猫専門書店「にゃんこ堂」いってきた
珍しい猫本専門店「にゃんこ堂」。とはいっても、神保町の姉川書店という普通の本屋の中に猫本棚がある構成で、いわば書店内書店なのだ。客足が途切れず、猫好きホイホイとなっている。
エッセイ・コミック・写真集、絵本・小説・専門書と、ひたすら猫・猫・猫づくしで、猫好きにはたまらない棚だろう。大型書店で限定期間で、猫本を揃えることはあっても、ここのように常設しているのは珍しい。猫本専門ネットショップ「書肆 我輩堂」にも悶絶させられるが、ここのように実際に手に取れるのも嬉しい。
たぶん、今あなたの頭に浮かんだ猫本はだいたいある。『100万回生きたねこ』『猫語の教科書』『綿の国星』あたりがピンとくるが、ありったけを貼っておくので、あなたのイチオシ猫本があるかどうか、探して愉しんでくださいませ。
『ネコを撮る』という発想がイイ
『ノラや』『綿の国星』は鉄板ですな
『ねこのオーランドー』も定番と聞く
猫と写真と随筆は相性がイイ
『100万回生きたねこ』『空飛び猫』も鉄板
キャパを捩った『ちょっとネコぼけ』、でもほのぼの
「猫は天からの贈り物」……確かに!
猫の目の表紙カバー、実は猫耳が隠されているぞ
『世界は猫のもの』……いいキャッチだ
町田康って猫エッセイ書いてたんだ
にゃんこ堂のしおりは、なくなり次第終了とのこと
『猫の教科書』は、ここで買った
プラス、「あれ?」「おや?」というような、ちょっと変化球の、でもちゃんと猫ねこした奴が並んでいる。あ、でも定番中の定番、『吾輩は猫である』がなかったような……私的オススメ猫本が無かったのが残念。「この猫本がイイ」として三冊挙げるなら、これ。
『ちびねこ』(大島弓子): 見る癒やし。名作『綿の国星』の番外編。もとは幼児向け絵本雑誌『おひさま』に連載されていた中から、作者が選りすぐった珠玉の構成となっている。ちびねこが小サイズになっているように見えるのは気のせい?
『ねこめ~わく』(竹本泉): 猫の世界に召喚される女子高生の話。猫がかわいい、女の子がかわいい、かわいいは正義まんまだが、相変わらず竹本泉先生なので、何も起きず、何も変わらず、とぼけてて、安眠できる変な話を愉しめる。
『猫の地球儀』(秋山瑞人): 可愛い表紙に重いテーマ(通して読むと表紙詐欺)。説明抜きで話が始まり、大加速し、ユニークかつ興味深い世界設定や実存ネタ、萌えキャラに翻弄されるうちに一気に読み終える。擬人化というより擬猫化されたSF。
この三冊は見当たらなかったので、ぜひ揃えてくださいませ>にゃんこ堂様
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コメント
「ノラや」はあっても「タマや」はなさそうですね(笑)
投稿: まち | 2013.07.03 13:19
>>まちさん
あ!確かに『タマや』は、なかったような……
投稿: Dain | 2013.07.03 23:58