2024年11月20日

宵待月の夢~第百六十一夜

こんな夢を見ました。


教室にいます。
どうやら、授業中みたいです。
私は一人、パーテーションみたいなモノで皆から隔離されています。
その理由は、私の成績が教室で一番悪いためとのこと。
教師は私に対する差別的なことを明るい声で言い、教室にいる他の学生はそれに反応し笑っています。



起きた後、少しコンニャロメな気持ちになりました。



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2024年11月15日

とあるハンクとコナーの風景(閲覧要注意)

※『デトロイトビカムヒューマン』のネタバレを含みます。




「だから、コナー、お前に言ってもしょうがないだろ。どうせお前のようなアンドロイドにはわかんねえだろうしよ。」
「わかりませんよ……わかりませんよっ! ハンクの言っていることはひとつもわかりませんよ! ハンクの言っている理屈がちっともわかりませんよ! わかりません! 私にはわからないんです! 一六八〇キロカロリーのハンバーガーってなんなんですか? そんなの身体に悪いだけですよ! 身体を壊すだけですよ! ドーナッツやピザばっかりの生活のどこがカッコイイんですか? ロシアンルーレットのどこがいいのかわかりません! スリルってなんなんですか? そんなに死にたいんですか? 犯罪者を次々に逮捕するんじゃないんですか? 人生の闇ってなんですか? 暗ければいいんですか? 正義だの悪だのの前に我々は法治社会を守らないといけないんじゃないんですか? 酒に溺れることがカッコイイんですか? 自分の力を制御出来ない感じが堪らないって、それはただの間抜けな人じゃないですか! ちゃんと制御しながら呑める方がカッコイイですよ! 立派ですよ! 昔はあんなにカッコよかったのに、どうして今はそんな感じなんですか? そんなのただの手抜きですよ! 腐らずに全力で取り組む人の方が断然カッコイイですよ! 考えていることもちゃんと教えてくれないと意味がわかりませんよ! 教えるならちゃんと教えてくださいよ! 賭博の説明をされても楽しくありません……。どこがいいのかぜんっぜんわかりません! なんの説明もなく、雰囲気で感じろとか言われてもアンドロイドには無理ですよ! そんなにいつも悪ぶらないでくださいよ! 中途半端に説明されてもちっともわかりませんよ! ニーチェとかゲーテの言葉を引用しないでくださいよ! あなたじゃない、知らない人の言葉を使われてもなにが言いたいのか全然わかんないんですよ! ハンク自身の言葉で語ってくださいよ! お願いですから、私がわかる言葉で話してくださいよ! わかりませんわかりませんわかりませんわかりませんわかりませんわかりません! わかりませんっ! ハンクの言うことは、出会ってからなにひとつ、これっぽっちもわかりませんよっ!」


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2024年06月15日

宵待夢の夢~第百六十夜

こんな夢を見ました。


修学旅行
熊本らしき
大きな商店街を通り抜け、線路に近い小さな宿へ
クラス二つだけ
電車が走ってゆく

すぐに夕食
もたもたしている内に友人たちは食べ終わって、知らない人ばかりになる
日程がわからない
早く食べて商店街に行かねば


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2024年06月10日

ヒトの頭のようなモノ

食事を終えて、台所で洗い物をしていた時のこと。
目の端に映るモノがあります。
左手にある窓に、黒っぽいヒトの頭のようなモノが動いているように見えました。
なんぞあれ。
即座に窓に寄ってみましたが、なにもいません。
そもそも窓の外は当家の庭になっていて、簡単に入れなぞしないのです。
なんだったのでしょうか、あれは?






後に母と会話し、正体が判明。
猫でした。
うにゃあ。

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2024年05月30日

平民出身の帝国将官曰く

「……ジルバ大佐は私には悪い人には見えなかったです」
「ヤン。覚えておきなさい。世の中には、悪人面をした悪人よりも、善人面をした悪人の方が遥かに多いのだと言う事を。むしろ、シマント少佐のようなクズこそが稀なのだ」




花音小坂氏『平民出身の帝国将官、無能な貴族上官を蹂躙して成り上がる』より

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2024年05月15日

蔵の奥から~香月美夜氏『本好きの下剋上』

TOブックスにて本編完結!



香月美夜(かずきみや)氏による、異世界に転生しちゃった本好き少女の山あり谷ありな物語。
とうとう書籍による本編が完結しました。
打ちきりなどによって完結まで辿り着けない作品が数ある中、おめでたいことです。
ダームエル万歳!

異世界には庶民の読む本が無い。
無いなら、作ればいいじゃない。
そこから彼女の暗中模索が始まります。

読んでいる時に思ったのですが、作者はあれもこれも書きたくてけっこう暴走する感じの方に見えました。
マインの性格は作者譲り?

心理描写が細かすぎてちょっと食傷気味になる部分もちらほらありましたけれど、好きな方々にとってはそれこそがよい点だったのかもと思いました。


頑張れ、ルッツ!
頑張れ、ベンノ!
頑張れ、デリア!
頑張れ、アンゲリカ!
頑張れ、アウレーリア!
あっ、ハルトムートは頑張らなくていいです。

正直なところ、ジルヴェスターとヴィルフリートはあまり好きじゃありません。
彼らの論理では間違っていないのかもしれませんが、考え方も判断も物言いも全般的に好きになれませんでした。
悪に徹している方々のほうがまだ、論理的には筋道が通っているように見えました。




個人的に特に好きだったのは『兵士の娘』篇です。




表紙や挿絵などを担当される絵師の椎名優氏は『わかっている方』なので、大きな安心感がありました。
マイン/ローゼマインの成長と共に画力を高めていく椎名氏の姿に感嘆することしきり。



しいなゆう氏の巻末おまけな、『ゆるっとふわっと日常家族』は最高です。
よく『わかっている方』が描かれているだけに、抱腹絶倒なのであります。



守れ、ダームエル!
戦え、ダームエル!
頑張れ、ダームエル!

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2024年05月05日

この一年以内に聴いてみて、特にいいなと思ったアニメーション作品他の歌

どの歌も大変に素晴らしい作品だと考えます。
機会がありましたら、是非お聴きになってみてくださいませ。
どれもみな、個人的にめっちゃオススメです。


◎環(たまき)みちる氏『a stain』
『Fate/Grand Order 「奏章Ⅰ 虚数羅針内界 ペーパームーン」』のテレビジョン宣伝楽曲


◎緑黄色社会『花になって』
『薬屋のひとりごと』一期主題歌


◎ヨルシカ『晴る』
『葬送のフリーレン』二期主題歌


◎YOASOBI『夜に駆ける』
今年、マクドナルドの宣伝曲として用いられました


◎ロクデナシ『ユリイカ』
『終末トレインどこへいく?』のエンディング曲


◎ナナヲアカリ氏『正解はいらない』
『戦隊大失格』のエンディング曲


◎THE BINARY『消えない』
『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』のエンディング曲

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2024年04月30日

蔵の奥から~沢野ひとし氏『ジジイの文房具』

集英社刊。

アイルランド生まれの家具デザイナーであり建築家でもあるアイリーン・グレイ氏曰く。
「物の価値は、創造に込められた愛の深さで決まる。」




万年筆や鉛筆から電子辞書やタブレットに至る、様々な個人の文房具史。
全体的な雰囲気はあまり明るくありませんが、文中に出てくる文房具の多彩さは豊かです。
読み進めてゆくに従って著者の自分語りや老いに関する話や回顧録的な文章などがいろいろ出てきますけれど、その辺が気にならなければ特に問題はないものと存じます。
死のにおいがところどころ強いのは、著者の年齢のためか本質的気質に起因するのかよくわかりませんが。

少々気になったのは、著者の悔恨(かいこん)する部分が殆どなにかしら買えなかったことやそれに関する判断だということです。
他にないのでしょうか。
書かれている内容は文房具に限らないのに。
あと、友人知人に関する文章でそこまで書かない方がいいんじゃないかと思えるものも散見され、物書きが何故嫌われるかについて考えさせられました。
おそらく著者に悪いことを書いたという意識はないのでしょうし、編集者もさらりと流されたのかもしれません。
わたしは気になりましたが、そうでない方が多いのでしょうか?

ともあれ、文中に多種多様な文房具が出てくるので、なるほどと頷いたりそうくるかと思ったりへええと感じたり出来るでしょう。
おそらく。




本文的使用的文房具
◎原稿用紙(コクヨのA4)
◎万年筆(モンブラン、セーラー万年筆、ペリカン)
◎ボールペン(ゼブラのサラサ)


挿絵的使用的文房具
◎用紙(PM PAD)
◎ガラスペン
◎インキ(インク、セーラー万年筆の極黒《きわぐろ》)



以下、引用

【(前略)この頃はブランド品を身につけている者ほど、なぜだかわからないが野暮ったく、品がなくケチ臭く思えて仕方がない。】

【文房具はあなたに期待するためにあるのではない】

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2024年04月15日

とあるフリーレン的ネットオークション的世界

「アウラ、この商品を落札しろ。」
「ちょっとフリーレン。この商品は入札者が多すぎるし、予算がぎりぎりよ。」
「そういう時はね、終了時間ぎりぎりで入札するんだよ。」
「入札したら、なんか他のニンゲンたちも入札してきた!」
「よし、じゃあ、今こそ『服従させる魔法(アゼリューゼ)』を使って落札するんだ。」
「そんなこと出来る訳ないじゃない! あっ……。」
「他の人に落札されちゃったね。」
「……。」
「なあ、フリーレン。この間、これが欲しいって言ってたよな。激戦だったけど落札しといたぜ。……お、おい、アウラ、なに怒ってんだよ。」
「当然です、シュタルク様。」
「助けてくれよ、フェルン。」
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2024年03月30日

とある萬年筆的フリーレン的世界

「……だって私、萬年筆のことをなんにも知らないし……たった一〇年、一緒に旅先で使ってきただけだし……。」

「アウラ、お前の前にいるのは萬年筆インキを一〇〇〇個購入した萬年筆使いだ。」

「必要なものは、萬年筆使いになるという覚悟だけです。必死に買ってきた萬年筆や萬年筆インキは決して裏切りません。」

「綺麗だと思ったんだ。生まれて初めて萬年筆インキが綺麗だと思った。」


「萬年筆の世界は自由であるべきだ。」


「これだから萬年筆使いは止められん。萬年筆の世界では天地がひっくり返ることもある。」

「メーカーによる萬年筆インキの種類も格段に増加し、萬年筆はマニアのものだけでなくなった。今では萬年筆好きをどんどん増やしつつあるよ。」

「深く望んだ萬年筆インキが入手出来ることは、萬年筆使いにとって願いがかなうことに等しい。」

「萬年筆で書くことに特別な技術はいると思う? 」

「萬年筆インキの書き比べじゃああああああっ!」



「萬年筆や萬年筆インキは探し求めている時が一番楽しいんだよ。」

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2024年03月15日

宵待月の夢~第百五十九夜

こんな夢を見ました。


母と北海道へ旅行に来ています。
いつの間にかホテルへ着き、別行動することになりました。
わたしは近くへ散策を兼ねた偵察に向かいます。

土産物屋さんらしきお店に着きました。
暑苦しい感じのおじさんが味噌っぽいものを説明してくれるのですが、筒井康隆さんのある系統の小説みたいに支離滅裂な内容で意味がよくわかりませんでした。
その方に勧められたので試食だか試飲だかを行ってみますが、なんだかなまぐさいような不味い感じで殆ど残す破目に。

そのお店の隣に情報提供場所みたいな建物があるとのことで、そちらへ向かいます。
外から見ると生活雑貨系のお店に見えたのですが、中へ入ってみると何故かお寿司屋さんです。
不可思議ナリ。
夜中の零時までやっているそうなので、母と後程訪れようと思いました。

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2024年02月25日

篠山紀信氏曰く

昨年行われた、沢渡朔(はじめ)氏との対談にて

篠山氏「最近、カメラマンがいなくなってきたんじゃない?」
沢渡氏「いっぱいいるじゃん。」
篠山氏「数だけはね。」

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2024年02月20日

とあるネットオークションの風景

「時間ぎりぎりに現在の最高額以上の額で入札し、私はこの商品を落札する!」
「甘いな。」
「なにっ!」
「その考え方は想定済みだ。既にお前が入札した以上の金額を準備していたからな。」
「……落札出来なかった……だと。」
「お前の敗因はひとつ。競争相手の入札額を読み間違えたことにある。」

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2024年02月15日

ある光る一話の風景

「会ったこともないご婦人を殺したことにされてしまいました。」
「三人目を産んでから死んだのに、殺されたことになりました。」
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2024年02月10日

そのインキの名は布袋尊

某日。
とある高級万年筆取扱店に立ち寄ると、パイロット萬年筆が創立佰周年記念で『七福神』として限定販売したインキ(インク)を幾つか販売していました。
だいぶん前のカラーインキですねえ。
二〇一九年三月発売?
……開けていないから、まっ、いっか。
買うことにしました。
本来は古いインキなので買うべきじゃないのかもしれませんが、昨今は技術が進んでいますし、パイロット萬年筆の製品なのでたぶん大丈夫でしょう(安全上の保証はなにもありませんので、当方の真似をされても一切責任は取れません。悪しからず)。
インキの黒緑色は、布袋尊(ほていそん)の首飾りの色から決めたのだとか。
容量は五〇ミリリットル。
二〇一八年一二月に製造。

さて、どんな万年筆に入れましょうか。


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2024年02月05日

発注と到着~セーラー万年筆のインキ吸入器と呉本店

【地元文房具店での注文と撤回の過程~妄想を添えて】
◎:実際にあったこと
▲:妄想

◎金曜日の夕方、地元の文房具店にてセーラー万年筆のミニコンバーター(万年筆用インク《インキ》吸入器)を注文

▲翌週の月曜日か火曜日に問屋が注文を確認?
もしくは水曜日?

▲木曜日の午前中に問屋から文房具店に連絡?

◎木曜日の昼頃、文房具店から連絡
五個頼まないとインク吸入器の注文を受けられないとのこと

◎注文を撤回


このご時世になんともずいぶんゆっくりした商売です。
本の発注もこんな感じのところがありますから、業界的にこういうものだと割りきった方がいいのかもしれません。
こういったゆっくり系やり取りを業界的に直す気もないでしょうから、電脳上の商店を利用する人が増加傾向にあるのも致し方ないことなのでしょう。
電脳上の商店が素早い対応を取ってくれるならば、より良いのですけど。

ただ、運送業界は需要に対する供給が今後著しく低下する可能性を高く有していますから、これからの展開には不透明感があるようにも思えます。




セーラー万年筆はあまり大きくない会社だからか商いの範囲が狭いので、同社の製品を直接文房具店で入手することは地方において時に大変困難です。
普段の仕入れがほとんど無い場合は尚更。
都会の方や大都市圏にお住まいの方には理解し難いことなのかもしれませんが、セーラー万年筆の製品を殆ど或いは全然扱っていない文具屋さんが地方のあちこちにあります。

ミニコンバーターを五個頼まないと発注出来ないって言われてもねえ……。
ちなみに、山鳥な万年筆インキ(インク)を注文しようとした時も同じことを言われました。
パイロット萬年筆だとすんなり注文が通るのですけれど、付き合いとかなんとかいろいろあるのでしょう。
大都市もしくは大都市圏にお住まいで比較的様々な品を入手しやすい方は、実に幸運なのだと愚考します。


【セーラー万年筆公式通販を利用した際の過程】
◎:こちらから
○:あちらから
▲:妄想

◎日曜日深夜に注文

○注文確定

◎月曜日午前に入金及びその連絡

○火曜日午前に入金確認の連絡

▲東京の店から呉(くれ)本店へ連絡

○水曜日午前に発送の連絡

○水曜日の日付で呉郵便局から発送

翌週の月曜日に到着

◎同日、お礼のメール

○木曜日に返事のメール


呉は遠かったのです。
電子文の文面はやさしく丁寧だったので、個人的に好感触でした。
ちょっとした隅々に気配りを感じたので、おそらくはその辺りのこなれた方が文面担当なのだと思われます。
全体的に動きがのんびりした感じを受けましたけど、まあ、致し方ないのでしょう。
以前にナガサワ文具センターの通販を利用したこともありますが、そちらの方がより商売熱心という印象を受けました。
少し機械的な雰囲気を感じましたが、それはわたしだけなのかもしれません。
商品の到着時にお礼のメールを送りましたが、そちらの返事はなし。
入金のメールを送った時も返事がなかったので、おそらくはそういう方針なのだと考えられます。
まあ、そんなものなのでしょう。
対応自体は悪くなかったです。




