東周列国 戦国編 第七集(3)
そこに、燕の兵士が襲いかかってきた、慌てて逃げる法章だったが、即墨から迎撃に出ていた斉兵に助けられる。そして、太史の娘は、法章から知らせを受けた田単が助けた。だが、彼女が法章の后となることを知り、田単は病に倒れ、彼女の看病も拒否するのだった。
田単が病床にあることは、奉仕している燕軍にも知られることになった。楽毅は百里疆に薬を届けさせると同時に、場内の様子を探らせる。そして、場内の士気が低下しているという報告を受けるのだった。
このまま楽毅を相手にしていては持たない、と悟った田単は、楽毅が謀反を考えているという噂を流して、燕王と楽毅を離反させようという策に出る。燕の昭王が病没し、太子が後を継いだたことによってこの策は当たり、楽毅は解任されてしまい、燕を離れる。
そして解決しないまま残されていた士気の問題を解決するため、城内の占い師が一つの策を提案する。即墨郊外にある墓を燕軍に暴かせようというのだ。田単は反対するが、従者の師喬がその役を買って出ることになり、ついに押し切られる。
燕軍によって墓を暴かれた住民の怒りはすさまじく、送り返されてきた師喬も袋だたきにあう。そして自ら田単の手にかかって死ぬ。
こうして、怒れる民や兵たちを率いた田単は、燕軍によって奪われた城をことごとく取り戻し、斉を復興させることが出来た。
そして、田単と楽毅が最初に出会ってから十年が過ぎた。約束の木の下で再会した二人は再びいっぱいの酒を飲み交わす。そして、楽毅はまた道を求めて歩き出し、それを見送ったはずの田単の姿も消えていた。
なんだか、最後はすこし駆け足で終わってしまったような。もっとも、田単が斉を取り戻すところとか、戦いの結末なんてのはこのエピソードの場合それほど重要ではないのであろう。田単のずっと戸惑っているような表情が印象的だった。この人は、自分はここでこういうことをしている人間じゃないんだ、という気持ちで居たのではないだろうか?
ところで、楽毅と田単って。ひょっとして最後までお互いに名前を知らずに分かれた? なんてまさかそれは無いか。でも、直接顔を合わせているシーンって無かったような。
>直接顔を合わせているシーンって無かったような
ん、確か、城壁で向かい合ってる時だったかに顔を見てる場面がありませんでしたっけ?
(手元にないので確認できないのですが)
まああったとしてもなかったとしても、お話としては成立するのは確かなんですが…(^^;
燕王と楽毅のパターンというのも、まさにこの前引き合いに出したアレと一緒なんですよね(^^;
出来た父王には気に入られて取り立てられるんだけど、そのアフォ息子からは疎まれるという。
あれは絶対あのまま続いたら危ないよな~と思って観てました(笑)
2008.08.26 (Tue) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit