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トマトケチャップ皇帝 1971年

映画
11 /24 2024
トマトケチャップ皇帝

  1971年
  監督:寺山修司

  allcinema トマトケチャップ皇帝
  IMDb Tomato Kecchappu Kôtei

記事掲載希望としてご紹介があったので、本編に残したいと思う。

1971年の寺山修司監督作品。寺山修司は、天井桟敷という劇団を立ち上げ、アングラ演劇をやっている人というイメージがある。通常の感覚ではないこれらの作品が、どのような精神状態から出てきたのか、考えさせられた。また裸の表現なども、遠慮なくされている感じがあった。

トマトケチャップ皇帝はもともと短編の方が公開されていた。子供たちが銃を持って走っている場面の写真を昔見たことがあったけど、映像として見たのはVHS版実験映像ワールドVOL7として発売されたときだった。このあたりから、オリジナル完全版という75分の長編映画という認識に変わったと思う。その後寺山の一連の作品はDVDも発売されている。

この映画で取り上げられているのは、子供たちが大人に反旗を翻し、大人を支配する側に立つということ。革命を起こして、子供の皇帝が憲法を発布したり、バッテン法典を作る。そして大人を処刑したり、懲役を与えたりする。イメージ映像がつながれているようでもあり、それも通常の感覚とは違う、狂気やエロが表現されている。情勢が変わっていく様子を少年が母にあてた手紙で表現するなどの工夫もされている。

映像の多くは白焼けしたようなものが多く。モノクロというか単色のフィルムで構成されている。そうやって映像を不鮮明にすることで、表現を過激にしているのかと思われる。したがって裸であってもはっきり見えないという部分は多々あった。

珍場面はいろいろとあるけれども、その手紙を書いた軍服の少年はタバコを吸ったりもしている。彼がパンツなしで座る場面では少し珍が見えているが、この子は成長が進んでいて大人の珍だ。しっかりと毛が生えているのが見える。

裸の少女のもとに少年の皇帝が入ってくる場面は、皇帝は裸で珍丸出し状態。このあたりをみても、裸の表現に遠慮はしてないということがよくわかる。

他にも、珍は出さないけど、銃を持った男の子が女の部屋に入ってきておっぱいをしゃぶったり、顔を股間に埋もれさせたりという場面もあった。

男の子が女装をしている場面では、さりげなくパンティを脱いで珍を出す子がいるようだ。

この映画でもっとも問題となったのが、化粧をした少年皇帝が娼婦とからむ場面だろう。皇帝は服を脱がされ、抱き着かれる。この場面はかなりの時間を割いて表現されており、当然のこと珍は丸出しだし、刺激で多少硬くなっているのもわかるようだ。そしてこの場面については、白焼けをあまりしてないので、様子がよくわかるように表現されていた。

どこまで表現できるのか、どこまでやったらダメと言われるのか、当時もおそらく議論があったことだろうと思う。今では到底考えられないけれども、当時はチャレンジされたのだろう。

この映画に登場する子がどれくらいこれらの表現に耐えられるのかということについては、一つのエピソードを紹介しよう。映画の中で裸の大人を台に乗せて卓球をする場面があるが、この場面に出演した子が途中で泣き出して撮影が続けられなかったとそうだ。

この映画を見た人が、しばしば気持ち悪くなったり、耐えられなかったりすることがあるだろう。しかし、実験映像としてとりくんだこれらの内容は、実際に起きた戦争の狂気であり、革命の狂気につながっている。ナチスの虐殺や中国の文化大革命など、同じことをしているのだということを、考えさせられる映画だ。ストーリー性が乏しく単なる裸と空想の実験映画だったという感想も持つ人もいるかもしれないけれども、寺山修司の狂気の表現はそのまま現実の人間の中にある狂気を表現したものだと言った方が、僕はしっくりくる気がする。

  https://m.ok.ru/video/2047340907209

やあ 小さな仲間たち

本・出版物
11 /23 2024
やあ 小さな仲間たち 石亀泰郎写真集

  1988年 朝日新聞社

以前、コメントに入れてくれていたのを思い出したので、記事に残しておく。

この写真集は、朝日新聞日曜版連載の写真をまとめたもの。
石亀泰郎がヨーロッパの国々やタイ、日本などを渡り歩いて子供たちの瞬間をフィルムに収めたものだ。

それぞれの写真には、どの国で撮られて、どんな場面だったのかの説明も入っている。
泣いている子、笑っている子、眠っている子、動物と遊んでいたり、ぶらんこに乗っていたり、湖の中や雪の上、子供たちの表情を生き生きと伝える写真集。

