遠洋漁業とコロナ
新型コロナウイルスの感染拡大に関するニュースが連日つづいています。きょう3月19日の三陸新報では、気仙沼の遠洋マグロはえ縄船への深刻な影響を伝えていました。
三陸新報3月19日記事の一部イメージ
新型コロナウイルスの感染拡大による各国の入国規制で、船員の乗船や下船などができなくなっているというのです。現地での船の修理についても支障をきたしているとのこと。
記事では、勝倉漁業/勝倉宏明社長の話を紹介しています。南アフリカのケープタウンでは日本船などの船員の乗下船を当面禁止。スペインのラスパルマスも非常事態を宣言して、上陸に加えて陸路を通じた入国を禁止したとのこと。両港とも、遠洋船の重要基地です。燃料や食料補給のほか、ドック時のための技師渡航も難しくなっているようです。
勝倉漁業では、3隻が中部大西洋、1隻が南太平洋で操業していますが、切り上げ時期を1〜2か月前倒しして、5月に全船を日本に帰港させることにしたそうです。
遠洋マグロ船24隻、カツオ船2隻が所属する宮城県北部鰹鮪漁業組合(北かつ)によれば、大西洋、インド洋、西経漁場(中部太平洋)で現在計17隻が操業中とのこと。担当者は「入国を制限する国が増えれば、日本への帰港をさらに検討する船も出てくる。空路で乗組員を送ることも当面は難しくなる」と懸念しています。
私は、勝倉漁業さんの「勝栄丸ブログ」を愛読しているのですが、本日3月19日の同ブログでは、インドネシアでの入国査証(ビザ)免除や空港でのビザ発給を1か月停止するとの報道を紹介しています。インドネシアは、インド洋におけるマグロ船の拠点になっているそうで、今後のなりゆきを心配していました。
宮城県では、仙台市で初めて感染が確認された男性(ダイヤモンド・プリンセス号の乗客)が3月10日に医療機関を退院しました。そういう意味ではまだ深刻な状況ではないわけですが、海外の感染拡大が気仙沼の漁業にも大きな影響をあたえていることをお伝えしたく、記事を紹介しました。
なにか落ち着かない毎日。平穏な日常が一日も早く戻ってくることを願うばかりです。
三陸新報3月19日記事の一部イメージ
新型コロナウイルスの感染拡大による各国の入国規制で、船員の乗船や下船などができなくなっているというのです。現地での船の修理についても支障をきたしているとのこと。
記事では、勝倉漁業/勝倉宏明社長の話を紹介しています。南アフリカのケープタウンでは日本船などの船員の乗下船を当面禁止。スペインのラスパルマスも非常事態を宣言して、上陸に加えて陸路を通じた入国を禁止したとのこと。両港とも、遠洋船の重要基地です。燃料や食料補給のほか、ドック時のための技師渡航も難しくなっているようです。
勝倉漁業では、3隻が中部大西洋、1隻が南太平洋で操業していますが、切り上げ時期を1〜2か月前倒しして、5月に全船を日本に帰港させることにしたそうです。
遠洋マグロ船24隻、カツオ船2隻が所属する宮城県北部鰹鮪漁業組合(北かつ)によれば、大西洋、インド洋、西経漁場(中部太平洋)で現在計17隻が操業中とのこと。担当者は「入国を制限する国が増えれば、日本への帰港をさらに検討する船も出てくる。空路で乗組員を送ることも当面は難しくなる」と懸念しています。
私は、勝倉漁業さんの「勝栄丸ブログ」を愛読しているのですが、本日3月19日の同ブログでは、インドネシアでの入国査証(ビザ)免除や空港でのビザ発給を1か月停止するとの報道を紹介しています。インドネシアは、インド洋におけるマグロ船の拠点になっているそうで、今後のなりゆきを心配していました。
宮城県では、仙台市で初めて感染が確認された男性(ダイヤモンド・プリンセス号の乗客)が3月10日に医療機関を退院しました。そういう意味ではまだ深刻な状況ではないわけですが、海外の感染拡大が気仙沼の漁業にも大きな影響をあたえていることをお伝えしたく、記事を紹介しました。
なにか落ち着かない毎日。平穏な日常が一日も早く戻ってくることを願うばかりです。