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Color MultiWriter 4C150[PR-L4C150]

プリンター買いました。

【PR-L4C150】パッケージ(外箱)
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

NEC『カラーマルチライタ 4C150[PR-L4C150]』

NECのA4カラーLEDプリンター。
LEDプリンターは、いわばレーザー機の後継のようなカテゴリです。

これまで使用していたもの(DocuPrint C2110)が、15年選手ということを喜んでいたのも束の間。
フューザーユニットの紙押さえ(推定)が疲労で捻じ切れてしまったため、買い換えと相成りました

レーザー系プリンタとしては、これまでCanon(LBP-2710)→富士ゼロックスと来ていたので、今回はNECをチョイス。
あまり冒険はしないタチですが、最低限担保されている上でなら、いろいろ使ってみたいと思う心もあります。

複数の意味で、かつて精力的に活動していたころに比べると、プリンターの使用頻度は低下の一途。
それでも、いわゆるページプリンターには、一度足を踏み入れたら抜け出せない魅力があるのです。

【PR-L4C150】パッケージ内容
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

パッケージ内容は、こんな感じ。
昨今の風潮の例に漏れず、最低限に近いシンプルさになっています。

NEC カラーマルチライタ 4C150[PR-L4C150]』
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

本体の全体を正面から見ると、こんな感じ。
オレンジのテープは、搬送時の固定用のアレです。

まず第一に、前面(に向けて)排紙なのがいいですね。
机の上に置いているので、印刷終了時に座ったまま取り出すことができます。

まあ、後方に向けて排紙する機構も、それはそれで理に適ってはいるのですが。
設置が壁際の場合で、トラブルが発生したときにことを考えると……(後述)。

操作パネルや表示部も、洗練された感じで、余分なものは少ないです。
そんな中で、WPSだけで1ボタン使っていることだけは、なかなか奇妙でもありますが。

そして、下側にあるのが据え付けの給紙トレイ。
A4までの用紙を、250枚までセットしておくことが可能です。

コンパクトにするためというのはわかるのですが、ここはもっと多くてもよかったと思います。
通常、印刷用紙を買うと1冊500枚であることがほとんどなので……。

【PR-L4C150】向かって右側面
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

続いて、向かって右側面。
カバーを開くと、4色のトナーがお出迎えです。

今回の機種、初期搭載トナーでの印刷枚数もウリになっているようです。
このプリンターは、現状既に、トナーを買い揃えると本体より高額になるのでこれはありがたいです。

トナー節約モードも充実していますが、それではなく、純粋にそのものが多いというのは嬉しいかぎり。
ちなみに、いわゆる標準トナーの場合、ブラックが3,000枚で各カラーが2,000枚という仕様です

【PR-L4C150】背面
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

そして、背面。
カバーを開けると、定着ユニットがお目見えします。

ここは通常、光に弱いとされている部分なので、この撮影もリスキー。
例えば旧プリンタの場合、5分以上開放していると怒られます。

どういうときにここを開けるかといえば、ほとんどの場合、紙詰まりです。
詰まりやすい使い方をする場合、しょっちゅうアクセスすることになるわけです。

したがって先に触れたように、これが背面なのは、痛し痒しであるといえます。
ここにアクセスする機会が少ないことを願うばかりです。

【PR-L4C150】正面
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

左側面には通気口しかないので、一周回って再び正面。
フラップなどを、すべて展開した状態です。

ここで新しく見えてくるのが、手差しトレイ。
旧プリンタにはこれがなく、率直にいって、正気を疑うレベルの仕様でした。

今回はこれがちゃんと存在して、機能しているので、手差しでも位置ズレは起こりにくいです。
ちなみに、最大給紙容量は50枚ということになっているようです。

【DocuPrint C2110】設置状態
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

   ↓

【PR-L4C150】設置状態
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

Before→Afterがこちら。
換言するなら、使用風景です。

圧倒的に、高さがコンパクトになっていることがわかります(415.4mm→255mm)。
ただ、実をいうと、幅はごくわずかに増えているのですが(400mm→410mm)。

接続方法も多彩なプリンターなのですが、今回、僕は有線LANをチョイス。
……まあ、前のプリンターをそのまま置き換える形が、配線も変えずに済んで一番ラクです。

家族で使ったり、別の場所に設置できることを考えると、無線LAN対応が魅力的。
NFCすら使用可能なので、スマホなどから直接もやりやすいと思われます。

さて、実際に使用した感じは、クオリティは文句なくよいものです。
スピードも、大量印刷という観点では、A4プリンタとしてはまずまず高速と思われます(31ppm)。

ただ、完璧かというともちろんそうではなく、不満点もいくつかは存在します。
使用を始めたばかりですが、いまの段階で気になったのは、応答性と動作音でしょうか。

印刷しようとダイアログを開くわけですが、その際の待ち時間が、かなり気になるレベル。
待っているから長く感じるというのもあるのですが、それを軽減する工夫もないので、少々つらいです。

自動的に、ファーストプリント時間も遅くなるわけですが、そこは脚注で誤魔化している印象
まあ、これ系としては常套手段なので、今更それがどうこうという気はありませんが。

さらに、これに関しては、節電モードへの移行が早すぎるきらいがあります。
デフォルトでは低電力モードまで1分、スリープまで0分なので、もうちょっと猶予を設けてもいいかと。

動作音に関しては、音そのものが大きいというよりは、筐体と使い方の組み合わせかもしれません。
つまり、開口部が全部僕の方を向いているので、音も全部僕の方にくるわけです。

【PR-L4C150】向かって左側面
撮影:α6000(画像クリックで高解像度版表示)

ただ、コンパクトさや操作部の位置からして、机の右側に置くのは想定された使い方のはず……。
もちろん爆音ということはないので、慣れてしまえばなんてことないのかもしれませんが。

それ以外は、現状、特に文句もありません。
価格も相当リーズナブルで、クオリティもあり、現状ベストのA4カラーLEDプリンターだと思います。

ところで、説明書や機器の設定項目を見ると、節々にゼロックス感を覚えます。
業務用なので、似たような感じの方がいいのかとも思いましたが……そういうわけではなかったようです


(画像クリックで原寸大版表示)

ソフトウェアもそこはかとなく近いものを感じていましたが、道理で……。
詳細設定の中には、表のUIではオミットされている、見覚えのある設定項目があったりもしますね。
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