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教師/反面教師

 反面教師ってもともと中国共産党の用語だったって話をどっかで読んだことがある。まあ、それはともかくとして。

 私は中学の頃、担任教師って大嫌いだったんだよね。なんかしらんけど、自分の価値観に合わないものは全然認めないようなところがあって。で、生徒と意見がぶつかると上から押さえつけるような物言いをする。当人なりの正義感からだというのはなんとなく分かるのだけど、その融通の利かなさがたまらなく嫌だった。

 確かに中学生にとって、教師が与える影響ってのは無視できない。だけど、一般的な環境で育った十五歳の人間であればそれなりの判断力も批評眼も持つようになる。そりゃあね、海陽学園みたいに中学からすぐに一般社会から隔離して、外部の情報にアクセスできないようにしてるなら話は別だよ。だけどさ、友達がいて親がいて、他の大人たちもいて、本や雑誌だってほとんど制限なしに読めるしTVだってネットだって見れるだろ。そんな自分の意見を押し付けようとする独りよがりな先生だったら拒絶するんでないの?
 たとえ先生が熱心な共産党員だったとしても、その人物がどうしようもない、尊敬できないような人であればそれは反面教師として生徒たちの目には映るだろう。だから「中学生をなめるな」って言ってるんだけどね。

 その上で、もし批判できるとしたら、この先生が何らかの強制力を使って生徒たちに抗議文を書かせた場合だけど、それを立証した上で批判している人っているのか? 先生が共産党員だったから、なんてのはただの言いがかりだよ。 

 それともこの学校って共産党員の巣窟で、立派な共産党員を育成するために共産党が作った学校なのか? 親も共産党のシンパでなければ入学させないようにしているとか(笑)

 でさあ、愛国心を法律に定めるってのに反対するのは、そういう「上からの強制力で生徒の行動を支配する」ようなことになるのが嫌だからなんだけど。「強制はしない」はずだった国旗や国歌の扱いが、実際はどんなことになっているかということを考えると、それが杞憂とは言えないのではないか?

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