テレビから「おちんちん」が消える日(2)
TV番組
最近のテレビをみていて、おちんちんへの逆風がどんどん強くなっていることを感じる。今年(2008年)の12月に放送された、二つの番組を紹介しよう。
ひとつは、日本テレビの「ぐるナイ」。番組の中で、岡村さんとシングルマザーのお見合い企画があった。それぞれお母さんたちは、子供をつれて参加していた。お見合いをするにあたって、岡村さんと子供の相性が大切だということで、岡村さんと子供だけで過ごす場面があり、どのように過ごすかをルーレットで決めていた。
ルーレットで「一緒にお風呂」があたったのは、男の子二人兄弟だった。男の子たちは、お風呂があたって大喜び。裸になってお風呂に飛び込でいった。岡村さんも合流し、お風呂で大はしゃぎをしたのだ。4~6歳くらいの比較的年齢の低い兄弟だったので、裸の放送も問題ないと思われたが、今回の放送では完全修正されていた。それも、ぼかしとか、局部だけの小さなマークというのではなく、腰全体がすっぽり切り取られるくらいの大きなひよこのイラストだった。ひよこがおちんちんの象徴という意味だろうか。
お笑い芸人が勢いやネタで脱いで、局部に修正というのはテレビでもよくあることだが、それに比べても修正イラストが目立っている。子供の裸への規制に対し過剰に対応したのか、それとも修正していることをわざと強くアピールしたのかよくわからないが、従来の対応と明らかに異なる場面を見た気がした。
もうひとつの番組はフジテレビの「3男7女12人ワケあり大家族」だ。大家族スペシャルによくあるように、子供たちが裸で家の中をうろうろしたりする場面が結構あった。しかし、従来と違うというのは、やはり修正されていることだろう。修正は、豚の面のイラストだった。また番組の中で自宅出産も行われていた。お母さんの方が修正されているのはわかる。しかし新生児を持ち上げて「女の子です」とカメラに見せた場面でも、局部に白光型の修正ぼかしが入っていた。これでは女の子か男の子かわからないだろうにね。女の子だから修正したとも考えられるけど、今の規制強化の風潮からすれば、仮に男の子だったとしても修正されたに違いない。
そもそも、大家族スペシャルは、子供たちが喧嘩をしたり、お風呂に入ったり、おむつを替えたり、そうした生活感のにじみ出る構成をしていたわけで、おちんちんが少々テレビで映るのはお約束みたいなものだった。しかし、ついに大家族スペシャルにまで完全修正の規制の波が来たわけで、時代が変わったのだと実感した。
数年前の大家族スペシャルの一場面を思い出した。家族みんなで庭で芋ほりなどの土いじりをしたあと、小学生の弟が庭で汚れた服を脱いでパンツ姿になり、「お風呂に入れ」と言われていたときだ。お兄ちゃんが弟のパンツを後ろ側から引きずり下ろそうとした。弟はパンツを押さえようとしたが、お兄ちゃんの方が早くて、おちんちんが丸出し状態になる。あわてて弟はパンツを引き上げようとしたが時すでに遅く、素っ裸で「最悪や~」と叫びながら家の中に入っていった。お兄ちゃんとしては悪ふざけのつもりだろうし、当然放送されることもわかっている。それも和やかで笑いの絶えない大家族の一場面であって、お茶の間の人たちもそう見ていたに違いない。しかし、規制がかけられることで、こういう放送もできなくなるのだろうね。
ひとつは、日本テレビの「ぐるナイ」。番組の中で、岡村さんとシングルマザーのお見合い企画があった。それぞれお母さんたちは、子供をつれて参加していた。お見合いをするにあたって、岡村さんと子供の相性が大切だということで、岡村さんと子供だけで過ごす場面があり、どのように過ごすかをルーレットで決めていた。
ルーレットで「一緒にお風呂」があたったのは、男の子二人兄弟だった。男の子たちは、お風呂があたって大喜び。裸になってお風呂に飛び込でいった。岡村さんも合流し、お風呂で大はしゃぎをしたのだ。4~6歳くらいの比較的年齢の低い兄弟だったので、裸の放送も問題ないと思われたが、今回の放送では完全修正されていた。それも、ぼかしとか、局部だけの小さなマークというのではなく、腰全体がすっぽり切り取られるくらいの大きなひよこのイラストだった。ひよこがおちんちんの象徴という意味だろうか。
お笑い芸人が勢いやネタで脱いで、局部に修正というのはテレビでもよくあることだが、それに比べても修正イラストが目立っている。子供の裸への規制に対し過剰に対応したのか、それとも修正していることをわざと強くアピールしたのかよくわからないが、従来の対応と明らかに異なる場面を見た気がした。
もうひとつの番組はフジテレビの「3男7女12人ワケあり大家族」だ。大家族スペシャルによくあるように、子供たちが裸で家の中をうろうろしたりする場面が結構あった。しかし、従来と違うというのは、やはり修正されていることだろう。修正は、豚の面のイラストだった。また番組の中で自宅出産も行われていた。お母さんの方が修正されているのはわかる。しかし新生児を持ち上げて「女の子です」とカメラに見せた場面でも、局部に白光型の修正ぼかしが入っていた。これでは女の子か男の子かわからないだろうにね。女の子だから修正したとも考えられるけど、今の規制強化の風潮からすれば、仮に男の子だったとしても修正されたに違いない。
そもそも、大家族スペシャルは、子供たちが喧嘩をしたり、お風呂に入ったり、おむつを替えたり、そうした生活感のにじみ出る構成をしていたわけで、おちんちんが少々テレビで映るのはお約束みたいなものだった。しかし、ついに大家族スペシャルにまで完全修正の規制の波が来たわけで、時代が変わったのだと実感した。
数年前の大家族スペシャルの一場面を思い出した。家族みんなで庭で芋ほりなどの土いじりをしたあと、小学生の弟が庭で汚れた服を脱いでパンツ姿になり、「お風呂に入れ」と言われていたときだ。お兄ちゃんが弟のパンツを後ろ側から引きずり下ろそうとした。弟はパンツを押さえようとしたが、お兄ちゃんの方が早くて、おちんちんが丸出し状態になる。あわてて弟はパンツを引き上げようとしたが時すでに遅く、素っ裸で「最悪や~」と叫びながら家の中に入っていった。お兄ちゃんとしては悪ふざけのつもりだろうし、当然放送されることもわかっている。それも和やかで笑いの絶えない大家族の一場面であって、お茶の間の人たちもそう見ていたに違いない。しかし、規制がかけられることで、こういう放送もできなくなるのだろうね。