三月が楽しみであります。
ジョブズ氏の魔法を上回るiPad「手にとって体験してほしい」- Apple発表会
実際に登場したものは、価格を除けば事前に予想されていたものとそれほど変わらないこともあって、反応はそれほど良くはない。確かに今はあのサイズと重量のノートPCは手に入る。そしてノートPCであればiPadで出来ることは全部こなせるし、逆にiPadじゃ出来ないことだってこなせるだろう。そりゃ、今のノートPCの延長線上にあるデバイスを想像していたとしたら肩すかしに思えるのも無理はない。要するにスクリーンがでっかくなったiPhoneでしかないというのも、まあ、それはその通りではあるんだ。
でも、その「単にスクリーンがでっかくなったiPhone」ってのは結構便利だと思うんだよね。実際に日頃iPhoneを使っていて良く思うのが、これでもう少しスクリーンが大きければいいんだが……だったりするわけだし。
例えば、文章を読むにしても、あのサイズがあれば指でページをめくりながら読んでいくのはかなり快適そうだし。いわゆるコンテンツビューアーとしてはもの凄く優秀だよね。それほど大量の入力を行わないという前提であれば、ハードウェアとしてのキーボードを持たないことは欠点ではなく利点になる。実際に、寝そべりながらノートPCを使ったりしたことがあるならわかると思うけど、意外に邪魔なのよキーボードって。
そしてタッチディスプレイと言うことで、そうやって眺めながら、まるで紙の資料に書き込むみたいに、簡単なメモを残したり、線を引いたり、マーカーで塗ったり、そんな使い方ができるビューアーソフトというのは必ず出てくるだろう。もちろん自分が書き込んだものは、そのまま索引付けされて、元のデータとは別に保存、検索できるような感じで。
そして、iPhoneよりずっと大きな画面は、人に見せることもずっとやりやすい。そうなれば、これ一枚持って行けば大量の紙の資料を持ち歩かなきゃならない人にとっては非常に便利だろう。そして画面に表示できるのはもちろん文章だけじゃないわけだし。一番向いてそうなのが学校かな。教科書とノートの代わり。
そりゃもちろん、日本でもBookStoreのサービスが始まってくれた方が嬉しいし、アメリカじゃ既に始まっている映画やドラマの販売・レンタルをやってくれるんだったら、もう言うことないんだけど、たとえそれが無かったとしても、かなり魅力的な気がするんだよね。ちょっと期待しているのが音楽再生で、かつてLPのジャケットを眺めながら音楽を聴いていたころのように、iPadに表示されたライナーノートや、歌詞カードを眺めながら音楽を聴くなんてのが復活しそう。そうかそれでiTunes LPなのか。
……それ以前に、こんな話を聞かされては、いじり倒すためにどうせ買うことになるんだろうけどね。(忙しくてまだSDK落としてないんだよね)
しかし、日本の電車には大きいかな。あと学校には不向き。教育的には、でかい平面テレビを皆で見るのが良いんだよ。ノート代わりも今一。人間は紙に書いて勉強する方が脳が活性化される。
2010.02.02 (Tue) | あつし #- | URL | Edit