2013年9月28日 (土)

フジカ ZX300

Dscn9618  AKBはそろそろ終息するようだ。あっしも基本的には48系も、そのマガイモノのガールズグループも関心がない。スクール女子や二十歳も過ぎてスクールの気分でいたい女子なんて関心がないからな。しかし、市場展開とその終息には関心がある。終息を感じたのは、最近、秋元のゴーストライター(というと語弊があるかもしれないから協力者)の顔と名前が露出し始めたことだ。AKBの「売り物になる歌とダンス」を創出して統括するのは秋元一人は不可能だからな。規模が大きすぎるしね。なので「影モノ」として実行部隊を形成した方が露出をし始めたのは、「影モノ」の方を売り出すことによって影の立場から「表」に導いているのだろう。秋元は「鬼」だが、独り勝ちは業界的にも遺恨を残す。既に秋元の「次の仕事」は着手し始めているだろうが、業界で戦争をする以上、遺恨は残さないのがスマートだ。

Dscn9623  また、「じゃんけん選抜」の視聴率が7%代と低迷していたのは、市場との剥離が数字化している。コアメンバーが離脱したから求心力を失った見方もあるだろうが、AKBの構成とビジネスモデルが市場に鈍くなったのだろう。拙僧が秋元を憎しと思っているのは、拙僧が思春期の頃は「おニャン子クラブ」だった。アホみたいな話で21世紀の現在に説明するのは難しいのだが「おニャン子でなければ人で非ず」という風潮が辺境のイルクーツクであった。当然、モスクワ放送を聞いているような拙僧は糾弾の的になったのだ。

 素人の娘さんを束にして、求心力のあるメンバーをスピンオフしてトピックスとして売り出だす。コアターゲットは同世代の若い男女と、モデリングはAKBに近い。しかし、「おニャン子クラブ」が決定的に違うのはフォロワー層の形成である。「おニャン子クラブ」には会員番号を振り分けており、その番号が若いとか、コアメンバーと同期するとかで上位と下位が存在するカーストを形成していた。これは「ゆとり教育」などは無縁で、学歴社会や教員からの暴言や暴力が当然だった、昭和において分かりやすい組織構成であった。しかし、AKBのフォロワーは上位や下位の確定を嫌い、小単位の組織は構成してもセクト闘争を限りなく避けている。大事なのは「お友達感覚」だ。「ゆとり教育」の世代は評価を極端に嫌い、人間的な上下関係に極めて脆い。しかも、安易にアイドル(シンボル)に傾倒するから、連中の少ない可処分所得から効率的に持続的に金を抜き取るには劣等感を感じず、フラットに金を払わせるがビジネスモデルとしては冴えたものだろう。

Dscf4095  では、供給側はどうだろうか。つまり、AKBをやっている女子の連中である。AKBの競争率は高く、組織は強権的で抑圧的だ。フォロワー層は上下関係を避けているが、AKBの自身は明確な序列が存在するし、しばしば粛清や自己批判にさらされる。AKBのポリシーは「会えるアイドル」だが、これは既に機能していない。拙僧がAKBに会いに行こうとしても膨大な資金と時間の消費が避けられないからな。嫌ですよ、聞きもしないCDをロット買いするなんて。「フォロワーと成長を共有する」については、AKBがヒットした主軸のポリシーである。AKBのメンバーとして参加する為には「不合理な抑圧」「競争(選挙)」「肉体的・精神的に高負荷の訓練」「権威(秋元)への従順」が必須である。「不合理な抑圧」は、簡単には「恋愛禁止」などのカルマ、或いは秋元という権威に対する従順を約束する焼印だ。これらは「ゆとり教育」の世代が最も嫌い、恐怖を感じる事態だろう。しかし、これらは「ゆとり教育」の学校では避けられても、「競争的で屈辱的」な社会への参加で直面せざるを得ないのだ。「ゆとり教育」の若い連中も「ゆとり」などという教師や社会の誤魔かしが幻だと認識しているのだろう。なのでAKBの「華」と「抑圧」は、若い連中の不可避な将来をシミュレートしているのかもしれにないな。つまり秋元程度の「権威主義」は彼・彼女らが社会参加した時に直面する「権威主義」に比べれば、軽いものだ。