以下、オマケ。

【ゆうパックでの実例】
朝電脳上で確認すると持ち出し中

夕方になっても持って来ない

二一時になっても持って来ず、一五分ほどして電脳上では保管中に変化

翌朝、直接受け取りに

当家は郵便局の近くにあるんですけれど……。

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2024年01月30日

佰圓商店系白金的萬年筆を三つ

某日。
所用により、地元からちょっと離れた地域にある商業施設内へ行きました。
そこには佰圓系商店も入っているので、萬年筆はないだろうかと入店してみました。
すると、プラチナ万年筆のリビエールを発見。
おお、これがあの。
初めて見ます。
三本購入しました。
税込三三〇圓ナリ。

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帰宅後、首軸にカートリッジを差し込みます。
ちょっこし放置して、インキ(インク)がペン先に行き渡るのを待ちました。
しばし経って、書いてみます。
一本目はぬるぬるすらすらと滑らかに書けたので、これは大当たりなのです。
ちょっとした萬年筆よりもよい書き味がするようにさえ思えるほど。
ただ、残る二本はインキがまともに出てこずにちっとも書けません。
あかんやん。
おかしいなあ。
パイロット萬年筆の洗浄用スポイドに水を貯め、首軸の後ろに当てて押し出してみるとペン先からインキ混じりの水がちょろちょろと出てきました。
うーん。
インキの流量がかんばしくありません。
原因はなんだろう?
電脳上で、ペン芯がペン先とくっついていない個体もあるとの指摘を見つけました。
これかしらん?
ペン先を下にして紙に軽くやさしく押さえつけ(もしされる時は自己責任で!)、何度かやさしく押さえつけたら二本目はようやく書けるようになりました(力を入れすぎるとペン先やペン芯が破損するかも)。
問題は三本目です。
二本目同様に何回かやさしく押さえつけるも、ろくに書けません。
それでも何度も何度も繰り返しやさしく押さえつけることで、ようやく書けるようになりました。
これ、人によっては癇癪(かんしゃく)を起こして即刻廃棄してしまうのではないでしょうか?
当たり外れが大きいので、当たりの個体に出会った時は万々歳ですが、外れた時は悲しい気持以上のナニカに囚われてしまうやも。

購入初日
一本目:◎
二本目:×→△
三本目:××→△


購入したリビエール三本は個体差がけっこう大きかったです。
おそらくは検品すらされていないでしょうから、まともに書けない個体を入手してしまう可能性も零ではないでしょう。
萬年筆のことをよく知らない人には、さほど向いていない品かと愚考します。
ある程度かそれ以上萬年筆のことを知っていて普段から使っている人ならば、案外楽しめる余地がある品なのかもしれません。


購入四日目
一本目:◎
二本目:○
三本目:○


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ちまちまと書いているうち、書き味が今一つだった二本目と三本目もだんだんよろしくなってきました。
あら、びっくり。
四日目には出てくるインキが薄墨色だった二本の個体もようやくやや薄めの黒色に。
ちなみに画像三枚目の一番上にある、メモ用紙に書かれた文字は一本目の品です。
続く二本目と三本目は、まだ薄めながらも初日に比べて割とよくなってきました。
二本目も三本目も、ペン先自体の品質はそう悪くないと考えます。
しかし、樹脂製小袋に印刷された『日本語の「トメ・ハネ・ハライ」を美しく見せる』は達成出来ていない個体が多いんじゃないんですかね?




なかなか書けない時にその状況を覆(くつがえ)せるか否かで、この製品の評価が変化するのではないでしょうか。
その前にすべてちゃんと書けるようにしておくべきとも思いますけど、値段が値段なので難しいのかもしれません。
そもそもそういったことは慮外なのだとしたら、それはそれで悲しいですが。
おもちゃとしては悪くありません。
インキの流量が今一つだった二つの個体も、段々と灰色めいた色合いから黒色っぽくなってきました。
後日、二本はカートリッジとペン先首軸を洗浄して別のインキに詰め替える予定です。
さて、どんなインキがいいでしょうか。
パイロット萬年筆の色彩雫(いろしずく)か、或いはナガサワ文具センターのKobe INK物語か。
それとも……。



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2024年01月25日

KFCと偽者的品質保証検査員

以前見た海外の動画で興味深かったものの一つ。
ケンタッキーフライドチキンの品質保証検査員を詐称し、メリケン各地にある店舗でタダ飯にありつく男の物語があります。
動画の正式名称は『Anything for the taste』の模様。
『Mr.Molapo』と名乗る黒人男性の、軽快な音楽を背景にした二分三〇秒ほどの生きざま。
実話を元にしているそうですが、毎日揚げ物を食べて身体に悪そうだなと思いつつ鑑賞しました。
店舗によって検査員に提供する内容が異なっていて多様性を感じましたし、店舗の就業者が黒人ばかりで香辛料的気配を覚えました。
鶏肉の洋風唐揚げを扱っている店舗だけに。
アングロサクソンが一人として動画内に見当たらなかったことも、実に興味深かったです。
これぞまさに短編作品のお手本。

主人公は小悪党的詐欺師ですが、鏡に向かって印象よく相手に話しかける練習をしたり折り紙作りによる器用さを見せたりと、人間味が垣間(かいま)見えて感心しました。

メリケンの地方的外食産業の様相が短い描写の中でいろいろ描写されていて、洗練された奥深さを感じさせます。
味わい深くて細かなところにも凝っていて、メリケンに住んでいる人たちにも実感がわく作りなのではないでしょうか?
一人目のお店のお兄さんが特にいいなと思いました。
表情がめっちゃいいんです。
勿論他の出演者の皆さんの演技もすぐれていて、よく出来ています。

ところで彼は、ガソリン代やモーテルの宿泊費をどうやって捻出していたのでしょうか?
その辺が少し謎でした。
あと、検査用紙が公式のものみたいでしたけれど、あれはどうやって入手したのでしょうか?
まさか自作?