このなかでも立ちションをしている場面を後ろから撮られた写真などもあるし、おへそを出している子もいるし、裸でキスをしている子たちもいる。

一枚だけはっきり珍が見える写真があった。スイスの山の中で出会った子は川で水遊びをしていたのだろうか、素っ裸だった。

今はインターネットで世界中の情報が手に入るけれども、まだ一般に普及してない時代は、こういう写真集が重宝されたし、珍出しの子なんて普通に写真で紹介されていたと思う。

ど根性ガエル

TV番組
11 /22 2024
ど根性ガエル

  TBS系列 1972年10月7日 1974年9月28日

  allcinema ど根性ガエル  

TBS系列で1972年10月から2年間にわたって放送された人気アニメ。かえるのぴょん吉がひろしのTシャツに張り付いて平面ガエルになるというのが初回の話。それからは、ひろしとシャツに張り付いたぴょん吉を中心にドラマが進んでいく。

子供の頃アニメをリアルに見ていた記憶がある。すごく人気があって、実際にぴょん吉のイラストの入ったTシャツとかに商品としてあったことを思い出す。いいキャラクター商材になったことだろう。

今から振り返って思うと確かに中学生の設定だったよね。主人公のひろしが中学2年生、ひろしのことを先輩と呼ぶ五郎が中学1年生。ガキ大将のゴリライモは中学3年生だった。ひろしはTシャツだけれども、ゴリライモはボタンのない学生服、学生帽をかぶって下駄をはいている。昭和の懐かしい学生のイメージなんだろう。この学生帽はお風呂に入っている場面でも脱がないんだよね。

第9回 17話 おフロで決闘の巻 1972年12月2日放送  

銭湯でひろしとゴリライモの決闘の場面があった。ひろしはぴょん吉Tシャツを腰に巻いて浴室に入ってくる。湯に入ろうとしたところで、ゴリライモがひろしをはじきかえすというやりとりがあり、銭湯での決闘になっていく。ひろしとゴリライモは基本的にTシャツやタオルで前を隠していて、裸の場面も珍は見えないように表現されていた。ただし決闘を見物をする人の中に子供がいて、そこは珍が見えていた。

第73回 145話 ゴリライモが幼稚園に入るの巻 1974年3月2日放送

この回は、徹底してゴリライモを恥ずかしがらせる話だった。まずゴリライモが五郎たちがやっている幼稚園に参加させられることになる。ゴリライモがトイレに逃げたのだけれども、トイレの外にいる場面をひろしに追及される。仕方なくゴリライモは立ちションをしはじめたら、幼稚園児たちを集められ、立ちションした罰としてお尻ぺんぺんすることに。幼稚園児たちがゴリライモのズボンを強制的に脱がすという展開になった。ズボンを脱がされたゴリライモは塀を超えて墓場の方に逃げていく。ぴょん吉がクラシックパンツって言ってるけど、これはいわゆる越中ふんどしのことだね。ゴリライモは赤ふんどしをしていた。

橋の下に隠れたゴリライモ、しかし川に落とした下駄を幼稚園児が川から拾い上げようとして川に落ちてしまう。ゴリライモはふんどし一丁の姿で川に飛び込み、溺れる幼稚園児を助けるのだ。そうして幼稚園児を抱いて水から出てきたとき、後ろ姿なんだけど、ふんどしがなくなってお尻が全開だった。それでも全裸じゃないのは、学生帽だけは身に着けているからだ。お尻出しで終わらないのがこの回だ。

ゴリライモの前をみたみんなは、叫んだり顔を隠して恥ずかしがっているけど、本人はきょとんとしてまだ気が付いていない。そうして下を向いて自分の体をみて、はじめてフルチンだとわかる。気が付いたときは、もう遅いよね。幼稚園児たちは、ゴリライモの珍を指差して注目しているし、大汗をかきながらあわてて股間を隠し、川の中に後ろず去りしている。

これって、珍出しを強調したい場合の定番の表現方法だよね。みんなに珍を見せておいて、自分は気が付いていない。次に、自分で下を見て珍が丸出しだと気が付いて、あわてて股間を隠す。しかもこの回ではしっかり珍も表現されていた。中学3年生だけれども、毛も生えておらずツルツル。いいことをして、せっかくヒーローになったのに、幼稚園児の前で珍出しというオチ。徹底的に恥ずかしい姿をさらす回だったと言えるだろう。

