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バビロン5/第41話「あばかれるテレパス」

 原題「DIVIDED LOYALTIES」
 タリア「サイ・コープスは母であり、父だ」
 バビロン5に所属不明の宇宙船が漂流する。宇宙船から救出された女性は、以前バビロン5に短期間所属していたテレパス、リタ・アレキサンダーだった。彼女はサイ・コープスを離れ、火星の独立運動に身を投じていた。そして、バビロン5にスパイが送り込まれていることを知り、警告にやってきたのだ。
 スパイはサイ・コープスによって別の人格を組み込まれており、テレパシーでキーワードを送ることでその人格が目覚めるようになっているという。リタはスパイを見つけるために中枢スタッフにキーワードを送り込むことを提案するが、イワノバは頑なに拒む。彼女を信用しきれないシェリダンは一旦監禁して様子を見ようとするが、その晩何者かによってリタが襲われる。リタは助かるが護衛の警備員たちは倒され、リタは身の危険を感じて姿を隠してしまう。
 シェリダンはリタを信用することに決め、スタッフにテストを行うことを決める。イワノバは激しく反発するが、その後、シェリダンに自分が弱いテレパスであることを打ち明ける。テレパスであることがわかれば、サイ・コープスに連れていかれてしまう。彼女はテレパシーによるマインドスキャンを頑なに拒んでいたのはそのせいであった。
 翌日、シェリダンたちの前でテストが進められる、イワノバを除いてテストは進むが、スパイである人間は見つからない。ついにイワノバは自分がテストを受けることを決意する。結果はシロであった。そのとき、入室してきたタリア・ウィンタースに対してリタがキーワードを送り込んだ途端、タリアの態度が一変する。彼女がスパイだったのだ。

 タリア・ウィンタース、驚きの正体発覚。いや、でも、いままでいろいろとタリア関係の伏線が張ってあったんだけど、どうするんだろう。アイアンハートからもらった強力な能力とか。
 イワノバがサイ・コープスを極端に憎んでいる理由は、今まで母親絡みということで説明がされていたが、彼女自身の問題でもあった。そんな彼女がようやく心を許したテレパスだったタリアが、実はサイ・コープスのスパイだったというのが哀しい。それにしても、サイ・コープスって登場するときは必ず悪役だな。バビロン5ではあんまり単純な悪役って出てこないんだけど、サイ・コープスはそれに近い扱いを受けているように思う。

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