機会がありましたら、是非ともご覧下さい。
英語があまりわからなくても割と堪能出来る、個人的にオススメの作品です。



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2024年01月20日

未配達と保管中

昔は人間の配達員が郵便物や宅配便を運んでいたという。
そう、おじいちゃんが言っていた。
人造生命体が通販で購入した品々を普通に運んでくる昨今、ドラマや映画などでしかそういった姿を見ることはない。

昨日夜までずっと待ち続け、結局来なかった郵便物。
その配達に関する電脳上での追跡を今朝起きてからしてみたら、現在保管中になっていた。
なんでやねん。
……保管中なら、郵便局にあるよね。
持ち出し中になってなくてよかったと思おう。
届くのを待って一日やきもきするのはかなわない。
久々に郵便局へ向かうことにした。

外は静かだ。
歩いている人間の姿は見られず、車も配達のもの以外見かけない。
雪がちらつく中、除雪された道をてくてく歩く。
街中に設置された温度計を見てみると一度だ。
あんまり寒くなくてよかった。

それなりに大きな郵便局の中は空調が効いていたけど、私以外の人間が見えない。
随分と静かなものだ。
以前来た時は人間の局員もいたけど、今は人造生命体しか見当たらない。
もしかしたら、局長も人間じゃないのかな?
メモ書きした伝票番号を人そっくりな女性局員に見せ、昨日持ってきてくれなかった郵便物を受け取りに来たと伝えた。
美形の局員は少々お待ちくださいと言って席を立ち、荷物を調べに行く。

彼女を待っている間も人が来る様子はない。

しばらく経って、局員は小包を持ってきた。
受け取りの名前を所定の場所に書き、ちょっと嫌みを言った。
昨日待っていたのに、持って来なかったと。
局員はしれっと本日お届け予定でしたとのたまった。
配達する日も時間も空欄なのに。
配達する存在はなにを考えていたのか、届ける日を今日へと勝手に変えていた。
この人造美人になにを言ってもムダだろう。
まあ、無事に受け取れたからよしとするか。


帰宅後に小包を開けてみたらオマケにお菓子が入っていて、思わずニヤリとした。
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2024年01月15日

嗚呼、精霊様っ!

『僕の妻は感情がない』で知った漫画家の杉浦次郎氏の作品は含蓄(がんちく)に溢れていて、考えさせられることもしばしばです。
『タクマ100歳』(『ずっとやりたかったこと』)がかなり好きです。
個人的にはこれぞSFと思いました。


ニコニコ漫画に於いて氏の『ニセモノの錬金術師』を読んだ際、一番いいなと思ったのは精霊様です。
呪術師のノラは精霊様の扱いが大変難しいことを言っていましたけれども、主人公の家を守る精霊様は実に善良で純粋で素晴らしい存在のように思えました。
可愛いですし。
同作品の登場人物たちはいずれ劣らぬ曲者揃い(主人公も例外なく)で、複雑な人間性が跳梁跋扈(ばっこ)する中で精霊様の無垢な気質は群を抜いて異彩に輝いています。
おそらく作者は意図的にそうされているのでしょうが、ややこしい人々の妖しくうごめく様を見ていると真ヒロインたる精霊様の純粋さがまぶしく見えてくるのです。
そのややこしい様が物語の複雑さや深みを出していて、それはそれで趣(おもむき)深いことと存じます。
精霊様のようにはなかなか生きられませんが、多少はやさしくありたいです。


異世界を舞台にしたお話で避妊をきちんと考えている作品はどれだけあるのでしょうか?
女性の視点が男性向けご都合主義的なモノだけの作品も多々見られる中、そういった点にも焦点を当てているところは素直に感心出来ます。

『追放勇者問題』での勇者ヤマモトの件は他人事に思えませんでした。
基本的に後ろ向きですが善良な性質。
不器用ではあるものの、他人のことを考えられる人。
こういった人にも光を当てるところが、作者の真骨頂な気もします。
後の話で解決策が出て来て思わずニヤリ。

短編漫画『はんぺん』に出て来る、ミチヒコの料理上手な友人も味があっていいと思います。

『僕の妻は感情がない』の野良ロボットになってしまったサツキですが、『人の役に立ちたい』という本質的欲求が随所に描かれていて悲しさとせつなさを感じました。


『人の役に立ちたい』といった内面的欲求が氏の様々なお話の根幹にあって、作品内に於ける登場人物たちの生き方を問う上での重要な命題なのだと愚考します。
『僕の妻は感情がない』に出てくるロボットたちは皆、この欲求に抗えません。
それはまるで呪いのように。

多様な価値観をさらりと描けるところが、作者の強みのひとつだと考えました。





「努力よ。努力だけが私たちをやっと家族にするの。」


「どうして人は感情にこだわるのでしょうか?」
「お魚で考えるとわかります。養殖魚の方が品質も価格も安定しているのに、天然魚をありがたがる人がいますよね。人の手が入ってデザインされた物より、自然発生した物の方が好きな人がいるのです。」


