コダック VIGILANT SIX-20
中古カメラ趣味が高じてくると、戦前レンズに関心を持つものだ。もしも、あなたが簡単に戦前エルマーを手に入れることができるのであれば幸いである。しかし、レンズだけ戦前では物足りない。あるいは、そのような引当金は簡単に工面できないという方には、戦前のカメラをいっそ買ってしまうという選択肢もある。
ここだけの話、戦前の交換式レンズをミラーレス一眼につけるのは、まだお好きになればよいという感じだが、戦争を生き残った貴重なカメラのレンズだけもぎ取ってミラーレス一眼で遊ぶというのは嫌悪感を感じざるを得ないな。
戦前のブツというのは国産カメラであれば、なかなか難しい戦闘になるが、とりわけ完勝したアメリカ合衆国だと程度の良い物件が残っている。大抵の場合はボックスカメラかボックスカメラ同様のボーイズカメラだが、丹念にネットオークションなどを閲覧すると念願のブツに引っかかる可能性は高い。一時期、それなりに値段のついた中判フォールディングカメラだが、最近はさっぱりだ。一方で、この種の値付けの難しいカメラは中古カメラ店では場所ふさぎになっているか、えらく高い。
やっぱり高湿高温の夏を向かる我が国では蛇腹のような生きたマテリアルの保存には向かないのだが、北米のモノは保存状態のよいものがあるようだ。
いつでも転がっているものではないので根気よく探したい。
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コメント
どもどもお久しぶりです。
確かにクラカメファンにとって本体からレンズだけ抜き取るという行為は蛮行以外の何者でもないです。「飾るだけより活用してるからマシじゃん」というのは詭弁ですね。
投稿: 大佐 | 2023年1月14日 (土) 10時32分
どもども、大佐殿。
お久しぶりです。
蛮行ですね。「活用している」というのは詭弁でしかありません。実際には数回弄って結局しまうのではないでしょうか。
カメラやレンズに対するリスペクトが無いですよね。
投稿: Rikkie | 2023年1月14日 (土) 21時06分