小小飛虎隊 2013年 【再掲】 

映画
11 /20 2024
小小飛虎隊

  2013年 中国映画
  小小飞虎队
  Little Tigers
 
  監督:Xiaohong Qian


  IMDb Xiao xiao fei hu dui
  百度百科 小小飞虎队

少し前の中国映画は、子役の珍出しはそれほど問題にしなかった。2013年あたりとしてはかなり頑張ったのがこの映画だと思う。ターゲットになったのは小次郎を演じる子役孟宪堃(13才)。主役を務めるのは3人で、虎子(小叮咚13才)、大壮(赵泽文10才)、小銀(胡天阳9才)。虎子役の小叮咚は、小さいときから子役をやっているベテラン。一方で、小次郎役は、主役の3人をいじめる日本人の相撲少年だ。地元のオーディションで体の大きい子が抜擢されたのだろう。

2011年のテレビドラマが始まったとき、最年長の虎子役と小次郎役は中1にあたる。ドラマの連載が終わった後、同じ子役の顔ぶれで映画が作られたから、この映画に出演したのは二人が中2のときとなる。小次郎はドラマのときも、白昼の路上で全裸にされて放置されるという羞恥場面があったが、珍だけは必死に手で隠して決してテレビで見せなかった。しかし、最後に作られた映画では、手で隠すことも許してもらえなかった。これは日本人に対する憎悪と仕返しを強調するためだろう。

小次郎が登場するのは、主人公3人組が大道芸でお金を稼ごうとしたときだった。天下無敵などと自慢するのはどいつだと言って、小次郎は3人組に決闘を申し入れた。服を脱いで裸になり、四股を踏んで構える小次郎。このときの小次郎は越中ふんどしだった。テレビの小次郎はさらしを腰に巻いていたが、映画ではゆるゆるの越中ふんどし。これで相撲をとったら外れるに違いない。映画ではわざとそういう設定にしたのだろう。演技としては堂々を服を脱いでいるけれども、実際にはかなり恥ずかしそうな場面だと思う。

3人組は、まともに小次郎と対戦をしてかなわないとわかると、主人公大壮は小次郎のふんどしに注目した。ふんどしの紐を外してお尻を丸出しにしたのだ。取り囲む町の観衆から歓声があがった。これは映画を見ている子供たちの期待通りの展開で、笑いが漏れる場面だろう。それでも珍だけは手で押さえて、中途半端な対戦を続ける、最後は服をもっていかれ、小次郎は尻出しを笑われておわり。ここでは珍出しはおあずけになった。

2度目の対戦は、主人公3人組が日本軍に捕われたとき、小次郎が再び決闘を挑んできた。兵舎の中庭に出ると小次郎は服を脱いだ。もちろんゆるゆるの越中ふんどし姿だ。小次郎が圧倒的に強いので、力の勝負じゃかなわない。最初の対戦と同じように、大壮は小次郎のふんどしに注目している。何とかしてふんどしを外してやろうとチャレンジして、とうとう完全にふんどしを取りさることに成功した。ここでも映画を見ている子供たちは大爆笑になったに違いない。

この場面、テレビでは小次郎は最後までさらしを腰に巻いた状態だったが、映画では完全にフルチンにされてしまった。ふんどしのなくなった小次郎は、もう恥ずかしそうな態度はやめて、そのまま決闘を続行した。対戦するので手で前を隠すこともできない。カメラはお尻の側や横から撮影した映像をつないでいるようだ。そしてフルチンにされだだけでは、許されず、もっと恥ずかしい仕打ちを受けることになる。

「钻腚屎壳郎」 裸の小次郎を後ろから小銀が攻撃する方法。小銀はパチンコで虫を飛ばして、小次郎の尻の穴にぶち込んだ。小次郎は苦しんで、戦意喪失。そのあとお尻の穴から虫を取り出して捨てる。

「猴子摘桃」 裸の小次郎を後ろから大壮が攻撃する方法。文字通りだと子猿が桃をつみとるという意味だろう。ここではキンタマのことらしい。大壮は小次郎の背中側にいて、股の下から手を伸ばして、後ろからキンタマを握りあげた。そのキンタマを握る手は画面いっぱいの大写しだった。演技でなければ、上級生を裸にして珍や玉を素手で思いっきり握るなんて体験はありえないだろう。握った感触はどうだったのだろうか。

