東方Project、MTG、電源系ゲーム、自作PC、テレビ番組などについての話題や感想すなわち日記。

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【令和7年度(2025年度)大学入学共通テスト】化学[第1問]解答・解説

去る1月19日に行われた、『令和7年度(2025年度)大学入学共通テスト』の『化学』を解いてみました。

問題や解答はネット上に公開されていますので、そちらでご確認ください。
『朝日新聞デジタル』『読売新聞オンライン』『毎日新聞デジタル』

先述のとおり解答自体は各所で公開されているので、一応、解説がメインです。

……ですが、私製の宿命として、もしかしたら誤りがあるかもしれません。
あしからずご了承下さいませ。

記事は大問ごとに分割しています。
この記事ではその1として、第1問を取り扱います。

令和7年度(2025年度)大学入学共通テスト:化学

【第1問】(必答20点)

問1[1]②(3点)

固体の結晶の問題。

p-ジクロロベンゼン(p-DCB)は分子結晶なので、①は誤り。
ダイヤモンドは共有結合の結晶なので、③は誤り。
アルミニウムは金属結晶なので、④は誤り。

酸化マグネシウムはイオン結晶である。
したがって、正解は②。

問2[2]①(3点)

気体の性質に関する問題。

分圧の法則により、Ⅰは正しい。

実在気体には体積が存在し、それだけ気体の体積が大きくなる。
よって、Ⅱは正しい。

実在気体には分子間力が働くが、温度が高ければ気体分子の運動がそれを振り切ることができる。
よって、Ⅲは正しい。

したがって、ⅠⅡⅢはすべて正しいので、正解は①。

問3[3]⑤(4点)

ヘンリーの法則に関する問題。

ヘンリーの法則から、正比例の等式を立てる。

$\begin{align}
\dfrac{{0.060\;[{\text{mol}}] + 4.0 \times {{10}^{ - 2}}\;[{\text{mol}}/{\text{L}}] \times \dfrac{{500\;[{\text{mL}}]}}{{{{10}^3}\;[{\text{mL}}/{\text{L}}]}}}}{{p\;[{\text{Pa}}]}} &= \dfrac{{4.0 \times {{10}^{ - 2}}\;[{\text{mol}}/{\text{L}}] \times \dfrac{{500\;[{\text{mL}}]}}{{{{10}^3}\;[{\text{mL}}/{\text{L}}]}}}}{{1.0 \times {{10}^5}\;[{\text{Pa}}]}} \\
p &= 4.0 \times {10^5}\;[{\text{Pa}}] \\
\end{align} $

したがって、正解は⑤。

問4[4]②(3点)

コロイドに関する問題。

分散媒と分散質がともに液体であるのは乳濁液(エマルション)であるから、②は誤り。
したがって、正解は②。

問5a[5]①(3点)

海水から食塩を得る問題。

図2(水の蒸気圧曲線)から塩化ナトリウム水溶液の蒸気圧を見積もる。
沸点上昇度を考慮しすると、用いる温度は $90 - 8 = 82\;[^\circ {\text{C}}]$。

【令和7年度(2025年度)大学入学共通テスト】化学・第1問・問5a

したがって、正解は①。

問5b[6]①(4点)

海水から淡水を得る問題。

${\text{NaCl}} \to {\text{N}}{{\text{a}}^ + } + {\text{C}}{{\text{l}}^ - }$

浸透圧から、体積を求める。
その際、塩化ナトリウムの完全電離に注意する。

$\begin{align}
3.1 \times {10^6} - 1.0 \times {10^5}\;[{\text{Pa}}] &= 2 \times \dfrac{{0.50\;[{\text{mol}}/{\text{L}}] \times 10\;[{\text{L}}]}}{{10 - V\;[{\text{L}}]}} \times 8.3 \times {10^3}\;[{\text{Pa}} \cdot {\text{L}}/\left( {{\text{mol}} \cdot {\text{K}}} \right)] \times \left( {27 + 273} \right)\;[{\text{K}}] \\
V &= 1.7\;[{\text{L}}] \\
\end{align} $

したがって、正解は①。&nbsp
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2025/01/23 12:00|センター化学・共通テスト化学TB:0CM:0

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX

第49話の感想の付録。
冒頭、次回予告、動物写真、次回作告知などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-01

キュアワンダフル。
この屈託のない笑顔こそ、いくつかの意味で、今作の主人公足る本質です。

場面としては、最後の『エターナルキズナシャワー』に繋がるシーン。
ここでの「一緒に、わんだふるになろっ!」にこそ、1年間積み重ねたすべてが詰まっています。

この『エターナルキズナシャワー』は特別版で、ニコさまが最初から人間態であり、各キャラそれぞれにも追加のカットがあります。
そこでのプリキュアたち、特にワンダフルも、それに負けず劣らず最高の表情をしています。

