「造り直し」は保留
気仙沼市魚町の防潮堤の施工ミス問題では、10月1日に村井知事が気仙沼を訪れ、防潮堤を造り直さない方針について伝えるとともに、これまでの県の対応などについて陳謝、謝罪しました。これを受けての内湾地区復興まちづくり協議会の会合が10月4日に行われました。
三陸新報10月6日記事の一部イメージ
記事によれば、会合はワーキング委員17人のほか、地権者約20人が出席しての拡大会議として開催されたそうです。菅原昭彦会長は、1日に村井知事から伝えられたことなどを報告した上で次の内容を県に求めていくことを提案しました。①原因の経過、責任の所在の丁寧な説明②県、市、住民によるまちづくりを話し合う場の設置③土地区画整理事業が遅れないように進めることの4点です。
河北新報の10月5日配信記事では、地権者らがこの提案を了承したとのことです。また、防潮堤の「造り直し」についても話し合ったが、「県に対する疑念が払拭(ふっしょく)されない中では議論できない」として結論は出さず、三つの提案に対する県の対応を見た上で改めて協議する方針を確認したと伝えています。
三陸新報の記事にもどりますが、会合のなかで委員からは、「諦めるかしかないのか」「『造り直し』を続けていってもらちが明かない」との一方、「県が工事をこのまま進めるのはふに落ちない」などの意見が出されました。「知事に責任をとってもらわないといけない」との声もあったそうです。
会議終了後、菅原会長は「造り直し」について、「現段階では県への不信感、疑念があるので判断は保留する。県の責任と役割が残っており、それを整理できないうちに議論はできない」と語りました。河北新報は、「現段階では、住民の県に対する不信感と疑念は残ったままだ。県との溝が埋まらない限りは、造り直しを求めるかどうかを議論する状況にはならない」と。
22cm高いままの防潮堤工事は10月1日から再開されいまも進行しています。そうした状況のなかで、まちづくり協議会としての判断は保留。なかなか苦しいところですが、協議会としての最善の方針選択ではないかと感じています。
10月2日ブログ「村井知事の謝罪」
三陸新報10月6日記事の一部イメージ
記事によれば、会合はワーキング委員17人のほか、地権者約20人が出席しての拡大会議として開催されたそうです。菅原昭彦会長は、1日に村井知事から伝えられたことなどを報告した上で次の内容を県に求めていくことを提案しました。①原因の経過、責任の所在の丁寧な説明②県、市、住民によるまちづくりを話し合う場の設置③土地区画整理事業が遅れないように進めることの4点です。
河北新報の10月5日配信記事では、地権者らがこの提案を了承したとのことです。また、防潮堤の「造り直し」についても話し合ったが、「県に対する疑念が払拭(ふっしょく)されない中では議論できない」として結論は出さず、三つの提案に対する県の対応を見た上で改めて協議する方針を確認したと伝えています。
三陸新報の記事にもどりますが、会合のなかで委員からは、「諦めるかしかないのか」「『造り直し』を続けていってもらちが明かない」との一方、「県が工事をこのまま進めるのはふに落ちない」などの意見が出されました。「知事に責任をとってもらわないといけない」との声もあったそうです。
会議終了後、菅原会長は「造り直し」について、「現段階では県への不信感、疑念があるので判断は保留する。県の責任と役割が残っており、それを整理できないうちに議論はできない」と語りました。河北新報は、「現段階では、住民の県に対する不信感と疑念は残ったままだ。県との溝が埋まらない限りは、造り直しを求めるかどうかを議論する状況にはならない」と。
22cm高いままの防潮堤工事は10月1日から再開されいまも進行しています。そうした状況のなかで、まちづくり協議会としての判断は保留。なかなか苦しいところですが、協議会としての最善の方針選択ではないかと感じています。
10月2日ブログ「村井知事の謝罪」