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みんなで歌おう

 またもや国歌ネタ。今回はあえて「音楽」カテゴリーで。
 
 色々書いたものの、私は国歌なんかいらない、とまでは言わない(反対している人の中にはそう考えている人もいるみたいだけどね)。ついでに、君が代も国歌としては相応しくないとは思っているけれど、別に嫌いってわけじゃない(好きじゃないけどね)。

 音楽とか歌には、ついこのあいだも実感したように、人と人の間の垣根をとっぱらってしまう力がある。だからみんなが歌える歌があるっていうのはかなり倖せなことのはずだ。国歌でも、みんなでカラオケとかに歌いに行ったときに、「じゃあ、シメに歌っちゃおうか」なんてノリで歌えるようなら楽しいではないか。なんつうか、お上を仰ぎ見て歌うんじゃなくてさ、自分たちの歌として歌えたらいいと思う。日本って国は、上にいる人間が作っている国じゃなくて、自分たちで作ってる国だろ、少なくとも建前上は。

 しかし、どういうわけだか、今の国歌のあり方って、逆に「歌う人」と「歌わない人」の間に垣根を造ってしまうように働いてるんだよな。それは大変な不幸だと思う。でも人間は一人ひとり違うのだから、全部が全部同じ歌を好きになるとは限らないじゃないか。だから無理して一曲に決めなくても良いんでないのかな。まあ一応君が代も残すことにしておいて。他にも幾つか作っとけば、君が代は歌えなくてもそっちなら歌えるかもしれない。
 コメントでタコラさんに教えてもらったように、他の国の国歌って勇ましいのが多い。独立戦争とか革命で出来た国だと、やっぱりそういう歌になりがちというのもあるだろうね。でも日本だとあんまりそういうのは似あわないような気がする。もうちょっとまったりしたやつでひとつ(笑)「さくらさくら」とかが良いって話もあるみたい。
 私、個人的にはこんなのがいいな。こっちでもOK。日本の国歌だとしても、歌うのは日本人だけじゃなくても良いじゃないか。

 もっとも、沢山あっても、卒業式は君が代じゃなければ駄目だとか言い出しそうだけどね。

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