅場。もう金蛇郎君に対しても青弟に対しても、憎んでるんだか愛してるんだか自分でもわけわかんなくなってるんじゃないだろうか。
 しかし、あんたあそこまでやっておいて夏雪宜が生きていて、しかもあんたを許してくれると思ってたんかい? この、相手の気持ちお構いなしに自分の感情を押し付けるところは、実は青弟に良く似てたりするんだが(^^;
 最期は、金蛇郎君が自分の死体に仕込んでいた毒にあたって死亡。報いを受けたというより、なんか勝ち逃げっぽい。

・青弟
 いや、あんた、目の前で妄執に狂った女の末路を見ただろうに……(^^; しかもとばっちりで自分も死にかけてるというのに、まだわかんないのかよ(^^; まあ、確かに急に”いい娘”になっちゃったら青弟じゃないとはいえ、少しくらいは感じるところがあってもいいのになぁ

・袁大哥
 そんな青弟が、自分のために毒にやられてしまったと思ったのだろうか、うわごとを繰り返す青弟に、ずっと一緒にいると誓うのだった。うーん、ここは色々納得いかないところではあるのだが。とはいえ、ここで突っ放してしまうと、確実に何紅薬化してしまうからなぁ(^^; 
 彼女の解毒は何惕守にしか出来ないということで、洪勝海に彼女を呼びにいかせようとするわけだが、あのお人が大人しくまってるものでしょうか(笑)

・何惕守
 やっぱり来てた(笑) そして、崋山に来て最初に遭遇したのが、出来の悪さでは一・二をあらそう孫仲君と梅剣和(^^; さっそく意味もなく突っかかって来る孫仲君相手に、さすがの貫録勝ちだし、乱入してきた闖王軍兵士相手には、いつものように、あっさり一人を血祭りに上げて簡単に撃退と、全くこの人は期待を裏切らないよなぁ。
 そして、注目は最強キャラ玉真子との対決。相手に本気をだされると武功ではかなわないわけだが、押されていても舌戦の方では負けてない。玉真子も口が減らないタイプであるだけに、このやりとりは面白い。奥の手、毒攻撃は躱されてしまったけれど、それまで余裕綽々だった玉真子を本気にさせただけでもすごいよなぁ。

・木桑道長
 お久しぶりでございます。本気になった玉真子に何惕守がピンチ、という場面で登場し、度重なる師弟の悪行に、ついに自ら手を下すことを決意するのだが……。ここで、まさかの逆転になるとは。鉄剣には逆らうことが出来ないという掟のために、一方的にボコられてしまうとは思わなかったよ。

・穆太師父
 その親友のピンチに、飛来する影あり(笑) いや、ほんとにひょーんと翔んできてるんですけど(笑) なんか長らくお姿を見ていなかったんですが、やはりこういう時には頼もしいですね、この人は。弟子や孫弟子たちを優しげに見てる姿も良いです。

・玉真子
 とうとう決着をつける時がやってきた、ということだろう。今回はほとんど袁承志を〆る為に殴り込みに来た、とう感じなので、登場自体には北京の時のようなサプライズはないのだが。それでも孫仲君と梅剣和を軽くあしらって変態オヤジぶりをアピール(?)してみせたり。木桑道長対策に一門の総帥の証である鉄剣を用意してきてたりと、相変わらずのクオリティである。
 そしていよいよ、袁承志との最終決戦。どうやら対金蛇剣の為の秘密兵器を持っていたようである。さすがの袁大哥もこれには苦戦、というところで〆。さあ、あと残すは一話のみ。

Comment

No title

>何紅薬関係
なんか結局、ほんとに廃品回収というか(爆)、
要するにまだ残ってた何紅薬の話に決着をつけるという以外には
ストーリー上、全く何の意味もなかったというのが驚きですよね(^^;
この期に及んでこういうことを平気でやるのが金庸先生なのね(^^;

>何守
あー、あれは勝手について来ちゃってたんですね。
確かに、普通に考えれば崋山から勝海が行って帰ってくるには時間が早すぎか(^^;
今回、後半の主役はもう「何をやっても楽しい」状態がずっと継続してるこの女でしたね。

>師父
まさかの道長ピンチでハラハラしてるところに
空から本当に飛んでくるのにはもう笑うしかありませんでした。
世界中探しても、爺がこんな風にピューンと飛んでくるのが格好良くて様になるのって
中国古装だけですよね(^^;

2008.03.05 (Wed) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

ということで

こちらも観賞&感想終了です。
>ストーリー上、全く何の意味もなかった
なんか、わざわざ温家のじいさん達までひっぱり出してきてやるエピソードじゃなかったような(^^; 因果応報話としては奇麗にまとまってはいるんですけど。

>後半の主役
この人いなかったら、終盤はもっと厳しかったですよね。なんかほんとに、どう動いても美味しかったです。

>爺がこんな風にピューンと飛んでくるのが格好良くて様になる
冷静に考えると明らかに変なんですが、冷静になんかなれませんよね~(笑)

2008.03.05 (Wed) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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