(2)東京都庭園美術館で、アールデコを鑑賞する。
- 2020/08/08
- 07:43
写真は、朝香宮邸(現在の都立庭園美術館)の空撮。
建物の中央にある第一階段は、一階の客間から二階の家族の居室へ通ずる階段。
階段のステップ、腰壁、手摺りには外国製大理石のビアンコ・カラーラをはじめ、3種類の大理石を使用。
手摺りのデザインは、アール・デコの特徴であるジグザグのラインが強調され、嵌め込み金属はブロンズ製銀イブシ仕上げで、二階広間の照明柱、天井照明とともにアール・デコ特有のパターン化された花模様で統一されている。
二階広間にはじまる居住空間は、主に宮内省内匠寮(たくみりょう)によって、デザインされた。
ラジエーターカバーには、日本の伝統模様である青海波(せいがいは)が使われるなど、所々に和の要素が取り入れられている。
造り付けのソファーがあり、朝香宮邸時代には、自動ピアノが置かれ、家族のくつろぎの場になっていた。
朝香宮邸の新築の際に新たにデザイン、制作された家具は、宮内省内匠寮の水谷正雄が製図を担当しており、寺尾商店、小澤慎太郎商店といった家具店が制作注文を請け負っていた。
両商店は、「芝家具」と呼ばれる高級洋家具業界の中でも、三本の指に入る名店だった。
1927年に製作された、ルネ・ラリックの花瓶。
ルネ・ラリックは、ジュエリー・デザイナー&ガラス工芸家である。アール・ヌーヴォー期のジュエリーのスタイルを確立した第一人者であり、1900年のパリ万国博覧会で絶賛された。
1925年のアール・デコ博覧会では、会場中央にガラスの噴水塔(ガラスの水源)を製作した。
浅香宮邸には、大客室と大食堂のシャンデリアを製作しているほか、照明玄関のガラスレリーフ扉も製作している。
第一浴室。殿下と妃殿下の寝室の間にある浴室は、主に殿下が使用した浴室と言われており、浅香宮邸には、姫宮用の第二浴室、若宮用の第三浴室があった。
ダイヤモンドとプラチナのブレスレット、ハンカチ。
広大な庭では、親子連れがレジャーシートを敷いて、ピクニックをしていた。
建物の中央にある第一階段は、一階の客間から二階の家族の居室へ通ずる階段。
階段のステップ、腰壁、手摺りには外国製大理石のビアンコ・カラーラをはじめ、3種類の大理石を使用。
手摺りのデザインは、アール・デコの特徴であるジグザグのラインが強調され、嵌め込み金属はブロンズ製銀イブシ仕上げで、二階広間の照明柱、天井照明とともにアール・デコ特有のパターン化された花模様で統一されている。
二階広間にはじまる居住空間は、主に宮内省内匠寮(たくみりょう)によって、デザインされた。
ラジエーターカバーには、日本の伝統模様である青海波(せいがいは)が使われるなど、所々に和の要素が取り入れられている。
造り付けのソファーがあり、朝香宮邸時代には、自動ピアノが置かれ、家族のくつろぎの場になっていた。
朝香宮邸の新築の際に新たにデザイン、制作された家具は、宮内省内匠寮の水谷正雄が製図を担当しており、寺尾商店、小澤慎太郎商店といった家具店が制作注文を請け負っていた。
両商店は、「芝家具」と呼ばれる高級洋家具業界の中でも、三本の指に入る名店だった。
1927年に製作された、ルネ・ラリックの花瓶。
ルネ・ラリックは、ジュエリー・デザイナー&ガラス工芸家である。アール・ヌーヴォー期のジュエリーのスタイルを確立した第一人者であり、1900年のパリ万国博覧会で絶賛された。
1925年のアール・デコ博覧会では、会場中央にガラスの噴水塔(ガラスの水源)を製作した。
浅香宮邸には、大客室と大食堂のシャンデリアを製作しているほか、照明玄関のガラスレリーフ扉も製作している。
第一浴室。殿下と妃殿下の寝室の間にある浴室は、主に殿下が使用した浴室と言われており、浅香宮邸には、姫宮用の第二浴室、若宮用の第三浴室があった。
ダイヤモンドとプラチナのブレスレット、ハンカチ。
広大な庭では、親子連れがレジャーシートを敷いて、ピクニックをしていた。
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