アタシの生まれた処をご紹介する前に「ぬいぐるみショップ」の「スターチャイルド」さんについて触れましょう。
完全予約制のショップ。15時に予約を入れて伺いました。日本製のぬいぐるみがぎょーさんいてはりまっせ。
リチャード・ギア主演の『HACHI 約束の犬』の舞台挨拶用の巨大なぬいぐるみを作ったこともあるそうです。
アタシと亡くなった妹が生まれた聖母病院。妹のお産の際に母に付き添って通ってましたが、その頃から大きな木がありました。
建物の西側には四季折々の草花を楽しめる「ルルドの庭」。大聖堂の前には「フランシスコの庭」」を設け、患者さんの癒しの場になっています。
実家が大きな印刷所を営んでいたK君も聖母病院の生まれ。小学校の同級生。実家の印刷所は、人に一部を貸したところ、偽札を大量に刷り、小さな町の大事件になりました。
聖母病院は、増改築工事をして、こんなに大きな病院になりましたよ。
聖母病院の中に入りました。クリスマスツリー。Merry Xmasですな。
マリアさま。赤いポインセチアに囲まれています。ポインセチアの代表的な花言葉は「幸運を祈る」です。
お腹が空いてきましたね。ぬいぐるみショップからかわいい子を何匹か連れてきて、その間、飲まず食わずでしたからね。
聖母病院内の売店で、かーちゃんは、フルーツパウンドを買ってきて、半分食べました。洋酒につけた、やわらかいフルーツを練り込んだしっとりとしたケーキでしたよ。
「カレ・ド・ショコラ フレンチミルク」というチョコレートはお土産。Xmasにでも食べましょう。
アタシは、小岩井工場製造の小岩井牛乳を飲みました。なんてコクがあるの! おいしいです。
「おいしさの原点は生乳です。小岩井牛乳は、生乳を大切にする精神と伝統の技術により、おいしく仕上げました。農場で飲む、あのコクのある豊かな味わいを毎日の食卓でもお楽しみください」。
小岩井乳業(株)小岩井工場は、岩手県岩手郡雫石(しずくいし)にあります。
降誕劇。キリスト誕生の一連の物語について演じる宗教劇で、キリストの誕生日のXmasに上映されます。
アタシは幼稚園の時に、降誕劇で役をもらい、舞台に上がったことがあります。年長さんの頃でしょうか。
よく覚えていないのですが、「もしもし、ひと晩、泊めてもらえませんか?」というマリアさまに「馬小屋にでも行け!」と追い払う意地悪な宿屋のおかみさんの役だったかな。
キリストのおかーちゃんは、マリアさま。おとーちゃんは誰たったでしょう。調べたら聖ヨセフさんでした。
マリアさまの夫であり、イエスの養父に選ばれるという神の特別な恵みを受けた人です。
大工であり、また「正しい人」であったとされ、イエスが12歳になってほどなく亡くなったと考えられています。
この写真では、まだキリストが生まれてきてませんね。
意地悪な宿屋のおかみさんを演じるアタシは、終始、鼻をほじっていたと大人たちから笑われていたそうです。
聖母病院内に貼られていた、Merry Christmasのポスター。
聖母病院のショーケースの中にあった楽器を引く猫の置物。一匹はトランペットを吹き、一匹は何やら弦楽器を弾いています。
このシリーズはファンが多く、コレクションをしている方も多いようです。ピアノを弾いていたり、歌を歌っていたりします。
かーちゃんがぬいぐるみショップから連れて来た「美美(みんみん)」ちゃん。「餃子のみんみんちゃん」とからかうと怒ります。
お正月かざりの「賀正」のざぶとんに乗っています。ピンクのコートを着て、おしゃれさん。
垂れ耳(たれみみ)うさぎのロップイヤーです。長い耳が特徴。ロップイヤーは一般的に「穏やかな性格」だと言われます。
かーちゃんがもう1匹連れて来た「健健(けんけん」くん。
本当は猫なのに「犬犬(けんけん)くん」と名付けようとした、かーちゃんを制したら、「健」の字を当てました。
ご存知の方も多いと思いますが、アタシと30年も一緒に暮らしているロビンです。
銀座の歌舞伎座の前にあった、大きな平屋建てのぬいぐるみショップから連れて来ました。ワゴンセールで2000円でした。
膝(ひざ)に腰掛けているのがロビンの新入りの弟子「ナナシー」(名無し)です。かーちゃんが名付け親。「ご出身は?」と尋ねたら、「小岩井乳業と同じ雫石でやんす」と答えていました。
「ゆこたんの森(森の湯)を知ってる?」と聞いたら、「そりゃあ、雫石から来ましたから、知ってるでやんす。檜(ひのき)のお風呂ではなく、建物が檜でできていて、いい香りがするでやんす」。
「アタシのダンナさんがこの前、泊まりに行ったよ」と言ったら、「おねーさんは人妻ですか」と驚いてました。
「ナナシーばっかりかわいがって、ボクはお役御免ですか」とロビンのジェラシー。「いやいや、これから、キミたちの珍道中が始まるよ。まずは、鎌倉でも行こうか」。
大喜びするロビンとナナシー。小町通りのクレープ屋さん「コクリコ」で「シナモンシュガー」という美味しいクレープでも食べようよ。