今作、明らかになったのは、結局のところスバルが復讐と自責に囚われている話でした。
それを寛解できるとすれば、それを包み込む優しさと笑顔しかないのでしょう。

それについてはもう最初から一貫していて、技もない時代からガルガルを浄化していたわけです(第1話)

信念で『動物を救う』というフレンディと、自然体で『みんななかよく』というワンダフル。
どちらも根底として優しさがあり、それで浄化がなされるのですが、個性が出ていてよかったと思います。

さて、それで救われたスバルは、これからどうなるのでしょうか。
既に死んだ身であり、復活などはあり得なませんが、今際の際に何を見るのか……。

そしてガオウは、本編感想でも少し書きましたが、いままで何をしていたのか。
霊魂となり石化し、怪人となって現れたトラメやザクロと、いったい何が違ったのでしょうか。

そもそも、死んだ狼たちとスバルの魂を石にしたのは誰なのか。
まあ、このあたりは可能性としてはニコさまですが、そのあたりも語られるのでしょうか。

その石を集め、ガオウの牙(推定)を御神体とし、『遠吠神社』を建立した人々の想いとは。
ぼかすと思っていたのですが、今回猟師がスバルを狙った描写があったので、そのあたりも気になりますね。

ラスボスとしてのスバルや、その経緯には、やはり人間の業のようなものが際立っていたと思います。
それらは『デリシャスパーティ』のゴーダッツと同じ、あるいは別のもので、如何ともしがたい部分であるからこそ、プリキュアの浄化を必要とするのでしょう。

それらをすべて含め、泣いても笑っても、次回が最終回です。
どのような着地をし、どのようなエピローグが語られ、どう締めるのか……目が離せませんね。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【前提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-03

今回も、前提供は本編内に組み込まれているパターンでした。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-04

次回は第50話(最終回)「ず~っとわんだふる!」。
ベタといえば間違いなくそうですが、今作にとっては、最高のラストサブタイでしょう。

ある意味予想どおりですが、予告ではスバルとガオウのカットはほんのわずか。

まあ、それも大事なことですが、それは最後に一押し、きっちり終わらせられればそれでいいですし。
ここまで1年間見続けてきた、各キャラそれぞれの現在と未来は、ここにおいてもっと大事ですからね。

ふた組の主従関係、特にこむぎといろはに関して、どのような結末を迎えるのでしょうか。
いろはが主役の物語であれば、いくらか典型的なものが思い浮かびますが、こむぎが主役だと……?

今作が始まってからずっと、そこの部分がどうなるか、本当にワクワクとドキドキしながら待っています。
完全にハッピーなのか、若干のビター要素が加わるのか、それともまったく想像できないようなものなのか。

映画などの客演に関しては、本編終了からエピローグまでに多少余裕を持たせれば、なんとでもなります。
もう本当に、余計なことは一切気にせず作話できるはずで、どういうものを見せてくれるか楽しみです。

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-05

【後提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-06

今回も、後提供は番組内に組み込まれているパターンでした。

【新番組告知】

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話:APPENDIX-07

ラストは今回も、新番組『キミとアイドルプリキュア♪』の告知。
あれよあれよという間に、もう再来週には始まるという事実……!

現行作のフィナーレを飾り、今年に限っては『MIRAI DAYS』もある中でのスタートとなります。
それがどのように影響するのか、それともしないのか……これは未知数ですね。
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2025/01/20 01:00|TV・CD・本TB:0CM:4

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」

ついに決戦! そして決着!
その行き着く先、スバルは……?

さて本編。

ダイヤモンドユニコーンの力を使い、人間社会を樹海に沈めたスバル。
ガオウの森を取り戻し(実際は取り戻してはいない)、次に狙うのは……。

「もうすぐだ。お前が暮らしていた森を取り戻し、邪魔するものたちは深いに眠りについた……」
「ガオウ……いまこそ、俺たちの望みを叶えよう!」

一方、スバルの目論見に反し、目を覚ますこむぎ。

こむぎを起こしたのは、狼の遠吠え。
はたしてそれは、スバルの勝ち鬨か、ガオウの魂か……。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」01

「いろは! いろは! 起きてワン!」

眠りにつくいろはを、必死に起こすこむぎ。
その想いがワンダフルパクトと共鳴し、いろはは目を覚まします。

喜びも束の間、変わり果てた周囲から現状を理解するいろは。
そして、こむぎは眠ったままのまゆとユキも、同じように起こします。

「アニマルタウンが! まゆちゃん! ユキちゃん!」
「まゆ! ユキ! ワンワン、ワンワン!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」02

プリキュアたちが目を覚ます一方、スバルはさらに計画を進めます。
鏡石の前に立ち、ニコさまから奪った力も使い、大いなる願いを唱えます。

「ダイヤモンドユニコーンの力と、鏡石の力が合わされば……」
「鏡石よ! 我が望みを叶えよ! ガオウを蘇らせろ!」

これが、スバルの目的だったわけですね。
これでようやく、個人的に最大の謎であった、どうしてスバルがニコガーデンを襲ったのかが判明しました。

以前も語りましたが、人間に復讐ということであれば、ニコガーデンは完全に無関係なのですよね。
幻獣や絶滅種を含めたすべての動物が存在するものの、人間だけはいない世界ですし。