1494913_img  もう一つ、AKBと同期するのがスクールカーストである。要するに、クラス、或いは同学年で「人気者」が頂点となって「下位の臣民」までの序列や階層化が存在する。具体的には「1軍・2軍・3軍」とか「神・人間・隷属的」といったクラスで表現される。「人気者」が唯一の存在ではなく、「キャラ作り」により複数が存在し、しかし明確なセクト抗争には発展しないケースが多いようだ。詳しく書き出すと長くなるので簡単にしか触れないが、スクールカーストの序列は「キャラ作り」や「コミュニケーションリーダーシップ」の要素が大きい。我々がティーンエイジの頃も「人気者」と「あぶれ者」の構図は存在したが、それは「学力」や「運動力」、或いは「特定のジャンルに特化した知識」といったスキルを中心として形成した序列だった。これらは、努力や実生活による経験値で向上が可能であり、イニシアティブを発揮しなくても「xx君は科学だったら誰にも負けないよね」というような存在意義を構成できた。そういう意味で言うと、「不良・ヤンキー」というのも存在意義の確保としては可能な選択肢だ。しかし、現在のスクールカーストの序列はAKBや「ひな壇トーク番組」に准じており、一度でも「駄目キャラ」や「一発キャラ」の烙印を押されてしまったら、立場の逆転はほぼ不可能だ。最近では「倍返し」が人気言葉らしいが、まず「倍返しキャラ」を確立しなければならない。それは、後天的な努力では、ほぼ不可能だな。拙僧の幼少期は「ドラえもん」で人間関係のロールモデルを理解できたが、秋元や「食わせ者のTVディレクター」の作成するロールモデルはシンプルに見えるが、背後では複雑な利益関係が交錯しており、ティーエイジのロールモデルとしては適応は難しいな。それでいてSNSやスマートフォンの時代だから、ムーブメントやプライオリティの速度や展開範囲は予測不可能である。芸人の「おふざけ」を「芸」としてTVに公開する為に、頭のいい連中がいかに権限を交渉し、利益の創出と確定、或いはリスク管理をしているのか、スマートフォンで見ている連中には全くわからないだろう。やっていることが簡単に見えるので、レストランの冷蔵庫に入ってWebで公開するのだが、「芸人」がやるプロ仕事は同じような事をやっているように見えて、実は高度な創造と調整・交渉がバックボーンにあるのだ。「プロの芸」と「素人のおふざけ」は格差が広がる一方なのだが、差異の認知は凄く難しくなっている。

Dscn9615  AKBの終息と言っても、あれだけの規模になるのだから、一気に消滅というは難しいだろう。ハロプロのように無印良品として一定のクオリティを維持して細く長い組織にするのか、或いはクオリティの高い素材を抽出して別のビジネスモデルを展開するかは分からない。時間軸としても短期で終了するのか数年のスパンを要するのかも分からない。アイドル養成校からタレント事務所、広告主まで複雑に利権が交錯しているので、秋元の一存では決めかねるだろうが、秋元自身はそろそろ休息か次のビジネスモデルに関心が移っているだろう。

Dscn4121  今月(2013年9月)でシングル8の純正サービスが終了した。既にシングル8なんてのは大昔から終息どころか終焉していた。日本全国でもシングル8を定期的に消費していた方は48グループの研究生を含めた総数よりも少ないんじゃないかな。最後に残った1本は伊勢神宮で使うことにした。最後の華を咲かせるにはふさわしステージだろう。カメラは、思い切ってフジカZM800を使いたいとも思ったのだが、運動会を撮影するわけじゃないし、ファミリーシネマには広角寄りのフジカZX300が適切だと思って動員した。あとから、レンズに手を加えた形跡を発見したが今更どうにもならないな。ファインダーでピントが合っているように見えたので大丈夫だろう。

 フジフィルムにとってはシングル8の継続などと言うのは慈善事業だったろう。企業の良心というのは本当に存在するのだ。しかし、そういうのは供給者と消費者の関係がシンプルだから成立するのだろうな。SNSやWebクレーマー、番組のタレントの出来レースの是非など、めんどうな利権や「多様な価値観の御約束」の21世紀では、全く成立しないのが普通である。

 2013年までシングル8が残ったのは奇跡としか言いようがない。そういう奇跡は今後、全く現れないだろうな。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2012年1月23日 (月)

南方軍編成

Dscn7110  本記事は1/20に執筆している。明日からのバリ島上陸作戦に備えて、武器の最終検査を行ったところである。過日、大本営によって南方軍の編成が宣言された。今回は現地滞在期間が約3.5日と短期決戦が望まれるため、家庭内政治局からは装備を身軽にせよとの指令がなされたのである。そこで中判戦略爆撃機は欠とし、8mm空挺師団を主軸にデジカメ艦隊とライカ判フィルム海軍歩兵による機動戦の展開を示したのである。

 当初、主力部隊の編成をフジカZX-300としたのだが、ライカ判フィルム海軍歩兵の主軸としては外した一眼レフカメラを加えたため、輜重に難ありとされた。そこで急遽、編成をエルモ8S-40Tに変更した。エルモ8S-40Tはやたらと暗いファインダーが難点であったが、フジカZX-300の半分の電池2本で稼働し、軽くコンパクトなのが長所である。シングル8のフィルム供給は本年の3月まで、現像サービスの終了は来年の9月と宣言されているので、有終の美となろう。

Dscn7111

 南方軍のうち、フィルム海軍歩兵の編成は下記の通りである。

 ・リコー XR-7MII + ペンタックスM50mmF1.4 + ペンタックスM135mmF3.5

 ・リコー GR10

 ・ローライ35SE

 ・フジフィルム エピオンRVX

 ・ビビターウルトラワイド

Dscn5577  当初は一眼レフカメラは編成から外す方針であったが、一眼レフ世代の拙僧だから外地ではさびしくなるだろう。そういう意味では簡易防水のベクティスS-1も候補で、フィルムも詰めたのだが、APSカメラではモノクロが使えないのが難点である。フジフィルムエピオンRVXは防水耐衝撃を備えたAPSカメラである。フジフィルムのワークレコードのAPS判である。ワークレコードを御存じない方はコニカの現場監督を思い浮かべていただきたい。このカメラはカメラの出来よりも、素晴らしい外付けファインダーが知られている。拙僧が三河に移り住んで初めって拾ったカメラである。デットストックの元箱一式が3000円だった。高いと思われるかもしれないが、10年も前の話である。適切なシーンが無かったので数回しか稼働してないが頑張ってほしい物である。

Image53  ビビターウルトラワイドも当初は想定していなかったのだが、羽のように軽いカメラなので加えた。恐らく、想像通りの成果をあげるだろう。

 進軍は安パッケージなのでシンガポールを経由する。しかし、結婚10周年を記念いした開戦なのでホテルのグレードは奢った。勿論、JTBのパッケージなのでたかがしれているが、旅行ガイド本に登場するホテルに駐屯するなんて初めてである。

 そもそも、我軍の過去の作戦域の南方は海南島までだから、初めての経験である。大抵の外地は家庭内政治局員の日本語・北京語・朝鮮語・英語で対応できたが、バリ島はいずれの言語圏も対応いていない。今回は政治局員の横でにこにこしている以上の対応が求められるかもしれないな。

 いずれにしろ、本稿が公開する日に拙僧はバリ島に上陸している筈である。元気にシングル8を回していると祈って頂きたい。あるいはホテルで都こんぶを齧りながら泣いているか。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2010年11月18日 (木)

セコニックの露出計

 こうカメラがあふれる程転がっていると一つ一つの扱いが雑になってしまうのは否めない。のだが、アクセサリー類には無頓着なので予備がない。それを認識せずに精密機器の単体露出計を迂闊にも落としてしまった。打ち所が悪くうんともすんとも動かなくなってしまう。慌てて分解して電流計をあてると受光素子は生きているのだがコイルのどこかが断線したらしく不動になってしまった。後悔先に立たずである。単体露出計は他にスタジオデラックスがあるが、モノクロフィルムでちょいちょいっと撮影するには少々嵩張るのである。別にそれでも撮影に困ることはなく、ちょっと気の利いたコンパクトデジカメが優秀な露出計として活躍できるのだが、何となく口寂しくてネットオークションを開いてしまうのである。妻と買わないと約束したのはカメラやレンズであって露出計ではないのだ。

Dscn0268

 気軽に出品リストを眺めるといきなり終了間近の手頃なウェストンマスターが目に入るが、ここは冷静にならなければならない。夜酒に思いを馳せるなら半世紀も前のセレンの露出計はいいだろうが、今回欲しいのは近代戦に耐える装備である。実際に、拙僧の手の届くのはMR-9を使うような代物で実用を語るには感心でないが、21世紀になって10年たってもxxスタン系の方々は立派にRPG-7で成果を上げているのだから見習わなければならないな。結局、ビットを入れたのはセコニックの年代物の2台のセットである。一方はセレンのもので実戦はともかく酒は美味く飲めるだろう。もう一方は先ほど壊したものと同じもののように思えた。価格帯は牛丼が3~4杯食えるかどうかという拙僧にも払える範囲だ。

Dscn0306  実戦で使うのはもちろんMR-9を使用する後者だが、実際に手元の壊れたものと比べると細部が異なっている。パッと見からケースが異なるのだが、細部も入手したものはマイナスネジを使ったりストラップが無かったり、変わったところでは入手したものは受光部にブルーのフィルターがオフセットされていた。モデル名は「MICRO-LEADER」で同じなのだが、永く作られたらしくマイナーチェンジを重ねたのだろう。入手したものの方がケースも本革を使っており、マイナスネジを採用していることから古いと思われる。

Dscn0307  ストラップの移植は分解を必要としたので開けてみる。すると、金型は同じだが回路も微妙に異なるようだ。

 肝心の露出は適正から半段速いようで、これは1.5vの代用電池を使用しているからだろうか?露出は50mmを付けたベッサR2とペンタックス スーパーAとコンパクトデジカメ(ファインカムM400R)と比べたのだが、フィルムカメラの2台とデジカメでは2段のずれがあった。当初は露出計の方がジャンクなのだと思ったのだけれども、デジカメの結果と近いので大丈夫にも思える。するとフィルムカメラの方に問題があることになるのだが・・・。

Dscn0311_2  ストラップを通したら精悍な顔つきになった。

Dscn0273  ついでにセレン物も紹介する。さすがに経たっているらしくて2~3段はオーバーを示す。しかし、持っていて楽しいので実戦にも投入するかもしれない。

Dscn0276  内戦で博物館からボルトアクションの小銃を持ち出して、ゲリラ作戦に挑む楽しさがある。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2010年4月26日 (月)

韓国に行く

 既に公知させていただいたが、GWは韓国旅行と決めた。とは言っても、チケットが取れなかったので4/28出発の5/2帰りと言うかなり忙しい旅だ。実質的には3.5日しか滞在できない。しかも、妻の友人宅に泊まったり、夕食を頂いたりをケチな旅行である。それでも、半島に上陸するのは楽しみな物である。

 それで、我々カメラ民族が優先的に考えてしまうのは、どのカメラを持っていくかなのである。現在の想定は下記の通りだ。

1.メインフィルムカメラ ・・・ 旧マミヤ6(モノクロ主体)

2.サブフィルムカメラ ・・・ コンタックスT2(スーパープレスト1600を詰めて夜景スナップ)

3.メインデジカメ ・・・ シグマDP1(デビュー戦)

4.8mmシネ ・・・ フジカZXM300

 しかし、これだと望遠系焦点距離が無いのである。それにメインが旧マミヤ6というのもプリミティブすぎる気がする。そこで光学3倍ズームのコンパクトデジカメか、いっそのことフィルム一眼レフ(ニコンEMが有力)を動員するか悩んでいる。何せ、今回は3.5日しか滞在しないのでカメラ多くても使わないだろうから過剰も禁物だ。いつも使わないカメラがあるし。

Dscn7998  ところで、今回の旅行では板門店を考えている。例の気の毒な連中でも見ようというのだ。当初、妻の国籍では見学が不可というので止めたのだが、妻がエステに行きたいと言うので、女性のエステを待つほどつまらないことはないので一人で行くことにしたのだ。

 しかし、このようなカレンダーを貼っている拙僧が行ってもいいのだろうか?

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2008年10月 3日 (金)

フジカ P300

1444439_img シングル8の「その時」へのカウントダウンが着々と進んでいる。すでにキタムラの価格表にはシングル8の項目はなくなった。レトロ通販を利用するという手も有るが、通販となると送料の関係でまとめ買いになるし、そもそも割高だしで利用するかどうかは微妙だ。まあ、8mmシネ趣味も現在は落ち着いているので、また再燃すれば考えることにしよう。
そんなわけで短い8mmシネの趣味の時間を過ごしているのがフジカP300なのである。レンズにカビは生えているし、再現する色彩は明らかに現実のものとかけ離れているのだけれども、そのセピア色に傾いた色調が何とも愛らしいのである。
もっとも、コンディションのいいZXM300も使いたいのだけれどもどこかに行ってしまって分からないのだAXM100もない。シングル8趣味も離れていくなあ。

コンテンツもご覧あれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月25日 (火)

フジカ ZM800 その2

Dscn4122  ふと気づいたら2007年の野郎が舌を出して笑いながら立ち去ろうとしている。個人的には苦しかった2007年だけど、8mmシネとしても大きなインパクトのある年となった。それは2007年に終了する予定だったシングル8が延長になったのだ。それには有志の方々の運動がフジフィルムの良心を揺さぶったという側面があるらしい。拙僧などはただ嘆いて「なごり雪」を口ずさんでいただけだから、そういった有志の方々には頭がさがる思いだ。

 っで、なんで2007年を締めくくるカメラがZM800かというと、拙僧のシングル8シネカメラの主力だからだ。いや、実際の稼働率はAX100の方が多いくらいだけれども、スペック的にはEBCフジノンの8倍ズームを搭載した重シネカメラにインパクトが濃いのである。T-34にJS-3ってな所だ。

 実際に構えるととても重いし嵩張る。なので併用するスチルカメラはF70のようなフェザータッチ、クイックレスポンスなカメラが都合が良い。これならスチルカメラは片手で撮影が可能だ。

 例によってコンテンツもご覧頂きたい。

 では、良いお年を。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年11月13日 (火)

エルモ C200

Dscn4332 

8mmシネカメラのネットオークション上ので動きが鈍くなっている。ついこの間まではそこそこ動いていたので欲しい物が欲しい方に埋まったのではないかと拙僧は思っている。そんな中、拙僧は辛うじてジャンク物を売り切った。危うく2ダースの使えもしない嵩張りものが狭い生活空間を圧迫する事態は避けられた。

なのに、ああ、それなのに。また新しいシネカメラを増やしてしまうのだ。ああ、枯れススキ。

Dscn5447とりあえず、コンテンツを見てくだされ。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007年9月17日 (月)

フジカ AX100

Img_7715  最近、もっとも稼働率の高い8mmシネカメラが本カメラである。レンズがF1.1とシングル8の中で最も明るい以外は取り立てて取り柄の無いカメラなのだが、その明るいレンズが現地一発のホームムービー作家にとってはありがたいものなのである。どんな時でもとりあえず写っていてくれればそれでいいのだ。それにペラペラの安普請なボディも、その存在の軽さがメインカメラのブロニカS2などと共にするのに都合が良いのである。詳しくはコンテンツをご覧いただきたい。

