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 ちゃ……ちゃんとしたのか、眞一郎?
 うー……。
 でも、あそこでさらにジタバタしなかったことは評価できるのかなぁ。
 それ以上に、ここ2話くらいのモジモジ感のほうが制作側の引き延ばしっぽく思えてしまったような。
 比呂美や乃絵は自分の気持ちに向き合って伝えているのに、それに対して眞一郎は返答を遅らせていただけなんだもんなー。

 とまれ、わかっていた展開にオチて意外性は無かったですけれど、そんな意外性の無さにもホッとしていたりして。
 もちろん賛否両論でしょうけれど、あれはあれできちんとしたひとつの答えだと思うしー。
 ちうか。
 高校二年生?くらいの年齢であれだけの対応できれば立派なような。
 むしろ、もっと恋愛について軽く考えても良いのでは?とか、わたしなどは思ってしまうくらいで。
 まぁ、そんな「遠い未来までの約束」を含めて目の前の相手と向き合う真っ直ぐさこそは若さの特権なのかなーとか思ったりして。
 若いわー、青春だわー(^-^;)。


 にしても終わってみれば乃絵はトリックスターで、比呂美こそが正ヒロインの座にきちんと納まっていました。
 だとすれば途中の描き方に対して、もっと、こう、なにかできたのではないかと。
 意図してミスリードを導き出しているようには思えなくて、どちらにも区切りをつけられなかった脚本の曖昧さを感じるのですがー。
 そんなウェイトのミス?が作品としては損している部分に思えてもったいなく。

 なんといっても、吹っ切れてからの比呂美の可愛らしさったらないんですもん。
 もったいなーい。
 もちろん乃絵の可愛らしさは言うまでもなく。
 最終回のEDが彼女に焦点を当てられていた作りだったのは良かった~。
 「涙」=「心をふるわすこと」と結ばれた今回、ひとりたたずむ乃絵の背中がっ、がっ!(TДT)
 乃絵が無くしたのは涙ではなく心だったのかなー、と。
 無くした……ちうか、見失っていた、かな。
 そんな失った部分を眞一郎との交流のなかで、また改めて見つけることができた。
 そう思うのです。
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