叶えたい願いがあり、そのために大いなる力が必要で、そのために侵攻したのです。
蓋を開けてみればシンプルな願いであり、手段ですが、それだけにまっすぐともいえます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」03

鏡石はスバルの姿を映し、大きなチウからの奔流も見せ、願いは叶うかに見えましたが……。
そうはいかず、鏡石は光るのをやめてしまいます。

この作品をここまで見てきた視聴者なら、この段階で何が起きたか(何が起きなかったか)がわかるはず。
しかし、それがわからないスバルは、狼狽え、混乱します。

「グッ……なぜだ……なぜ願いが叶わない!」
「あなたの願いは、叶わぬものなのです」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」04

「なぜだ……オレの願いは、ただひとつ! ガオウを蘇らせること! ただそれだけだ!」
「そのためなら、どんなことでもする。ダイヤモンドユニコーン……お前は、生き物の頂点に立つ存在なのだろう?」
「お前の力と、鏡石の力が合わされば……」

「これまでも、幾度もお伝えしましたが……一度終えた命を蘇らせることは、できないのです」
「鏡石にも、わたくしにも!」

ニコさまでも、それができないであろうことは、既に示唆されていました(第44話)。
『生き物の頂点』とまで讃えられる存在でも、死んだ命には触れられないのでしょう。

「スバル、あなたの時間にも限りがあります。そのニコダイヤの輝きが失われれば……」
「オレはどうなってもいい! 願いが……願いが叶わないというのなら……」

ここまでの凶行に及んだスバルさえ、心配するニコさま。
そのあたりは、今作のプリキュア側に共通して備わる優しさでもあります。

しかし、その想いはスバルには届かず。
願いが叶えられないとわかると、自棄を起こしたのか、ニコダイヤで鏡石を破壊します。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」05

「ガオウが蘇らないというのなら、オレがガオウの無念を晴らすまで! 人間たちに、報いを!」

巨大化したニコダイヤを、自らの心臓に突き立てるスバル。
怨嗟に囚われ、完全に狂乱状態です。

完全に歪んではいるものの、これも動物を想う強い気持ちではあります。
復讐を代行するという願いが叶う形となったのか、スバルは巨大な、狼の(仮面の)怪物へと変貌を遂げます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」06

「人間の世界よ、滅べ! ガオーーン!」
「スバル……」「悲しい遠吠え……」
「そんなにガルガルしちゃ、ダメだよ!」

そして、プリキュアも変身。
最後の戦いが、始まります。

「スバル!」「スバルやめて!」
「こんなの、わんだふるじゃないよ!」

スワンの力で空を飛び、スバルに近づき、説得を試みます。
しかし、現状のスバルでは、まったく聞く耳を持ちません。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」07

「スバル! こむぎに聞いたよ! あなたに優しくしてもらったって。あなたは、動物に好かれる優しい人だって!」
「優しさでは何もできない! 友を救うことさえ!」

「でも、友達のためでも、ニコガーデンやアニマルタウンのみんなを苦しめちゃダメだよ!」
「黙れ!」

激昂したスバルの攻撃が、フレンディを襲います。
そこに割って入り、バリアで防ごうとするワンダフルですが……。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」08

このバリアが破られること自体は珍しくもないのですが、破壊され貫通して、撃墜されるワンダフル。
やはり、このスバルは様々な力を取り込み、さらに怒りで我を忘れ、強力なのでしょう。

地面に叩きつけられ、変身も解け、満身創痍……あるいは死んでもおかしくない状態。
そんなこむぎを抱きかかえ、大泣きしながら呼び続けるフレンディ。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」09

「こむぎ! 目を開けて! 目を開けて! こむぎ!」

この事態に、リリアンとニャミーも駆けつけ、ふたりを見守ります。
そして、もうひとり……スバルも、この事態に強くショックを受けている様子。

動物が人間を庇い、命を落とすということが、スバルのトラウマ(すべての始まり)でもあった様子。
頭を抱え、泣き叫び、悶え、苦しみます。

「あのときと同じ……スバルは、あたしたち狼を守るために、行動を共にしていた」
「でも、ガオウさまはそんなスバルを守るために、命を落としてしまったんだ……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」10

スバルから発生した触手のようなものが、周囲を巻き込みつつもスバル自身を縛り、傷付けます。
文字どおり自縄自縛の自傷行為であり、それで敵自身が苦しむのは、今作の集大成ともいえます。

そんな中、こむぎは静かな世界で輝く石(鏡石)を見上げていました。
そこに、狼の遠吠えが聞こえてきます。

『鏡石、光ってるワン……』
『ワオォーン!』
『ワオーン? ワオーン!』
『ワオォーン!』
『やっぱり! スバルの声と違うと思ったワン!』

振り返るとそこには、大きな狼。
ぼんやりしているので、霊的な存在なのでしょう……というか、まさにここが生死の狭間なのでしょうね。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」11