「また……また人の役に立てる……! 役に立てるんだ!」
「そうだ、役に立つぞみんな!」
「「「おお!!」」」


『僕の妻は感情がない』より引用《読点(とうてん)、句点は引用者が追加》

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2024年01月10日

写真と雰囲気

こういった雰囲気の写真がけっこう好きです。

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2024年01月05日

冷たく美しい月に照らされて

電脳空間で本当にあるセカイのように遊べる『フリーライフ・オンライン』は、当初の予定よりも三年ほど早く提供終了が決まった。
最初の一年間で想定を遥かに下回った利益しか上がらなかったからであり、競合的電脳遊戯が複数同時期に展開されたからでもある。
他は大手、こちらは中小。
あちらはきめ細やかな対応が出来ていたのに対し、こっちは割と大雑把だった。
それはそれで悪くない結果をもたらしさえしていたのだが、離れてゆく利用者を増やす要因でもあった。
勝負は最初から決まっていたと言ってもいい程だったのだろう。
それでもこのどことなくゆるい世界観を愛する利用者のために運営も一生懸命頑張ってはくれたが、会社の命令には流石に逆らえない。
仮初めの命を与えられたAI(人工知能)たちの処遇は法的なものも含めて揉めに揉めた上にこじれにこじれたが、結局は提供終了時にあらゆる存在が消滅ということに決まった。
私はこの仮想現実的幻想世界的電脳遊戯の提供初日から遊んできた人間として、彼らと最後まで付き合おうと思う。
空を見ると、冴え渡る満月が私を照らしていた。
風が少し冷たい。




提供終了の日。
彼らが終焉(しゅうえん)を迎える日。
その日に、私が領主をつとめる街で春祭を開催することにした。
ちなみに、私の最終爵位は辺境伯。
最終決戦で奮闘した結果がこれだ。
あれももう半年以上前のことになるのかとほんのり悲しくなる。
いや、まだだ。
まだ終わりじゃない。
出来ることをやっていこう。
さあ、最後の催しとなるこの祭り。
みんなで大いに楽しむとしようじゃあないか。

集まる様々な人種、妖精、鬼、いろいろ。
魔王様や魔族も呼んで、盛大な祭を行う。
そのため、蔵はすべて解放した。
これで金もモノもすっからかん。
これが私の最後に出来る彼らへの恩返し。
そう思って、どんちゃん騒ぎを見守った。



館のバルコニーから三日月を眺めた。
心地よい高揚感が、まだ残っている。
我ながらとてもよい祭だったと思う。
宵闇を通して騒ぐ声が聞こえてきた。
だけど。
あとちょっとでここは終わりとなる。
センチメンタルな気持ちに囚われた。
ふと振り向くと、魔王様が後ろにいる。
相変わらず、カッコいい。
近づく魔王様が静かに話しかけてきた。

「終わるのだな。」
「はい。」
「そうか。」

彼女とは何度も戦場で戦ったが、平和になった今ではよき友人だ。
その友人とも今夜でお別れ。
なんとも言えない気持ちになってくる。
魔王様が私の右隣に立った。
冷たく美しい月が私たちを照らしている。

「私はお前と出会えて嬉しかったぞ、勇猛果敢なる戦乙女よ。」
「私もです、魔王様。」

次の瞬間、セカイが暗転した。



……嗚呼、もう少し話をしたかったな。

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2023年12月30日

坂本先生曰く

とある麻雀的作画的模倣的漫画の主人公曰く。

「三九萬(さくま)君……努力に見返りを求めてはいけません。努力だけではどうにもならないこともあるんです。だからこそ努力する人は尊く美しいんです。人にはそれぞれ持って生まれた運と資質があります……。飛べない鳥だっているんです。」

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2023年12月25日

京の音

某日、とある文房具祭に参加すべく遠征しました。
購入した萬年筆(万年筆)用インキ(インク)は、タケダ事務機なタグステーショナリー(TAG STATIONARY)が開発し販売している京の音(きょうのおと)の『秘色(ひそく)』と『青鈍(あおにび)』です。
インキの容量は各四〇ミリリットルで、本体価格は各一六〇〇圓。


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大抵の店舗独自(オリジナル)インキはセーラー万年筆の相手先商標生産(OEM)で、それはそれでいいんじゃないかと思います。
自社開発は相当に手間暇お金がかかりますので、このご時世にタケダ事務機は勇敢だなあと考えるのです。
それだけインキが売れているんですかね?
確かに開催会場は随分混んでいましたし、秘色も比較的短時間で売り切れていましたから、そうした傾向はあるのかもしれません。




帰宅後、さっそく萬年筆にインキを入れてみました。

秘色を入れた半世紀超え的古いパイロット万年筆の細字(EFかF)萬年筆(元々は実家にあったモノ)は、インキの流量(湧出量)があまりかんばしくないです。
というか、かすれまくりです。
インキ吸入器(コンバーター)を一々くにくにするのも面倒ですし。
うーん。
パイロット万年筆の字幅が細い製品だと秘色との相性は今一つと以前電脳上の記事で見かけたのですけれど、どうやらそういった傾向があるのかもしれません。


一方、青鈍を入れたパイロット カスタム98の字幅Mな萬年筆(中古品で入手)はなんの問題もなくすらすら書けます。
この子はローラーウントクライナー(ローラー&クライナー)のアルトゴルトグリューン(オールドゴールデングリーン)でもすらすら書けていましたから、個人的にはなんでもござれな印象。
以前の持ち主も重宝したことでしょう。


