ヤシカ FX-3 + 50mmF2 + 42~75mmF3.5~4.5
溶岩流のようなブツ欲に駆られた。それはオリンパスE-410である。フォーサーズのデジ一眼は興味が有ったし。それが25000円前後と割安な事も合ってかれこれ一週間は苦しんだのだが、例のFE2の購入によって一時的に収まった。しかし、奴はまだ死んではいなかったのである。再び物欲が拙僧の身体を支配し、キタムラへ向かわせる。いかん、このままでは奴の思うままだ。そこで、一度Hオフでビバークしたのである。
そこに転がっていたのはヤシカFX-3と50mmF2、それに42~75mmF3.5~4.5という中途半端な焦点距離の標準ズームだ。価格は8000円台。拙僧の興味は勃興した。ヤシカマウントはいつかは欲しいと思っていたのである。こいつはともすればコンタックスのレンズにも繋がるボディなのだ。ビニールに包まれていたが無理やり引き伸ばしてレバーを巻き、レリーズボタンを押す。シャッターはOKなようだ。それにどうやらこいつは機械式シャッターらしい。レンズも確認は限定的にしか出来ないが、前から見たら綺麗で絞りも動きはスムーズである。かくてフォーサーズの物欲は本カメラに移行したのである。
レンズキャップで覆われて確認が出来なかった標準ズームも概ね綺麗で絞りも問題ないようである。電池を入れたら露出計は動作した。ニコンFMみたいに「+○-」で按配を表示する形式で、多分あっているだろう。テレビを使った簡易シャッターチェックでは1/1000までOKな感じである。どうも、コシナの香りがするカメラである。FX-3というカメラがいつごろ登場したのかはインターネット検索でも分からなかった。分かったのはFX-3スーパー、FX-3スーパー2000と進化していったと言うことである。FX-3スーパー2000は以前、拙僧の生域圏で標準ズーム付きで転がっているのを見たことがある。価格が1.8万円台と高額なのと、標準ズームがいかにも手持ちのFM10についていた標準ズームと変わらなかったのでスルーした。新宿中野でもレンズつきのFX-3は1万円を下らないので、ちゃんと撮影できればお買い得であろう。しかし、果たして素のFX-3は何時頃に発売された物なのだろうか?
外観は大きな傷は無いものの、かなりねんきが入った感じでミラーや裏蓋など、素人の手によると思われるモルトの修繕の後が見られ、大切に使われていたのだろうと感じる。これからの撮影が楽しみだ。
ところで、この日は他にもタムロンのズームを2000円で購入しており、後日、エプソンのレアな300万画素級デジカメを2000円で購入した。FE2や本カメラの購入は確かに興奮したが、これらを買わなければE-410が普通に買えていたのではと若干のブレが生じているのは事実である。
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