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大唐游侠伝 第三十一集

 ラス前。やっぱり一週遅れ。
・鉄摩勒
 王燕羽のため心ならずも羊牧労の意向に従っているところを幼なじみと友達に見られてしまう。ここでちゃんと説明できない不器用男であることは第一集からずっと描かれていたことなので、納得である。どっちかというと、前回まではあった、「親子としての情をとるか」と「義のために父親と対決するか」という葛藤が薄れて、燕羽が人質にとられているので仕方なく従っている、みたいに見えちゃう方がちょっとひっかかる。
 
・韓芷芬
 摩勒の様子から、本心から敵に下ったわけではないと気づく。さすがに長いつきあいなだけはある? いや、普通分かりそうな気がするんだが(^^;
 しかし、そこで燕羽の侍女として残って様子を探るというのはちょっと思い切りが良すぎるんでは? そこであっさり採用されてるというのもびっくりではあるんだけど(笑) つうかさ、この人たち変装するってこと知らないんでしょうか? ああ、一回摩勒くんがやってたっけ(^^;
 すべての事情を察した彼女は、摩勒と燕羽を助ける為に、捨て身で解毒剤の効果を試す。はたしてその結果は??

・空空児
 前回、単純に摩勒を裏切り者扱いしなかっただけの分別に感心したのだが、今回はあっさり「あいつは裏切ったんだ」と言い出す始末。なんかこの終盤に来て物語の進行に都合が良いように行動させられている感じがして残念。
 その後、羊先生が罠をしかけていることを伝えに来た摩勒はあっさり信じちゃったみたいだし、そんなに軽い扱いをしていいキャラじゃないはずなんだけどな(^^; いや、まあ変に誤解してごちゃごちゃやってる暇はもうないわけなんですが(^^;

・羊牧労
 もう最後の仕上げで、摩勒以外の関係者は全員まとめて始末する気まんまん。もはや隠そうともしてないようである。戦争全体としてみるなら、もう絶体絶命でかなりやばい状況なんだが、まるっきり負ける気なんてないんだよね。掃討の自信家であることは間違いない。

・安慶緒/精精児
 そんな羊先生の真意にはとっくに気づいているのだが、いかんせんまともに張り合うには度胸も実力も全然追いつかないヘタレ主従(笑) いざとなったらびびって腰が引けちゃう慶緒と、お前それどっからどうみても無理だろうという策で、「大丈夫です」とか言っちゃう精精児。もはやこの主従漫才もおなじみのものとなってきました(笑)
 はたしてこのヘタレ主従、生き残ることができるのか? 
 

Comment

No title

>その後、羊先生が罠をしかけていることを伝えに来た摩勒はあっさり信じちゃった
どうせ結局信じるってんなら、変に「裏切った」とか言わせないで
最初からずっと信じさせたままにしとけば
「やっぱりお前を信じてたぜ」的な流れになるから、話も早いと思うんですけどね(^^;
空空児に関しては(関しても?)、ここへ来て悪い意味で落ち着いちゃった感がありますね。

>この人たち変装するってこと知らないんでしょうか
一番最初の頃は「商人の姿に変装して…」とかやってたんですけどねぇ。
あの頃のわくわく感が今となっては懐かしいです。

あとすいません、毎度の野暮な突っ込みなんですが、つい…
>掃討の自信家であることは間違いない。
確かにそれも間違いではないですよね(笑)

2010.02.07 (Sun) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>ここへ来て悪い意味で落ち着いちゃった感
なんか終盤にきて、キャラの扱いがちょっとぞんざいになったような気がします。これまで良いキャラだったのにもったいないですよね。

>あの頃のわくわく感
そうなんですよね(^^; ちょっと小さくまとまっちゃった感じがあります。最初の頃に感じたパワーバランスの不均衡がそのまま最後まで続いちゃったのもいまいちだった原因かもしれません。

>掃討の自信家
はう(^^;

2010.02.08 (Mon) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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