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ダイソーの日本製綿棒を使って、秘色と青鈍を情報カードに書いてみました。
やさしい色合いナリ。
じわりじわり、慣らしたいと存じます。


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2023年12月20日

とある辺境的中心的医療機関とその周辺の薬局にて

◎院長と大きな市の先端医療をしている病院から来てくれている医師以外、とある医療機関の医師も看護師も技師もこの野郎様だらけ

◎採血もまともに出来ず、久々だからと血管に差した注射器をぐりぐり動かす看護師

◎意外と患者がいるのはこの病院で簡単な診療を行ってもらい、治療の難しい時は大きな病院に紹介状を書いてもらうためだろうと知人の言

◎技師が平気で患者に暴言を吐く

◎とある医療機関前の調剤薬局でジェネリック医薬品が厭だと言ったら、やたらに早口で説得しようとしてきた

◎とある医療機関前の調剤薬局でジェネリック医薬品が厭だと言ったら、厚生労働省が認めていると言い出した

◎とある病院の前にある調剤薬局では、しつこすぎると感じるくらいに延々と人の事情を聞いてきた



辺境では、医療機関に行くのも治療薬を入手するのも一苦労です。

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2023年12月15日

それは月
朝の月
モーニングムーン
月はただわたしたちを照らしている

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2023年12月10日

妻の依頼、夫の買い物

奥さんが旦那さんに「××買って来て。」と伝え、夫は妻の希望と異なる品を買ってきてダメ出しされる。
ボタンの掛け違いみたいな生活の一幕。
夫はこれだって××だろうと思い、妻はなんで違うってわかんないかなーと思う。
それはある意味、ありふれた光景なのかもしれません。
では何故、このような事態が発生し得るのでしょうか?

先ず、相互認識がきちんと出来ていない可能性を感じました。
例えば、「マヨネーズを買って来て。」と奥さんが旦那さんに頼んだとします。
普段●ューピーの製品を使っているから、同社の製品を買ってくるだろうと考えて。
ただ、旦那さんは●の素の製品を買ってくるかもしれませんし、第三の製品を購入するかもしれません(個人的には●ューピーも●の素も好きです)。
ケチャップだと●インツやら●ゴメやら●ルモンテやらがありますし、味噌や醤油などは種類豊富です。
一人暮らしをされたことがあってきちんと買い物も自炊もされていたならば兎も角、外食や弁当屋さんやコンビニエンスストア頼りの生活をずっとずっとされてきたならば、ちゃんとスーパーマーケットや商店などで買い物が出来るかどうかは怪しいと考えます。

並べてある品々はみんな似たようなモノだろうという認識で買い物をするならば、間違いは当然のように起こりやすいことと存じます。
そうならないためには、どうすればいいのでしょうか?


【事前に買ってきて欲しい品の実物を見せ、お互いに確認する】
個人的にはこれに尽きると思います。
互いの認識が違うから、過ちが発生する。
それならば、認識違いが発生しないようにすればいい。
それすらも怠るようでしたら、今後も失敗は発生し得るでしょう。
それはそんなに難しいことじゃないと思います。
説明の手間を惜しんだために相手が失敗することは当然あり得る帰結ですし、相手を怒るばかりでは進歩がありません。
どこのお店のどの売場に求める品があるか伝えたならば、よりよいでしょう。
メールなどで伝える時も同様です。

A社のαという品が欲しいならば、それを正確に伝えることが肝要かと存じます。
旦那さんがA社のβだとか、B社のΓだとかを購入するかもしれないと思われるならば、尚更事前のすり合わせは大事かと愚考します。
旦那さんも奥さんへの具体的確認をした方がよりよいでしょう。
そんなに詳しくしないとダメなの? というよりも、未知の領域へ向かう勇者オットを手助けしようと思った方がよりよいのではないでしょうか?
わからない場所や状況において、人は驚くほど無力になったりすることもあるのですから。

◎指示は曖昧にせず、具体的にする
◎説明の手間を惜しまない
◎買ってきて欲しい品の実物或いは画像を見せ、夫婦間の認識を同一化する
◎お店に行って品が無い場合、連絡してもらうようにする

上記のことを実践されれば、問題は限りなく発生しにくいことでしょう。
ちょっとした工夫が大事だと考えます。
これらの手間を面倒だと思うならば、自分自身で買い物に行かれた方がよろしいかと愚考します。
手間を惜しむから、上手くいかないのではないでしょうか?
料理だって下ごしらえをきちんとしたら美味しくなるのですし、相手を大切に思っているのならば簡単に怒鳴りつけることなどしよう筈もありません。

「こんな簡単なことも出来ないの?」「あんたってホントにダメねえ!」「なにやってんの!」と烈火の如くに叱られたら、誰だってやる気が無くなります。
『叱られてナンボ』はナンセンスです。
あと、頼んだ品と違う品を旦那さんが買ってきたとしても、怒鳴り散らしたり喚き散らしたりしない方がいいです。
全否定もやめた方が無難でしょう。
失敗しても怒り狂わないことが大事かと愚考します。
相手を上手く使えないことに苛立つ気持ちはわからないでもないですが、どの分野にせよ『わからないこと』をわかるようになるのは困難なことです。
寛容こそ肝要。
そう思います。