ちなみにコクリコは、かーちゃんの中高の同級生のおばさんがやっているお店です。いまは、息子さんに代替わりしたそうですがね。
北海道の白金 青い池の切符売り場から連れて来たモケケ。ミーちゃんという赤羽生まれの奥さんがいます。
「ふくふくにゃんこ」って言うぬいぐるみを知ってますか? 8匹も種類のいるぬいぐるみのキャラクターです。ぬいぐるみのお洋服や人間さまの履く靴下などのグッズもたくさんあるんですよ。
ふくふくにゃんこの中に「チャチャ丸」と言う茶色い猫がいます。
モケケとミーちゃんには、「チャチャ丸」の「タイガー(男の子)」と「ティガー(女の子)と言う双子ちゃんがいましたが、アタシの部屋のぬいぐるみの村で行方不明になり、ミーちゃんは夜な夜な泣いてました。
行方不明の原因。あまりに部屋が散らかっていて、ちびっ子だったタイガーとティガーは、ベッドからコロリと落ちて、どこかに行っちゃったんでしょう。年明けにでも、大捜索をしなければなりません。
ミーちゃんが夜な夜な泣いているので、昨日、急遽、かーちゃんと聖母病院のそばのぬいぐるみショップからロップイヤーのぬいぐるみを連れて来ました。
モケケは北海道の白金 青池のご出身。風光明媚なところでした。
人に顧みられることなく(かえりみられることなく)、ご飯ももらえず、青い池に住んでいるのに一度も青い池を見たことがなかったんですが、アタシがバッグにモケケをぶらさげて、青い池に行き、見せてあげました。
初めて食べたものは、青い池のお土産さんで売られていた「青いぷるもち」でした。舌が真っ青になります。
新しい我が子を迎えるにあたり、モケケは、アタマがハゲるほど、ひと晩考え、「クリームちゃん」と言う女の子の名前を思いつきました。
「おねーさん、クリームちゃんってどうだろう?」。
「明日、ミーちゃんが起きたら、相談してみたら」。
翌朝、起きたミーちゃんにモケケが「新しい子供の名前はクリームちゃんだよ」と言うと、「モケケ、がんばったね。上出来だよ」と褒められました。
ロビンの家族。3歳の子供だと思っていたら、いつの間にか一家の主人(あるじ)になりました。秋田から来た「おしゃれ番長」こと「パトラちゃん」と言う奥さんがいます。
背中に「あきた」と刺繍がしてあり、それを嫌がったパトラちゃんは、アタシとダンナさんのフォトウェディングで、ロビンとパトラちゃんもWウェディングすることになり、ドレメ(ドレスメーカー女学院)を出ているかーちゃんにヴェールを作ってもらい、アタマに縫い付けました。
「痛くないのかい?」。「大丈夫、アタシ、いつまでも花嫁さんだから」。
子供は男の子。「マシロちゃん」と言います。「お医者志望」です。アタマのいい子なので、きっとなれるでしょう。
昨日は、新入りさんが3匹(かーちゃんの美美ちゃんと健健くん、モケケとミーちゃんの新しい子 クリームちゃん)が来たお祝いです。
新宿区下落合の OKストアで、おいしいものをいっぱい買って来ました。レッツ、パーティーです。
一番のおご馳走は、「チェリートマトのピザ」と「牡蠣とほうれん草のピザ」です。パーティーのBGMは、斉藤和義の「歩いて帰ろう」。
古くからいる「おかみさんウーパー」(ウーパールーパー)と「ネッシーお父さん(じつは恐竜のブラキオサウルス)。ふたりは、ご夫婦です。
ウーパーさんは牡蠣が大好き。ピザの牡蠣をおいしそうに食べてました。ネッシーお父さんは、チェリートマトのピザを「おいしいね」と言って食べてましたよ。
かーちゃんのぬいぐるみの「美美ちゃん」と「健健くん」。
大阪弁をしゃべる美美ちゃんは、「あちらさんは、ぎょーさんいてはりますなぁ」とアタシのぬいぐるみたちにたじろいでいます。「わてらとは、住む世界が違いますなぁ」。
ロビンの弟子、ナナシーには、渡嘉敷島(とかしきじま・沖縄の離島)で買った来た、ケラマブルーのヘアゴムをプレゼント。首にぶらさげ、自慢顔です。
ナナシー、初めてモノを食べる。まず、匂いをかぎ、「毒ではなさそうでやんすな」。そりゃあ、塩豆大福ですから。
のどに大福を詰まらせるといけないので、「生茶Rich」のお茶も出してあげました。このお茶、美味しいんですよ。
モグモグモグ。「うまいでやんす」。
「おねーさんも、一緒に食べましょうよ」。そう言って誘惑する。「いま、何時だい(なんどきだい)?」(落語に時そばと言うものがあり、そのセリフです)。
「明け方の4時でやんす」。「そんな時間に食べたら、太っちゃうよ。今夜は、アタシはダンナさんとデートなの」。
「美味しいですから、だまされたと思って、おひとつ、どうぞ」。「そこまで勧めるなら、食べますよ」。
「ね、おいしいでしょ」。「おいしいね。ナナシーには、だまされてみるもんだね」。
今回は、長くなりましたが、「おあともよろしいようで」(落語家が高座から下りる時に言うセリフ。次の出演者の用意ができたようでの意味)。
おしまい。
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