連城訣/血刀老祖
しかし、老祖様が登場してから格段に面白くなったのは事実だ。原作には無かった物語冒頭のシーンはともかく、なぜか氷漬けの中から復活するというのも変だ。極悪人ながらなぜか主人公である狄雲を助けることになるというのも可笑しい。が、何より凄いのがこの老祖様、とにかく強いのだ。自分と全く互角かそれ以上の四人の達人――落花流水の四人組――相手に一歩も引かずに立ち向かう。血刀を肩に担ぎ上げて不敵に笑うその姿はまさに悪人の鏡。これまで、表面上は善人を取り繕うような連中ばかりを見せられてきた鬱憤を晴らしてくれる。単に力だけじゃなく、策略を駆使し、内力が尽きて立っているのもやっとの状態になっても口車でまるめこむ。いやー、惚れますね。ここまでやってくれれば文句ありません。
対決シーンも、一対一のガチンコバトルから、二対一、三対一、雪の中での戦い、頭脳戦、心理戦と盛りだくさんで、落花流水VS血刀老祖様はやはりこのドラマの一番のクライマックスだと言えよう。
だが、そんな老祖様も最期はあまりにもあっけない。思わず「そんなのありか?」と思ってしまった。しかし、そんなところも含めて魅力なんだと思う。
>思わず「そんなのありか?」と思ってしまった。
ほんとにそう思いましたよ@@
やっぱ内力が尽きてると内功による防御もできなくなっちゃうってことなんですかね。
なんだか文字通り嵐のようにやって来ては爽快に吹き荒れて過ぎ去って行った感じがありました(-人-)
2007.07.02 (Mon) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit