オリンパス XA(初代)
拙僧の曖昧な記憶ではJRがまだ国鉄だった頃に「乗客はバカだから国鉄側が客が何も考えなくても、それなりに困らないようにする」というようなことを言っていた気がする。かなり乱暴な言葉だが一理ある。もはや神聖化しかM谷氏の発想も似たようなところがある。M谷氏は自分の理想の主軸を、ある種勝手にユーザーはバカだから設計してやる、というところがあったと思う。拙僧が、そう確信したのは「OM707」のインタビューで「AF一眼レフを使うようなユーザーはバカだからMFは要らない」というような事を仰っていたのだ。実際、OM707が、どういうカメラだったかは拙僧のブログを読んでくださった方はご存知だろう。また、拙僧は八王子に住んでいたので、その筋の方からこぼれ話を聞いた。泣かされた社員も多かったらしい。
それはそれで一理ある話だ。オリンパスの大失敗は神聖化した神のご判断によるところが少なくないのだが、今でも伝説を信じてオリンパスのフォロワーとなっている方は少なくない。オリンパスの企業としてのポジショニングの安定性とは無関係にだ。
それに、民主主義が必ず成功するとは限らない。傲慢な独裁者が時に国民を満足させることもある。拙僧にとってはXA(初代)はそういうカメラである。これだXA2になると民主主義の香りがする。
どちらが評価に値するのは自由主義の我々なら選択が可能である。
コンテンツもご覧いただきたい。
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