勇者オットを育て上げることこそ、妻の本領よ。
なんて言えたら、それはとっても素敵だなって。
そう思うのです。

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2023年12月05日

キネマへようこそ~みしるしを求めて【閲覧注意】

某日、映画の『首』(年齢制限有り)をとある映画館群にて鑑賞しました。

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その映画館群の売店を覗いてみた折、ジブリ作品の下敷きや『翔んで埼玉~琵琶湖より愛を込めて~』の「琵琶湖の水止めたろか」ダイカットステッカーがありましたので購入しました。
共に日本製。




年齢制限がかかっている理由は冒頭から提示されており、作品の好悪(こうお)が真っ二つに別れてしまうかもしれません。
人間の狡さ、欲望、身勝手さ、などなど負の面がこれでもかとばかりに頻出し、邦画では珍しいんじゃないかと思いました。
それと、歴史的に正しいとか正しくないとか登場人物がどうこうとかは、考えないようにして鑑賞した方がいいと考えます。
【首】を主軸にした戦国無惨物語。
これはそういう映画かと存じます。

わたしは割と興味深く鑑賞させてもらいましたが、えげつない場面が苦手な方には正直向いていないかもしれません。
大名の妻とか一部の人々を省略しているのはまともにやると上映時間の尺が足りなくなるからでしょうし、出演者たちの多くが比較的御年を召された方なのは演技力の問題でしょう。
たぶん。
枝葉末節が気になって気になって仕方ない人には向かない作品ですし、そうした方が鑑賞されても面白いとか興味深いとは感じにくいかと愚考します。
『寄生獣』や『柳生一族の陰謀』のような作品を問題なく読んだり鑑賞出来たりするのならば、おそらくはこの作品も普通に鑑賞し得ることでしょう。
戦国時代は謎多き時代なので、こういった解釈は興味深く感じます。


「次(の影武者)を用意してくれ。」
「本日(の影武者)はこれで終了です。」

影武者まみれの家康は斬新な感じでした。
次から次へと影武者が出て来て、個人的にニヤリ。

頭がめちゃくちゃおかしい信長を加瀬亮氏が熱演。
こういう信長だとおかし過ぎて、とてもついていけそうにないです。
信長が幹部におそれられていたのは事実なので(兵卒には好かれていた)、その辺りを拡大解釈したのでしょうか。
ここまでいかなくとも、似た感じの人は現代でもちらほらいないでもない感じはします。某車屋さんの副社長とか。
中村獅童氏が身勝手極まる男を熱演されていて、ちっとも共感出来ませんでしたが演技は上手だなあと思いました。
まあ、そもそも共感出来るような人物はこの作品に存在しませんでしたが。
というか、身近にいたら困る人ばかり。
西島秀俊氏演じる光秀は信長に蹴り倒されたり首を絞められたりしていたので、撮影が大変だっただろうなあと考えます。
渡辺謙氏が光秀役としての出演依頼を断ったのも、蹴り倒されたり首を絞められたりはされたくなかったからでしょうか。

これは意図的だと思うのですが、藤吉郎と小一郎と官兵衛の三人が揃うと演技は寸劇的に感じられました。
バカヤローで他人任せな藤吉郎、虎の威を借るチンピラ系の小一郎、それとなんともうさんくさい官兵衛。
うーん。

清水宗治公の最期をここまできちんと描いた作品は、『首』くらいになるのではないでしょうか?
ちょっとアレな面もありましたが、そもそも武士の生きざまを揶揄する面が多々ある作品なので、その辺は目をつむった方がいいのかも。

首を斬り飛ばしたり斬り落としたりする場面がよく出来ていて、合成映像の進歩に感じ入りました。




みんな、アホや。
そう思って観るくらいが丁度いいのかな、と考えつつ鑑賞しました。
キレイ過ぎる合戦物に飽き飽きしている人には、こういった無惨系作品が丁度いいんじゃないかなとも思いつつ。

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2023年11月30日

お手製の漬物と干し椎茸

とある朝市における戦利品。
干し椎茸は一袋二五〇圓、自家製の漬物(瓜とかゴーヤとか)は一袋二〇〇圓~二五〇圓で購入。

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よい買い物が出来ました。
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2023年11月25日

いかになっちゃうのか家康

【『どうする家康』に関する個人的印象】
変化球ばかり投げる投手のような脚本家。
現代劇のような場面ばかりに長い尺。
伊達政宗も柳生宗矩も出てこない。
台詞だけで次々人が死んでゆく。
脚本家の自己満足的な描写ばかり強調され、歴史的な出来事は省略されまくる。
妙なことにこだわってばかり。
これで視聴率うんぬんとか言われても、冗談にしか感じられません。
それと、主役の人ばかり優遇するのは如何なものか。
『太閤、くたばる』は題名的にやり過ぎですし、歴史に対する理解度が高いとは言い難いと思います。




オープニングのアニメーション:お見事!
服飾:凝っていますね
時代考証:提灯持ちの人が担当なので、ええ加減にせえよと思うことがちょこちょこあり
プロデューサー:今後歴史ものには一切関わらないでいただきたい



信長:悪辣的暴力君主(おかしい)
藤吉郎:サイコホラー(おかしい)
家康:ダメダメ(非常におかしい)
惟任(これとう)日向守:前半はよかったけれども、後半は滅茶苦茶
あずき:けなげな!
茶々:藤吉郎や家康には負けません!
氏真様:なにをやっても上手くいかないってことはありますよね
晴信:ローマ人
勝頼:男前
乱:美男子
半蔵:忍びじゃない忍び
秀次公:解せぬ
千利休:解せぬ、というかそもそも出ておりませぬ




あまりにも酷すぎるため、視聴率の低さは妥当かと存じまする。


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