Dscn5394 ところが、迂闊なことにGWの姪来日の際に浅草で落下させてしまった。ご覧の通りレンズフレーム枠が歪んでいる。いい大人が泣きそうになってしまい、姪には「大丈夫ですか?」と(日本語で)心配されてしまった。情けない次第である。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2007年8月21日 (火)

ペンタックス SFX

Dscn5323  ニコン者の拙僧だがペンタックスというブランドは常に気になる存在であった。派手さは無いが実直に仕事をこなす。或いは、モデルチェンジを行っても大きく性格を変化させない軸部とな姿勢が好感を持つものでった。もっとも、これはペンタックスMXから始まる Mシリーズまでの話で、若しくはダイヤルをインターフェイスの機軸とした生理的に心地よい操作系のMZシリーズに対してであり、拙僧はSFシリーズやZシリーズの時代のペンタックスというのはカメラ民族としての自覚に至る前だったので良く知らない。

 SFXとはよく言ったもので、確かに外観は「SF」だし、プロトタイプを現す「X」も似合う端的に言うと「ガンダム」系のデザインだ。例によってコンテンツを作ったので見ていただければ幸いである。

 こういう一時期はペンタックスの看板を背負ったカメラはとって置きたい気分なのだけれども、悲しくも大粛清から逃れる事ができなかった。とは言ってもKマウントボディは減るどころか増えているので、この低落は何れ報告させていただきたい。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2007年7月 9日 (月)

キヤノン オートズーム1014エレクトロニク

Dscn0808_1  朝青龍の初日、座布団が飛びましたねえ。拙僧ってばSFXに詰めたプレスト400は切らしていたり、興奮してQV-2400の電源は入れたり切ったりしてその模様が撮影できませんした。しかし、全体的に幕の内の対戦はばたばたしていましたね。白鵬も手放しでは喜べない横綱初白星ではないでしょうか?個人的には北桜と安馬の白星は喜ばしいですね。

Dscn0807  っと、まあ、大相撲名古屋場所の話はこの位にしておいて、名古屋市民体育館に向かう前に拙僧は土俵を割っておったのです。ほれ、ちょっとまえのコメントで大須の大型リサイクルショップにキヤノン1014XL-Sが10500円で、オートズーム1014エレクトロニクが5250円で転がっておいて辛うじて戦闘を避けられたお話をしましたが、今回、名古屋体育館に行く前に寄ったらオートズーム1014エレクトロニクだけ半値になってやがるの。しかも、ジャンクセール10%引き。これは絶好調の白鵬に立会いで下手前回しを取られたみたいなものよねえ。幸い、妻は別のブースで買い物をしていたから、下手出し投げで見事にやられてしまったわよねえ。勿論、物はカメラバックの底にしまいこんで見えないようにしたわあ。

Dscn0813  8mmシネにお分かりで無い方に説明すると、本カメラは後にサウンド対応となった1014XL-Sが登場するまで、スーパー8シネカメラ界のイージス艦「こんごう」だと思っていただければ概ね間違い無いですわ。1014XL-Sを例えるとしたら新イージスシステムとステルス技術を搭載した次世代護衛艦になるのかしら。もっと、簡単に言うとF-15とF-22の間柄かな。なのでこのような複雑な操作系で高度な撮影機能を搭載するのだけれども、まあ、拙僧が弄ることは無いでしょうな。

 ところで、余談なんですが。拙僧が稚ブログや稚コンテンツに掲示する画像は一応、ちゃんと蛍光灯でライティングして、ホワイトバランスをそのように設定したクールピクス2500で撮影したものなのですが、今回はちょっと手抜きをしてクールピクス880でフラッシュ一発撮影をしたんですよねえ。そしたら、被写体の反射光で画像に太陽が浮かぶわけでもなく、見事な調光。そういえば、長徳氏が「所有する喜びは全く無いが、大抵の仕事に充分に実用になる」とされていたのがクールピクス880だった気がしますなあ。

 今更なんですが、ニコン者の末端としてはちょっといい気分ですな。市場の評価がどのようであったかは忘れるとして。

| | コメント (6) | トラックバック (1)