急所攻撃を受けて倒れた小次郎は、殴るけるのリンチ状態にされている。そのときは、手で股間を隠してカメラに映らないようにしていた。やっと決闘が止められて介抱されることになる。最後、兵士に服を着させられる場面のとき、小次郎の珍がはっきり画面に映っていた。テレビシリーズでも映画でも、珍だけははっきりと映さないようにしていたけれども、最後はしっかり公開してしまうんだね。体格は他の大人より大きいので、170cm以上の巨漢のはず。それでも裸にしたら、まだ毛も生えてないし、赤ちゃんみたいなかわいい珍なので、みせちゃっていいよねと判断されたのだろうか。

予告編でもこのキンタマ握りの場面が使われているし、小次郎が裸で戦っている場面も紹介されているので、映画を見に行く子供たちは珍場面があることを最初から期待して映画館に行ったことだろう。

氷点下の気温の中、みんなは防寒服を着ているのに、小次郎役の一人だけが全裸で延々と撮影された。寒さだけでなく、珍丸出しで前を隠すこともできない状況だから、相当過酷な撮影現場になっていたことになる。

  予告編 https://www.youtube.com/watch?v=PE8sz3LxDy4
   
  本編  https://www.youtube.com/watch?v=XgozeyJ2sJU

Robinson Crusoe and the Tiger 1970年

映画
11 /19 2024
Robinson Crusoe and the Tiger 1970

  IMDb Robinson Kurûsô

9月に映画ROBBYの紹介をしたけれども、そのものになったのが小説「ロビンソン・クルーソー」だ。ROBBYでは主人公は男の子で、島にいる現地の子フライデーも同じくらいの年齢の男の子だった。

実際のロビンソン・クルーソーはどうなのかと気になったので、1970年版の映画を確認してみた。ROBBYが1968年だから、同時代に作られた映画になるんだよね。

もちろん、主人公のロビンソン・クルーソーは大人だし、島の漂着してたくましく生きていく。野生の動物に襲われたりしながらも、少しずつ生活基盤のようなものを固めていくんだよね。なので、現地の男の子が登場するのは、終盤になってからだった。

この無人島には他の島から船で現地の人々がやってくる。見ていると3人の子供が連れてこられる。浜で火を起こしているけれども、順番に殺されて火で焼かれるみたい。生贄なのか食人なのかという感じだろうね。一人目の男の子が殺されたときに、小さい男の子が全速力で逃げ出した。その逃げ出した子をロビンソン・クルーソーが助け出すんだよね。この逃げ出した子は腰巻もなく、素っ裸だった。

ロビンソン・クルーソーはその子を保護して共同生活をする。この子がフライデーと名付けられる子だ。言葉を教えたり、パンツを作ってあげたりしているんだよね。なるほど、ROBBYでも自分のシャツをやぶってパンツを作ってあげていたから、同じ場面が設定されているのだなと思った。

  https://ok.ru/video/211075928324


おもいっきり探偵団 覇悪怒組

TV番組
11 /15 2024
おもいっきり探偵団 覇悪怒組

  1987年 フジテレビ系列
  
  テレビドラマデータベース おもいっきり探偵団覇悪怒組
  allcinema おもいっきり探偵団 覇悪怒組

フジテレビ系列で放送された東映不思議コメディーシリーズ第7弾。おもいっきり探偵団覇悪怒組は、1987年1月から1年間連載された。

5年3組の5人組の前に怪人魔天郎が現れて、探偵団にいろいろな挑戦をしてくるという内容。そもそも怪人魔天郎は、メンバーの1人ヒロシが作った空想の存在で、第1話で登場するのだけれども、それがそのあとの話では、実物の怪人として探偵団の前に現れることになる。

第1話 怪人魔天郎現わる! 1987年1月11日放送

5年3組に新たに着任する落合先生は最初に生徒たちのことを調べ回るような怪しい人として描かれている。最初の授業の日にこの怪しい男が実は新任の先生だと知るというような展開だった。

一方で5人組は、怪人摩天楼が登場し、児童を誘拐するという自主映画を作成した。それを学校の視聴覚授業で放送したというのだから、なかなかやんちゃなメンバーだ。放送部のヤスコが協力して、授業中にそれを流すことに成功した。しかし内容が問題になってしまうんだよね、

というのは、この自主映画、ヤスコの弟で小1のシンスケが誘拐される児童役だったのだけれども、撮影中に急におしっこをしたいと言い出した。階段のところに立つと、半ズボンから珍を出し、撮影カメラの前でおしっこをしはじめるのだ。当然、ここは爆笑する場面だ。落合先生も大笑いだったのだけれども、教頭に呼び出されることに。授業中におちんちんが映ったビデオを見せるなんて何事かと叱られている。放送をジャックしたことより、おちんちんが問題だったのか・・・と思うようね。

小学校を舞台にしたドラマは、5年生あたりがいい感じなのかな。そういえば、この10年前に放送された5年3組魔法組も、5年3組の5人組がメインで、小1の弟が出てくるなど、設定も似ている感じがした。

笑林小子 II 之新烏龍院 1994年

映画
11 /13 2024
笑林小子 II 之新烏龍院

  1994年 台湾・香港
  Shaolin Popey II: Messy Temple
  Xiao lin xiao zi II: Xin wu long yuan
  
  監督:チュー・イェンピン(朱延平)
  出演:ハオ・シャオウェン(郝劭文) シー・シャオロン(釋小龍)
 
  IMDb Xiao lin xiao zi II: Xin wu long yuan

ハオ・シャオウェンが台湾映画で活躍していたのは、1990年代。4才のときに笑林小子(旋風小子)に出演して、その演技力が高く評価された。このときに一緒に出演したのがシー・シャオロン。シー・シャオロンは本格的なカンフーをこなすアクション子役だ。一方で、ハオ・シャオウェンはコメディ子役で元気に走り回っている。こういう対照的な2人だが、シー・シャオロンは2才年上だった。

2人のデビュー作が好評だったのだろう。すぐに2作目が作られている。それが今回紹介する笑林小子 II 之新烏龍院だ。2人は小坊主の役だが、アクション子役とコメディ子役という設定は変わらない。本来、このシリーズはアイドルによる学園ものと子役のカンフーが組み合わさったような映画だけれども、子役の存在感が大きくなっていった感じがある。

この映画で、コメディ子役のハオ・シャオウェンには、面白いセリフ、変顔芸などの演技にに加えて、裸芸・尻芸・珍芸が加わることになったのだ。まず、来来キョンシーズの伝説の場面の再現をしている。すなわち「珍で魚を捕る」だ。裸で水に入ると大きな魚が珍の周りを泳いでいる映像がある。これほんとうに魚にかわいい珍を食べられるんじゃないかというような感じ。そして突然泣き出すという展開。何があったんだと思ったら、カニに珍を挟まれた姿で水から出てきた。そしてその珍の状態をアップで見せる徹底ぶり。

他にも妖怪と戦うために、おしっこを要求され、再び珍出しをすることになった。ズボンを脱がされ珍出し、ン・マンタに珍を指でツンとされ、おしっこ放出の実演。おしっこは笠に集めて、妖怪にぶっかけるのだ。カンフー映画ではあるあるだけど、童子尿が武器になるからだね。しかし、童子尿をかけるのに失敗して、もう一回おしっこをしろとズボンを脱がされたけど、珍を絞ってもおしっこがすぐにでるはずはないよね。

4才ぐらいだとドラマでちょっと珍出しというのはあるけれども、この映画ではちょっと見えるということではない、珍出しをしながらも堂々とパワフルに演技をする天才子役の姿にみんな注目したに違いない。これに対して、共演のシー・シャオロンの方は、おっぱいを飲んでエネルギーをチャージするなどの、子供っぽい表現があったのもの、珍出しは一切要求されていない。ここで役割が違うことがわかる。

今の感覚では珍出しはあまりよくないように思うかもしれないが、考えてみてほしい。おちんちんは子孫繁栄の象徴だから、昔から縁起がよいものと考えられていたはずだ。そして中華文化としてみると、太っていることは裕福の象徴だから縁起がいいと考えられている。さらに面白い演技ができるということで、ハオ・シャオウェンは見る人に幸せを感じさせる存在になったわけだ。

この映画のあとも人気子役のハオ・シャオウェンが出演する映画は年に4本・5本も作られていくことになるが、多くの映画の中で珍出しはお約束事のように行われるようになった。裸になるし、珍をアップで見せるし、おしっこも見せるし、主役級でありながら珍に関する演技ならば何でも面白くやって見せる子役となったわけだ。9才で珍出し子役から普通の子役に戻るまで、珍芸を通てで人々を幸せにしたということになる。その珍出し子役のキャラクターが固まったのが、この笑林小子 II 之新烏龍院だ。

   https://www.youtube.com/watch?v=GO8ww6_KLNA

遙かなる帰郷 1997年

映画
11 /09 2024
遙かなる帰郷

  1997年 イタリア他
  La tregua 
  The Truce
  監督:フランチェスコ・ロージ

  allcinema 遥かなる帰郷
  IMDb La tregua

原作はたイタリアのユダヤ人作家プリーモ・レーヴィの「La tregua(停戦)」。実体験をベースに作られている。

アウシュビッツ・ホロコーストに関連する映画だが、この映画が特殊なのは、アウシュビッツへの収容や虐待を描くのではなく、アウシュビッツから解放された人がどのようにして故郷に戻るのかということをテーマにした点だろう。自由を手にしたところで終わりではない、主人公はイタリアまでの旅をしなければならなかったのだ。

映画の後半(1時間31分あたり)、回想場面がある。故郷の昔のイメージだろう。お風呂に入った後だろうが、子供たちが裸で外に出てふざけている様子が描かれている。そこにいるのは男子が4人と女子が1人。動きがあるけれども、何人かの珍は確認できる。

  https://ok.ru/video/1423913192042

勝手に!カミタマン

TV番組
11 /08 2024
勝手に!カミタマン

  1985年 フジテレビ系列
  出演:岩瀬威司
  
  テレビドラマデータベース 勝手に!カミタマン
  allcinema 勝手に! カミタマン

フジテレビ系列で放送された東映不思議コメディーシリーズ第5弾。勝手に!カミタマンは、1985年4月から1年間連載された。

主人公の根本シンスケが海岸でカップラーメンの容器のようなものを拾ってもってかえると、カミタマンという三流の神様が出てくる。そしてカミタマンは根本家に居候することになる。カミタマンはシンスケをネモトマンというスーパーヒーローに変身させることができる。ネモトマンに変身したシンスケは町内の平和を守るために活躍することになるのだが、ずっこけヒーローという感じ。

シンスケは小学校5年生という設定だが、出演する岩瀬威司は放送開始当時は9才で4年生だろう。1年間を通じて少年シンスケ(ネモトマン)の成長を楽しむことができるだろう。

主人公がネモトマンに変身したときのコスチュームがピチピチだった。股間の部分が盛り上がっており、中身の形を想像してしまうような姿だったので、ちょっと恥ずかしい感じだったかもしれない。

そして1年間51回の連載中に、お風呂で珍出しした場面が2回ほど確認されている。

8話 激愛!タタリの青春 1985年5月26日

この回は、シンスケが野球から帰ってきて汗びっしょりのところ。家の中ではお父さんが貯金箱のお金を持ち出してしまうという事件があり、カミタマンはシンスケに話をしようとしたけれども、シンスケは汗を流してからにしてくれと言ってお風呂に入ってしまう。ここでお風呂の場面、シンスケはバスタオルで前面をしっかり隠している姿だった。お風呂に入ると、タタリが浴槽から飛び出してきて、あわてて風呂場から逃げるシンスケ。振り返るときに横から珍がちらりと見えていた。

25話 扇風機はひとりぼっち 1985年9月22日

この回はカミタマンとシンスケが仲よくお風呂に入る場面があった。お湯に浸かって1万回数えるている間に、木槌をモスガに使われてしまうという場面。数え終わってシンスケが先にお風呂から出てくるけれども、浴槽をまたぐときにシンスケの珍が見えていた。

8話の時はバスタオルが離れて見えてラッキーという程度だったが、25話は最初から珍を見せるために入れた場面だとわかる。浴槽から外に出るところだから、タオルなどで前を隠すことはできないし、カメラが狙って待っているところに珍が見えてくるというような撮影だった。ドラマ全体としては他の子もパンツ姿になることはあるが、主人公だけが珍出し役で、しかも2回もあるのは、なかなかだなと思う。

Krempoli - Ein Platz für wilde Kinder 1975年

TV番組
11 /07 2024
Krempoli - Ein Platz für wilde Kinder

  1975年 ドイツテレビシリーズ
  Krempoli - A Place For Wild Children (1975)
  監督:マイケル・バーホーベン

  IMDb Krempoli - Ein Platz für wilde Kinder

紹介いただいている作品なので、本編に記事を残しておく。

ドイツのテレビシリーズ。ミュンヘンには遊び場を見つけられない子供たちがいる。彼らを受け入れ冒険できる子供たちの遊び場を提供しようとしたのが、クレンペルおじさん。そこはどうやら廃棄物の回収場所らしく、その遊び場の名前がタイトルにもなったクレンポリということだ。

集まってくる子供たちは、ある程度の年齢の幅があるようで、小学生から中学生くらいだろうか。上の子は体も大きく、はっきりと声変わりもしているようだ。男子も女子も一緒にいる感じ。

4話 Das Baumhaus

4話はツリーハウスの回。子供たちはいろんなことを考えたり、行動したりするよね。伐採された木に廃材の木の板を組み合わせてツリーハウスを作ろうとしているのだろう。すると、広場の中の池では、いかだをつくって漕いでいる中学生がいる。それをみた他の子たちは、池に集まって水遊びになっていくんだよね。男子は楽しそうに服を脱いでいるところをカメラは映しているけれども、ブリーフなどもけっこう強調してみているような感じだ。

裸になった子が池のほとりに並んで順番に飛び込む場面などは正面から撮影している、これは池側からみているような感じ。背の高い子たちだけど、毛はまだ生えてない子ばかりが見えているようだ。裸ん坊たちが、いかだを奪いとるみたいな感じの遊びになっている。そのあとも、ズボンをはくところとか、シャツで珍を覆っているところとか、カメラは結構腰回りを狙ってアップで撮っている感じがするね。これは見せようという意図が感じられる場面だった。

この場面が終わっても、一人だけは服を着ないで裸のまま。その子はまた池に戻って遊んでいたりするので、結構長い時間フルチンの男子が見えているような作品だった。

テレビシリーズで、毎回こういう場面があるわけではないだろう。それでも、見せる回においては、できるだけたくさん徹底して見せちゃうという感じで撮影するんだろうね。

  https://vk.com/video-184070913_456289431

15: The Movie 2003年

映画
11 /06 2024
15: The Movie

  2003年 シンガポール映画

  監督:ロイストン・タン

  IMDb 15: The Movie

15才の若いギャングをテーマにした映画。タバコ、麻薬などの描写もあるし、ギャング同士の抗争などいろんな場面が出てくるのだけれども、15才の少年にとって、過酷で厳しいな生き様だということを、実際に近い形で表現した映画だった。出演者については、実際にそういうギャングの境遇にいる子を選んでいるそうだ。

中心となる二人の少年が共同生活をするアパートの中は、かなり退廃的。女の姿の人形をがさつに扱ったりもしている。

珍場面として紹介したいのは、中盤(59分の後半あたりから)。アパートの中で二人の少年がそれぞれの珍の長さを比べようとする場面がある。最初の方は二人は背中から撮影されており、背の高い子が先に定規で測って長さを確認していた。測るときに、ある程度珍を刺激してそれなりの大きさにしたのだろうことは、背中からの映像で想像ができる。このときは珍は見えていない。

一方で、背の低い子は別の部屋で長さを測ってきたけれども、実際に見せろを言われてそこでパンツを脱がされることになった。

カメラは背の低い子の珍を横から映している。背の高い子がその珍を手で支えて長さを測定する場面だ。当然毛が生えているのはわかるし、浮き出た血管がわかるくらい近くから珍を大写しにした場面だ。珍は大きく湾曲しており、皮も一部しか被っていない状態。背の高い子が珍の前に顔を近づけて、定規でを当てていた。

珍の長さを測るというのは、映画グローイング・アップなどでも表現されているが、あくまでやっている状況を示して誰が大きいとか言っているだけだ。実物の珍を手に持って測っているのを見せるというのは、なかなか珍しいだろう。

  https://vk.com/video-162821941_456244930

Nu テレビドラマ 2018年 【再掲】

TV番組
11 /04 2024
Nu

  2018年 フランス テレビドラマ
  Nude
  出演:サティア・ドゥソーギー(Satya Dusaugey)
      ヴィンセント・ソリニャック(Vincent Solignac)
      アラン・ブジーグ(Alain Bouzigues)

  IMDb Nu
 
ドラマに出演してもらう俳優さんたちの衣装を全裸にするとしたら、どうするか。アマゾン川を舞台にしたインディオのドラマでも衣装が全裸というものもあったけれども、いわゆる文明世界ではシャワーなどの特別な場面でしか全裸になるということはないだろう。

昏睡状態から目が覚めたら、世の中がまったく変わっていたという設定の映画としては、「28日後...」を思い出す。主人公が病院で目覚めたときに全裸だった。病院から外に出ると街から人が消えていたという話だった。このときはもちろん全裸だったけど、主人公一人が病院で治療を受けていたというだけの話だった。

今回紹介するフランスのテレビドラマも、主人公が病院の中にいて、昏睡状態から目覚める場面がある。主人公が全裸で珍が見えているのは、当然という感じかもしれない。そのあと、主人公が恐怖を感じることになる。別にゾンビが病院にいただけではない。何やら世界が全く変わってしまっていたからだ。それを説明するために目の前に現れたのは、主人公の家族(父母)と医者だ。その父母や医者が、主人公の前で躊躇なく服を脱ぎ始め、病院で素っ裸になってしまったのだから、頭がおかしくなるような衝撃だっただろう。当然、この場面正面から当然珍も丸見え。

実は昏睡していた8年間に法律が改正されて、服を着てはいけない世の中に変わったらしいのだ。危険なものを隠し持ったりできないよう、服は着てはいけなのだとか。だから警察官などは拳銃のベルトと防弾チョッキを着ているけれども、パンツははいちゃいけないので、珍をぶらぶらさせながら警官の業務にあたることになるのだ。

主人公は浦島太郎状態で、裸で暮らす世の中にはなかなか慣れないよね。当然自分が裸でいるのは恥ずかしいし、他人が裸でいるのも恥ずかしいと感じるだろう。だから、少しずつ裸の社会に適応するようリハビリをしなければならないという感じだった。

こういう設定にしたら、ドラマの登場人物は衣装をあてがう必要はないね。俳優もエキストラも街の中にいる人は、とりあえず裸で演技をしてくださいということになる。いったいどれくらいの人が登場しているのか、登場する以上は遠慮なく珍丸出しになるということだ。

主人公の前で服を脱ぐ父母と医者、このあたり、主人公以外に男性2人と女性1名が丸出しだけど、対比的で面白い。お父さん役のヴィンセント・ソリニャックは大きなお腹の持ち主だ。珍の本体は玉袋の中に埋もれていて先っちょの皮が少し見えている程度。一方、医者役のアラン・ブジーグは、登場人物の中でも最大級の珍の持ち主。大きいと言ってもがっつり皮は被っていた。主人公の珍は標準的なサイズという感じだろうか。

天の瞳 2000年

TV番組
11 /01 2024
ドラマスペシャル 天の瞳

  テレビドラマ テレビ朝日 2000年3月25日放送 
  原作:灰谷健次郎
  出演:鈴木京香、赤井英和、田中邦衛、浅田拓哉

  テレビドラマデータベース 天の瞳(1)

天衣無縫な男の子倫太郎。感受性が強く、やさしい子だけれども、学校の先生からは理解されない。落ち着きがないし、理屈をこねる問題児みたいに扱われてしまうんだよね。よく質問をするし、授業も進めにくくなる。学校の先生からしたら、扱いにくい子なんだろうね。子供同士の関係、子供と大人の関係、コミュニケーションのあり方など、人としての成長などを描こうとした作品。テレビドラマは3作品まで作られているけれども、ここで扱うのは1作目。

倫太郎訳を演じるのは、浅田拓哉7才、オーディションでひときわ存在感があったそうだ。実際に活発な少年だ。そして仲良しとなる徹を演じるのは石田直也でこちらも7才だ。

珍場面は、小学校に入学してすぐ。最初から先生とぶつかっている。身体検査の件について先生が説明をしたけれども、それにも質問を投げかける倫太郎。先生は倫太郎とのやりとりがいやな感じになっている。「シャツも脱ぐんか」の質問に対し、先生は「みんな脱ぐんです、身体検査だから裸になるんです」と言い捨ててしまう。他の子たちは、まさかパンツまで脱ぐとは思ってなかったはずだけれどもね。このやり取りの結果、全部脱ぐのだからパンツも脱ぐことになってしまった。そして全裸の大行進になってしまったのだ。

2000年当時でも、子供たちがドラマにフルチンで出るのはさほど問題ではなかったのだろう。そうなったら何人でもいいという考えで作られたのかもしれないね。

このドラマには番宣が作られており、メイキング動画などを入れて事前に放送・紹介されていた。当然のこと、番宣であったとしても遠慮なくフルチン君がたくさんテレビで映っていたので、これは絶対に本放送を見ようと思った人はたくさんいたはずだ。今ならクレームがくるかもしれないが、2000年当時はむしろ注目されることになり、視聴率アップにもつながっていたかもしれない。番宣では、本番ででてこない子供たちの様子も紹介されている。裸の撮影の日は、子供たちはざわざわした感じだ。服をそれぞれの机の上において、裸になった子供たちは、それはそれでふざけて大騒ぎしている感じだった。

映画一路

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