『私、犬飼こむぎワン! ワオーンは誰ワン?』
『グルルル……』
『そっか、そうだったんだ! ワンワンワン! こむぎも、会えて嬉しい!』

犬流の挨拶を交わすふたり。
まあ、あえていうまでもなく、この狼はガオウの魂でしょう。

『ウゥー! ウゥウゥー!』
『いいよ、こむぎもそうしたいって思ってたし。任せてワン!』
『ワオォーン!』
『ワオーン!』
『ワオォーン!』
『ワオーン!』

会話を終え、目を覚ますこむぎ。
まさに死ぬかと思ったフレンディは、こむぎの帰還に泣いて喜びます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」12

「こむぎ! よかった!」
「いろはー!」
「もう目覚めないかと……」
「こむぎはいろはとずーっと一緒だワン!」

「こむぎは、いろはと一緒にいたくて、だからプリキュアになったんだよ」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」13

そう言って、プリキュアになるこむぎ。
まさに、第1話でのこむぎの想いですね。

「スバルに伝えたいことがあるんだ。フレンディ、一緒に来てくれる?」
「もちろん。私も、ワンダフルと一緒に走るために、プリキュアになったんだから!」

ワンダフルの差し出した手を、しっかりと掴むフレンディ。
これも、まさに第2話でのいろはの想いそのものです。

そうして、ワンダフルとフレンディが戦列に復帰。
周りを破壊しながらも、自ら苦しむスバルを見て、その決意を新たにします。

「泣いてる……スバル……ギューッとしてあげなきゃ! スバルを助けよう! 力を貸して!」
「うん!」

これこそまさに今作の原点。
最後までずっとそれに忠実で、本当にいい作品だと思います。

「オレは……オレは、ガオウを守れなかった! それだけじゃない!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」14

ガオウを守るどころか、逆に庇われ、死なせてしまったこと。
スバルはもうほとんどこのことを繰り返すだけになっているのですが、それだけに生々しさが強調されます。

また、ガオウが庇ったということは、猟師はスバルを狙ったということでもあります。
そこまでの存在になっていたからこそ、狼たちもスバルにここまで(前回まで)付き合ってくれたのでしょう。

「オレのせいで……。人間を許せない! でも、本当に許せないのは……オレだ!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」15

嘆き叫び、自らの攻撃で自らを傷つけるスバル。

「スバルは、ニコダイヤの力を集めすぎました。このままでは彼は……」
「スバル! 誰もあんたを恨んでなんかないよ! トラメも、あたしも、ガオウさまだって!」

スバルの力の奔流は凄まじく、ザクロの声は届かず、プリキュアも近づくことすらできません。
ギューッとしてあげようにも、これでは万事休すです。

それを、地上から見ていることしかできない悟くんたち。
いつものことではありますが、事ここに至って、やるせなさが募ります。

「みんな……見ていることしかできないなんて……ボクにできることがあれば……」

それは、もの言わぬ大福も同じ気持ちだったのでしょう。
しかし、その足もとには、大福の姿を映す大きな石のかけらが……。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」16

「鏡石に姿が映ると願いが叶う。オレの願いは決まってる。お前と出会った、あの日から」
「大福……」

大福が人間の姿(CV=中村悠一)に。
そして、悟くんに手を差し伸べ、問います。

「悟、お前の願いは何だ?」
「僕の願いも決まってる。いろはちゃんたちの……プリキュアの力になりたい!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」17

悟くんが大福の手を取ると、変身。
これは、映画で見せたのと同じフォームですね。

先人と違い、理解した上でプリキュアの力になりたいという願いによる変身。
したがって、イメージしたとおりの、文字どおりプリキュアに並び立てる存在になったのでしょう。

そしてふたりで空を駆け、スバルの攻撃も利用し、接近。
そこでふたり力を合わせ、ウサギ型のエネルギー(おそらくバリアの応用)で障壁に穴を空けます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」18

「さあ、みんな行って!」
「ここは任せろ!」
「進メェー! 皆さーん!」

このふたりの活躍が、こういうピンポイントで替えの効かないタイプで非常に嬉しかったです。
最終決戦なので何かしら見せ場はあるとは思っていましたが、これは大満足。

そんなふたりのおかげで、内部に侵入できたプリキュアたち。
スバルを見つけ、駆け寄ろうとしますが……防衛機構なのか、攻撃が行く手を阻みます。

「ふたりはスバルを!」「うん」

ニャミーが、ワンダフルとフレンディを先に行かせます。
しかし、それでも、攻撃の手数はまだ十分。

「大丈夫!」
「こむぎ! わんだふるごー!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」19

リリアンとフレンディも、ワンダフルを先に行かせます。
『わんだふるごー!』といえば、とっておきのスタートの合図(第22話)であり、まさに最適な指示といえます。

かくして、スバルに辿り着いたワンダフル。
鼻先にしがみついて、ついに言葉を伝える機会を得ます。

「あのね、スバル。ガオウはスバルのこと、全然怒ってないよ」
「なに? でたらめを言うな!」

ワンダフルを振り払い、食べてしまうスバル。
しかし、ワンダフルは口の中でも頑張ります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」20

「でたらめじゃないよ! さっき、ガオウに会ったし!」
「ウソだ……ガオウはいない……オレが何度呼びかけても、応えなかった!」
「スバル! スバルはガオウとお喋りしたいんだね! わかるよ! 私も、いろはとお喋りしたかったから!」

「プリキュアになって、話せるようになって、ケンカしちゃうこともあったけど」
「気持ちを伝え合って……すごくわんだふるになったよ。だから私、スバルにガオウの気持ちを伝えに来たんだ」

いつの間にか、素直にワンダフルの言葉に耳を貸しているスバル。
怨嗟で黒く塗りつぶされていても、ガオウへの想いはそれを凌駕するのでしょう。

「スバルとガオウはなかよしなんだよね。一緒にいると楽しくて……大切だから、守りたい」
「ガオウはスバルがだーい好きなんだよ! だから、スバルが苦しんでると、ガオウも苦しいんだって」

それを聞くと、再び悶え始めるスバル。
ガオウの想いを理解したからか、プリキュアへの攻撃は消滅し、ただスバルが苦しむのみに。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」21

「スバル! あなたの気持ちを……あなたの声を聞かせて」
「大丈夫、あなたはひとりじゃない。怖くないよ」
「そう。みんなが、あなたを気にしてるわ。ひとりで苦しまないで」

優しい声を掛けるプリキュアたち。
ここのセリフが、変身口上のアレンジなのが、またいいですね。

スバルから涙が溢れ、閉じこもっていた殻が砕け散ります。

「様々な生き物が集まれば、ぶつかり合って争いが起こってしまう」
「でも、相手を想う優しい気持ちが集まれば、怒りや憎しみを和らげ、争いを止める力となる」

人間態へと変身を遂げるニコさま。
もうこの段階で、スバルの呪いはほとんど解け、力の根源(ニコニコ)も回復してきているのでしょう。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」22

「なぜだ? オレは罪なき動物たちを苦しめ、お前たちを傷つけたのに……」

ここで、スバルが巻き込んだ動物たちのことにちゃんと言及しているのはいいですね。
この部分に関しては、どういう理由があっても、スバルの罪に違いはないわけですし。

「ワオーンって聞こえたら、ワオーンって返事したいし。スバルが泣いてたら、ギューッてしたいの!」
「一緒に、わんだふるになろっ!」

その答えは、非常にワンダフルらしいもの。
そして、最後は全員での『プリキュア・エターナルキズナシャワー』!

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」23
(画像クリックで高解像度版表示)

全員にそれぞれワンカット足される特別版!
かくして、スバルは浄化され……。

「温かい……ガオウ……もう一度、お前に会いたかった……」
『ワオォーン!』

スバルが目を覚ますと、そこはまだ樹海に飲まれた町の中。
大きく砕けた、しかし色鮮やかな鏡石の前。

目の前には、あれほど会いたがっていたガオウが。

【わんだふるぷりきゅあ!】第49話「あなたの声」24

これは、死に際してニコさまや鏡石が叶えた願いでしょうか。
ふたりは、最期にどのような会話を交わすのか……。

トラメやザクロ違い、ガオウが最後まで、霊魂としてもスバルの側にいなかったのはなぜか。
そのあたりが、次回に間接的にでもわかるように語られると嬉しいですね。
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2025/01/19 12:53|TV・CD・本TB:0CM:2

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX

第48話の感想の付録。
冒頭、次回予告、動物写真、次回作告知などについてです。

【今回の1枚】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-01

キュアフレンディ。
その信念が、岩をも通した、その瞬間です。

本編感想でもリンクにしましたが、実際、初対面で本当に言っている(第29話)のですよね。
今回急に喜びだしただけなら頭のおかしな子なのですが、最初からずっとその一念だったわけです。

話数にして20話越しに、最初は拒絶されていた狼の一族となかよくなれたわけです。
これはもう、フレンディ(いろは)にとって、本懐を遂げたといって差し支えない偉業です。

そして今回、フレンディとワンダフルのセリフというか解釈に、重要なポイントがありました。
結局のところ、スバルもガオウを思うがゆえの凶行であるということです。

いくら恨みつらみが激しくても、死んだ人間が蘇るというのは並大抵のことではないはず。
しかしこの地には、人と動物が思い合うことで、奇跡を起こす装置がありました……つまり、鏡石です。

スバルが蘇ったのは、鏡石……つまりニコさまの力が働いたとみてよさそうだと思います。
そう思うと、この物語は、ニコさまの力を浴びたり使ったり奪ったり奪われたりという話になりそう。

また、こちらも本編感想の方でチラッとだけ触れましたが、ニコさまとスバルの関係性ですね。
間接的には多大に影響を及ぼされているわけですが、直接的にはまだ不明な点も多いように思います。

そもそも、ことの発端である、ニコガーデンへの襲撃。
人間憎しで動いているはずのスバルが、人間だけは存在しないニコガーデンに何の用だったのか……。

初めからニコさまの力が目的とは考えにくいというか、そんな打算的な存在ではないはず。
それを唆したもの(あるいはスバルの負の力そのもの)が存在するのか、はたして……。

もう残り話数も少なくなってきました。

まだ明かされていない謎は、存在するなら、きっと次回にはすべて開示されることでしょう。
次々回はもう完全解決とエピローグと思われるので、何かを考えるなら、いましかありません。

【冒頭】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-02

今回も、冒頭の挨拶などはありませんでした。

【前提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-03

今回も、前提供は本編内に組み込まれているパターンでした。
おそらく、もう、提供バックのイラストを見る機会は……。

【次回予告】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-04

次回は第47話「あなたの声」。
フレンディのセリフとしてあまりにも有名なフレーズですが、はたして、それを発するのは誰か。

町が植物に覆われ、予告ではいろはたちもそれに絡め取られ、もはや全滅の一歩手前。
敵も味方も悲壮感に包まれかねない状況ですが、そこはきっと、主人公たるこむぎの出番でしょう。

予告のセリフが、もう完全にまとめに入っていて、否が応にも終わりを予感させます。
まだ最終回ではありませんが、こむぎがこの1年間に積み上げたものを、存分に発揮してほしいですね。

映像で気になるのは、スバルがを握り潰したと思われる場面。
これが意味するところは、両極端のどちらかだと思われるので、非常に気になるところです。

そして、その中から出てきた針状結晶の正体も、とても興味深いです。
予告の上でですが、その直後に巨大化しているようなので、なんとかすべきものなのかもしれません。

そしてラスト付近、鏡のように反射する手ごろな大きさの石に、大福が映っているのも意味深。
もう最後の最後です……はたして、やるのか、やらないのか?

【あなたのおうちのわんだふる】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-05

【後提供】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-06

今回も、後提供は番組内に組み込まれているパターンでした。
こちらも前提供と同様、もう提供バックのイラストを見ることもなさそうですね……。

【新番組告知】

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話:APPENDIX-07

ラストは、前回から、新番組『キミとアイドルプリキュア♪』の告知。
もう来月からと思うと、月日の経つのは早いものです。

前々から情報は小出しだったりリークされていたりしましたが、モチーフはアイドルのようです。
過去、近いところでは『ハピネスチャージ』がありましたが、次回作は、真っ正面から取り扱いそうですね。

個人的に『キミと』が『You and I』にかかっているのが、ベタながら気に入っているところ。
プリキュアでは『You』と『I』は『友愛』に掛けることが多かったと思うのですが、次はどうなるでしょうか。

主役が『キュアアイドル』というあまりにダイレクトなネーミングなのも、結構気になるポイント。
作品タイトル、モチーフ、主役プリキュアがすべて統一されるのは珍しいのではないでしょうか。

まあ、このあたりは、『ひろがるスカイ』から流れが変わったとすれば、そうでもないかもしれませんが。
それ以前だと、おそらく『スター☆トゥインクル』のスターくらいしかなかったはず……。

モチーフの『アイドル』をどう料理してくれるか、いまから楽しみです。
好みの題材ですし、言葉を深掘りするといろいろ出てくる要素もありますし、どうなるでしょうね。
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2025/01/13 11:02|TV・CD・本TB:0CM:7

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」

いよいよ、ガオウが本格侵攻!
そして明かされる、ガオウの正体とは……?

さて本編。

ザクロをいったん説得し、ついに敵の首魁、ガオウがお目見え。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」01

1体でも手強かったオオカミのガオガオーンを多数連れており、それだけでも厄介そうです。

「ガオウさま! 申し訳ありません。ご命令を果たせず……」
「ザクロ、すまない。つらい思いをさせた……あとは、オレがやる」

そのガオウに、先んじて跪き、失態を詫びるザクロ。
しかしガオウはそれを責めるでもなく、ただひと言、詫びるのみ。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」02

これはこれで、ザクロもつらいでしょう。
今回の敵組織、もはやずっとつらい状態の人しかいない感じですね。

「時は満ちた。仲間たちよ、人間に報いを!」
「ガオガオーン!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」03

ガオウの号令で、町に突撃するガオガオーンたち。
それに浮き足立つ面々ですが、そこはニコさまがきっちり締めます。

「アニマルタウンが!」
「みんなはガオガオーンを。ここはわたくしに任せて」

戦力的にも、数的にも、特性的にも、妥当な分配でしょう。
やはりニコさまは、ここぞというときに決めてくれるお方です。

そんなこんなで、町で破壊のかぎりを尽くすガオガオーンには、変身したプリキュアが相手です。
狼は群れで狩りをする動物なので、複数いる今回はの強さは、前回の比ではありません。

その一方で、手筈通り、ガオウの相手はニコさまが務めます。

「わたくしが何を言ったところで、あなたは止まらない……狼が絶滅した過去を、変えることはできません」
「怒りを忘れることなどできないでしょう。それでも……見てください」
「この街の人々を……そして……プリキュアたちを……あなたが知っている人間たちとは違うと、わかるはずです」

「フン……何を見たところで、変わらない……我らは人間の世界を破壊する……人間たちが、狼にしたように!」

語りかけるニコさまですが、ガオウは聞く耳を持ちません。
このふたりの因縁の、もっと詳しいところは、視聴者としてももっと知りたいところではあるのですが。

そして、ガオウの強力なビームがニコさまを襲います。
ニコさまはダイヤのシールドを張り、それを受け止めます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」04

ニコさまもだいぶ強いはずなのですが、表情は苦しそう。
ガオウの怒り憎しみという力に、奪われたニコさまの力の一部が加わっているからでしょうか。

それでも拮抗しているところに、逃げ遅れた猫が。
その猫はメエメエが救出しますが、今度は戦いの余波で、メエメエごとピンチに。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」05

それは咄嗟にニコさまが救いますが、その一瞬が命取り。
シールドは砕かれ、ニコさまは吹き飛ばされてしまいます。

「ダイヤモンドユニコーン……その力、もらい受ける!」

そして倒れたニコさまから、パワーを吸収するガオウ。
プリキュアたちもガオガオーンの群れに劣勢に立たされ、全員がピンチです。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」06

「クッ……おやめなさい!」
「グッ! ウゥ……ウゥ……」

ニコさまもやられっぱなしではなく、起死回生の反撃がガオウに命中。
それにより力を使い果たしますが、その代わりに、ガオウの仮面が砕け散ります。

仮面が割れ、マスク剥がれたその下から覗く素顔は……。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」07

「えっ?」「ガオウの顔が……」
「狼じゃ……」「ない……人間?」
「あなたは……スバル……」

ガオウの正体は狼のガオウではなく、人間、スバルでした。
これまでも、ガオウが喋っても口が動いていなかったのは、それがマスクである伏線だったようです。

アニマル神社で見つかった日記(第41話)、あれを書いた人が……スバル」
「でも、それってすごく昔の人のはずじゃ……」
「それに、なぜ狼の姿をしているの?」

その疑問には、本人が答えます。
どうやら間違いなく、このスバルはスバル本人で間違いなさそうです。

「オレは、狼たちと共に生きるつもりだった。だが、それは叶わなかった……賢く、誇り高く、仲間想いな狼たち」
「しかし……そんな狼たちを人間は忌み嫌い、住みかを奪い、ガオウの命までも……」

「オレは怒りを抱えたまま、長いときを眠っていた。だが……目覚めてしまった」
「そのとき、声が聞こえたんだ。のうのうと栄えて、生き続けている人間たちの声が」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」08

「オレは許さない……狼たちの怒り、無念。すべてを忘れ去り生きる人間たちを!」
「ガオウに代わって、友の無念を晴らす!」

これが、スバルが復活し、ガオウとなって復讐を行っている経緯のようです。
もう完全に怨霊の類ではありますが、それだけに、その力はシンプルに強いのでしょう。

ガオウが力を解放すると、町の草木が急激に成長を始めます。
いわゆる、森に飲み込む系の能力で、ガオウの森を取り戻そうということでしょうか。

人々に関しては、植物に絡め取られた段階で意識を失う様子。
浄化できれば助かるでしょうが、そのままだと危険な状態なのでしょうね。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」09

天変地異といって相応しい状況に、ニコさまが残された力を使い、みんなをいったん退却させます。
そして、町を見晴らせる場所にワープし、現状を知ります。

「あれは……奪われた、わたくしの力……」
「どういうこと?」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」10

「新たな世界を生み出せるニコダイヤのお力で、ニコさまはニコガーデンをお作りになりました」
「じゃあ、スバルはその力で、アニマルタウンを自分たちの世界に変えようとしてるってこと?」

新たな世界で、既存の世界を飲み込もうとしているようです。
ただ、それで森を作ったとして、はたしてそれはガオウの森といえるのでしょうか……?

「この力は、たぶん、あの玉から発せられている。あれを引き離せば……」
「させないよ」

この状況でも冷静で、おそらく的確な対策を打ち出す悟くん。
しかし、そこには再びザクロが立ちはだかります。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」11

「ザクロ! どうして……街を壊したくないんじゃなかったの?」
「だとしても……それをガオウさまが……スバルが望むなら!」

そうして、犬組VSガオガオーンと猫組VSザクロにわかれます。
ザクロの鋭い蹴りを受け止め、それでも対話を試みるニャミーとリリアン。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」12

「あなた、スバルのこと知っていたわね」
「当たり前さ。惚れた相手を間違えるわけないじゃない」

「知っていてどうして? 人間は嫌いだって……」
「スバルは特別さ。スバルはガオウさまと友達だった。だからあたしたちは、仲間として群れに迎え入れた」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」13

「人間が狼を攻撃してきたときも、スバルは最後まで守ろうとしてくれた」
「そしていまもガオウさまとなり、狼たちの無念を晴らそうとしてくれているんだ」
「そんなスバルを……ひとりきりにできるわけないだろ!」

現状の構図、友の無念を晴らそうとするスバルと、そのスバルの気持ちに応えようとする狼なのですよね。
ガオウ本人がどう思い、狼たちがそれを望んでいるのかというのが、置いていかれているように思えます。

「友達だったんだ……私たちが生まれる、ずっと前から、人間と狼が友達だった……」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」14

「それって、すごいね!」
「すっごく、わんだふるだね!」

ザクロの話を聞いて、沈痛な空気が立ちこめる中、満面の笑顔で希望を見出すフレンディとワンダフル。
それでこそ、主人公の器というものです。

「スバルの怒りは、友達を思う気持ちから生まれたものだったんだ。優しい人なんだね……」
「それなら! やっぱりこの子たちに、こんなことさせちゃいけないよ!」

フレンディに気力が漲り、反撃開始です。
その手には『フレンドリータクト』が握られ、ワンダフルと共に走ります。

まず『ペンギン』を使い道路を滑走し、追ってくる狼たちを引き寄せます。
何かを始めたことに気付いたニャミーやリリアンも、それに加勢します。

「ガルガルやガオガオーンになった子たちが言ってた。心が暗くなって、苦しかったって……」
「それなら、この子たちだって苦しんでいるはず! そんなの、誰も望んでないよ!」

『ライオン』や『スワン』を使い、狼たちを一か所に集めたところで……。
『キツネ』の能力で、ワンダフルを巨大なタイヤに変身させます。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」15

一発ネタ(第21話)かと思われたタイヤを、ここでまた活用するとは……!
そのタイヤの側面に『リリアンネット』を取り付け、『ベアー』の力で横倒しにし、狼たちを一網打尽に。

しかし、狼はこれで全部ではなく、1体残っていました。
目にも留まらぬ速さで接近したその1体に、抑え込まれるフレンディ。

明らかに絶体絶命の状況ですが……それでもフレンディは穏やかに。

「大丈夫。私たちに任せて。怒って吼え続けるのも、つらいよね」
「ガオーン……クゥーン」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」16

これこそ、フレンディの本領といえるもの。
やはり、こちらが主人公なのではと思ったりもします(まだガオウが残っていますが)。

「もうガオガオしなくていいよ!」
「まったく……訳分かんないよ」

その様子を見ていたザクロには、もう戦意もなさそうです。

「何度痛い目に遭っても諦めもせず、いったい、何がしたいんだい……」
「私、言ってるよ。最初に会ったときから、ずっと……あなたたちと、友達になりたいって(第29話)」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」17

「ハァ……ダメだ……あんたたち、やっぱ嫌いになれないよ」
「くぅー、やったー!」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」18

大喜びで抱き着くワンダフルとフレンディ。
やがて……みんなで笑い合います。

その後、狼たちと浄化を願い出るザクロ。
プリキュアたちはそれに応え、『プリキュア・エターナルキズナシャワー』を使用します。

浄化され、石の卵に戻る狼たち。
しかしザクロは浄化されつつも、そのままの姿を維持しています。

「なんで、あたしだけ……」
「ここまで来たら、最後まで付き合いなさい」
「最後って……でも、スバルは、あたしじゃダメなんだ……」

「諦めないで! 好きなんでしょ」
「えぇ!?」

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」19

「惚れた相手って、さっき自分で言ってたでしょ!」
「なんだい? あんた急になんの話だい!」

猫屋敷はさぁ……というところで、ギャグっぽくはなっていますが、大事なところだと思います。
トラメと違って、完全に未練が晴れてはいない(他人に託せない)ので、まだ成仏できないというところでしょう。

「人間でも狼でも、好きってとっても素敵な気持ちだよね。それって、特別なワンダフルだよ」
「特別な……」

ここで、フレンディと悟くんがチラッと目配せをするのがいいですね。
これはザクロも無関係ではない(第36話)ので、それで通じるものもあるでしょう。

「たとえ人間の世界を壊しても、仲間が戻るわけじゃない。こんなこと、望んでやるようなヤツじゃないんだ」
「助けよう、一緒に!」「一緒に!」
「ああ!」

いい感じにまとまったところで、ここにもスバルの力の影響が及び始めます。
そして、やがて……町は、森に飲み込まれてしまいました。

【わんだふるぷりきゅあ!】第48話「ガオウの友達」20

「ガオウ……お前の森を、取り戻したぞ」

遠吠えを上げるスバル。
はたして、それを聞くものはいるのでしょうか……
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